ATP Finals出場8選手のハードコートでのHead-to-Headを調べてみた

「対戦成績はサーフェスを考慮しないとあまり意味がないのでは?今回ではハードコート。」というもっともなご指摘を受けましたので、調べてみました。

対戦成績はいちいち、「Roger Federer vs Rafael Nadal」というように打たないと出てきません。そしてご存知のように、ATPのサイトは重いサイトで、表示に時間がかかります。さらに全対戦成績は出てきますが、サーフェスごととなると一つずつカウントしなければなりません。ということで、ちょっと怠けていました。

選手 Fed Nad Djo Mur Del Dav Ver Sod 合計 勝率
フェデラー 3-3 7-4 3-6 3-1 9-0 1-0 6-0 32-14 69.6%
ナダル 3-3 3-6 4-2 2-3 1-3 4-0 0-0 17-17 50.0%
ジョコビッチ 4-7 6-3 3-3 2-0 2-2 3-1 4-0 24-16 60.0%
マレー 6-3 2-4 3-3 3-0 4-4 7-1 2-1 27-16 62.8%
デルポトロ 1-3 3-2 0-2 0-3 0-2 0-0 2-0 6-12 33.3%
ダビデンコ 0-9 3-1 2-2 4-4 2-0 3-0 3-3 17-19 47.2%
ベルダスコ 0-1 0-4 1-3 1-7 0-0 0-3 1-2 3-20 13.0%
ソダーリング 0-6 0-0 0-4 1-2 0-2 3-3 2-1 6-18 25.0%

大まかな傾向は全コートのときと変わりませんが、ナダルvsジョコビッチに大きな変化があります。

全コートでは14勝6敗でナダル優勢でしたが、クレーコートの9勝0敗が含まれていましたので、ハードコートのみですと逆にジョコビッチの6勝3敗となります。

やはりダビデンコの健闘が光ります。フェデラーにこそ勝てていませんが、他には負け越していません。

デルポトロ、ベルダスコ、ソダーリングは最近伸びてきた選手ですから、対戦成績が悪いのもいたしかたないでしょう。

最近の対戦を重視して予想を立てたいと思います。

3 件のコメント

  • ナダルにとっては勝ち越している相手がいないため、普通に考えれば厳しくなると思います。
    しかし、ナダルには信じられない底力があるので、このグループの予想は難しいですね。

    一方、フェデラーのグループは、最近のデルポトロ、ベルダスコの状態から見て、高い確率でフェデラーとマレーがSFに進出すると予想します。

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  • sh515さん、コメントありがとうございます。
    ナダルの予想は今回、本当に難しいですね。
    私もナダルの底力は何回も見てきているので、今の状態でも案外勝ってしまうのではないかとみています。
    (ナダルファンのみなさんごめんなさい)

    やはりGroup Aはフェデラーとマレーが本命予想とする意見が多いようですね。

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  •  昨日からのATP Finalsも面白いですが、私は今、鈴木貴男選手に
    注目しています。

     先週の横浜CHでは4人のシード選手を破って見事に優勝。準々
    決勝以上の3試合を全て観戦しましたが、いずれも華麗なネットプ
    レーで押し切った素晴らしい内容でした。

     彼のテニスには錦織とは違った意味での華があります。ストロー
    ク全盛の時代に、少々甘い出球でもネットに出て果敢に勝負をかけ
    るそのスタイルは、戸惑う相手にじっくりと考える余裕を与えませ
    ん。

     先週の横浜CHでの優勝で、ランキングも2年振りに200位近く
    まで上昇し、今週の豊田CHでベスト4以上に入ることができれば
    目標とする全豪予選への出場も現実味をおびてきました。

     全豪予選への出場が豊田CHの結果次第なのは、添田も伊藤竜馬
    選手も同様で、皆真剣勝負で臨んでくることでしょう。

     という訳で、今週はGAORAのATP Finalsと共に、豊田CHでの
    熱い闘いにも注目していきたいと思います。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。