ウィンブルドン準々決勝、フェデラーがベルディヒに敗れ、準決勝進出を決めたジョコビッチと入れ替わりで3位になることが確定しました。フェデラーが3位以下になるのは2003年11月以来のことです。
The Championships Wimbledon 2010
Men’s Singles Quarterfinals
Thomas Berdych def. Roger Federer, 4-6, 6-3, 6-1, 6-4
ベルディヒは2大会連続のグランドスラムベスト4で一段上のステージに上がってきた印象です。しかし試合終盤はかなり硬くなっていました。本当の意味で精神的に強くなったかどうかは疑問です。
遠方に出張だったためライブスコアで試合の経過を追いかけていました。帰宅したときはすでに4thセットの4−3でした。フェデラーのバックハンドはほとんどスライスでミス待ち状態。フォアもそれほど無理をしていないはずなのにミスが出ていました。明らかに調子を崩していました。
ベルディヒも1stサーブがあまり入らず、ラリーにも迷いが感じられました。安全に行きたい気持ちと、積極的に行かなければならないという気持ちが交錯しているプレーぶりでした。5−4で一度はブレイクポイントを握られますが、それでも最後は攻めて金星を上げました。
フェデラーはそれほど厳しいと思えない球にも簡単に押し込まれていたのが気になりました。前哨戦のハーレで太ももを痛めていたらしいので、その影響があったかもしれません。今大会も1回戦から苦戦を強いられ、フィジカル的に万全でなかった可能性があります。
しかしその分を差し引いても、WOWOWの放送によると今日のベルディヒのプレーは素晴らしかったようです。無冠の帝王の座を卒業できるか注目されます。
2大会連続のグランドスラムベスト8での敗退となったことで、フェデラー衰退説がまた囁かれるようになると思いますが、個人的にはそれほど心配ないと思います。
確かに2006年前後を全盛期とすれば、今は当時ほどいいテニスが出来ていないと思います(主にフォアハンドのミスの多さに起因していると思います)。しかしまだ「衰えた」のか「調子が悪い」のか区別できない段階だと思います。衰えたという可能性もありますが、どちらかというと今後、調子を取り戻す可能性の方が高いと私は見ています。また、周りの選手のレベルアップが顕著であるようにも思います。
予想は相変わらず外しまくっていますが、私のお気に入り選手が数多くベスト8に入っていますので、錦織がその中にいないことを除いては満足です。現在行われているツォンガ/マレー戦、ナダル/ソダーリング戦ともに目が離せず、サッカー日本代表が敗退した今となっても寝不足は解消されそうにありません。
NadalがSoderlingに勝ち、MurrayがTsongaに勝ちましたので、
これでウインブルドン後の順位は6位まで確定しました。
確定していないのはBerdychの位置です。
入った位置から下は一つずつ下がります。
1 Nadal
2 Djokovic
3 Federer
4 Murray
5 Soderling
6 Davydenko
7. Berdych 優勝の時
7 Del Potro
8. Berdych 準優勝の時
8 Roddick
9 Verdasco
10 Tsonga
11 Berdych
試算による楽しみはここまででした。
ケイメヒコ引用 返信
11位のBerdychはベスト4止まりのときですね。
netdash引用 返信
だんちょ、2020になってますよf^_^ それにしても逆フラグの力はすごい。。
圭kunn引用 返信
10年後の逆フラグ予言ということでw
それにしてももういい加減に予想当てたい(T T)
netdash引用 返信
今回フェデラーの優勝を観るためだけに決勝戦のチケットと休みを取りました。しかし、そのフェデラーはもういません。今関西空港にいます。これからロンドンへ行きますが、何のためにウィンブルドンへ行くのか分からず、とても複雑な気分です。
しかし、団長の言葉を拝見して少し安心しました。決して「衰退」ではなく、「調子を取り戻す可能性の方が高いと」と。彼が引退でもしない限り、これからもしつこく追いかけたいと思います。
Shin引用 返信
Shinさん、それは大変残念でしたね・・・。
でもフェデラーがいなくても、残った選手を見たら素晴らしい決勝になることは間違いないでしょう。ウィンブルドンの決勝なんてうらやましいなあ。
netdash引用 返信