相次ぐシードダウンの流れを阻止せよ!2016マイアミ3回戦 vs. ドルゴポロフ

波乱のマイアミ

3回戦、ドルゴポロフ戦です。
今年のマイアミはシードダウンが相次いでいます。大きいところでは

2R
Kuznetsov def. Wawrinka[4], 6−4,6−3
Smyczek def. Isner[13], 6-2,2-6,7-6(5)
Dzumhur def. Nadal[5], 2-6,6-4,3-0, ret.

3R
Pouille def. Ferrer[8], 6-7(1),7-6(4),7-5

フェレールの試合は見ていませんが、他の3選手はテニスの調子あるいは体調が良くなかったようです。
ワウリンカは悪いときの歯車が噛み合わないプレーでミスを重ねていました(IWでもそうでした)し、イズナーも昨年錦織に勝ったときのプレーと比べるとサーブの確率が低く、攻め球のミスが目立ちました。
ナダルは暑さの影響でしょうか、体調不良でリタイア。心配ですね。

こういうときはさらにシードダウンが起こりそうな雰囲気になることもありますが、錦織には得意の「周囲の状況我関せず」をいい方に発揮して自分の試合に集中して欲しいですね、いや、いつものようにそうしていることでしょう。

ドルゴポロフ戦 展望

ドルゴポロフは多彩なプレーという点で錦織と共通点があり、ジュニア時代からお互いをよく知り、仲が良いようです。ダブルスを組んだこともあります。
対戦成績では3勝0敗とまだ負け無しでセットも取られていません。回転量の多いスライスや、バギーホイップで持ち上げるフォアのクロスのカウンターなど、錦織が嫌がりそうなショットも持っていますが、過去の対戦ではうまく対処していますね。

下の動画はドルゴポロフとステパネクのスライスの練習動画ですが、とんでもなく浮揚していますね。まるでフリスビーのようです。


そしてこの動画はフォアのバギーホイップショットですが、えぐい角度ですね。

試合の行方は、いつもながらサーブの出来に最も左右されそうな気がします。

3回戦 西岡 vs. ティエム 感想

6-2,6-2とスコアが離されましたが、西岡のプレースタイルがティエムの好きなタイプだったのではないかと思いました。
溜めて思い切り振り切るティエムのショットはすごいですね。あれに勝つためにはマレー、ジョコビッチ級のディフェンスや錦織級の攻撃力が必要だと感じました。
西岡のスピンの効いた球がちょうどティエムにとって「溜めれる」タイミングだったように見えました。
フラット系の球の方がが効きそうです。
また、ティエムはそんなにポジションが前ではないので、積極的に前に入ってオープンスペースを突く攻撃ができれば(難易度高いですが)効果的だと思いました。
スコアは離されましたが動きの良さ、度胸の良さ、粘りなど見るべきところが沢山ありましたので悲観的になる必要はないと思います。
こういった強い選手との対戦が増えれば自ずと課題が見つかり、それを克服することでレベルアップしていけると思います。

試合情報

大会名(カテゴリー):Miami Open Powered by Itau (Masters 1000)
サーフェス:ハード
ドロー数:96
ラウンド:3回戦

試合日時

現地時間 3月28日(月) 11:00〜
日本時間 3月29日(水) 0:00〜
@ GRANDSTAND

対戦相手

Alexandr Dolgopolov (UKR) アレクサンダー・ドルゴポロフ(ウクライナ)

  • 第27シード、ランキング29位(最高13位)
  • 27歳、180cm、71kg
  • 今年の勝敗(ATP250本戦以上):10勝5敗(錦織は15勝5敗)
  • 全豪は2回戦でFedererに3-6,5-7,1-6で敗退。
  • アカプルコ2回戦でFerrerに6-4,6-4で勝利し、そのままSF進出。Tomicに6-1,4-6,3-6で惜敗。
  • 今大会は2回戦Seppiに6-4,6-4勝ちで3回戦に駒を進めてきた。

過去の対戦成績

3勝0敗
2015 Acapulco QF Kei Nishikori 6-4,6-4
2013 Brisbane QF Kei Nishikori 6-4,7-6(3)
2011 Shanghai QF Kei Nishikori 6-4,6-3

生観戦手段

応援フード&応援メディスン

さあ、いよいよドルゴ選手との東西ニンジャ対決!
今回は熱中症で体調不良の選手続出とか・・・
ネットでの観戦では、選手の大変さに心を合わせるのが難しいので、、
ゆきんこりさんをはじめ、貴重な現地レポーターの皆さんの臨場感あふれる情報は嬉しい限りです
圭くん、現地のファンも、ネット観戦のファンも、熱く応援しているからね〜

micchi

food-dolgopolov4-micchi

(netdash@鼻血コメント)
応援フードだけでは飽き足りず、応援メディスンまで登場!

12 件のコメント

  • micchiさん、最高!面白いww
    ニンジャ対決、楽しみです!
    ドール ゴホゴホ 楽し〜い😁

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  • 久しぶりに書き込みます。
    シードダウンの流れなのに相変わらず錦織の周りは崩れませんねえ、、全豪、IWと、今シーズンの大きな大会では全て「当たるべき」シード選手と当たっています。そして今大会もここまでその流れ通りです。次もツォンガになってしまうんですかね(笑)
    まあ結局の所どんな選手にも勝たないと優勝できない訳ですが(((^_^;)

    micchiさん、流石です(笑)
    最近風邪気味なので食べよっと、、、

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  • 先々週の金曜日から風邪をひいてしまい、今日、ようやくご飯が食べられるようになりました(^_^;)💦いやぁ、今回はひさかたぶりに熱は出るし、吐くし、会社は約束があって休めないし、の何重苦でした~(;´д`)アウウ←マイリマシタ(–;)
    この3日間、のど飴、イヤというほどなめました❗(*≧∀≦*)ウヒョー♥←絶対に圭が勝ちます!p(^-^)q
    今夜は、やっと生圭を堪能できそうです!(^o^)/♥
    ゴホゴホは捉えて噛み砕き、もうスッキリですよ~!σ(*´∀`*)♥

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  • 私は、ノー・どぐろポトフを最初に思いつき、でも、そんな高級魚、NG!
    で、「誰のポトフ?」  「圭くんのでしょ、」
    という駄洒落でポトフを作って、これから食べま~す^^

    応援は、ハイ、のど飴なめなめ・・・了解です!
    この前も、ビールは初めから、
    で、ピンチになってからえびせんポリポリしてたら挽回!

    心をひとつにできる応援フード、micchiさん、ありがとうございました~♪

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  • @あいあい さん、
    いつも、圭の回りだけは無風地帯ですね(+_+)💨
    でも、早さを競うものではないので、結局、王道を行く圭が一番鍛えられて強くなって行くんですよ!
    確かに、先に行かれて悔しい時もありますけど、“最後に笑うのは圭だ!”と、思うことにしています!p(^-^)q

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  • @圭 大好き! さん
    ですね!錦織も「もう」26歳と言われますが、アジア人の身体的ピークは遅めに来ることや、現代のテニス界においてワウリンカ等、30近くなってから覚醒する選手が多く見られることから、錦織のさらなるジャンプアップは1~2年後位に来るのではないか、と思ってます。今年は経験値を積みまくる年にしてほしいですね。
    あ、圭 大好き!さんもお大事にしてくださいね、、、

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  • micchiさん、凄すぎww 誰も思いつかないそのアイデア、発想力、錦織くん並ww
    アレックスドルゴポロフ通称ドッグ、で、アメリカでドッグを食らう❗というこじつけでアメリカンドッグ買ってこようかなあ、セブンのが一番好きだな、でも夜中に食べるにはカロリーが(^_^;)、と躊躇してました(笑)

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  • 応援フーズ!
    思わず吹き出してしまいました爆笑
    今年は是非とも1000に優勝して欲しい!
    その目標に向かって、1歩1歩前進だ〜!

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  • 確かに錦織の周りはシードダウンしませんね。
    去年の全米だったかその前だったかで、第4シードで臨む錦織に、第4シードだとドローが少し楽になりますね? みたいな質問があって、その時錦織は、どんなドローでも強い相手を倒さなければいけないのは変わらないので、そういうのはあまり気にしません。 若いのに凄いなぁと感心しました。だから自分の周りにシード落ちがないとかはあまり気にしてないかも知れないですね。でもマレーがいなくなれば、さすがにラッキーって思うでしょうか。それともデビスカップの雪辱ができなくて残念と思うでしょうか。後者であって欲しいです。どうも錦織はラッキーで勝ち進むのは好みじゃないような気がします。

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  • 親友対決、楽しみです。素敵なラリーが見れることを期待してます。

    西岡は、団長という通り全然悲観するような感じじゃなかったと思います。スコアは離されましたが、ここからぐんぐんランキングを上げていきそうな予感を感じる今大会でした。

    日本のテニスプレーヤー=錦織
    の現状から
    日本テニスプレーヤー=錦織or西岡
    になれば、もっともっと日本テニス界が盛りがると思いますので、錦織同様、西岡の躍進にも期待したいですね。

      引用  返信

  • @Ogikuboguy さん
    以前彼が試合に勝った後だったか、「次は○○選手ですが」とインタビュアーに尋ねられた所、「先のドローは見ていなかったので分かりません、これから対策します」というような趣旨の事を言っていた時がありました。最近は次の対戦相手についてもきちんと答えていますが、それにしても錦織はあまり相手がどうとか考えていない様な気がします(ビッグ4とかになると別でしょうが)
    目の前の相手に全力を尽くし、終わってから次の相手について考える。これがトップ選手のメンタルなんでしょうね。自分なんかは大会のドローが出るだけで一喜一憂してましたが、、やっぱり違いますね(笑)

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。