本日、ウィンブルドンのシード順が発表されました。錦織圭は、1つ前の記事のコメント欄で皆さんが予想していた通り、第10シードとなりました。
上記リンクによりますと、シード順は以下の通りです。
DJOKOVIC, Novak (SRB) [1] NADAL, Rafael (ESP) [2] MURRAY, Andy (GBR) [3] FEDERER, Roger (SUI) [4]
WAWRINKA, Stan (SUI) [5] BERDYCH, Tomas (CZE) [6] FERRER, David (ESP) [7] RAONIC, Milos (CAN) [8]
ISNER, John (USA) [9] NISHIKORI, Kei (JPN) [10] DIMITROV, Grigor (BUL) [11] GULBIS, Ernests (LAT) [12]
GASQUET, Richard (FRA) [13] TSONGA, Jo-Wilfried (FRA) [14] JANOWICZ, Jerzy (POL) [15] FOGNINI, Fabio (ITA) [16]
YOUZHNY, Mikhail (RUS) [17] VERDASCO, Fernando (ESP) [18] LOPEZ, Feliciano (ESP) [19] ANDERSON, Kevin (RSA) [20] DOLGOPOLOV, Alexandr (UKR) [21] KOHLSCHREIBER, Philipp (GER) [22] ROBREDO, Tommy (ESP) [23] MONFILS, Gael (FRA) [24] ALMAGRO, Nicolas (ESP) [25] SEPPI, Andreas (ITA) [26] CILIC, Marin (CRO) [27] BAUTISTA AGUT, Roberto (ESP) [28] GARCIA-LOPEZ, Guillermo (ESP) [29] KARLOVIC, Ivo (CRO) [30] GRANOLLERS, Marcel (ESP) [31] TURSUNOV, Dmitry (RUS) [32]
シード選手が順当に勝ち上がった場合、第9~12シードは4回戦で第5~8シードの誰かと当たります。
すなわちバブリンカ、ベルディヒ、フェレール、ラオニッチとなります。
バブリンカ 錦織が勝ったことがない相手だが、最近不調で芝の実績もあまりない
ベルディヒ ビッグサーブ持ち、準優勝経験ありだが、対戦成績は錦織が3-1でリード。
フェレール 芝のロンドン五輪では錦織が勝利。ただクレーのイメージとは裏腹に芝の成績も悪くない。
ラオニッチ 世界最高のサーバーの1人。対戦成績は錦織の2-0.
サーフェス別成績
シード | 名前 | ハード | クレー | 芝 |
---|---|---|---|---|
5 | バブリンカ | .604 | .655 | .472 |
6 | ベルディヒ | .643 | .642 | .698 |
7 | フェレール | .637 | .717 | .704 |
8 | ラオニッチ | .704 | .593 | .474 |
10 | 錦織 | .635 | .660 | .515 |
サーフェス別成績を見ると、まずフェレールが意外と芝でいい成績を残しているのが目につきます。実際ウィンブルドンではベスト8を2回、ベスト16を3回マークしています。
逆に芝で冴えないのがバブリンカ。ウィンブルドンでは2回、ベスト16進出がありますが9回出場して1回戦負けが5回、2回戦負けが1回は彼の実力を考えると苦手なサーフェスと言ってよいでしょう。
錦織も芝の勝率が冴えませんが、個々の結果を見ると33試合と試合数自体が少ない中、リタイアが3回もあること、2010年ウィンブルドンでは優勝したナダルと1回戦で当たる不運。2010年までの経験が浅い時期及び肘の故障からの復帰過程の時期に勝てていないことなど、情状酌量の余地がありそうです。
先週のHalleで調子の良いフェデラーに対していい試合もできましたし、ベストのサーフェスとは言えないまでも苦手とも言えないくらいの適性はあると思います。
ラオニッチの芝での勝率が低いのが意外です。ただ彼の場合はまだ19試合しか芝での経験がありませんし、同じく勝率の良くなかったクレーでも今年あれだけの活躍をしましたので、世界最高のビッグサーバーの1人であることを考えると芝での適性がないとは思えません。
ただ、サーブを返されたときの時間的余裕が最もないのも芝ですので、クレーコートでのプレーような余裕を持った3球目攻撃ができるかどうかがカギとなるでしょう。
個人的感想としては当たりたい順番としては、
バブリンカ>ラオニッチ≒フェレール>ベルディヒ
という感じです。
今気づきましたが、錦織のクレーでの勝率がハードを上回ったんですね。
netdash引用 返信
今回のウィンブルドンはこれまでで最もいい状態で臨めそうですね。
全仏は悲劇的な結果でしたが、今の錦織は短い期間での回復力がついてきたと思います。
個人的にはベスト8はもはやマスト! くらいの気持ちで見ています。
夢のコント引用 返信
久しぶりにBIG4(古い?)がキレイにばらけましたね。ナダル山希望w
僕はラオニッチがいやですねぇ。前回対戦のイメージが・・・
こぉ引用 返信
団長さんありがとうございます。
日々カッコ良くなり公式応援サイトのような感じがします。
サーフェス別の勝率出してもらい、参考になります。
錦織選手にはWBで一皮剥けて欲しいです。
ウツボ引用 返信
ラオは圧倒的サービスが怖い印象と、脆いストロークの印象と両方あって、どっちが来るか読めないというか最も幅を持って予想すべき相手という感じですね~。
結局4人の誰が来てもそんなに変わらない気もします。
netdash引用 返信
対抗シード4人の中で一番楽なのはラオニックでしょう。
今までの試合数が少ないと言っても対戦した相手の顔ぶれを考えると明らかに負けすぎだと思います。
3セットならサーブオンリーで押し切られる可能性が無いとは言いませんが、5セットならまず勝てる相手だと思います。
(そもそも4回戦までラオニックが勝ち上がる可能性の方が低いと思います。)
それより嫌なのは3回戦でしょうね。
こっちは一筋縄ではいかない相手が揃っています。
全仏1回戦のようにシビアな相手ではなく、楽な相手を引いて調整してから3回戦を迎えたいものです。
KAN引用 返信
参考までにラオニックのハレ・ウィンブルドン・ロンドン五輪での勝敗と対戦相手
※括弧内は対戦時のランキング
勝ち
Andujar(48)
Kamke(88)
Petzschner(144)
Zhang(217)
Gicquel(119)
Giraldo(45)
Berlocq(74)
Ito(69)
負け
Petzschner(71)
Federer(3)
Monfils(67)
Gojowzyk(120)
Muller(92)
Querrey(64)
Sijsling(64)
Tsuonga(6)
フェデラーやツォンガを抜いても8勝6敗ですしTOP30には一度も勝ったことがありません。
TOP50で勝ったのもクレーコーターのアンドゥハルとヒラルドの2人だけです。
KAN引用 返信
データ上ではこの中でベルディヒは強敵なんですけど、なんとなく勝ってくれそう。逆にバブとフェレールは勝てても泥仕合になりそうで、次の試合がヤバそうな気がします。って、上位対抗シードに勝つ事を前提としてるのは気が早いか(笑)。取り敢えず目指せ180ptかな。
としぼう引用 返信
ラオニッチは高身長なのにフォアのグリップが厚いから芝の低いボールの処理がネックになってくるんでしょうね、昨年ベスト4のデルポトロやヤノヴィッツは大きくても握りが薄いから低いボールにも対応できてましたけど。
サンプラスに憧れていたのだから本人は芝でもっと勝ちたいんでしょうけどね。
個人的に今大会のベルディヒは何となく怖いです。絶対的な優勝候補がいない今年はチャンスだし、同年代のバブリンカがGS初優勝したのもあって、かなり気合い入ってると思います。
きょう介引用 返信