メンタルが弱いから試合に勝てないんでしょうか?

定期購読しているテニスマガジン2008年6月号が届きました。今月号も面白いです。

錦織関連記事もバッチリ。「錦織圭の昨日・今日・明日」で2ページ。そして早くもデ杯インド戦のレポートが掲載されています。これが4ページ。

その他、ボブ・ブレッド氏のコラムなどちょこちょこと錦織の話が出てきます。

今、日本テニス界で一番注目されている選手ですから、当然ですね。

さて、今回のテニスマガジン、一番素晴らしいと思ったのは「たすけてQ&A」の中の福井烈さんのQ&Aです。

Q. メンタルが弱いから試合に勝てないんでしょうか?

A. メンタルが弱いから勝てないのではなく、技術が足りないから勝てないのです。

この問答は、私のいいたいことをズバリ言ってくれていて、すっきりしました。また、福井さんのようなすごい方と同じ意見を持っていてうれしかったです。

要旨としてはこんな感じです。これ以上は、本誌を買って読んでみてください。

  • 誰でも大事な場面ではメンタルが弱い
  • 大事な場面でDFするのは、「大事な場面だから」するのである
  • 「こういうこともあるのだ」と理解することが大事
  • 失敗して「メンタルが弱いから」と片付けるとそれを理由に前に進めない
  • みんなメンタルは弱くない、と言いたい

素晴らしいです。「失敗しても、メンタルが弱いからと終わらせず、次はそうならないように克服する」ことこそが大事、と福井さんは説いています。

これは一般の人向けのメッセージですが、プロにも当てはまると思います。弱気になりそうなところを、この福井さんのQ&Aのように考えて、みなプロテニスプレイヤーは精進していると思います。

試合に勝つことが仕事であるプロテニスプレイヤーのメンタルは、みなものすごく強いと思います。

錦織特集記事でも、錦織の地に足のついた考え方、態度が紹介されていました。勝敗にわれわれファンが一喜一憂する中、錦織圭本人はしっかりと将来のためにやるべきことはやっているのです。

未だかつて、錦織のような年齢で錦織のようにトッププレイヤーと数多く対戦し、かつ錦織のように結果を出してきた日本人はいませんし、世界を探してもほんの一握りです。

みなさん、錦織の前途は洋々ですよ!

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4 件のコメント

  • そうですよね~。
    自分の実力とメンタルの強さはほぼイコールだと思います。
    だいたい、プロに対して失礼ですよね~。
    メンタルが弱いなんてことば。
    アマチュアで、練習ではいいボール打つのに
    試合で勝てないのはメンタルのせいだとかいうけど、
    試合の実力がほんとの実力ですよね。

      引用  返信

  • そうですね。
    メンタルが弱いから・・・って、逃げてますよね。
    技術はあるんだけど、っていってるのと同じことですものね。

    負けたのをメンタルのせいにしてはいけません。
    下手だから負けたんです。

    そして、負けたその後が大事なんですよ。

      引用  返信

  • そうですよね。
    私が考えるメンタルって、かけひきがじょうずかへたかとか、
    大事なポイントを思い切りよくいけるかとかだと思うんですけど、
    それも技術のうちで、どっちが相手よりすぐれているか
    ということだと思います。
    圭君はそういうものって天性の素質があるってみんないってるので
    やっぱり実力で負けたんでしょうね~。

      引用  返信

  • メンタルの強さ弱さは「ある」とは思いますよ。単独で語るのが意味ないと思うだけで。
    メンタル「強い」選手でも強い選手と当たるとメンタル「弱く」なっちゃうことがあるということが言いたいんですよね。

    フェデラーだって、全仏でのナダル戦を見ると「メンタル弱い」感じに見えますけど、誰もフェデラーがメンタル弱いなんて思いませんよね。

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。