いよいよ2009年の開幕戦が近づいてきました

2009年の第1戦、ブリスベン・インターナショナルが開幕しました!

といっても本日は女子の予選が行われただけなのですが、いよいよ盛り上がってきた感じがします。
正月どころの騒ぎではありませんね。

ここでブリスベン・インターナショナルについて軽く解説します。
昨年まではアデレードで行われていた大会が、場所をブリスベンに移してブリスベン・インターナショナルとして生まれ変わりました。

なんと会場のテニスセンターも新しくできたばかりで、センターコートは地元のヒーロー、パトリック・ラフターにちなんで「ラフター・アリーナ」と名付けられました。

青いサーフェスのコートが美しいです。サーフェスはハードコートです。

http://www.atpworldtour.com/1/en/tournaments/profile/339.asp

男女共催のこの大会は、ATP250と呼ばれるカテゴリーに属します。

カテゴリー(すなわち大会の格)は今度行われる全豪などのグランドスラムを筆頭に、Masters1000、ATP500、ATP250と続きます。

数字は優勝したときに得られるATPポイントを表します。

ATP250はATPツアーでは最も下のカテゴリーになりますが、錦織のランキング(63位)でも本戦にダイレクトで入れない大会があるなど、狭き門のレベルの高い大会です。

今回、錦織は本戦ダイレクトインできましたが、参加メンバーは去年の全豪とマスターズカップを勝った世界3位のジョコビッチを筆頭に超豪華です。

ブリスベン出場予定選手一覧

とりあえずこのうち、50位くらいまでの選手を簡単に紹介。

ジョコビッチ・・・3位。08全豪、マスターズカップ優勝。鉄壁のコートカバリングと完璧なモノマネ。
ツォンガ・・・6位。パリ・マスターズシリーズ優勝。08全豪準優勝。野獣の動きと破壊力のあるショット。
ベルダスコ・・・強烈なスピンを備えたハードヒットはクレーコート以外でも強力。エネルギッシュなプレー。
ソダーリング・・・ストックホルムで錦織を破る。長身から繰り出される220km/hのビッグサーブはエースを量産。
ベルディヒ・・・美しいフォームからフラットな高速ストロークをテンポよく繰り出す。AIGオープン優勝。
フィッシュ・・・元トップ20選手。昨年はフェデラーに勝つなど再びランキングを上げた。爆発力あり。
ガスケ・・・元祖天才。AIGで錦織が完敗した。ムチのようにしなるスイングから多彩なショットを繰り出す。
ステパネク・・・テニス界1のモテ男w
マチュー・・・鼻血厳選「お仕置きフォアハンダーズ」の一員。とにかくフォアのハードヒットがえぐい。
メルツァー・・・左利き。ちょっとしか見たことがないのであまり知りませんが上手かったです。
アンチッチ・・・愛称スーパーマリオ。ビッグサーブ&ビッグフォアハンド。実直なプレースタイルが好感度高い。
ニエミネン・・・左利きの曲者。ふところの深い広角フォアハンドと高速バックハンドの絶妙なコンビネーション。
クエリー・・・ビッグサーバー。やや単調なきらいはあるが、パワープレイは一級品。
ロドラ・・・昨年はシングルスでも大きなタイトルを取った。左のキレキレサーブからのネットプレイは脅威。

上の選手たちはどの選手も強いです。この中で強いて言えばよく練習するというステパネク、1回勝ったクエリー、器用なタイプではないアンチッチあたりと当たってほしいかなあ・・・。

波があるフィッシュ、去年は確変だったような気がするロドラあたりも狙い目かも。
ロドラは左のサーブアンドボレーなので、錦織が慣れていない可能性と逆に得意のパスがガンガン抜ける展開の両方が考えられます。ストローク戦では支配するでしょう。

これ以下のランキングの選手では、チャレンジャー主体でランキングを上げたクニツィンが一番組みやすい相手かもしれません。

ウィンブルドンでは途中棄権だったものの、ラリーは支配できたジケル、全盛期が過ぎ、かつ器用なタイプではないフェレロ、長期休養明けのデントなども組みしやすいかも。

以上は「この選手なら勝てる」という話ではないので注意してくださいね。単なる相対的な比較です。いずれもランキング上位の選手たちですから、厳しい戦いになることは間違いありません。

錦織も膝のけがの休養明けですから、まずはどのくらいできるか試しながらになるでしょう。
勝つにこしたことはないですが、今週より次週のオークランドでどれだけ上積みがあるかの方が重要ですし、さらに全豪時点での仕上がり状態の方が重要です。

まずは1回戦、勝ち負けにはそれほどこだわらないながらもしっかり応援したいと思います。

7 件のコメント

  • 1回戦は軽め(といってもみな厳しい相手だが・・)
    2回戦は中堅(どれがといわれても困るが・・)
    3回戦でジョコかジョーにあたって欲しいな。

    そーすればポイント&経験値アップもバッチリですからね。

    よし、今回はコレで許したるww

      引用  返信

  • 皆様、メリークリスマス!&Frohe Weihnachten !!!

    私、ネタではなくて本当にカトリックなので、
    「あ・え・て」
    X’masのご挨拶でっす。

    しかも、私、圭君と誕生日がかなり(とても!?)二アーなんですね。
    というか、Jesus誕生日とも二アー。。。

    なので、自分で”Herzliche gluecklichen geburtstag KEI & mich(圭君と自分にww)

    なので、忙しさが年が代わって一段落と言った感じで、
    「正月!?」という概念があまりありません。。。

    やっと、そろそろ落ち着いて日常生活に戻ってきました~。

    さてさて、ni-naさんと私で始めた「サッカー談議@某所」ですが、
    やっと皆さんもカミングアウトしてきましたね。
    ちなみにNosa”さん”、MAN U は愛称合っていますが、アーセナルは、ロンドンではGunnersの方が通じます。

    しかし!最も重要なのは、
    ”サッカー”は「米語」でして日本とアメリカあたりを除けば、
    正しい”英語”の名称は「Football」です。
    お気を付けくださいまし。

    ちなみにドイツ語では、Fussball,フットボールをする人&選手は
    Fussball spieler

    フランス語では、”た・だ・し・い”Englishと同じく、
    footballと言いますが、話し言葉では”foot”と軽いカンジで話します。football選手は”footballeur”です。

    イタリア語では”Calcho”&選手は「ジョカトーレ」と言います。
    ね?robyさん!(解説お任せしまーす)

    テニスは万国共通語で、”Tennis”簡単で覚えやすくていいですねん。

    閑話休題。
    今年の開幕戦は、プレイスタイルが面白い(個人的に好き)な
    Fish !!に獲ってもらいたいです。
    が、しかーーし、ジョコビッチ、ツォンガ、或いはサーヴが「絶好調」ならソダーリン”ク”辺りに持って、持って持っての彼は持ってかれそうな予感。。。。

    てことで、改めまして
    Merry merry christmas !
    & Kei and me happy Birthday !
    and
    A HAPPY NEW YEAR 01/03/2009 !!

    こっちでも「眺めのいい文章」と「長めのいい文章」になりました。

    では、皆さんが”Guten Rutsch ins neue Jahr !
    & Bon anniversaire pour Kei et moi ! et Nouvelle annee, bon annee”でいらっしゃいますように!
    ↑「あ・え・て」訳しませんww
    ドイツ語はゲオルグさん。
    フランス語はnetdashさんに訳していただきまーす。
    宜しくううう

    お終い

    p.s. “just hangin’ there ! & chers mate !!”のどちらかが米語でどちらかが英語の訳は、種さんにお願いしますよん♪

    では、Apa Kabar ! ←多分、誰もお分かりにならない言語で「あえて」締めくくりを~。

      引用  返信

  • イタリア語のスペル間違えました。

    FootballはCalcioのハズ。
    しつれーしました。

    Ferzeien mir bitte bitte
    えくすきゅぜ もあ!&のあ!(ヤニック・ノアのことです。。)

    Alles gute !!

      引用  返信

  • 種丸さん、お約束の写真です。
    テニあれ pizza でググると出てきます!

      引用  返信

  • 超久しぶりのコメントになりすいません。
    いよいよ、団長の季節がやってきましたね!
    BrisbaneのMDが待ち遠しいですね。
    まあ、誰と当たっても厳しいでしょうが、まずは1勝。
    と行って欲しいなあ~。
    まあ今年は本戦入りも去年とは比較にならないでしょうから焦ることはいらないと思いますが。
    今年もよろしくお願いします。

      引用  返信

  •  日本勢女子、オークランドで頑張っています。

     錦織や杉山のブリスベンでの初戦に先立ち、その他の日本勢女子がオークランドの予選で頑張っています。
     オークランドでは、男子のハイネケンオープン(1/12-17)の前の週に当たる1/5-10の日程で、ASB Classicオープンという名前で女子のWTAツアーが組まれており、本日(1/3)よりその予選が始まっています。
     日本からは、森田、中村、藤原の3名が本日予選の1回戦を行い、以下のように、全員揃って見事に勝利を収めました。

    森田あゆみ(86位) def. K.O’Brien(BGR:159位), 6-3,2-6,7-5
    中村藍子 (146位) def. K.Woerle (GER:164位), 6-2,1-6,6-3
    藤原里華 (151位) def. P.Mayr (AUT:112位), 6-4,6-0

     オークランドと日本の時差は4時間あり、本日起床した時には既に中村藍子の試合は終わっていました。また、森田あゆみの試合は格下の相手ながら薄氷を踏む内容で、ファイナルセットの1-4から、雨による中断に救われながらまくった勝利でした。
     本戦に出場するためには予選をあと2回勝つ必要がありますが、既にWCで本戦入りを決めている伊達公子と合わせ、「4人の日本人女子がWTAツアー本戦に出場!」なんてことも夢ではなくなってきました。(可能性としてはまだ低いですが)

     森田、中村、藤原の予選2回戦は、いずれも1/4(日)の朝7:00前後から11:00位(いずれも日本時間)までに行われる予定です。ASB Classicオープンの予選のライブスコアは、
    http://www.sonyericssonwtatour.com/1/
    のページ左上の「LIVE SCORES」-「AUCKLAND」でリアルタイムで楽しむことができます。
     1/4(日)は、錦織、添田、杉山の試合はありませんので、少し早起きをして、予選突破を目指す彼女達の熱戦を見届けてあげてはいかがでしょうか?
     

      引用  返信

  •  日本勢女子、オークランドで頑張っています。

     錦織や杉山のブリスベンでの初戦に先立ち、その他の日本勢女子がオークランドの予選で頑張っています。オークランドでは、男子ツアーのハイネケンオープン(1/12-17)の前の週に当たる1/5-10の日程で、ASB Classicオープンという名前の女子のWTAツアーが組まれており、本日(1/3)よりその予選が始まっています。

     日本からは、森田、中村、藤原の3選手が本日予選の1回戦を戦い、以下のように、全員揃って見事に勝利を収めました。

    ・森田あゆみ(86位) 6-3 2-6 7-5 イギリス選手(159位)
    ・中村藍子(146位) 6-2 1-6 6-3 ドイツ選手(164位)
    ・藤原里華(151位) 6-4 6-0 オーストリア選手(112位)

     オークランドと日本の時差は4時間あり、私が本日起床した時には、既に中村藍子の試合は終わっていました。また、森田あゆみの試合は格下の相手ながら薄氷を踏む内容で、ファイナルセットの1-4から、雨による中断に救われながらまくりとった勝利でした。
     本戦に出場するためにはあと2回予選を勝ち抜く必要がありますが、既にWCで本戦入りを決めている伊達公子と合わせ、「日本人女子、WTAツアー本戦に4人出場!」なんてことも夢ではなくなってきました。(可能性としてはまだ低いですが)

     森田、中村、藤原の予選2回戦は、3試合共1/4(日)の7:00前後から11:00頃(いずれも日本時間)までに行われる予定で、これらのライブスコアは、
    http://www.sonyericssonwtatour.com/1/
    のページ左上の「LIVE SCORES」-「AUCKLAND」にてリアルタイムで楽しむことができます。
     1/4(日)は錦織、添田、杉山の試合はありませんので、少し早起きをして、予選突破を本気で目指す彼女達の熱戦を見届けてあげてはいかがでしょうか?

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。