錦織圭、反撃が遅かった・・・パワーに押された前半が痛い(2018全仏オープン4回戦 vs. ティーム)

2018 French Open (Grand Slam)
4th Round
Dominic Thiem[7] def. Kei Nishikori[19], 6-2,6-0,5-7,6-3

パワーに押された最初の2セット

よく反撃したんですが、序盤の2セットがね・・・。
錦織が悪かったのもあるしティームも最高の出来でしたね。
パワーに押されましたね。

乾いたコートコンディションに異常なまで跳ねるティームにまったくタイミングが合わず、力をボールに伝えられていませんでした。
取られるにしてももう少し攻略の目処を立てておきたかった。

序盤で流れを作ることに成功したティームはほぼノンプレッシャーでバカスカ打ちまくってきました。
特にサーブが凄かったです。215km/h前後でありながら1st確率が途中まで8割くらいありました。
しかしそれも、錦織が調子付かせた面があったと思います。

気持ちを切り替え調子を上げた3rdセット

3rdセット以降は錦織のプレーが良くなり、ティームにもプレッシャーがかかるようになりました。
最初の2セットほどは思うようにゲームを支配できなくなりましたが、サーブだけは入れば取れるという目処があったと思われます。
最後の最後で硬さを出してミスしてくれ、セットを取ることができましたが、このサーブを攻略出来ない限り苦しい戦いが続くだろうと思われました。

最後までサーブを攻略できなかったことが響いた4thセット

4thセットに入り、錦織のストロークは良くなったのですがティームのサーブが落ちず、先にミスをしたのは錦織でした。

しかし、錦織のミスは多くはありませんでした。
4thセット6ゲーム終わって錦織のミスは僅か2本(鼻血によるカウント)。ジャストアウトの打ち込んだリターンと、異常に跳ねてきたセカンドサーブのリターンアウトだけでした。

しかし第7ゲームの最初に2本のミス。これが痛かった。とにかく痛かった。サーブが入らなかったことが痛い。ラリーになれば錦織に高確率でポイントが入るようになってきてはいたものの、ティームのサーブではポンポンとサーブあるいは3球目で決められ30−0になりますが、錦織のサーブでは最初から一進一退の攻防でミスの許されないゲームを強いられます。このプレースタイルだと1セットに1回のブレイクは許容範囲と言えます。その代わりそれ以上に相手をブレイクしたい。

結局プレッシャーがかかればかかるほど、ティームはぶんぶん振り回せば良く、最後のゲームなどもTVの画面越しに力みが思い切り伝わってきましたが(マッチポイントでドチャンボフォアを吹かした)、もうとにかくティームにとっては自分のパワーを信じるのみ、という感じでしたね。そういう点はパワープレイヤーの強みです。

総評 & どうすれば良かったか

とにかく序盤にティームのパワーに、跳ねに全く合わなかったことが全て。
メンタルが、とか言われることは分かっていますがそういうメンタルにさせられてしまったのです。
3セットでずるずる負けなかった点は良かったと思います。

今日、勝つためにはどうすれば良かったか。

私は、(伊達さんも言っていたように)ティームのボールに合わないというのを早めに認めて、ラリーを長くすることを目的に早めに切り替えて欲しかった。
ボールに慣れるためには時間が必要です。また、ボールを打つ回数が増えれば確実に慣れることは出来ます。
これにより2セット連取されるにしてももう少し目処を立てることができたと思います。

次に、フォアのストレート。ティームはバックも強力ですがフォアで多くを決められていました。特にフォアのクロス打ち合いでは負けていました。自分のバック側にオープンスペースはできますが、フォアのストレートで高い弾道で時間を稼ぎつつバックのクロスを誘って体勢を立て直す戦術があれば良かったかなと思います。
ボールが厳しすぎてなかなかそういう球は来なかったかも知れませんが。

チャンスは4thセットの最初だったと思います。
この時間帯は明らかにティームに気落ちがあり元気がありませんでした。
1−0のティームサーブでDFがあり15−30がありましたが、ここで2本1stを入れられました。1本でも返せていたらなという感じです。
そして2−1からの第4ゲームではラブゲームでキープを許してしまい、「今のゲームのキープのさせ方はちょっとティーム復活させるかもしれない」と実況記事に書きましたが、その通りになってしまいました。

やはりもう少し1stサーブの確率は上げて欲しいですね。この試合は61%。平均的な錦織の1st確率なのですが、エースが取れるサーブではないので確率はどうしても必要です。4thセットのブレイクされたゲームも1stサーブが入らないゲームでした。

私が思うに、錦織は跳ねる球が苦手。
そこそこ高い球は好き。でもそれ以上に高い球は力が入らない。
これは身長のせいもあります。178cmは一般的には低い身長ではないですが、190cmの選手が腰の力が入る打点のとき、錦織は胸か肩の打点です。
ティームやナダルの跳ね方をされると、顔やそれ以上の打点にもなることも。で、力の入る打点にするためには下げられます。

この下がってからの攻撃力が復帰後の課題だと思います。下がって打ったセカンドサーブへのリターンは浅くなって逆襲されることが多いですし、当たりが薄くなることもあります。
前に入って早いタイミングで攻撃したい錦織にとってはイライラするラリー展開ですが、クレーコートではそれも我慢しなければなりません。

次にクレーでティームと対戦することがあったら、まずは早いタイミング狙いでいいですが、難しいとあれば早めの切り替えで慣れること重視、我慢をしつつチャンスに前に出るという作戦が良いのではないでしょうか。

今日の試合は上記のような対策を全て上手くやれば勝てたかも知れませんが、基本的にはクレーではティームの方が強かったと認めて良いと思います。
最初の2セットはもう少し良いプレーが出来たとは思いますが、あの展開になってしまえば打つ手が無くなることもある程度仕方ないというか、ありえる展開の1つかなと思います。

でも毎回あのようになるとは思えません。錦織が優勢に試合を進めることもあると思います。ティームがミスもなくパワフルなショットを入れ続けてきたことが第一の勝負を決めた要因だと思います。

悔しさは残るが落胆はなし

ということで、2015ツォンガ戦(序盤は完全な自滅)や2016ガスケ戦(雨上がりの決まりにくいコートで無理に攻めた)と比べると落胆はありません。
強い選手に負けたので。

ティームの力みがもう少しあれば逆転もあり得た試合で、スタッツは完全に負けていますが惨敗ではないと思います。

やっぱりグランドスラムを勝つことは難しいということです。

ティーム、ズベレフ、ジョコビッチ、ナダルと4つ勝たなければ優勝できないんです。なんと高い壁でしょう。
単純に各試合の勝率が50%だとしても、優勝する確率は6.25%ですよ。
確かに、勝利の期待があって臨んだ試合でしたのでそこまで来たということが重要です。
ブレイクスルーとまでは行きませんでしたが、勝つべき相手にはしっかり勝って復帰後の経過は順調です。手首も問題ありません。
元気にプレーできる機会が多ければそれだけ成績を残せるチャンスが増えます。期待していいと思います。

芝のシーズンは例年、怪我が多いシーズンなのでとにかく怪我をしないように願うだけです。
手首に加え臀部や膝の故障が心配ですよね。

クレーシーズンは負けた相手がナダル、ジョコビッチ、ティーム。一方チリッチ、ズベレフ、ディミトロフに勝ちました。良かったと思います。
世界一を求める人には物足りないでしょうが・・・。私は、世界一を目指して欲しいですが何より前進することが重要だと考えています。
前進し続けている限り、いつかチャンスが来ます。

328 件のコメント

  • youko さん、そちらの方が不満😡を覚える方が多い⁉️のではないか、との意味です。
    youko さんが私に必要以上に私に不服を覚えていられるから、そのように思われるのではないですか⁉️
    私のコメントは、無難に、テニス経験者であれば、至極真っ当な、70点は頂けるようなものに徹しているつもりです🙇
    一つ勉強になった程度に、そういう考え方がある程度に心に留めておいてください🙇

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  • 下団さん,
    なぜ下団さんかyoukoさんに噛みついてるのか分かりません
    私に必要以上に不服を覚えてるから?との事ですが、そんな事は一言も言ってないし、それこそ憶測ですよね
    素直にチャンコーチに対する公の場での発言に?
    自分と違うからどうなんですかと問題提議しただけでしょう
    テニス経験者であれば70点はいただける?
    テニス経験者でない人の意見はとるに足らないとでも(`´)

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  • 錦織くんののびしろといえば、サーブだと思います。最初に習ったのは絶対背の高い人からだろうなあなどど想像してます。
    上から打ちおろすフォームのせいか、なんとなくネットミスが多いような‥ジャンプのタイミングとかもずれるとミスになるのかな、打ったあとに結構バランス崩してることがあるので。
    頭を少し倒して軸にして、打つ瞬間に左肩を引いて左右の肩を入れ替えるように回転させて打つ方がプロネーションがかけやすそうなのに、などど素人目には思うのですが。私自身はハエたたきサーブしかできないんですけどね😁
    自分はしばらくテニス出来ない状態なので、錦織くんの事をあれやこれや考えてしまいます、いろいろ妄言お許しください🙌

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  • 僕は今回、十分満足してます
    芝で頑張ってほしいですね
    展開の早い錦織圭のテニスは芝で生きると思っているのですが結果がでませんね
    ボールが伸びるで常に低い姿勢が要求されるとは思いますが
    早い展開と動きとネットプレーを駆使すれば、毎年言ってますがクレーより適正があると思っているのですが毎年早くに負けてしまいますが(@_@)
    果たして今年はどうなんでしょう

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  • なんだか、途中で用事したりして時間をかけてコメント書いていたら、完全に空気を読めない人になってる‥自分😫
    ありゃりゃ、すみません!

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  • ムグルサ選手とシャラポア選手の強打対決が1ゲーム目の1球目から始まって
    います!(◎_◎;) パワーの余っている2人がいつも以上の声(@_@)
    こりゃあ大変な試合になりそうだ(@_@)(@_@)(@_@)(@_@)(@_@)(@_@)

    まだ3ゲーム目ですよΣ(゚д゚lll)

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  • チャンコーチの受け答えについて、少しだけ。あくまで私見です。
    仮に具体的な話をしたくないと考えていたなら、「わからない」はベストな答えだと思いました。その一言で質問を打ち切ることができますから。
    アジャストが難しかった、なんて言えば言ったで、ではアジャストするために何が必要だったか、なんて質問が飛んできそう。結局は具体的なことに話が及んでしまうので、その意味でも突っ込みどころ満載になってしまうかなと思いました。
    ファンとしては、コーチが考えた敗因を知りたいと思いますが、対メディアの返答ですから、やはりベストだったかなと。一言だけ切り取って報道してしまうメディアも多いですしね。

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  • ちょう さん、フォローありがとうございます🙇
    それこそ、相手が良かった、なんて答えれば、それを想定した対策はしてなかったのか〜〜云々になってたでしょうね😢

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  • おばっちさんの15:54:33のコメントを読んでいて、
    2016年だったか、錦織選手が参加する大会にことごとくティーム選手も参加していたのを思い出しました。
    偶然にしてはあまりな重なり方で、もしかしたら錦織選手のショットのバリエーションや展開力に憧れて、技術を盗むためと言ったら語弊があるかもしれませんが、それがミッションだったかも。

    素人の妄想です。あしからず

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  • テイエムが想像以上に素晴らしかった
    今日のテイエムなら誰か相手でも勝てないだろうって言っておけば、何の問題もなかったのではないですかね
    想定内とか、分からないって言うよりは、その方が相手を称えてなおかつ戦略的な事は語らない
    ではダメなんでしょうかね
    今にみとけと内心思っていてもです
    悔しいけど素晴らしかったと想定を上回っていたと、次また、対策して頑張ります
    ではいけなかったんですかね

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  • ちょうさん,
    成程、質問を打ち切る為の答え、ですか。わかりました。ありがとうございます。下団さんが仰りたかった事もこういう事ですかね。まあ下団さんに腹が立ったのは怒られたからなんですが。

    ただ、「相手が良かった。今日の彼なら誰が戦っても難しかっただろう」でも終わりになるんじゃないかと思うんですが、。それにこの言葉ってよく聞きます。よく選手が使っている気がするんですが。コーチが話すとなるとまた別なんでしょうかね⁉私にはわからない深謀遠慮があるという事なんでしょうか。

    私はえーと思っただけなので、特にそれでどうこうはないですのでこの話はこれで終わりにします。皆様お騒がせをいたしました。

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  • 穂積/二宮組、第1シードのバボシュ/ムラデノビッチ組を7-6 6-3で倒して準決勝進出です❗
    祝・ベスト4。二人ともサーブ、スマッシュ好調。穂積選手のダウンザライン、二宮選手の鋭角ボレーが素晴らしく、相手ペアにプレッシャーをかけ続けました。力負けしていませんでした。
    フォーラムでも皆さん熱烈応援、盛り上がりました👍
    この勢いで最後まで突っ走ってください。

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  • 穂積・二宮ペアベスト4!!!!!!!!!!! おめでとう\(^o^)/

    というわけでナダル戦に集中(⌒▽⌒)
    シュワルツマン選手素晴らしい闘いをしてますね。
    おやおや、またブレイクチャンス!(◎_◎;)

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  • シュワルツマン選手、肝が据わっているわあ(((o(*゚▽゚*)o)))
    大事なセットポイントの時に、観客席の方を見て心配しているように見えた。
    2セット目もいい試合を見せてください\(^o^)/
    ただ…ナダル選手の腕が心配(⌒-⌒; )

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  • 穂積・二宮組、おめでとう!!!!
    強かった!!!! 素晴らしい!
    ナダルvsシュワルツマンも目が離せないけど、
    (さっきの中断はなんだったんですか? どなたか、教えてください) 

    チリッチvsデルポトロも。4-4ですう。
    寝れない・・・。

      引用  返信

  • おけいさま、

    そうそう、それに、確かダブルス組んだり、ファイナルのプロモーションで見詰め合ったり・・・。
    レスペクト光線も出ていたような気がしたものですが、ここまで成長するとは!

    しかし、シュワルツマン選手、素晴らしいですが、ナダル選手の手首が心配です。
    コントロールが効かない感じで球が浅い・・・と思ったら、雨。
    続行のようですが、大丈夫でしょうか?

      引用  返信

  • シュワルツマン選手絶好調ですね。
    あらー、2セット目もシュワルツマン選手が先にブレークしました。
    ナダル選手の方がミスが多い。

    おばっちさん
    返信ありがとうございます。そうです、そうです。あれから二人の距離が縮まったきがします。

    ナダル選手の手首心配ですね。

      引用  返信

  • 赤毛のアンさん,

    中断は、観客の一人が具合が悪くなり、救護班がかけつけて運び出されたためです。 昔お母さんとはぐれた子供が観客席で泣いていて中断なんてこともナダルの試合でありました。

      引用  返信

  • yuriさん、浦島太郎さん、
    ありがとうございます。 そういう事だったんですね。
    シュワルツマン、余裕ありますね。

    ナダルどうしちゃったの?(手首大丈夫? だけじゃなくて、調子悪い?)
    と思っていたら
    シュワルツマンが崩れてきちゃった・・・?
    そんなことないか、大丈夫みたい。 なぜか、小さいシュワルツマンを応援しちゃう。
    雨ですね~どうなるか

      引用  返信

  • ローマ決勝で、雨中断の後、サーシャ優勢の流れが一気にナダルに変わってナダルが勝ちましたからね〜〜この試合も再開後の流れが気になります。どちらに恵みの雨になるのか?
    それにしてもシュワルツマン凄い!!

      引用  返信

  • クレーのナダル選手、が、こんなにキリキリ舞いせせられている、姿、久しぶりに見たような。
    シユワルツマン選手、速い攻めと、なんか、思い切りの、良い迷いのないプレーが、小気味良いです。
    ナダル選手、手首が、良くないんですか❗ 雨で、中断ですね。この後どんな展開になるでしょあか?

      引用  返信

  • 会場音だけで見ているので、松岡修造さんの動きがめちゃくちゃ笑えるんですけど( ^^)

      引用  返信

  • ようやく再開です。
    この雨が吉と出るか凶と出るか。見ものですね。

      引用  返信

  • さん:
    【RG 2018での錦織選手のサーブ】

    今年のRGでの錦織のサーブ・プレースメントを、キャリア・クレー(右利き相手)のデータと比較してみました。図はこちらからです。
    ◯ キャリアのクレーのデータでは、1stサーブは左右に散らし、2ndサーブはワイド(BH)、次にミドル(ボディ)が増えるパターン。
    ところが今年のRGでは様相が違ってかなり工夫している。
    ◯ 1回戦(ジャンビエ)と2回戦(ペール)では、彼らのあからさまなリターン狙いのため、1stも2ndサーブ(特にペール戦)も圧倒的にミドル(ボディ)が増えた。
    ◯ ところが3回戦(シモン)では、デュースはワイド(FH)またはミドル、アドは圧倒的にワイド(BH)に集めた。
    ◯ ジル・シモンは記者会見で、試合のポイントとしてリターン率の悪さを挙げていましたが、ジルも指摘していたように、錦織はサーブを工夫して速度・種類・コースを変え、サーブ勝率が上がった(特に2ndサーブのポイント勝率65%が光る。)のがポイントでした。ジルは特にアド・サイドのワイドサーブは事前に情報として持ってなかったはずで、面食らったのではないかと。
    ◯ なので今日の錦織のサーブのプレースメントがどうなるかも楽しみです。

    書きっぱなしでは次の試合に役に立たないので、纏めておきます。

    錦織選手のサーブ・プレースメント(まとめの図

    1)ローラン・ギャロスでの錦織選手のサーブ方向(1ページ)
    ◯ ティーム戦のデュース・サイドは、1stも2ndも全方向(Tセンター、ボディ、ワイド)に散らばらせた。
    ◯ アド・サイドは、シモン戦と同じパターンで、1stも2ndも徹底的にワイド(BH)狙いだった。
    ◯ ティーム戦、第4セットの被ブレーク・ポイント、アド・サイドの2ndサーブのワイドを満を持したフォアの回り込みウイナーを食らった。
    ◯ 好調だったシモン戦のサーブ、特にアド・サイドのワイドは、ティームにインプットされていたはず。

    2)ローラン・ギャロスでの対戦相手のサーブ方向(2ページ上)
    ◯ ローラン・ギャロス対戦相手のシモンとティームのサーブ・パターンが酷似している。デュースの1stはワイド(FH)で外に追い出す、アドの2ndはワイド(BH)に集中と対錦織のセオリーどおり。

    3)ビッグ4の対錦織サーブ方向(2ページ下)
    ビッグ4の対錦織戦のサーブ方向を、ATPサイトの2011-2017 MS1000(クレー)でみると、
    ◯ フェデラー:均等にTセンター、ボディ、ワイド散らばらせて読めない。
    ◯ ナダル:他とかなり違う。デュースはTセンター(BH)に集中。アドは1stはワイド(BH)だが、 2ndはボディ。ナダルは左利きなので、デュースはTセンター、アドはスライスでワイドが多いのは当たり前か。つまり対錦織と言うより、通常そう打っているのかも。
    ◯ ジョコビッチ:フェデラー同様均等に散らばらせてくる。
    ◯ マレー:シモンやティームに似て対錦織セオリー通り。デュースは1stはワイド(FH)で外に追いやるが、2ndはTセンター(BH)。アドは1stも2ndもワイド(BH)が2/3の確率。
    ◯ つまり、ビッグ4も含めると、対錦織戦のサーブは必ずしも一様ではない。シモン、ティーム、マレーら多分データ解析を綿密にやってるだろう選手は、セオリーどおりに攻めてきているらしい。フェデラーとジョコビッチは的を絞らせずランダムに打っている印象。ナダルは左利きのせいもあるのか、サーブ方向が他の選手とは違う。

      引用  返信

  • 前記事【ドミニク・ティームの研究】(続)

    錦織戦のティームのサーブは、1st確率が上がり、平均速度が190km/hと他の試合よりも10km/h以上も上がった(フラット・サーブが多かった)。エースとDFの数はあまり変わらなかった。

    ローラン・ギャロスでのティームのサーブ速度(km/h)
       第1率 第1  第2  最速  A DF
    R1 62% 180 150 217 1 3 イヴァシュカ
    R2 61% 176 156 213 5 7 チチパス
    R3 65% 178 156 224 7 7 ベレッティーニ
    R4 68% 190 154 217 9 7 錦織
    QF 62% 181 153 219 5 3 ズヴェレフ弟

    ティームのサーブ・プレースメント(まとめの図

    1)ローラン・ギャロスでのティームのサーブ方向(1ページ)
    ◯ ティームのサーブはR3錦織vsシモン戦のシモンのサーブと酷似(錦織選手の別プロット参照)。セオリー通り、デュース・サイドの1stは25本をワイド(FH)、2ndは左右に打ち分けた。アド・サイドは、1stも2ndもワイド(BH)を攻めてきた。
    ◯ 試合によってサーブ・パターンが違う。研究している証拠。
    ◯ 第4セットティームから5−4で、30オールからデュース・サイドの、5セットに縺れるのかこのゲームで試合が終わるのかの攻防(結局MPを握った)。ティームは1stを21%しか打ってないTセンターに、2ndは50:50でセンターかワイドだったがワイド。錦織選手はセンター方向に一瞬動いたため、逆を突かれてサービス・ウイナーとなった(触ったがネット)。

    2)ローラン・ギャロスでの対戦相手のサーブ方向(2ページ上)
    ◯ ローラン・ギャロスでの対ティームのチチパスと錦織のサーブが酷似。デュースは全方向に散らして、アドは1stも2ndはワイド(BH)に集中。

    3)ビッグ4の対ティームサーブ方向(2ページ下)
    ビッグ4の対錦織戦のサーブ方向を、ATPサイトの2011-2017 MS1000(クレー)でみると、
    ◯ フェデラー:対錦織同様均等に左右に散らせて読めない。
    ◯ ナダル:こちらも対錦織と同様。デュースはTセンター(BH)に集中。アドは1stはワイド(BH)。
    ◯ ジョコビッチ:対錦織では均等に散らせたが、対ティームではデュースもアドも1st&2ndもややBH狙い。
    ◯ マレー:MSクレー対戦はあるがデータが存在せず。

    以上を纏めると、
    ● ティームは錦織vsシモン戦の錦織選手のサーブ情報などがインプットされており、錦織選手のサーブを読んできた。自身のサーブは好調で、アンダー・プレッシャーのサーブ(Clutch Serve)では錦織選手の逆を突いた。
    ● ビッグ4は、錦織やティームで作戦を変えている訳ではなく、同じサーブ・パターンにみえる。フェデラー&ジョコビッチは左右に散らせてコースを読ませず、ナダルは左利き特有の方向、マレーは(対ティームのデータが存在しないが、対錦織では)対戦相手の弱点を突くセオリー通りのサーブを打っているらしいことが分かった。長々とスミマセン。

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  • 追加情報ですが、錦織選手ののデュース、アド別の1stサーブ確率について、興味深い日刊スポーツ記事の数字とは1−2%違いますが(たぶんDFで分母の数字が違うため)、

       アド  デュース
    R1 50% 59%
    R2 66% 68%
    R3 76% 66%
    R4 47% 76%
    となっており、R3シモン戦では通常確率が低いアド・サイドのワイド・サーブが絶好調でしたが、R4ティーム戦では一転アド・サイドで入らず(その代わりデュース・サイドは好調だった)、試合の1stサーブポイント獲得率73%、2ndサーブポイント獲得率41%からすると、ここで差がついたかと思います。

    因みにティームのデュース、アド別の1stサーブ確率(DF無視した数字)は、

       アド  デュース
    R1 60% 73%
    R2 67% 65%
    R3 72% 67%
    R4 70% 77%
    となっており、 R4錦織戦では特にデュース・サイドのワイド・サーブが絶好調だったことが分かります。

      引用  返信

  • さん,

    サーブの分析ありがとうございます。スピンサーブで錦織のバックハンドがやられるパターンが多いような気がしていたので、今回のティームの試合は特にそういうわけではなくフラットサーブでガンガンやられたのが大きかったというのが理解できました。

    またあの回り込みフォアリターンウィナー、逆をついた2ndサーブ。ティームが要所要所で冴えてましたね。あー悔しい。

      引用  返信

  • 浦島太郎さま、

    Clutch Serveではこれまでのパターンから違う方向へ打って裏をかく場合が多いですが、ティーム戦、第4セットの被ブレーク・ポイント、それまで通りアドでワイドへ浅い2ndサーブを打ってしまい、ウイナーの餌食になって、流れが決してしまいました。その後ラケットを投げつけたのは、その流れを本人が良く分かっていたからだと現地観戦していて思いました(逆をついてTセンターか、アタックを避けるためボディにする手もあったかと思いますが)。サーブはアドのワイド(BH)へ1stも2ndもほとんど打ってましたが、ティーム本人は「フォアはウイナーを取るためだが、好きなのはバックでゲームを作るのはこちらだ」と言っていて、実際バックハンドのリターンやラリーはミスが少なかったと思います。オープン化した(特にボトム・ハーフ)ローラン・ギャロス、勝負にタラレバはないですが、ここを勝ってたらと思うとますます(笑)悔しいですね。

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  • ナダル vs シュワルツマン面白いですね。
    村上さんがクレイ育ちのシュワルツマンが組み立ててポイントを取って行っていると解説していましたね。最近はクレイでもハードのようにプレイする選手が増えていて、特にクレイ育ちでもない大柄な若者がいきなりかなりのところまで勝ち上がって行くのを見ると体力勝負のようでちょっと味気なさを感じていたのですが、ナダルが本調子ではなかったとしても小柄でクレイ育ちのシュワルツマンがベスト4に行けるかもしれないなんて思うとワクワクします。
    コリアも好きだったな。長時間のGSを見る方としては勝敗だけでなく感情移入できるようなドラマも期待しちゃうんですよね。
    それから錦織くん、以前は負けたあとでもブログでいろいろ語ってくれて楽しみにしていたのに一年前のハレ以来更新がないのも淋しいですね。いまごろどこでどうしているのかな・・・

      引用  返信

  • chachaさま
    体格差を物ともせずにコート内を躍動する様を見るのは錦織選手でなくともワクワクしますよね。日本人選手と違っているところはやはり身体の「厚み」かなあと思います。体幹がしっかりしているからバランス感覚が良い、体勢が崩れにくい事も反応の良さの手助けになっているのではないでしょうか。

    ところで錦織選手ですが、ダンテコーチがインスタで綺麗な海の前でくつろぐ姿と共に「愛しき我が家」とコメントしていますので、錦織選手もブラデントンの自宅で束の間の休息かな?と思われます。芝シーズンに向けて練習開始は来週から?

      引用  返信

  • 試合を見ていなかったので、ちょっと伺いますが、錦織君よりも背が低いシュワルツマンはどうやって高く跳ねるボールを処理しているのですか? 錦織君のように前に出て処理しているのでしょうか? 錦織君がティエム戦でやろうとしてできなかったことを、シュワルツマンができているということですか?

      引用  返信

  • おばっちさん、ROMさん

    遅くなってしまいましたが、コメントありがとうございました。
    なるほど、男の子を持つお母さま方には共通の認識なのですねー。

    昨日のナダルvsシュワルツマン、二度目の中断で「もうダメ…」と寝てしまいましたが、結局順延になったのですね。
    1回目の中断では、「ああ、やっぱりクレーはナダルに有利に働くようになっているのか」と思いましたが。1日空いたことで有利になるのはどっちだろう?
    昨日はシュワルツマンのフォアがもう、自由自在でしたね。

    ラッキーわんこさん,

    全然答えになっていなくて申し訳ないですが、

    「錦織君がティエム戦でやろうとしてできなかったことを」

    とのことなら、ティームとシュワルツマンの試合を見ないと何とも言えないんじゃないですかね。

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  • ラッキーわんこさん,

    今ナダルーシュワルツマンのリプレイを見ているのですが、錦織みたいにシュワルツマン結構前に出て打ってます。技術的にはそんなに違いないように見えますが、ROMさんが言ったように、体幹は錦織より強そうです。

    またティーム戦の錦織と違って、今日のシュワルツマンは躍動感が半端じゃありませんでした。これだけ躍動してたら、ジャックナイフも決まるし、高いボールも打ちやすいですよね。2014年マドリッドでナダルに勝ちそうだった錦織もこんな感じでした。

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  • 浦島太郎様、ご説明、ありがとうございました。
    体幹については、錦織君は休んでいる間にだいぶ鍛えて強くなってきたな、と思っていたのに、それでもシュワルツマンの方が上回っているなんて、ちょっとショック・・・

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  • ラッキーわんこさま
    これは残念ながら人種の差です。骨格が違うんです。でも、努力して鍛えた結果、昔より股関節の怪我が少なくなったのではないかと思います。

      引用  返信

  • 禮さん
    サーブのデータありがとうございます。
    データは半分ぐらいしか理解できなかったかもですが、サーブ側はいかにコースを絞らせないか、なんですね。
    サーブのコースを読まれていたとしたら、力で押せない分圧倒的に不利ですね。ティーム陣営には禮さんのようなスタッフがいたのかな。
    錦織陣営にもいて欲しいな。

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  • ラッキーわんこさん,
    体幹は圭くんも強いと思います。それとグリグリトップスピンだけでいうなら今はティーム君の方がナダルさんより上ではないかと思います。シュワルツマン君がティーム君と対戦してどうなるかはわからないと思います。

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  • ROM様、そうですか、人種的な骨格の差といわれてしまうと、いかんともしがたいですね。それを補うものを努力して見つけるしかないのでしょうね。
    youko様、そうですよね、確かにティエム戦見ていたら、これはナダルよりもグリグリかしらと私も思いました。
    ところで、団長様がブログで「シュワルツマンに錦織の進むべきプレイスタイルの一端を見た。」とおっしゃっておられますが、これについて解説していただければありがたいです。

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  • ROM さんの補足ではないですが、日本選手が世界で活躍するための課題として、フォアハンドとサーブが以前から言われています。
    以前にもコメントしましたが、やはり外国勢と比べて背筋がつきにくい、弱いということです。
    サンプラス選手などは、オランウータンに似てるといわれるような立派な背筋をしていて、それこそ猫背に見えるほどでした。
    シュワルツマン選手の話題で思いだすのが、ペルーのイザガ選手です。彼は170cmもない身長(プロフィールでは173cm)だったそうですが、背中はしっかりと盛り上がり、全米でサンプラス選手をも倒す等で、GSで2度のベスト8進出を果たしています。Japan OPでは修造さんも吹っ飛ばされています(T_T)
    大きな背筋で、ラケットを蠅たたきのように振り回せるパワーでフォアハンド、サーブを叩き込んできます。あそこまでのパワーは日本勢では無理というのが一般的でした。
    実際に日本勢でフォアハンドを武器としていた主な選手のほとんどが、
    (錦織選手:肘と手首、伊藤選手:肘、本村選手:肘、中川選手:肘、石井選手:手首~etc)
    肘や手首に故障を発症させています。最近では、杉田選手も右腕の違和感に襲われています(T_T)
    日本選手の身体では、世界を相手には、無理を強いられることを証明しているかと思います。
    それならば、背筋を鍛えれば~と思われるかもしれませんが、下手をすれば肩の可動域を狭くしたり、上半身が重くなりすぎて下半身の怪我等のトラブルが怖くなります。
    多くの方々が努力、研究されてきたと思いますが、とても難しい・・・(>_<)
    そんな中で、錦織選手が常識を打ち破って全米でファイナリストになり、最高位で4位を記録し、錦織選手に引っ張られるように、添田選手、伊藤選手、西岡選手、杉田選手が純粋な日本人でトップ100入りを果たしました。
    日本人では無理だ、と言われた世界で、これだけの選手が世界の一流選手の仲間入りを果たしました。
    多くの方々の地道な努力に支えられてのことだと思いますm(__)mそして、彼らに続こうする選手達も少しずつ出てきています。
    歯がゆさを感じられる方々もいらっしゃるかもしれませんが、既に多くの壁を越えてここまで頑張って来ています。更なる奇跡を魅せてくれることを信じて、我々も粘り強く応援していきましょう(`・ω・´)ゞピシッ!

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  • ROMさま、体幹ですか。錦織は優勝した後の大会とかフェレールとの死闘のあとはよく怪我をしてましたけどシュワルツマンは本当に強いですよね。体が小さいから全身を使って戦わなければならないから大変なんだと思っていたけどシュワルツマンを見ていると切り株みたいですよね。あの顔も好みです。しかも彼は直前にマヨルカにある
    ナダルのアカデミーで練習していたなんて・・・錦織くんも行ってみれば面白いかもとちょっと思っちゃいました。

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  • そんなに前ではないと思うんですが、イズナー選手と練習している時の軽口で
    錦織選手がイズナー選手のビッグサーブが欲しいと言ったとき、イズナー選手
    はサーブ以外の全てをくれるになら…と答えたそうで(笑)
    錦織選手を応援する私たちは、錦織選手と同様に強いサーブがあればなあ…と
    思ってしまうけれど、錦織選手のバックハンドとか、ボレーとか、ロブとかを
    欲しいなあと思う選手もいるだろうなあと思います(笑)
    無いものは生み出せませんが、持っているものを磨き上げることはできると思
    うので、錦織陣営が目指していることを注目したいし、少しでもそれを理解で
    きたら楽しいだろうなあ、応援しがいがさらに増すなあ♪( ´▽`)
    ラッキーわんこさん同様、私も団長さんのつぶやきが気になります。たしかに
    シュワルツマン選手のプレーを見ていて、錦織選手を重ねて見るような場面が
    ありました。それともシュワルツマン選手が錦織選手のプレースタイルを研究
    しているとも言えるのかな?
    選手同士、相手の研究をしながら自分のプレーの質を上げていくので、キリな
    くレベルは上がりますよね(^◇^;) とどまってはいられない……大変だ、こりゃ。
    そういうのを楽しむくらいのモチベーションがないと、やってられなくなるかも
    ですね。錦織選手は、まだまだその気持ちを強く持っていると思うので、一層
    応援したい気持ちが強まります。
    次は芝かあ…………。ハレの第一試合の入りがどんなかな?楽しみでもあり、ド
    キドキでもあります。 まっ、今週あたりは休養かな?心体のリフレッシュは絶対
    必要ですからね。

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  • 錦織圭の最大の武器は展開の早さとショットの選択能力でしょうが、元々はしなるようなフォアが最大の武器でしたよね
    てぃさんでしたっけ?
    錦織圭の16歳の頃のフォアのフォームをここで見せてくれたときはぶったまげましたわ
    あれから肘や手首を故障しながらも試行錯誤しながらも独自のスタイルを確立し今まさに円熟してます
    破壊力こそ若い頃にはおよびませんが、グランドスラムの優勝目指して頑張ってほしいですね
    華奢な日本人には故障はつきものです
    西岡選手などは痛々しくすら感じます
    身長が低いだけでなく華奢な身体でコートを目一杯がむしゃらに走り回る姿は観ていて泣きそうになる時があります
    個人的ではありますが、メンタルがとか、身体が弱いとかの意見を聞く度に寂しい気持ちになります

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  • ナダル選手、やっぱり蘇りました(^◇^;)
    シュワルツマン選手、もう一度気持ちを落とさず集中させることができるかな。

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  • やっぱりナダルは赤土の神様に愛されてるんですね〜。昨日あのまま試合出来ていたらな〜〜。ここからまたシュワルツマンの逆襲に期待!!

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  • おっ!シュワルツマン選手調子が戻ってきたぞ(((o(*゚▽゚*)o)))
    ラリーが素晴らしい!

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  • あ〜!!!残念(>人<;)
    セットを落とすにしてもここブレイクできていれば、もう一回ファイトできたな。
    次のセット 、ナダル選手は怒涛の攻めのプレーをしてくるんじゃないでしょうか。
    錦織選手の試合だったら、口から心臓が飛びててる(⌒-⌒; )
    冷静に見られるから楽しい♪

    おっ!シュワルツマン選手気落ちせずにキープ♪( ´▽`)

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  • 勝敗度外視のナイスプレー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
    痺れます…………。

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  • ナダルとシュワルツマンの試合が終わりましたね。いやあ、いい戦いでした。二人のファイトに感動しました‼️ナダルにとって恵みの雨でしたね。昨日は、シュワルツマンが良すぎて流石のナダルも今回は、、、とー思ってしまったほど。しかし、今日はきっちり立て直してきました。やっぱりナダルですね!シュワルツマンも最後まで諦めず、すばらしいプレーで試合後の笑顔も清々しかったです!ますます、好きになりました〜。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。