コリコリさんのコメントはいつも内容が深く、コメント欄に埋もれさせておくにはあまりにももったいないので、お願いして不定期で記事を執筆していただくことになりました。そして、さっそく第1弾を執筆して下さいましたので公開致します。
(以下、コリコリさん執筆内容)
tennisnakamaさんソースの両者の試合後の記者会見内容です。
●ベルダスコ
「2回戦のティプサレヴィッチの試合でスローにスタートした
ために、彼によいプレーをさせてしまった失敗を繰り返さない
ためにも、今日は最初から強気で100%の気持ちで、よく走り
ハードに打った。
圭はトレーナーを呼んでメディカルタイムアウトをとったので、
今日の彼は100%ではないと思った。だから僕にとっては有利な
状況で速い試合の展開をこころみた。圭はどんどん調子がよくなっ
てきたようだけれど、僕のプレーがよくて彼のゲームをさせなかっ
たと思う。
(錦織圭に対する作戦は?との質問に)
初めて対戦するので特別な作戦はなかったが、彼が勝ったブレイ
クやフェレールの試合は観た。圭のゲームはフラットで速い展開を
狙うがそれほどのスピンはないように思った。僕が心がけたのは、
良いサーヴを打ち、フラットやスピンのサーヴをミックスする
こと。フォアハンドのスピンを効かせて彼のバックサイドに高く
跳ねるショットを打つこと。そして彼を走らせること。No?
今日は僕のメンタルの勝利の日だった。でも圭はフィジカルで
100%でなかったので無念だったと思う。」●錦織
「今日はリターンを普段に比べて多くミスってしまった。ベルダ
スコはものすごく重い球を打ってきて、しかも高くバウンドして
しまう。彼とプレーするのは本当にむずかしかった。
ナダルのときもそうだったけれど、重いトップスピンで、バッ
クハンドに高く入ってくるトップスピンのフォアハンドはむずか
しい。
(ギルバートのコーチングについて)
サーヴの%を上げること、グラウンドストロークを安定させる
こと、といったことなど注意されてます。」
両者のコメント内容を突き合せると、
ベルダスコとしては錦織を周到に研究して実に的確な戦術を
立て、そしてそれが想定通りにうまくいった、というとで、逆に
錦織とすればベルダスコの戦術はある程度想定してはいたが、
実際のベルダスコのショット・戦術はその想定範囲を超えていた、
ということだと思います。
私は、今回の負けについて、トップスピン系のレフティーに対
する課題を明確にしてくれた貴重な試合だったと思っています。
課題さえ体感できれば、錦織の若さ・ポテンシャルと優秀なコー
チ陣をもってすれば、必ず克服してくれるでしょう。
次の試合でベルダスコやナダルに勝つために不可欠な負けだった
と考えれば、あらためて有意義な全豪だったと思えてきます。
という訳で、私としては既に全豪の総括を終え、次のサンノゼに
向けた充電(情報収集)を開始しました。
サンノゼには、宿敵ベルダスコ(多分No.1シード)を始め、PR
使用のデルポトロ、モンフィス(12位)、フィッシュ(16位)、クエ
リー(18位)等が出場予定です。
できれば上位の対戦でベルダスコにリベンジし、錦織の適応能力
の高さを見せつけてほしいものです!
コリコリさんの記事、すごく興味深く面白かったです。
これで私のこれからの錦織圭の試合の見方も深くなると
思いました。
私は、とにかく、ダスコの、錦織に対して一度も気を抜かない
姿勢、ウィナーを打てば打つほど引き締まった表情をしていく
ベルダスコに圧倒されていました。
本当に、本当にこの試合に勝ちたいんだ!ということが伝わってきました。
あれだけ勝っている状況でのベンチに戻った時のダスコの表情がとても厳しく、切り取った写真の様に今でも私の心に刻まれています。
「今日は僕のメンタルの勝利の日だった。」
というのが、心から納得のコメントでした。
圭くんは、もうすこし、もうちょっと記者会見でしゃべってくれるといいなぁ。
話はそれますが、
おとといのコメント欄、ひろQさんとよしQさんの夫婦漫才に笑わせてもらいましたww
マックウィン引用 返信
そうですよね。我々も今後に目を向けましょう!
こうしてる間も、ケイメヒコさんとみつさんによるランキング試算は着々と進んでおります。詳しくはケイメヒコさんのランキング試算(1月31日付け)記事コメント欄をご覧ください。3回戦終了時点での試算によると全豪後に最高70位、最悪71位ということで、これはMiami Masters1000のDAに向けて大いに希望が持てる数字だと思います。
来年の全豪シード権を得るためには仮に1300点が必要とします。内訳を考えると、
グランドスラム 90点(3回戦)×4大会=360点
マスターズ1000 90点(R16)×4大会+45点(R32)×5大会=585点
ATP500 90点(QF)×2大会=180点
ATP250 90点(SF)×1大会+45点(QF)×2大会=180点
これで18大会の合計が1305点となり目標達成。
これはめっちゃタフなノルマですね!!
グランドスラムはもう今後の本戦DAは間違いないので、あと3大会のうちのどれかで4回戦(ベスト16)まで進めれば、他のどれか1つで1回戦にトップシード選手と当たり敗退とかあってもカバー出来るんですが、どうか。
一番厳しそうなのはマスターズ1000で、まず9大会全部に出場するという仮定ですから、これをどうクリアするかでしょう。4〜5月の3大会は予選を通過する必要があるか? 2月末の時点で60位以内に入っていれば4月のMonte-CarloはひょっとするとDAされるかも知れません。サンノゼ(+メンフィス)+デルレイで180点穫れるか? いずれにしてもこのマスターズのハードルが一番きついかも。
ATP500とATP250のノルマは数多く出ればクリアできるように思います。
マスターズのノルマがきつい事を考えると、やはり一発当たると大きいグランドスラムで1度は準々決勝に進んでくれると嬉しいんですが、それは欲張り過ぎでしょうか? 否!
上のように考えると、やはりTOP30の選手というのは凄いですね。そして錦織はその凄い選手に今年1年でなってくれるでしょう!
ひろQ引用 返信
大変興味深い記事でした。
記者会見コメントからの分析、なるほど!とうなずくことばかり。
No.100とNo.10、技術だけを比べるとさほど差はない。
その違いは環境やメンタルだ。と、だいぶ昔に聞いたことがあります。
まるっきり当たっているわけではないかもしれませんが…
環境とは、体調管理や相手への分析力などでしょうか。
体調を万全にし、大事な試合で最高レベルに持って行くことも経験が必要でしょう。
分析はチームの役割でもあるでしょう。
いろんなことがうまくかみ合わなければいけない厳しい世界ですね。
錦織選手には、TOP10選手にだって勝てる!(実際勝ってるし)と周りに期待させる技術があるということですよね。
今回のこの経験を、必ず次へ生かしてくれると思います!
マックウィンさんのおっしゃるとおり、
私にもベルダスコの本当に引き締まった表情が今も目に焼き付いてます。
ティプサレビッチとの死闘でもぎとった勝利を、ここで絶対に無駄にはするもんか!という気迫が、すさまじいオーラとなってテレビを通して伝わってきました。
正直そんなベルダスコと、あまり地に足がついていないような(特に1st set)錦織選手とでは、差を感じたのも確かです。。。
さて今日のベルダスコ君。どんな試合を見せてくれるか、楽しみですね!
錦織に勝った以上は、もっとギアをあげて上へ行ってほしいな。
ひろQさん、全豪シード権獲得への道、すばらしいです!!
namicchiro引用 返信
今回記事が間に合わなかったので恒例の優勝予想4回戦時点、予想結果だけ。
4回戦
ナダル vs チリッチ ナダル
Raonic vs フェレール フェレール
ソダーリング vs Dolgopolov ソダーリング
メルツァー vs マレー マレー
ベルディヒ vs ベルダスコ ベルダスコ
アルマグロ vs ジョコビッチ ジョコビッチ
ロディック vs バブリンカ バブリンカ
ロブレド vs フェデラー フェデラー
QF
ナダル vs フェレール ナダル
ソダーリング vs マレー ソダーリング
ベルダスコ vs ジョコビッチ ジョコビッチ
バブリンカ vs フェデラー フェデラー
SF
ナダル vs ソダーリング ナダル
ジョコビッチ vs フェデラー ・・・ジョコビッチ
F
ナダル vs ジョコビッチ ナダル
netdash引用 返信
本日のデイセッションを見終えてからなので、少しずるい
ですが、以下、私の予想です。しかし、ベルダスコがああも
簡単にベルディヒにやられてしまうとは・・・
なお、Raonic(20才)やDolgopolov(22才)は錦織と年齢が
近いので、予想というよりは願望に近いものがあります。
4回戦
ナダル vs チリッチ ナダル
Raonic vs フェレール 徹底的にフェレール
ソダーリング vs Dolgopolov 徹底的にソダーリング
メルツァー vs マレー マレー
ベルディヒ vs ベルダスコ ベルディヒ(後出しじゃんけん)
アルマグロ vs ジョコビッチ ジョコビッチ(後出しじゃんけん)
ロディック vs バブリンカ ロディック(団長予想に反旗)
ロブレド vs フェデラー フェデラー(後出しじゃんけん)
QF
ナダル vs フェレール ナダル
ソダーリング vs マレー ソダーリング
ベルディヒ vs ジョコビッチ ベルディヒ
ロディック vs フェデラー フェデラー
SF
ナダル vs ソダーリング ナダル
ベルディヒ vs フェデラー フェデラー
F
ナダル vs フェデラー・・・フェデラー
コリコリ引用 返信
コリコリさん、ありがとうございます。
まとめていだだくと、素人にもわかりやすくて大助かりです。
圭くんには大きな経験になったと思います。
(にしても、ダスコっていいコメントしますね~♪♪♪)
さっき、そのダスコ・ベルディヒ戦で(ダスコ捻挫の影響かなりあったみたいですね(>_<))坂本さんが圭ダスコ戦のこと3場面で話されてましたね↓
・フィジカル面がダスコとの大きな違い。
・技の課題…1stの確率と2ndの精度を上げること。
・ブラッドのアドバイス・・・
ダスコのバックハンドは殆どの確率でクロスコートに来るから、 バックハンド側にボールを集めて自分のペースを作りなさい。
(坂)試合ではダスコはバックハンドに来たのを逆に、ストレートにも打っていた。自信を持ってプレイしてた。なので、最初の段階で、タイミングというかリズムに乗れなかったのが敗因につながったと思う。
(実アナ)クロスで待ってた錦織に対してそのウラをついてきた?(坂)ストレートの展開が速く、その精度も高かった。さすがTop10。
(実アナ)Top10プレーヤーはその試合の状況に応じて臨機応変に変えられるんですね?(坂)はい。
・(これはTVでは言って欲しくなかったけど…って書いていいのか?すみません)ダスコの捻挫治療場面で…
ティプ戦で軽く捻挫してたので、その影響もあると思うので、彼を動かしていこうと話してた。しかし、動かす前に、フォアの1発とサーブでこちらが動かされた。
バックも攻める指示が出てたんですね。そんなに攻めてるようには見えなかったけど…。それと、対戦相手はもう、錦織にはギルバートが支持を出してだろうということを織り込み済みで作戦立ててるってことですね。
長くなりましたが、応援も気持ちを切り替えて行きます!
ちょこ引用 返信
>ロディック vs バブリンカ ロディック(団長予想に反旗)
初っ端から外しそうw
バブリンカの片手バックってあんなにすごかったでしたっけ?
チェンナイでベルディヒに勝って優勝しただけのことはあり
ますね~
コリコリ引用 返信
バブリンカの調子が良さそうなので推してみました。
でもベルディヒvsダスコは外したけど・・・。
netdash引用 返信
ソ、ソダリンが~(>_<)
マレー戦見たかったです。
ってか、ドルゴポルフ、圭くんにやってもらいたいような
ハツラツさでしたね。1才上なんですね。圭くんもGO GO Kei !
ドルくん、今日みたいにミスが少なければマレー戦楽しみです♪
今週も見ごたえのある試合が目白押しですね!
ナダルとフェデラーに勝ってもらいたいけど、体調や調子から…なんとなくマレーなんじゃないかと。
ちょこ引用 返信
4回戦の団長は6勝2敗ですね。
これでワウリンカは対ロディック3勝1敗・・・といっても過去2勝はいずれもロディックのリタイアなので実質これで5分でしょうか?
2大会連続のベスト8進出を決めたワウリンカですが、今調べてみると昨年の全米が自身初のGSベスト8だったんですね。いやあ意外でした。
まあ、ソデルリングの躍進のほうがもっと驚くべきことですが・・・(あのナダルを破った試合が自身初のGS4回戦だってんだから驚きです)。
2R引用 返信