全仏オープンワイルドカード、錦織圭には与えられず。本戦繰り上がりに賭ける

全仏オープンのワイルドカードが発表されました。

予想通り、本戦ワイルドカードはアメリカ枠のスウィーティング、オーストラリア枠のボール以外の6人はフランス人選手となりました。
本戦ワイルドカードを与えられた全8人は以下の通りです。

Carsten Ball (AUS) カーステン・ボール オーストラリア枠
David Guez (FRA) ダビド・グエズ(?)
Nicolas Mahut (FRA) ニコラ・マウー
Gianni Mina (FRA) ジアニ・ミナ
Josselin Ouanna (FRA) ジョスラン・ウアンナ 昨年の全仏でサフィンに勝利
Laurent Recouderc (FRA) ロラン・ルクデルク(?)
Edouard Roger-Vasselin (FRA) エドゥアー・ロジェ=バスラン 昨年の楽天オープンでデルポトロに勝利
Ryan Sweeting (USA) ライアン・スウィーティング アメリカ枠

ワイルドカード発表について、テニスナビに記事が掲載されていますが・・・

錦織圭 全仏オープンを欠場か 主催者推薦枠が発表:男子テニス:テニスニュース: テニスナビ – Tennis Navi

これまでは「錦織は全仏オープンに出場する」、とだけ各メディアは伝え、予選にエントリーしていないことは伝えてきませんでした。

中には予選にはエントリーしていないにも関わらず、「錦織は予選からの出場が濃厚とみられる。」といった間違いも報道されました(ソースはあえて書きませんが・・・)。

「これでは誤解があるね」ということでケイメヒコさんと相談して、錦織の全仏参戦は可能性が高くないことを記事にすべく準備してきましたが、ここにして急に「欠場か」と、まるで錦織サイドが方針を転換したかのような印象すら与えてしまっています。

実際には予選にはエントリーしてないことも、補欠であることも、ワイルドカードをもらえる可能性が低いことも、このブログに数名の方が情報を提供してくださったように、事前に分かっていました。正確で誤解を与えないような報道がされることを切に希望します。

「錦織圭 全仏オープンを欠場か」

と書かれてしまうと、なにやら「出場できるんだけど出ない」って感じに見えてしまうではないですか・・・。

予選についてはその通りなのですが、本戦については「出してくれるなら出たい」とやる気満々なのは、エントリー状況からも、Facebookでの発言

The Frtench list keeps on dropping. I am hoping to get in. Won my quarter today. Played very well.

からも明らかです。まるで錦織サイドの意思で欠場するかのような誤解を与える表現はやめてほしいと思いました。

「錦織圭 全仏 本戦繰り上がり出場に賭ける」

にしてくれれば良かったのに・・・。

63 件のコメント

  • 本人がtwitterに書いてますね。The Frtench list keeps on dropping. I am hoping to get in. Won my quarter today. Played very well.
    調子が上向いて来て(っていうか、絶好調?)いるので、出たいようですが、あと4人はきつい…。

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  • 今年は欠場者が多めなのでひょっとしたら・・・という感じはありますが、あと4人はちょっときつそうですね。

    それにしても相変わらずタイプミスが多い・・・。本人じゃないかも?という話もありますが、このタイプミスの多さは錦織本人を想像させますw

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  • WCは予選も含めて全員フランス人です。
    これで完全に本戦の後4アウトがあるかどうかにかかってきました。
    全仏に向けて準備のクレーコートであと二日頑張って、後は気楽に体調を整えながら21日の金曜日のドローを待ちさえすればいいことになりました。もし、全仏にインできなくてもカーソンへ行くだけです。アメリカ内のCHですから顔ぶれは似たようなものです。全仏は5セットマッチだから体にきついと言いますが、CHは毎日連続3セットマッチです。対して全仏などGSは一日おきです。一日平均にしたら差は無いと言えます。プレッシャーはCH周りの方が高くなってきているでしょう。CHでは何らかの理由があっても、もう簡単には負けられないからです。そして、錦織選手にしたら、もう充分に試合感も戻ってきているでしょうし、強い相手に当たってさらなる自分のテニスを磨きたくて仕方が無くなっているでしょう。ギリギリ滑り込みインの強運が今回も働いてくれると嬉しいですね。
    準決勝は日本朝7時半以降です。土曜の朝だから大丈夫かな?
    こっちは今、夜です。お休みなさい。

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  • ケイメヒコさんと全く同意見です。
    たとえ強敵に当たって1回戦負けをしたとしても、出場できるなら「現地に行った」ことが大きな意味を持ちます。

    本物のトップレベルのテニスを肌で感じることができますし、モティベーションもアップするでしょう。これはチャレンジャーでは絶対に得られないものです。実際のポイントは入らなくても、将来のATPポイントに換算できる貴重な経験です。

    現在のOUT選手は

    Del Potro, Juan Martin ARG 5
    Davydenko, Nikolay RUS 6
    Haas, Tommy USA 21
    Andreev, Igor RUS 50
    Blake, James USA 53

    の5人です。

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  • >全仏は5セットマッチだから体にきついと言いますが、CHは毎日連>続3セットマッチです。対して全仏などGSは一日おきです。一日平>均にしたら差は無いと言えます。プレッシャーはCH周りの方が高く>なってきているでしょう。CHでは何らかの理由があっても、もう簡>単には負けられないからです。そして、錦織選手にしたら、もう充>分に試合感も戻ってきているでしょうし、強い相手に当たってさらなる自分のテニスを磨きたくて仕方が無くなっているでしょう。
    >ギリギリ滑り込みインの強運が今回も働いてくれると嬉しいですね。

    さすが鋭い洞察力、メヒコさん。

    強運も復活してるかも!
    母は心配するだけです。
    どういう方向へ行くにしても状況を見守りましょう。

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  • 今から言ってもしょうがないんですが、どうして予選エントリーしなかったんでしょうね。回復が予想より早かったということなんでしょうけど、締め切りは4月末、もうタラハシまで終わってて、本人は肘に違和感がないってわかってたはずです。ここの戦略がよくわからない。PRを使えば2番シードとかで、予選は2セット先取だし、本戦に入るのはそれほど難しくなかったはず。確かにサラソタからすぐに飛んで予選はきついですけどね。
    去年のDAは106までだから入れると思った、ということなんでしょうか。エントリーすることでマイナスってあるんですか?この辺、良くわからない。出場しなくてもPRが一枚減っちゃうとか?思いっきり間違えてたらごめんなさい。

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  • 圭君サイドの 考えでしょうね

    又 ぶり返すことの 怖さを 本人が一番よくわかっているから
    無理させていないと 思いますよ。

    本人の試合は 超特急でも
    考え方は 地道です。
    圭君も 今年以内に 100番以内に・・・ と考えています。

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  • しょせん、素人の考えることですから(笑)。
    ただ、医学的に言えば、手術しちゃったんだから、少なくとも短期間ではぶり返しようがないんです。リハビリで直した訳じゃない。3月の痛みも、原因は別にあるはず(だから短期間で復帰できたし)。
    とにかく、あと4つ転がってくるのを待つのみですね。それ以前に明日とあさって、良い試合ができることを祈るのみです。
    ところで、明日のSweeting、この間圧勝したのに、本人は「このトーナメントで一番やりたくない相手」って言ってますね。実力は一番だと認めてるにしても、ずいぶん謙虚だと思いました。

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  •  あもくさん、
    >ところで、明日のSweeting、この間圧勝したのに、本人は「このトーナメントで一番やりたくない相手」って言ってますね。実力は一番だと認めてるにしても、ずいぶん謙虚だと思いました。

     そうなんです!普段は謙虚に、しかしコートでは容赦なく!が
    錦織流なんですよ~^^)/
    その落差がまた、ファンにはたまらないんですけどね!

     みんなの言う通り、全仏本選DIできたら良いのになあ~
    テニスの神様に惚れられている圭、強運を祈っています≧▽≦

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  • Sweetingは強いと思います。
    勝負の行方は展開ひとつでがらっと変わるものですし、前回勝ったから、今回も勝てるとは断言できないと思いますし、錦織もそう思っているからこその発言と私は受け止めました。
    地に足が付いており、これはいい状態だと思いました。
    圧倒的な実力差があれば別ですが、Sweetingも才能あるプレイヤーですから、このくらいの心構えで良いと思います。

    もし今の快進撃の主因が「調子がよいこと」であるならば、調子が悪くなった時が心配です。
    逆に「これが地力」であるならば、前回と同様、Sweetingに勝利する期待が膨らみます。
    錦織は「今は調子が良い」と認識しているフシがありますが、後者であることを祈ります。
    過去2回、Sweetingに勝っているということは心理的にプラスに働くと思います。

    勝てば勝つほど、「これが地力」である確率が高まるので、もちろん今の状態は「最高!」です。

    全仏予選に出場しないことは、GS予選が「割に合わない」からだとハナから思いこんでいましたが、獲得できるポイントなどを調べてみたら、結構難しい判断だな、と思いました。まあ考え方ひとつですね。
    このあたりは記事にしてみたいと思います。(結構大作になりそうだから、書く時間あるかなあ・・)

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  • あ、それからPRはシードには適用されないルールですので、全仏予選に出場してもノーシードとなります。

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  • 錦織選手の全仏出場関連とはちょっと別の話になりますが
    GSって予選通過にポイントがあって、本選一回戦敗退でもポイントが付きますよね?
    予選通過して一回戦敗退の場合、予選通過ポイント+一回戦敗退ポイントが得られるということですか?
    それとも予選通過者は予選通過のポイントが一回戦敗退ポイントに代替され、一回戦敗退なら予選通過のポイントのみ得られるということでしょうか?

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  • 予選通過25p
    1回戦敗退10p
    計35p

    となるはずです。

    正確には、全豪1回戦で負けた予選通過選手のPoints BreakdownをATP公式サイトでチェックしてみると分かると思います。

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  • netdashさんありがとうございます。
    ATPのサイトで調べてみたら確かに35ポイントでした。
    こういう調べ方もあったんですね。

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  • おはようございます。

    予選エントリーのPRと本戦エントリーのPRは同じ大会でのPR使用となりますので、PR使用上ではなんら損失はありません。ただ、予選では確実に使用になってしまいます。

    参戦計画は長期的に考えて早め早めにエントリー申請していると思います。ATP大会と違い予選の締切は28日前、4月26日締切です。遅くとも丁度タラハシの大会後ではなく大会中に申請終了していなければ実質締切に間に合いません。つまり、復帰最初の週だけですから、全仏に何が何でも挑戦という決断は難しいところだと思います。今でこそ、全仏も戦える自信を得ているでしょうが、復帰したての時点ではそこまで強い決断はできなかったことと思います。ですから、本戦エントリーだけで充分としたのだと想像します。

    予選エントリーした場合と本戦エントリーだけの場合の違いは、予選の試合をした時点で、本戦エントリーのリストから消えます。例年でしたらすっきり本戦インは無いとして、対処するでしょうが、今年の場合はギリギリボーダーラインと言えると思います。これはどういうことかというと、ドロー発表の21日まで本戦エントリーリストを生かすか、予選の試合の開始日19日?までにして予選を三連勝してインを狙うか、のどちらを選択するかの問題です。本戦ドロー発表後は予選参加者の中からLLが選ばれます。4月20日前後の時点でチーム(プロジェクト45まだあるのかな?)は本戦の補欠リストを最後まで生かす道を選んだものと思います。あの時点でまだまだ不安な体調も含め遮二無二全仏参加でなくて良いとしたのでしょう。

    予選からの参加者のポイントはLLの場合も含めて、予選ポイント + 本戦ポイントがGSのポイントになります。予選敗退者のポイントはGSではなくその他の試合のポイントになります。予選のポイントはCHのポイントとほぼ同じと言えます。本戦参加ポイントの10点は大きいと思います。

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  • うおー、すげー分かった!ケイメヒコさんありがとう。

    私が書こうと思ったことと、それにプラスしていろいろ書いてあった。さすがです。

    私が思ったのは、もらえるポイントと参加者のレベルだけを比べたら、チャレンジャーとGS予選は同じくらいということ。

    で、アメリカ国内になるかフランスに飛ぶかの違いがあって、
    でももらえるポイントの天井は当然GSの方が高いから、可能性を考えるとどっちにするか難しいのじゃないかな?ということでした。

    予選を戦うと本戦DAすべりこみの可能性をつぶしてしまうことは私の頭から抜けていました。

    これでほぼ完全に、予選にエントリーしなかった謎が解けました。

    中途半端な記事をアップしたらケイメヒコさんに怒られるところでしたw

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  •  錦織の全仏予選WC獲得を予想し、見事に外したコリコリです。

     今回は、お詫びの意味も兼ねて、現在本戦ダイレクトインして
    いる選手の中から出場辞退する可能性のある選手をピックアップ
    してみました。

    ①PRエントリー選手
    ・61 Tursunov, Dmitry RUS
     (昨年の8月以降、公式戦実績無し)

    ②マドリッドで試合途中リタイアした選手
    ・10 Tsonga, Jo-Wilfried FRA (back)
    ・50 Petzschner, Philipp GER (leg)
    ・56 Cuevas, Pablo URU (back)
    ・66 Mayer, Leonardo ARG (elbow)

    ③体調不良によりマドリッドを出場辞退した選手(MD発表後)
    ・7 Roddick, Andy USA (illness)←仮病?
    ・15 Berdych, Tomas CZE (hip)
    ・16 Nalbandian, David ARG (leg)

     上記の内、上段の選手ほど全仏を辞退する可能性が高いと思い
    ますが、この他にも辞退をする選手が出てくる可能性もあること
    を考慮すれば、「あと4人の辞退」というのは、そんなに無謀な
    期待ではないような気がしてきました。

     やはり、こんなにクレーでの好調・自信をキープしているの
    だから、本人が「一番好きなGS」と言っているRGでの勇姿を
    どうしても映像で見てみたいと思ってしまいます。

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  • ケイメヒコさん、解説よくわかりました。ありがとうございました。
     
    ここで一つ疑問。予選参加選手の本選DA受諾の受付締め切りは予選ドローの発表(17日)時点でしょうか、それとも予選を実際に戦った時点でしょうか?公平さから考えて、恐らく前者ですね。ということは、予選に出ないことで、本選DAの締め切りが17日から本選ドロー発表の21日まで4日伸びることになります。 
     
    ここでなるほどと思うのが、錦織選手の2人前、アウト2番のロシアの選手が(僕の記憶では)ぎりぎりになって予選を辞退していることです。これはあと2人本選辞退が出るという予想をしたからだと思われます。これで錦織選手の上にいるalternateの3人は誰も予選に出ません。デッドラインは5月21日のドロー発表ということですが、ぎりぎりにDAされても移動の時間を考えると結構厳しいかもです。
     
    逆に#90, #103, #106の3人は申し込めばDAできたのに、予選から出場します。これ、理解できません。どうして予選やりたいんだろう。
    http://www.menstennisforums.com/showthread.php?t=161055

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  • あもく様

    こういう現象は、ATP500以上のトーナメントの場合、エントリー締切日が本選と予選で違うために起こります。
    これらのATP大会では本選エントリー締切後3週間後に予選エントリーの締切があります。
    (グランドスラムはATP大会でないためルールがちょっと違いますが本選の締め切り後に予選の締め切りがあるのは同じです。)

    本選・予選のエントリーの順位はエントリー締め切り時のランキングを適用します。
    彼らは、本選エントリー締切後の週にランキングを上昇させた選手で、例として、予選エントリーの#90の選手は、本選エントリーでは#109です(Altリストで錦織より3つ後ろ)。
    他の選手も本選Altで錦織より後ろにいますよ。

      引用  返信

  • linusさん
     なるほど。新参者なので、わかりませんでした。ご丁寧な解説、ありがとうございました。
     そういえば、他の選手の中にも予選リストと本選リストの順位が違ってた場合があったんですよね。それでわかりました。
     またお願いします。

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  •  連投すみません。
     錦織全仏本戦DAの可能性をもう少し具体的に示す情報を
    見つけましたので、ご紹介します。

     以下、flyboyさんというMTFユーザーからのコメントで
    The withdrawal list this year will be huge. Already 5. Tursunov, Stepanek are definite candidates for withdrawals. I wouldn’t be surprised to see Ram withdraw. Dent will almost definitely withdraw. Then you have guys like Simon, Berdych, Gicquel, Tsonga, Gonzalez, Nalbandian, Robredo, Ferrero, Lapentti, Janko, Zverev, Roddick, all of which who are under an injury cloud. I expect to see the entry list go down to around 108-110 definitely.
     とあります。

    「既に、Tursunov、Stepanek、Dentの3人の辞退はほぼ確実で、
    その他の故障中の選手数を考慮すれば、最終的なカットオフRKは
    108~110位まで下がってくるだろう。」とのことです。

     MTFサイト上の1ユーザーからのコメントではありますが、
    1選手ごとに根拠になりそうなバックデータを追うことができ、
    いい加減な情報ではなさそうです。

     俄然、元気が出てきました!

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  • 気が早いですが、ウィンブルドンのエントリーリストに圭君の名前が無いですが、掲載ミスであって欲しい。

      引用  返信

  • MTF、全仏のエントリーリストのスレに新しい書き込みがありますが。これによるとAltが繰り上がる締め切りは予選ドローの発表時だって言ってます。だから辞退が出てもほとんどLLに流れるって。わかって言ってるかどうか疑問です。2008年の全米では予選が始まってから錦織くん、本選に繰り上がったので、これとは矛盾してます。 
    このフォーラムにメンバー登録申請してるのに、いつになっても返事が来ない(泣)。ここで、「期限は本選ドロー発表じゃないの?」って聞けば一発で答えが返って来るのに。
     
    well its true that a lot of players will withdraw but most of them will wait until the last moment (like nalbandian ) to see if there is a little chance to play .so we will have a lot of LL players and not a lot of ALT in the draw before monday night (when the qualy draw is made ) .

      引用  返信

  • あもくさん、確か、2008年の全米では予選1回戦の直前
    (30分前?)にヒューイットの辞退が判明して本選に入れ
    ましたよね。

    予選が始まっても自分の試合の前ならまだ本選入れるんだ、
    と勝手に思ってました。

      引用  返信

  • MTFの新しい書き込みです。
    stepanek is confirmed, i remeber reading it somehwere in this forum but cant remember where, so thats 6 and tursunov,dent and simon are out if theyre sensible so that’s 9.
    「今の5人以外に4人辞退するのは間違いない。」これで錦織くん、本選に入れます。ただし、問題はタイミング。ぎりぎりまで辞退を待つ選手がいるので、期限を過ぎた場合はaltではなくLLが選ばれます。その場合、altの本選ディレクトインの締め切りがいつなのかが問題になります。
     
    気になるので、グランドスラムルールブックというのを見てみました。下記ですが、わかりにくいです。
     
    http://www.itftennis.com/shared/medialibrary/pdf/original/IO_46486_original.PDF
     
    これを見る限り(ただし、各々の大会で違う場合がある、ってご丁寧にも書いてあります)、altが最後に本選に選ばれるのは、「予選開始時」となっています。それ以降はLLが選ばれる。この「予選開始時」は予選一回戦、第1試合のサーブが打たれたとき(予定では18日の朝)と定義されてます。また、これを読む限り、予選に出ないことでDAの締め切りが延びることもありません。
     
    本選辞退に期限はないのか、と思って調べると、これ、エントリーの日、つまり4月中です。これ以降の辞退はすべて、「予測できない場合」なので、期限もありません。極端な話、試合の直前でもいい(そのタイミングで怪我をすることも実際にありますし)。
     
    どうやら、期限は18日の朝のようです。日本時間ではその日の夕方、でしょうか?MTFで確認したいところですけど。

      引用  返信

  • 上の書き込み、なぜか「匿名」になっちゃいました。僕でした。

      引用  返信

  • 4さん、
    2008年の全米の予選、錦織くんの試合って予選全体で最初の試合じゃなかったですか?それならつじつまが合います。つまり、自分の試合が始まったかかどうかではなく、予選第1試合が始まったら、本選DAはなくなる訳です。

      引用  返信

  • 先ず、しっかりかくにんして頂きたいことがあります。

    エントリーリストは本戦ドローのためのリストです。このリストによってドローが行われます。このリストからアウトするかどうかに寄ります。ドローは予選者の枠を残して行いますが、予選ドローとは関係有りません。

    本戦ドロー後に空きができた場合。予選の試合が開始されていない間は本戦のリストが適応されます。予選の試合が開始されたら予選参加者の中からLLが選ばれます。

    2008年全米の場合、本戦ドロー後、予選開始前に空きができたので本戦のリストから繰り入れますので、錦織選手がインしたわけです。

    全仏は少し事情が変わります。予選ドローが発表され、本戦ドローの開始前に予選の試合が始まり、それに参戦すると本戦ドローのリストからアウトします。つまり、予選の最初の試合開始前に予選参戦を取りやめると本戦リストからアウトしません。

    何れにしても、本戦ドローはエントリーリストによって先ず空きが無く組まれます。これが基本です。LLが発生するのはその本戦ドロー後に空きができた場合です。

    MTFの記事の通りならエントリーシステムの意味が無くなってしまいます。

      引用  返信

  • 連投になりますが、
    After the draw is made ….

    を抜かして読むと仰る通りの理解になりましょう。
    最も大切なポイントじゃないかと思います。

      引用  返信

  • さらに、

    2008年の場合、も本戦ドローの前に、予選開始前だったような気がします。LLではなかったものね。

    いずれにしても、本戦のエントリーリストはドローの直前まで修正されます。LLはそこで空きが無く組まれた後に空きができた時の問題です。ドロー表に最初からLLの名前が載って発表になるわけありません。

    ですから、錦織選手は21日のドロー発表時にインしている場合のみ全仏参戦になります。

      引用  返信

  • お教え頂いた2010のルールブック
    この部分は2006と変わりがないように思います。

    予選の開始がメインドローより早いので、補欠リストが存在するのはメインドローまでです。

      引用  返信

  • ケイメヒコさん
    やっぱり僕が間違ってましたね。混乱したことを言ってて、ごめんなさい。自分で半信半疑でした。というのは最初からケイメヒコさんとnetdashさんが言ってたことの方が理にかなっていると思っていたからです。僕の間違いは、
    After the draw is made and prior to the commencement of the Qualifying competition…のところのthe drawをqualifying drawと読んだことです。というのは全米などでmain drawがqualifyingの前に発表になるというのを知らなかったもので(新参者の悲しさ)、After the draw is madeのdrawをqualifying drawと誤読したんです。Qualifying drawならAfter the draw is madeって書く必要ないですからね。しかし、このルールやっぱり、わかりにくいです。
    ケイメヒコさんのおっしゃる通り、「予選の開始がメインドローより早いので、補欠リストが存在するのはメインドローまで」ですので、本選繰り上がりのタイムリミットは21日の夕方、本選ドローの発表までですね。
    ありがとうございました。

      引用  返信

  • もう一つ、僕が誤読した理由。After the Qualifying competition commences, such vacancies may only be filled by eligible Lucky Losers. これ、全仏に関する限り間違いなんですね。GSのルールブックはmain drawの発表が予選トーナメントより早いというのを前提にして書かれてます。全仏は逆なので、これがあてはまらない。GSのルールブックには「予選に参戦すると本戦ドローのリストからアウト」とは書かれてません(僕には見つけられませんでした)。たぶんこれ、全仏のルールブックにあるんでしょうね。ま、常識だし。
    いずれにしても、疑問、氷解しました。やっぱりおかしいと思ったんですよね。自分で書いていながら。
    重ね重ね、ありがとうございました。

      引用  返信

  • 予選に参戦すると本戦リストからアウトというのは明示されていません。

    明示されている箇所や言葉はすぐに出せませんが、だから、わたしの考えではありますが次のように言えます。

    選手は同時に2つのイベントに参加できないということがあります。つまり、予選の試合と本戦のドローは同時に起きます。だからどちらかにしか参加できません。予選に参加したら本戦のドローには参加できないわけです。
    もしも仮に本戦ドローにインしてしまう状態になったとき、始めてしまった予選の戦いを取り消すことはできないのはお分かりでしょう。予選に参加しないで思惑通りにインできなかった場合はそこで終わりです。
    ですから、予選に参加すると言うことは、もしもの可能性には目をつぶって、実力で勝ち抜きインするという強い意志の表れと思います。
    今年みたいにどうなるか分からない年は今まで余りなかったと思います。

      引用  返信

  • このリンク、読めないんですけど、オリバーも「来週早々」って言ってたらしいです。火曜日は予選が始まる日ですが…。ますますわからなくなってきた。本人は50/50だと思ってる様子。本人サイドも18日だと誤解してるとか?まさかねえ。

      引用  返信

  • わたしもリンク先は読めないのですが、

    もし、チームがそのような理解をしているとしたら疑問です。

    プロテクトランキングも誤解をしていた節があるし、全仏のオフィシャルの実施を待つことができるといいと思います。

    この部分のルールブックの本文です。
    2. Singles Main Draw
    Each Grand Slam shall specify the time and place that the Referee shall
    publicly make the singles draw. The draw shall be composed as follows:
    a. Direct Acceptances
    Players who are accepted directly in the draw by virtue of their
    computer singles ranking. The computer ranking to be used shall be
    that dated approximately forty-two (42) days prior to the
    commencement of the tournament.
    b. Wild Cards
    Players who are included in the draw at the sole discretion of the
    Grand Slam Tournament Committee. Wild Cards may be seeded. Wild
    Cards must be named at the time the draw is made and Wild Cards that
    withdraw or default may not be replaced with new Wild Cards after
    the draw is made, except as provided under Section f. iii. herein. Such
    position shall be filled by the next eligible person on the entry list, or if
    the Qualifying competition has commenced, it shall be filled by the
    eligible Lucky Loser. The Qualifying competition commences when
    the first ball of the first Qualifying match is struck.
    No player may be named as a Wild Card who has competed in the
    Qualifying competition of that tournament.
    c. Qualifiers
    Players who are included in the draw as a result of their success in a
    Qualifying competition.
    If the Main Draw is made prior to the completion of a Qualifying
    competition, it shall include the appropriate number of qualifying
    places. Each of these qualifying places will be positioned in the Main
    Draw in accordance with the standard drawing procedures.
    Determination as to which Qualifier goes into which qualifying place
    will be effected by drawing after the Qualifying competition ends.
    d. Vacancies
    After the draw is made and prior to the commencement of the
    Qualifying competition, all vacancies created by the withdrawal of
    24
    unseeded players, including Wild Card withdrawals, shall be filled by
    the next highest ranked player(s) on the original entry list. After the
    Qualifying competition commences, such vacancies may only be filled
    by eligible Lucky Losers.

    ここで、a,b,c,dの順番にことが起きます。
    dのところの最初の言葉のAfter the draw is made and…の部分はaが実施された後のことですから、dセクション全体に作用すると思います。
    最後のLLの部分だけが前に飛び出すはずがありません。が、皆さんそう解釈されています。

    空きができるのはドローより先にできるわけないのですが。どなたか英文の達者な方がこのMain Drawの部分を見て、お教えください。

    1つ疑問が残ることがあります。aの42日前のエントリーリストで行う とあるだけで、いつの時点で有効なリストによるかは書いてありません。普通に考えるならDrawを行う時の最新のリストによるものでしょう。予選が開始された時点での有効なリストによるとは書いてありません。どちらのリストによるDrawでしょうか?

      引用  返信

  • わたしは英語にも法律にも疎い者です。が、納得できません。

    dセクションの文章からだけ見ても、LLの部分は文章の途中から始まっています。段落を改めて書き出してはいません。予選の前に空きができた場合の処置につづいて、予選開始後の処置です。予選前の場合と同じようなDraw後に空きができたらLLで埋めると言うだけのことでしょう。

    いつの時点のエントリーリストによるは書いていないので、事務局が混乱を避けるため予選開始時点で有効なリストでDrawを行うという実際的なことはあるかもしれません。明文化ではっきりしていないことは、事務局に確認すべきでしょう。

    プロの人も慣れから判断していることが多いです。条文全体を精査していない節が多いです。微妙なことですから、プロもその都度条文を精査して、事務局に確認した方が良いのではないかと門外漢は思うのです。

      引用  返信

  • 連投ですみません。

    今年の場合、withdrawalはぎりぎりまで待って伝えられる場合がありましょう。だからほんの1日2日でもあきらめるのを遅らせて欲しいと思うからです。3日も前ならその後なってwithdrawalが有る可能性も高く、いつの時点で有効なエントリーリストによるかは大きな問題だと思います。チームは是非とも事務局に実際の処理を確認して欲しいと思います。

      引用  返信

  • 読めなかったですか? 
    日本では読みOKなのですが、失礼しました。

    一応 文章を書き出してみます

    An elbow injury kept him sidelined, and he became so desperate he switched around and started playing left-handed.

    ・・・ 省略・・・

    Nishikori, who came to United States at 14 to train at IMG Academies and attended Bradenton Academy, hopes his next stop is the French Open, which gets under way Saturday. But he will need some help.

    “I am four out right now of the main draw so if someone pulls out or somebody gets injured I could go there. It’s about 50-50, and I should know by Tuesday,” Nishikori said.

      引用  返信

  • http://tennisjp.cocolog-nifty.com/tennis/2010/05/500-6.html

    これは 読めますか?

    (内容から 抜粋)

    錦織圭はフレンチオープン本戦には4アウト。(4番目のウエイテング・リスト)
    18日火曜日にフレンチの本戦入りプレイヤーは決まる。

    フレンチオープン不出場の場合は、
    5月25日からのカルフォルニア州 Carson のチャレンジャ-に出場になるかもしれない。

      引用  返信

  • 英文の記事、2回目には読めました。やはり錦織サイドは18日だと思ってるようです。日本語のサイトはあてにならないと思う。わかってると思えません。ただ、錦織サイドから情報をもらっる可能性は高いですね。
     
    MTFの新しい書き込みに面白いのがありました。これによれば予選が始まってから辞退する場合は、現地でトーナメントドクターの診察を受ける必要があるので、「辞退をぎりぎりまで待つ」の「ぎりぎり」というのは予選開始の18日である、というものです。本人も「確か…」というレベルではっきりしないのですが、何となくそんな気がしてきました(行ったり来たりで我ながらいい加減だ)。
     
    いずれにしても、火曜日には何らかの動きがあるでしょう。

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  • わたしは、チームがルールブックに照らしているのかが、疑問なのです。プロテクトランキングのことから流布していることによって判断している嫌いがあると思えるからです。一般に流布するのは前提条件を無視した話しが多いです。

    火曜日に判断してあきらめてしまったらもったいない事態があり得ると思えるからです。もちろん、メインドローまで辞退者が増えるとは限りませんが、メインドローが行われる前に自分からアウトしたらアウト確定です。

    ケガや病気理由の辞退には診断書の添付が必要だったと思います。トーナメントドクターの診察が必要なのは始まっている競技に参加している者の場合だったと思います。

    わたしは当事者でないのでどうなっても良いわけですが、話しはみんなごちゃ混ぜにした話しで流布しますから、しないでも良い自分から制限した行動に出ているように感じます。

      引用  返信

  • 今回は「匿名」じゃないです(笑)。
     
    ケイメヒコさん:
     
    これがただの「チーム」なら僕も同じように考えたと思います。ただ、錦織くんはIMGですから、この辺は「ツーカー」じゃないかと思う訳です。もし21日が締め切りなら、全仏の担当者とのやりとりでわかるんじゃないか、と。だから、「火曜日に判断してあきらめてしまったらもったいない事態があり得る」までいい加減じゃないかな、とも。相手はプロ中のプロですから。
     
    ただし、おっしゃる通りルールブックをちゃんと読んでるとは思えません。アメリカ人は弁護士でもない限り、こんなの読みません(笑)。
     
    原則論から言えば、18日説、21日説どちらにも理由があります。
    18日説:予選というのは本選に出られない選手のものだから、予選開始までには本選に誰が入るかは確定しているべきである。予選に出るか出ないかのギャンブルなんて、ちょっと変ですよね。
    21日説(ケイメヒコさんが書かれたように):メインドローにいきなりLLが入るはずがない。 
     
    で、18日以降に辞退したらペナルティが課される、という条項があれば、18日締め切りでも「メインドローにいきなりLLが入る」ことはなくなる訳です。
     
    いずれにしても,火曜日までに動きがあります。僕は錦織くん、本選に入ると思ってます。

      引用  返信

  • bluettiさん

    引用の英文にしろ、日本文にしろ、18日と言っている根拠は錦織サイドあるいは流布している話しでしか有りませんね。

    塚越さんはテニスの書き手のプロのはずです。でも、今年のプロテクトランキングのルールを知らない人です。ルールブックをお知らせするコメントを書きましたが。

    わたしだけが異説を言っているようですから引っ込みます。

      引用  返信

  • 最後に一言言わせてください。

    前にa,b,c,dの順にことが起きます、と言いました。これは単純な時間的順番を表していません。意味のある事柄の起きる順番です。予選が始まるのは時間的にはドローより前です。しかし、時間的に後になるDAが決まるときはドローの時で。これが一連の事柄のスタートになる事柄です。予選の始まりは最後に起きる事柄です。この違いをお分かりいただけないでしょうか?

    お騒がせしました。

      引用  返信

  • ケイメヒコさんだけ異説を言ってるとは思ってません。僕個人としてはどちらかわからなくなってます。だから火曜日になって、錦織くんが本選にDAすれば結果オーライかなと思う訳です。
    いずれにしても、netdashさんとケイメヒコさんのおかげでいろいろと学ぶことができました。ありがとうございました。
    今後もよろしくお願いします。

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。