今年の全成績をまとめて表にしてみた

タイトルの通りです。
下の表をご覧ください。英語オンリーですいません。
分かりにくいと思うので、下の方に解説を書いておきます。ご参照ください。

 

この表では今年の成績しか取り扱っていないので、トータルATPポイントが640ポイントと、実際に持っているポイント652ポイントと異なっています。

これは昨年11月以降に獲得した12ポイントの差です。

次に月別の獲得ポイントをグラフにしてみました。
今度は昨年11月、12月のポイントが入っています。
(11月、12月のポイントは全て昨年のものです。)

とりあえず来年の2月までは、仮に1ポイントも取らなくても600ポイント以上を維持できそうですので、ISクラスなら多くの大会で本戦ストレートインできそうです。

全豪オープンも問題なくストレートインです。

デルレイビーチの180ポイントがなくなったとしても100位をちょっと割るくらいの、GS大会本戦ストレートインぎりぎりラインにいることができます。

怪我で戦線離脱と言えば休んでいる間にランキングが下がってしまうことが心配になることもありますが、今回の錦織圭の場合はあまり気にする必要がないのは非常に良いことだと思います。

練習再開の11月下旬までゆっくりと休んで、全豪オープンに照準を合わせてほしいです。

【表の解説】

  • Tournamentの中の「Q」 ・・・ 予選(=Qualifying Tournament)
  • Cat. ・・・ 大会のカテゴリー(グランドスラムとか、チャレンジャーとか)
    • GS ・・・ グランドスラム
    • MS ・・・ マスターズシリーズ
    • ISG ・・・ インターナショナルシリーズ・ゴールド
    • IS ・・・ インターナショナルシリーズ
    • CH ・・・ チャレンジャー
    • DC ・・・ デビスカップ(デ杯)
    • OL ・・・ オリンピック
  • Surface ・・・ コートサーフェス
    • Hard ・・・ ハードコート
    • Clay ・・・ クレーコート(土)
    • Grass ・・・ グラスコート(芝)
    • Indoor ・・・ インドア(カーペットまたはハード)
  • Entry ・・・ エントリー資格
    • DA ・・・ ダイレクトアクセプタンス(=ストレートイン)
    • Q ・・・ 予選通過
    • WC ・・・ ワイルドカード(主催者推薦)
    • SE ・・・ スペシャルエグザンプト(前週の大会で勝ち上がって予選に参加できない場合の特別枠)
  • Result ・・・ 大会結果
    • W ・・・ 優勝
    • SF ・・・ 準決勝
    • 1R~4R ・・・ 1回戦~4回戦
    • Qfy.1R~Qfy.3R ・・・ 予選1回戦~3回戦
    • 表には無いが準々決勝はQF、準優勝はFと表記。
  • Pts ・・・ その大会で得たATPポイント
  • Lost to (runner-up) ・・・ 負けた相手(優勝した場合は決勝の相手)
    • (ret.)はリタイアしたことを示す。
  • Resultsのうち赤字で示したものは素晴らしい結果だった大会。特に優勝は太字で示した。
  • デビスカップのところの「N/A」はNot Availableの略で、該当なしの意味。
  • その大会後にランキングが何位になったかも入れたかったのですが、力尽きました。すいません。

20 件のコメント

  • 故障で試合に出ていなかった期間があるにも関わらず、
    ずいぶんたくさんの試合にでていますね。
    トップの選手の試合数はもっと多いのでしょうか。
    あと、ジュニアの時も、このぐらいのペースで出ていたものなのでしょうか。
    見ている側としては、試合のない期間もたくさんあったように
    思っていたのですが、こうして表で見てみると、
    あらためてプロの世界は大変だなと思います。

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  • 団長さま、このネタまってました~!
    ちょうど教えてもらいたい事だったので…助かった。
    来年からATPのポイントシステムが新しくなると聞いたんで、錦織選手 全豪ストレートインは大丈夫なのかと心配してたんです。
    11月・12月試合しなたかったんでポイントは足りるのかと。(その後の試合も、どーなるんですかね?)計算、大キライで。数字見ると勝手に脳が拒否しまして…。
    その新ポイントシステムになると錦織選手に有利なのか不利なのたも、教えて下さ~い。

      引用  返信

  • すごいですね~
    こんなに細かく分析されて、私も知りたかったので嬉しいです。
    一年中ハードな試合で戦ってるんですね。
    いくら仕事とはいえこれじゃ膝も疲れちゃうわけですよ~
    全豪にストレートインと聞いてホッとしてます。
    本人も「出来れば予選はしたくない」と言ってましたし…

    うめぞーさんと同じで新ポイントシステムのこともう少し教えてくださ~い!!

      引用  返信

  • とても気になっていたので、嬉しい情報を有難うございました。
    全豪にストレートインできると聞いて、安心しました。

    テニス観戦に振り回されていた日々でしたが、今、一休みができています。

    しばらく試合がないので寂しいですが、こちらのサイトで楽しむことができて嬉しいです。

    何気に、応援フーズのファンです。

      引用  返信

  • 1年間よく頑張りました!!
    全豪ストレートINは嬉しいですね~!!
    デルレイのポイント消滅後が気になってましたが
    できればグランドスラムはストレートで入れるように
    頑張って欲しいですね!!

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  • このようなポイント、システム等の話は僕はまだまだ全然
    初心者なのですごくわかりやすくて為になります。
    ポイントのとり方というか大会の選び方というか、、、そういうのってすごく大事なんですね。
    怪我で休んでる時はとてもあせってしまうものですが、全豪に万全で望めるようゆっくり今は休んでほしいですね♪

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  • ランキングシステムに対するご要望があるようなので、ちょっと調べてみますね。
    時間は少しかかるかもしれません。

    断片的な情報を集めないといけないので・・・。

    皆様も、断片的で良いので知っていることをコメント欄に書いてみてくださいね(できれば情報ソース付きで)。

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  • 怪我&体調不良が減れば、実力が今のままでもポイントは増えていきそうですね。技術的に伸びないはずはないから来年の飛躍は間違いナシですね。
    また比較的大きな大会でまとめてポイント取ってるのが良いですね。同じぐらいのランクにいる台湾のルー・エンスンはどちらかというとチャレンジャーで着実にポイントを稼いでいます。
    来年はマスターズシリーズで結果が出せるかどうかが鍵になりそうです。このレベルで一度停滞するのか、さらに突き進むのか、今から楽しみです。

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  • 少しずれた質問なんですが、大会スケジュールの事でお聞きしたいのです。(あまり詳しくないので・・・)
    たとえば、今だったら、同期間、3ヶ国で開催していますが、どれに出るかは選手が好きに決めるんですか?(自分の地元だからとか、ポイント数の関係とか・・・)
    すごく素人質問ですみませんが、教えて下さい!!

      引用  返信

  • シーズンの半分6月まででほほ80%をこなしていますね。
    前半のペースで来年もやると大変な試合数ですね、効率よくポイントとって大会出場数を減らすのか、今年前半同様ガンガン行くのかファンとしては複雑です。沢山見たいけど怪我は困る。

    本戦ストレートインと予選からかがエントリー時ランキングなのは以前の説明で教えてもらいました。ありがとうございました。
    けど分からないのがエントリー締め切りの時期なんです。せめてGSの締め切りがいつなのかご存知でしたらお願いします。

    気が早いですけど2008ATP-AWARDS、
    Newcomer of the Year ゲットしたようなもん?
    Most Improved Player ちょっと期待したいけど来年かな?
    2008年のファン投票が始まりましたらココで告知して頂けると幸いです。Voteしに行きます。
    去年はこんな感じでしたね。
    http://www.atptennis.com/1/en/awards/default.asp

      引用  返信

  • >gomisawaさん
     そうなんです。同じポイント数でも選手によって稼ぎ方はまちまち。実はこれ、私の研究課題だったりしますw

    >pinkyさん
     こういう質問大歓迎です。どんどんやっちゃってください。
    中には私も知らないこともあると思いますが、そういうときは私の勉強にもなります。
     さて同時開催の時ですが、基本的には選手が決めますけど、時には大会側が目玉選手に対して「アピアランスフィー」を払って出場してもらうことがあります。
     AIGオープンもフェデラーに対して払っていたはずです(2006年)。2007年はフェデラーが直前で欠場になったので、ガスケとフェレールに出場してもらいました。
     額などは表に出てきませんが、そういうものがあるのは周知の事実です。

     あとは地元の大会とか、近い遠いとか、サーフェスの好み、仲のいい選手と同じ大会に出る、大会側のもてなしが良かった、単純にその土地が好き、など普通の理由になると思います。

     錦織もアメリカの大会ばかり出ていますよね。カレンダーを見ましたが、アメリカ1年間アメリカに留まっても十分出場できそうなくらい大会が豊富で、うらやましいです。国土も広いですけど。

    >山さん
     カレンダーを見ると、錦織に取って出たい&出なければならない大会が目白押しで、どうするんだろう?と思ってしまいます。
     大会の取捨選択もツアーを回る上で重要なことですよね。
     エントリーの時期ですが、グランドスラムの場合は6週間前です。
     6週間前のランキングが、本戦カットオフの基準になります。

    Newcomer of the Yearについてはかなり有力候補でしょうね。
    もうひとつMIP (Most Improved Player)ってのがありますけどよく違いがわかりません。MIPの方が上位ランキングの選手なのかな?

    Newcomerの方の去年の顔ぶれを見ると、ランキング的に錦織はいけそうな感じです。

    ファン投票始まったら告知します。

      引用  返信

  • >うめぞーさん、emiさん、mさん、ぴこさん、macoさん

     コメントありがとうございます。
    この記事はランキングシステムの変更を考慮していませんでした。
     しかし、全豪は問題ないです。
    全豪の6週間前のランキングで決まるので、12月上旬~中旬くらいのランキング、つまり今(64位)とあまり変わらないランキング(70位くらい?)でのエントリーになるので、問題ありません。
     ちなみに104位以内ならストレートインできます。

      引用  返信

  • netdashさん、ありがとうございます。それにしてもお金を払ってまで出てもらうとは・・・なんというか・・・!!

      引用  返信

  • 仕事で窒息しそうなrobyです。
    カレンダーの圭くんだけが、ワタシの癒し。(笑)

    ワタシも質問があるんですが。
    出場大会は選手側の取捨選択ということですが、エントリの時点で他に誰が出場するのか、とかはみんなお互いに内緒なのかしら?

    たとえば、「う~、大型ポイントほしい!どっかで優勝したいなぁ。Aの大会にしようかな? Bの大会にしようかな?」と考えている選手は、Aの大会にフェデラー&ナダルが入っていたりすると、「じゃ、Bの大会にし~ようっと♪」って決めたりするんでしょうか。

    まぁ、両者がガチンコになる大会って、そうそうないですけどね。

      引用  返信

  • 団長のコメントの『大会側のもてなしが良かった』は、女子はですけどドバイは選手の皆さんに人気ということを聞いたことがあります。
    男子もやはりあるんですかね。そうですよね、待遇がいいところの方がいいですしね。

    前回優勝している方は意外と同じ大会にでているような感じですけど、それは大会からの要請なのかなあ・・・。

    意外とわからないことだらけですね。

      引用  返信

  • 今日、やっと解説3シリーズを読みました。

    この表を見て感じるのは、
    やはり大穴狙い?
    コンスタントにポイントを稼いでいる
    というより、
    大きな大会でポっといい所をゲットし、
    稼ぐときに稼ぐ、てな感じ。

    今年はゆ~くり休んで
    来年また新たな気持ちでツアーに出て来ることでしょう。

    デルレイのときの映像を最近みているのですが、
    とにかく元気!
    ハツラツとしています。
    「オロナミンK」という感じです。
    ツアーを始めてそんなにたってなかったので
    体力も、そして怪我もなく
    気持ちよくプレーしていたんでしょうね。

    来年は一年を通しての体力の維持。
    コンスタントに勝ちをもぎとっていって欲しいと思います。
    1セット獲得率を上げてもらいたい。

    団長、解説ありがとうございます。
    この表、とてもよいです。

    この2個前のサイトの表もすごい。
    連戦の様子がよくわかる!

    つくづく、プロのツアーって過酷なんだなぁ。
    それに勝ち続けないとNo,1にはなれない。
    やはり賞賛を通り越して神です。

      引用  返信

  • テニスマガジン誌修造さんによれば、人気のトップ選手は出場料だけでもかなりの収入になるらしいです。
    かくいう修造さんも申し訳ないほどの出場料をもらうことがあったとか。理由はただ1人の日本人選手だったから。大会側にしてみればバラエティに富んだ選手を集めたいんでしょうね。
    テニスマガジン誌といえば今月表紙の錦織選手、すぐに目が合ってしまうので恥ずかしくなってまともに見れません・・・。

      引用  返信

  • みなさんも色々疑問・質問溜まってたんですね~。私も知りたかったものばかりでした。助かりました。
    >団長さん
    ストレートイン確実、大安心しました。ありがとうございます。
    …で、ランキングシステムの情報なんですが断片的でいいという事だったんで、もう一度調べなおしてみたんですが、私がわかった範囲は、GSからATP250クラスの優勝ポイント(確実)と各クラスのベスト16までのポイント(不確実)とチャレンジャークラスは変更なしとデ杯もATP500シリーズのクラス扱いになる(しかしポイント対象試合はWGとWG入れ替え戦のみで、その他はノーポイント。)いう常識程度でした。…まったく役立たずだったんでコメントしませんでした~。
     でも、GSの優勝ポイントが今までの2倍の2000って…このポイントシステムよくよく考えてみると、ものすご~く不安になるんですが…macoさんのいっていたとおり、ポイントの取り方と大会の選び方が益々重要になりますよね。
    このネタでいつの日かサイトで解説、またまたお願いしま~す。

      引用  返信

  • 極々たまに出現する某掲示板住民の名無しです。
    鼻血と愉快な仲間達のQ&A講座でも実況掲示板作っておいたほうがいいかもしれないくらいの質問攻めですね。
    少しだけお節介します。

    山さまへ
    ATPツアーのあらゆる大会で本大会の締切は6週間前、予選の締切は3週間前です。
    それぞれ締切時のランキングでalternates=補充メンバー待機します。
    ドロー作成時は直前のランキングに準拠します。
    詳細はATPオフィシャルルールブックの60Pをどうぞ。

    予選や本選のエントリー締切についてはこのブログ住民の一部の方が情報源としているMTF(Mens Tennis Forumsで検索すれば一発)のtournamentsスレが一番わかりやすいと思われます。
    偽情報の可能性はほぼ0なので信頼してよいと思われます。
    例えば来週のマスターズシリーズパリの予選のエントリー状況などは一瞬でわかります。

    うめぞーさまへ
    ATPのグランプリクラスの大会は基本的に毎年10月で終了します。
    11月、12月に行われているチャレンジャーやフューチャーズも存在しますが、今の錦織選手のランキングならばあえて出る必要のない大会です。
    11月~12月がオフなのはチャレンジャークラスを卒業した証ともいえるのでご安心を。
    いつの日か11月頭がオフでない=上位8人のみが出場できるマスターズカップに出場する日がくればうれしいですね。
    当然日本人未到達の領域ですし動ける巨人が次から次へと沸いてくるATPの現状を考えたら厳しいかもしれませんが、がんばってほしいです。

    netdash様へ
    錦織選手のスケジューリングなど当然自分が知る由もありませんが、
    移動で体調を崩しやすい体質
    拠点がフロリダ
    であることを考えれば、当然アメリカ中心のスケジュールでしょうね。
    2月と7月のアメリカの中小大会を牛耳るロディック、ブレークの後継者の座をクエリーあたりと将来的に分け合えるようになればトップ10も視野に入ってくるかと思われます。
    今のロディックたちはいうに及ばずそれ以前からアメリカ人選手のランクの安定の根底を支えるのは欧州の同レベルの大会に比べてレベル低いこれらの大会での上位進出です。
    もちろん今年のデルポトロのような突然変異や4年前のヒューイットのように復活をかけた大物といった異物が混入される可能性は大いにありますが、なにぶん大会数が多いのでおいしいことに変わりはないでしょうね。
    見たところサーフェスの特性を考えてプレーを変えられるタイプなのでアメリカに頼らなくても大会を選べるのは将来的には大きなメリットといえそうです。

      引用  返信

  • >極々たまに出現する某掲示板住民の名無しさま
    丁寧に教えていただき、ありがとうございました。
    よくよく考えてみればそうですよね。自分のうっかり八兵衛ぶりには、あきれるばかりです(トホホ…)
    いつか錦織選手には怪物の仲間入りをしてもらって、11月のマスターズに是非出場できたら本当に嬉しいです!!

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。