前置きは省略します。
トップ10に返り咲く、芝のキャリア勝率を上げる等、今回の全英で設定したい目標はいくつもありますが、私は現実的かつ今最も重要な目標として、全英を終えた時点でレースRKで8位以内をキープ(現在7位)していることが今大会での最大のミッションだと考えています。
狙いは勿論ATPファイナルへの初出場。
下記リンクのパッケージツアー(HIS)のポスターを見てください。
http://www.his-euro.co.uk/sports/Barclays_ATP_World_Tour_Finals.htm
もう想像しただけで鼻血が出てきてしまいそうですよねw
既に3つのGSが終わり、最も得意で失効点も少ないハードコートシーズンの入口で8位以内のレースRKをキープしていれば、自ずと年間RKも上昇するだろうし、ATPファイナルへの初出場も、より現実的な目標になってくると思います。
以下、現時点(最終更新)での全英のエントリー&シード状況です。
・各選手のRKは6/16付
・各選手の勝敗成績はマイアミ以降の公式戦結果(デ杯WG含む)
・圭の過去対戦で、○:勝ち越し、△:タイ、×:負け越し、無印:過去対戦無し
#1 Djokovic SRB 2位 14勝2敗 全仏準優勝 △
#2 Nadal ESP 1位 20勝4敗 全仏優勝・Ha-2R ×
#3 Murray GBR 5位 10勝5敗 全仏SF・Lo-3R ×
#4 Federer SUI 4位 13勝3敗 全仏4R・Ha優勝 △
#5 Wawrinka SUI 3位 10勝5敗 全仏1R・Lo-SF ×
#6 Berdych CZE 6位 13勝6敗 全仏QF・Lo-QF ○
#7 Ferrer ESP 7位 12勝5敗 全仏QF・Sh欠場 ○
#8 Raonic CAN 9位 11勝6敗 全仏QF・Ha-2R ○
●怖さを感じる上位対抗シード(#5~#8)選手の順番
Berdych≧Wawrinka≒Raonic≧Ferrer
#9 Isner USA 11位 6勝5敗 全仏4R
#10 Nishikori JPN 12位 12勝3敗 全仏1R・Ha-SF
#11 Dimitrov BUL 13位 16勝4敗 全仏1R・Lo優勝 ○
#12 Gulbis LAT 10位 17勝6敗 全仏SF・Lo-2R ○
#13 Gasquet FRA 14位 5勝3敗 全仏3R・Ha-1R・Ea準優勝 ×
#14 Tsonga FRA 17位 10勝6敗 全仏4R・Lo-3R ○
#15 Janowicz POL 24位 2勝6敗 全仏3R・Ha-1R
#16 Fognini ITA 15位 9勝6敗 全仏3R ○
#17 Youzhny RUS 16位 4勝7敗 全仏2R・Ha-1R ×
#18 Verdasco ESP 23位 11勝5敗 全仏4R・Sh-QF ×
#19 Lopez ESP 25位 14勝7敗 全仏2R・Lo準優勝・Ea優勝 ○
#20 Anderson RSA 18位 7勝6敗 全仏4R・Lo-QF ○
#21 Dolgopolov UKR 19位 5勝5敗 全仏2R・Lo-QF(棄権)・Ea欠場 ○
#22 Kohlschreiber GER 27位 14勝7敗 全仏3R・Ha-SF
#23 Robredo ESP 22位 6勝6敗 全仏3R ○
#24 Monfils FRA 21位 9勝4敗 全仏QF・Ha-2R ○
●怖さを感じる下位対抗シード(#17~#24)選手6人
Kohlschreiber≒Lopez≧Verdasco≧Anderson≒Monfils≧Dolgopolov
#25 Almagro ESP 26位 8勝4敗 全仏1R途中棄権 △ 離脱
#25 Seppi ITA 34位 8勝9敗 全仏3R・Ha-1R ○
#26 Cilic CRO 29位 8勝6敗 全仏3R・Lo-1R ○
#27 Bautista Agut ESP 28位 13勝5敗 全仏3R・Sh優勝 ○
#28 Granollers ESP 30位 8勝9敗 全仏4R・Sh-1R ○
#29 Karlovic CRO 33位 8勝8敗 全仏3R・Ha-2R・Ea-1R ×
#30 Garcia Lopez ESP 31位 12勝5敗 全仏4R・Ea-2R ×
#31 Pospisil CAN 35位 3勝6敗 全仏1R・Lo-2R・Sh-QF
#32 Tursunov RUS 32位 8勝8敗 全仏3R・Lo-2R・Sh-2R(棄権) ×
予1 Pospisil CAN 35位 3勝5敗 全仏1R・Lo-2R・Sh-QF進出中 ↑
予1 Simon FRA 36位 8勝8敗 全仏3R・Ea-2R
◆要注意ノーシード選手(RK順)
(今週のツアー成績により追加・削除の可能性あり)
・Dodig CRO 38位 4勝6敗 全仏1R途中棄権 ○ 離脱
・Stepanek CZE 40位 9勝6敗 全仏3R・Lo-SF ○
・Chardy FRA 43位 8勝7敗 全仏2R・Lo-1R・Ea-QF ×
・Berlocq ARG 44位 11勝5敗 全仏2R・Ea-2R △
・Hewitt AUS 46位 2勝5敗 全仏1R・Lo-2R ×
・Istomin UZB 49位 12勝6敗 全仏2R・Lo-2R・Ea-SF ○
・Roger-Vasselin FRA 53位 6勝8敗 全仏1R・Lo-3R・Ea-QF
・Falla COL 54位 5勝5敗 全仏1R・Ha準優勝・Sh-1R ○
・Klizan SVK 57位 11勝4敗 全仏1R・Lo-3R・Ea-QF ×
・Brown GER 78位 6勝5敗 全仏1R・Ha-QF
・[WC]Baghdatis CYP 115位 1勝2敗 Lo-2R途中棄権 ×
◇主なWithdraw選手
・Del Potro ARG 8位
・Mayer GER 42位
・Haas GER 20位
・Almagro ESP 26位
・Dodig CRO 38位
・
あくまでも感覚論ですが、上位対抗シード群(#5~#8)の割には比較的勝てそうな選手が多く、下位対抗シード群(#17~#24)の割には怖いと感じる選手が多いような気がします。また、要注意ノーシード選手にも怖い選手がゴロゴロいる感じですね。(負け越している選手だけでも4人)
今週の圭は、近年恒例となったBNP Paribas Tennis Classic(エキシビ)に参戦中で、もう本日(6/18日本時間22:00)には初戦のTsonga戦、6/20にはBerdych戦が予定されています。
http://www.bnpparibastennisclassic.com/
一方、全英の予選は既に始まっており、日本男子は添田、伊藤、杉田、守屋、ダニエル、内山の6人が参戦し、伊藤と杉田が明日(6/19)の決勝に駒を進めています。
注目の全英メインドロー抽選は、6/20(金)の現地10:00、日本時間では夕方18:00よりセレモニーが開催される予定です。 それまでは、圭のエキシビと伊藤・杉田の予選決勝に注目しながら徐々にテンションを高めていきたいと思っています。
(以下、ドロー発表後の追記)
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6/20の19時頃(日本時間)に発表されたメインドローは、全体としてはボトムハーフの#2Nadalのクォー ターブロックで、上位対抗シードはまたもや#8Raonic、下位対抗シードは#22Kohlschreiberとなりました。
以下、ベスト8までの選手情報です。
・[#8]Raonic CAN 9位 11勝6敗 全仏QF・Ha-2R ○
・Ebden AUS 86位 1勝7敗 全仏1R・Lo-1R・Sh-2R ○
・[Q]Herbert FRA 130位 1勝2敗 全仏1R・Ha-2R(Q)
・Sock USA 75位 5勝3敗 全仏3R ○
・Kubot POL 71位 2勝4敗 全仏1R・Ha-1R
・Struff GER 65位 5勝4敗 全仏2R・Ha-1R・Sh-2R
・Lajovic SRB 84位 3勝4敗 全仏4R・Lo-1R・Sh-1R ○
・[#28]Garcia Lopez ESP 31位 12勝5敗 全仏4R・Ea-2R ○
・[#22]Kohlschreiber GER 27位 14勝7敗 全仏3R・Ha-SF
・Sijsling NED 60位 2勝9敗 全仏1R・Lo-1R・Sh-1R ○
・[Q]Ito JPN 129位 0勝1敗 全仏予選1R ○
・[LL]Bolelli ITA 132位 2勝3敗 全仏2R(Q)
・[Q]Ilhan TUR 152位 0勝2敗 全仏予選2R・Lo-1R(Q)
・[Q]Kudla USA 135位 1勝2敗 全仏予選1R・Lo-2R
・De Schepper FRA 67位 4勝6敗 全仏2R・Lo-3R・Sh-1R
・[#10]Nishikori JPN 12位 12勝3敗 全仏1R・Ha-SF
◆ベスト8までのドロー所感(箇条書き)
- シード選手には好調選手が多く、ノーシード選手には怖さを感じる選手が少ない。
- 負け越している選手がおらず、気分が良い。
- 初戦のDe Schepperは侮れないが、シードダウンのリスクは小さそう。
- 3Rの相手はKohlschreiberが濃厚。今波に乗る芝巧者であるが、圭との対戦をイメージした場合、なぜかさほどの怖さは感じない。むしろ、新鮮な初対戦に対する期待感が大きい。
- 上位対抗シードのRaonicに関しては、ドロー運としては悪くはないものの、お互いあまり良い受け止めはしていないのではないだろうか? Raonicにしてみれば、全サーフェースで圭に黒星を喫するのは耐え難いはず。
勿論Raonic以外の選手が上がってくる可能性もあるが、三度この2人の対戦が実現すれば、4R屈指の好カードになるのは間違いないだろう。 - 大きな勝算こそ見込めないものの、竜馬の1Rは願ってもないLL相手となった。予選決勝で見せてくれた不屈の精神力で是非突破してほしい。
上記に加え、#2Nadalのクォーターブロックであることを考慮すれば、ベスト4以上への進出にも期待が膨らみますね。
全体的な印象しては、ベスト8までの視界は比較的良好、かつ、ベスト4以上も狙える良いドローだと思います。
圭(伊藤&杉田含む)の初戦(1R)は、天候不良でもない限り、来週の6/24(火)に入ることが決まっています。
来週のハードな観戦スケジュールに備え、今週末は充分な休息を取られることをお薦めしますw
日本のFUでクレーだったら敵無しでしょう。ただ、今大会は地元の貴男選手が参戦しているみたいですね。
ところで、FUのライスコってあるんですか?
コリコリ引用 返信
申し訳ありません。仕事中で、私もテニスコーチをやっている友人から速報をメールしてもらっているもので・・・ライスコはあるようですが、今は確認できませんm(__)m
西岡選手、ストレートで勝ったようです。
下団引用 返信
南昌CH添田選手QF進出。西岡選手、札幌FuでQF進出です。
札幌Fuではユーストリーム?から映像も見られるそうで、私も覗こうとしたのですが、繁忙期の影響でパソコンが重くなっていてか、辿り着けず・・・こういう時に能力の低さが嘆かわしい(>_<)
下団引用 返信