2011 Aegon Championships
1st Round
Sam Querry def. Kei Nishikori, 6-3,6-4
2008年デルレイビーチ準決勝以来の対戦。あの試合は私の中での錦織ベストマッチです。
クエリーは最初から強力なサーブが入りあっさりキープ。
対する錦織はなんと最初のサービスゲームでダブルフォルトを交え、バックハンドのミスが3本。いきなりブレイクを許しました。
ビッグサーバーのクエリー相手にこれは厳しい展開です。ラリーになると完全に錦織の方が上手いしフットワークも良いのですが、何しろサービス1本で追いつかれてしまいます。第3ゲームは7本のブレイクポイントがありながらモノにすることができず、そのまま3-6でセットを落としました。
2ndセットに入ってもクエリーのサーブを攻略することができず、第3ゲームではダブルフォルト2本でピンチに。ブレイクポイントではいいプレーをすることができ、なんとかキープしました。
このあたりでサービスでのポイントも増えてきて、エースも4本。勢いづきたいところだったのですが、とにかくクエリーのサービスゲームで最低でも2本はサービスポイントを献上しているので、これは来たチャンスを確実にものにしないといけませんし、ブレイクは許すことができません。
確かにクエリーのサーブはすごかったのですが、彼だって無敵ではないわけです。ブレイクされることもあります。このような選手をブレイクするためには、
(1)とにかく返球率を高める
(2)2ndサーブは叩いていく
ことが重要です。(2)は比較的できていたと思います。ですが、(1)がいまいちだったと思います。
ビッグサーバーに対してサーブを返球できないと、調子に乗ってきます。そしてますます、サービスでポイントを取られてしまいます。この悪循環(相手にとっては好循環)を断ち切る必要が、ビッグサーバーと対戦する時には必要です。
今年の芝初戦でコート状態も速いままですので厳しい条件だったとは思いますが、こういう展開だと、「まずポイントが進んで行く前に何とかする」ことが必要です。
錦織は挽回力がありますし、カウンターのすごいショットも持っているのですが、その前に「ピンチを迎えない」ことが最も大事です。1stサーブに対しては多少ギャンブルでも読みを入れたり、思い切って打っていったりしてほしかったと思いました。
すでに述べたようにラリーになると錦織が優位に立つ場面が多く、また、観客がどよめくようなショットを打つのは、ほとんど錦織の方でした。見ていて、「内容は勝ってるのになぜかスコアは負けてる」という感覚が常につきまといました。
そしてクエリーをブレイクできそうにない雰囲気のまま、タイブレーク入りを覚悟しつつあった第9ゲーム、クエリーが勝負に出るとともに、錦織にミスが出ます。15-30から簡単なフォアをアウト。次のポイントは相手を崩して浮いてきたチャンスボールを大きくボレーでアウトしてしまいました。
これで気を良くしたクエリーに、次のゲームはサービスポイント4本を決められてしまい、消化不良のままコートを去りました。非常に残念です。
ウィンブルドンで活躍することが一番重要なので、まだ挽回の余地はあります。この後の調整が上手くいくことに期待したいです。
ケイメヒコさんのランキング試算(前の記事)も合わせて御覧ください。
なーんかよくわかんない文章でしたね。失礼しました。
言いたいことは「ピンチになる前になんとかしたい」です。
netdash引用 返信
ライストのちら見だったんですが、
クエリーのサーブに
手も足も出ない、というシーン。。。
見ていて、呆然としてしまいました(T_T)
ラリーは、団長の書かれているとおり、
圭くん優位だっただけに、
もどかしかったです。。。。
ああいうサーブをびしっと
カウンターで返せるよう、
がんばれ!圭!!
BAKO引用 返信
実況掲示板にも書いたけど、
鼻血さん>Nishikori needs a telescopic racket 収縮ラケットの事?サムの強力サーブが取れないからですかね
今日は花粉症(お芝アレルギー)で集中力がなかったのかな~
次・期待ですね
ぶるっち引用 返信
残念な結果でしたね。クエリーと錦織のサーブ全然違いますね。
サーブだけで負けた感じです。気持ちの問題もあって、私なんか最後の数ゲームはやけっぱちのショットに見えましたね。
今年は体幹を中心に安定したテニスを目指しているはずなのですが、今日も本当にイージーミス多かったですね。サーブの差は歴然ですけど、今日は自滅して完敗と言ったところが私の感想です。
負ける試合でも時折見せる上手いショットもいいのですが、球足の速いコートなので積極的に行って欲しかったです。ストロークはかなり優位だったので。
でも最近全米でフェレール破ったときの輝きが懐かしくさえ思えます。なんかここのところの試合見ていると、元気がなくなります。
この辺の壁で終わってしまうのでは・・・と言う心配もしてしまいます。全英は本当に頑張って欲しいです。ファンのみなさん、辛口評ごめんなさい。
サービスエース引用 返信
ミスが多すぎてがっかりした試合でした。
サーブ力アップがすぐできなくても、ミスを減らすことでもっと勝ちあがれると思うのだけど…
準備期間はあったので期待していたのだけど…お芝アレルギーなの!?
WBまでに調子をあげてほしいです。
えみっち引用 返信
第1セット第3ゲーム以外はブレークのチャンスがなく、皆さんおっしゃる通りクエリーのサーブ力を打開することが出来ませんでした。錦織選手がそのゲームで7度のBPをモノに出来なかったのに対し、クエリーは最初のゲームで第1セット唯一のBPをモノにしており効率が良かったです。
錦織選手は、ラリーでは優位に立っているのを意識していたのか、攻めが雑になっているように感じるところがありました。緩いスライスで2、3度つないで相手の足を一瞬止めてから、逆サイドへ剛球ウイナーのパターンで楽にポイントできるシーンも多かったのですが、凡ミスも目立ちました。
とにかく最初のゲームから上手く集中できずに何かもどかしいプレーが続いた試合でした。第1セット1~3ゲーム目あたりでいい入り方が出来ていれば気分も乗ってシーソーゲームになったんじゃないかなと思います。また、次戦に期待します!(鼻を噛んでたのでやはり芝アレルギーでしょうか?)
TO引用 返信
サービスエースさんのおっしゃる
でも最近全米でフェレール破ったときの輝きが懐かしくさえ思えます。なんかここのところの試合見ていると、元気がなくなります。
この辺の壁で終わってしまうのでは・・・と言う心配もしてしまいます。
に同意しそうになる自分がいます。
そんなことない、そんなことない、と打ち消しても、
ここ何試合か見ていると、これくらいの選手ごろごろいるじゃないかと。
いや、そんなことないよって誰かに言ってほしい・・・
それでも応援し続けることには変わりないのですが
sukisuki引用 返信
みなさんこんにちわ~
昨夜は試合観戦できずでしたが、今朝Twitterなどで
読んだ圭君の敗戦の様子はかなり厳しいものでした~(涙)
GrassにうまくAdjustできなかったのか、Hay feverによる
体調不良なのか。。
サービスエースさんやsukisukiさんと私も同意しそうであり、
「ま、いいかぁ~」と思ってしまう自分もいます(苦笑、汗)
しかし、成長する過程って一直線ではなく一進一退だと思うの
です、そして丁度圭君がその道程にさしかかった。。と思うのです。
ここからが正念場!Easy missは減らしたい。TOP10に行くには
あと、4~5年はかかると思うな。。。それを楽しんでいる私でもあります。
mee428引用 返信
心が折れそうになってる人、手を挙げて!w
例えば今年の全豪2回戦で錦織に負けたFlorian Mayerはその後も1〜2回戦でコロッと負けたりしながらも今や18位ですし、同じく全豪1回戦で錦織に負けたFabio Fogniniだってその後幾多の1回戦負けにくじけず現在は35位です。両者はそれぞれ27歳と24歳で今がキャリアハイ。この世界は相手に寄って勝ったり負けたり、はたまた自分自身の好不調もありますよね。ということで、幸いこのQueen’sは1試合や2試合勝った所であまりポイントのもらえない大会でしたし、幸か不幸か今週は失効点もありませんでしたので、ウィンブルドン前に良い練習試合が出来たくらいのカンジで思ってた方がいいんじゃないでしょうか。「ああ、こういうカンジで行っちゃうと芝では負けちゃうんだったな」というのを錦織が再確認できたということで。実際Querreyのサービスは良かったので、弱い相手に負けたわけじゃないし。自滅? あの全盛期のフェデラーだってたまには自滅で負けてたじゃないですかw
本人はともかく1ファンの僕は、1勝にはド派手に喜び、1敗には悲観しないというくらいのスタンスで行かないと、これからあと何年も錦織の戦いを追っていくに当たりとても心身が持たないなと思い始めました。
つい最近、29歳にして初めてグランドスラムを制したアジアの同胞も生まれたことですしね。まだまだ先はある!
ひろQ引用 返信
団長さんのおっしゃる通り、クエリーのサーブが攻略出来なかったために最後までプレッシャー無くサーブを打たせてしまいましたね。
ラリーの素質は錦織くんのほうが上でしたが、クエリーも無理せず8割程度の力でミス無くラリーをしてましたね。最近の錦織くんは相手がビッグサーバーでもハードヒッターでもミスが多ければ勝てる、粘るタイプだと負けるということが多いように思います。いいショットは持ってるからウィナーはそれなりに取れても、それが安定して続かないから最後は自分のミスに泣くという。
そういう意味ではダテキミも同じ。
私もサービスエースさん、sukisukiさんの仰るように40位50位辺りにゴロゴロいる選手の一人になることは十分あると思ってます。
さつき引用 返信
ひろQさん、はーい!w
鼻血ブログがなければ、とっくに心が折れてます。
大きな怪我はないけれど体調を崩すことも多いし大丈夫かなぁと、見ていてもどかしくなります。
ただ、皆さん書いていらっしゃるように、最近はトップ選手の平均年齢が高くなっていますよね。それを考えればまだ先は長いし、将来を楽しみにして応援していくしかないですね。
がんばれ~ 錦織選手も皆さんも(私も)。
みけ引用 返信
私が思うに、一にも二にも、サーブに尽きるのではないでしょうか。
身長的にビッグサーバーは望むべくもないので、ナチュラルスピンのかかったサーブをコンスタントに入れられる、アガシやフェレールのようなサーブをものにできれば、精神的にも随分余裕ができると思います。
190キロ代でも甘くないコースに80パーセント近い確率でファーストを入れられれば、トップレベルにも対抗できると思います。
ぐーがー引用 返信
追記。
三年前に比べると、対戦相手も圭君のことを研究しているので、同じことをしてもうまくいかない部分はあると思います。
まあ、トップ4同士の試合とか観てると、私もしぼむことはあります。。。
ぐーがー引用 返信
初めまして。いち早い情報 そして皆さんの錦織選手への愛情ある応援を読ましていただき 感激したり、落ち込んだりしている一人です。応援する側は期待しすぎてしまいますが、本人はあの痛みをこらえた時期少しトラウマがあるかも、手術してリハビリ一年、安定したプロ選手になるために新たな戦いに挑んでます。ストレスで胃が痛くなりアレルギーが出、まだまだ大変。でも手術してすでにこのランクにいることがすごい。これからです。楽しみ楽しみ
mari引用 返信
弱気なコメント失礼しました。
ああ、でも皆さんのコメント読んで少し元気が出てきました。
そうですよね、そうですよね。
ほんといちいち一喜一憂していたら身がもちません。
長い目で見られてこそ真実のファンですね。
これって成績の伸びない我が子を信じて育てる親の心境にも
似ているのかもww
sukisuki引用 返信
あのサーブを誰も攻略できなかったから去年、彼は優勝したのでしょう。
なので集中力、気持ちが感じられないっていうのはちょっと酷かと。。。
それより錦織選手の2ndサーブのリターンは相手にしたらすごい驚異だと思います。
あんな事されて、いい確率で1stを入れてくるクエリーがさすがだなと。。感じました。
あとは多彩なスライスショットを打ってる錦織選手に、やっぱこの人はクレバーでオールラウンダーな選手だなと感動しました。
相変わらずミスが多いですが、今年に入ってミスが多く無かった試合はほとんど無いじゃないでしょうか? (Houstonのフィッシュ戦くらいかな?)
それでもtop50まで行けた。
本人も今年の目標はtop50以内で終える事、ってことなので、皆さんもたった一つの敗戦にそこまでネガティブになる事はないですよ〜。
成長の年!そう捉えて楽しみましょう☆
hiyokobuta引用 返信
まあ1試合ごとの課題というものはあるので、そこは現実を見る必要があるとは思いますが、ひろQさんのスタンスで見るのが良いでしょうね。つまり長期的に見る。良いときも悪いときもある。という感じで。
可能性があるテニスをやっているのは間違いないので、他の選手のようにいつ爆発して急上昇するかも分からない。
このままくすぶるってことはないと私も思っています。
錦織が破ったフォニーニ、全仏で活躍しました。あれを見て余裕で錦織も同じくらいの結果は出せる、と思いましたし。
毎回はともかく。
トップ4と比べて見劣りするのは、今はそうですね。しょうがないかもしれません。
少なくとも24,25歳までは伸びて行く、というのもそれほど心配いらないでしょう。ただ、前も書きましたが「確定ではない」。予想はできるけど、そこは一つ一つチャレンジしてクリアしていかなければならないし、勝てるときは勝っておきたい。今21歳だからいいよいいよ、ではいけない、飛ぶための準備はいつでもしておいたほうがよい、そういうことだと思います。ま、本人にとってみればそんなのは百も承知、ファンだけがやきもきしている、っていう図式が正しいと思いますwww
netdash引用 返信
たしかに。
私は80年代のボルグ・マッケンロー時代からテニスを見続けていますが、今は信じられないかもしれないけど、ナンバーワンになる前のフェデラーは、サーブが弱点だと当時言われてました。
ファーストサーブはほとんど190キロ出るか出ないかで、サンプラスと比べると随分見劣りがする、改良の余地ありみたいなことが雑誌に書かれてました。
それがラケットの性能アップもあると思いますが現在のようなレベルに達した(しかも、フェデラーは肩を痛めることがないよう、サーブの練習を過度にはやらない、という話を聞いたことがある)のですから、圭君のサーブも伸びる余地ありあり!です。
現在位置に立ち止まることなく、熟成していくことを期待しましょう!(と、自分に言い聞かせる。)
ぐーがー引用 返信
ひろQさん、
大変納得のいく分析、感心しながら読ませて頂きました。
負けるとつい愚痴っぽくなってしまう自分を反省して、もうちょっと辛抱強く構えて見守ることにします。
さつき引用 返信
テニス選手はテニスのプロであり、そのプレイでファンを
楽しませるものです。そういう意味では厳しい意見は当然
だと思います。
一方、テニス選手も普通の人間であり、負けたら悔しいのはファンよりも本人の方がよほど大きいと思います。
ファン目線で多くのことを求めつつ、人間コリたんの負けに本人と同じく悔しい思いをし、本人が自省をするよう
にコリたんの反省点を挙げるのはコリたんがすごく魅力
のあるテニスをするからだと思っています。
今後もコリたんファンとして良いプレーは褒め称え、
悪いプレーには苦言を呈し、本人と同じく一喜一憂
できれば楽しいと思っています。
非常に個人的な感想ですが、これが私の意見です。
にょろーん引用 返信
僕もにょろーんさん同様、一喜一憂してて大忙しです。勝てば浮かれて仕事が手に付かないし、負ければ落ち込んで仕事が手に付かないし・・・あれ?(←ダメ社会人)
僕が言いたかったのは、悪い結果が出た時に「過度に」悲観するのはやめよう、錦織の将来・可能性に対して今の段階で「過度に」不安になるのはやめようと僕自身が思うことにしたということです。向上するために反省すべき点、改良すべき点を挙げるのは絶対必要だし、それを我々で議論するのも楽しいと感じています。
さあ、ともかく錦織も我々錦鯉もドンドン前へ進むしかありません。7月のAtlantaでは今の時点で第8シードの位置でエントリーできてますよ!
http://www.menstennisforums.com/showthread.php?p=11110685#post11110685
ひろQ引用 返信
あ、上のコメントで念を押し忘れました。
僕は今後もどんなささいな1勝だって「過度に」大喜びするのは止められないでしょう!(良い子の社会人のみなさんはマネをしないようにしましょうね♪)
だから負けた時くらいはおとなしく仕事しなきゃ・・・という自衛策なのであります。
ひろQ引用 返信
ひろQさん、有難うございます。その通り、その通りと思いながらコメント読ませていただき、とても気持ちが落ちつきました。ランキングも今は、TOP50あたりを寄せては引く波の状態ですが、このままでいるはずはない!と信じて錦鯉を楽しんでいきます。
ムンママ引用 返信
何年か後、もし圭君がトップ10にいるとしたら、今の状態と
どこがどう変わっているのでしょうか?
サーブ力アップ?リターン力のアップ?ストローク力の安定?
それとも精神力の向上?
わたしは3年待ちます^^楽しみに。
reiko引用 返信
火曜日、まったく元気が出ませんでしたが、こちらのブログを
読んで元気になりました。
鼻血さま、コメント欄のみなさま、特にひろQさま、
ありがとうございました。私も少しでも成熟したファンを
目指します。
月曜日に負けるとその週が長く感じますが、こちらのブログは
錦織のケガの年も含めずっと応援し続けてこられていることに、
改めてすごさを感じました。
reiko様
錦織がTOP10にいる時、
1.彼は体調に上下がなく、常にいい。
(体調がいい時のストロークは誰にも負けてないと思うので。)
2.あと、もちょっと上半身むきむきになっている。
ちぇちぇこり引用 返信
ひろQさん、コメントありがとうございました。
ひろQさんのコメントは正にコリたん自身と同じ思いかと。
自分のプレーに過度に不安にならないようにしよう!
自分の1勝に過度に大喜びしよう!
(本人の場合は適度に自重しないといけないですが^^)
これからも百喜一憂しながら応援できると楽しそうです。
ちぇちぇこりさん、月曜にに負けるとその週が長く
感じるというのが痛いほどよくわかりますです。
にょろーん引用 返信
top20以上は、ちょっと想像できません。
top50前後で、もう十分すごいと思ってしまいます。
top50維持できたら、ほんとにスゴイ。
錦織は、フィジカルは強化されてきたとはいえ、やはり年間通じて戦う、それを何年も…というのは、この厳しいツアー生活では難しいのでは?
時々は、優勝したり、GSで良いところまで行ったり(優勝?)という感じを希望。あー、だんだん支離滅裂になってきました。
Nosa引用 返信