2度目のATP500のタイトルを狙え! メンフィスの展望

 いよいよ来週は、圭が出場予定のメンフィスが始まります。

 来年からのメンフィスはATP250に格下げされることが決まっており、
ATP500格としては今年が最後の大会となります。

 まずは、2/15時点でのエントリー選手と今シーズン公式戦成績を、シード
対象となる2/11付RKの順に並べてみました。(○:勝ち越し、△:タイ、×:
負け越し、太字:今シーズン好調選手)

 今後もOUTする選手が出てくる可能性がある一方で、現時点においても
2人のWC選手が未発表となっています。

#1 △Cilic, Marin CRO 12 7勝2敗 ザグレブ(ATP250)優勝
#2 ○Raonic, Milos CAN 13 4勝2敗 サンノゼ参戦中

#3 Isner, John USA 16 2勝1敗 サンノゼ参戦中
#4 ×Querrey, Sam USA 20 5勝2敗 サンノゼ参戦中

#5 Nishikori, Kei JPN 21 6勝2敗
#6 Haas, Tommy GER 22 3勝2敗 全豪1R負け、サンノゼ参戦中
#7 ○Dolgopolov, Alexandr UKR 23 1勝2敗 全豪1R負け
#8 ×Verdasco, Fernando ESP 24 2勝3敗 サンノゼ1R負け

9 ×Melzer, Jurgen AUT 27 7勝4敗
10 ○Mayer, Florian GER 28 3勝4敗 ロッテルダム1R負け
11 ○Istomin, Denis UZB 47 7勝3敗 サンノゼ参戦中
12 ×Lopez, Feliciano ESP 48 2勝3敗
13 Malisse, Xavier BEL 53 5勝3敗
14 Harrison, Ryan USA 57 3勝4敗
15 ○Matosevic, Marinko AUS 59 1勝4敗
16 ×Becker, Benjamin GER 61 2勝5敗

17 ○Dodig, Ivan CRO 63 4勝3敗
18 ○Falla, Alejandro COL 66 5勝3敗 サンノゼ参戦中
19 △Soeda, Go JPN 70 3勝4敗
20 ○Lu, Yen-Hsun TPE 71 2勝3敗
21 ○Donskoy, Evgeny RUS 73 2勝3敗
22 Kubot, Lukasz POL 75 1勝2敗
23 ○Sijsling, Igor NED 77 3勝5敗 ロッテルダムでTsongaに勝利
24 Phau, Bjorn GER 97 0勝3敗
25 ×Hewitt, Lleyton AUS 112 2勝3敗
26 (WC)Sock, Jack USA 168 0勝1敗
27 (Q)
28 (Q)
29 (Q)
30 (Q)
31 (WC)
32 (WC)

 リストの第一印象としては、トップ10選手がいない。やはり、ATP500としては
穴場の大会といえるでしょう。また、天敵的な存在を含め、圭が勝てそうもない
選手というのは1人も見当たりません。

 今回のメンフィスよりも遥かにレベルの高かったジャパンOPで優勝を飾った
圭ですから、ここは、本気で優勝を狙うつもりでポイントを稼いでもらいたい
ところです。

 シード順位は、現状のままであれば、#5シードです。ただ、今後上位選手が
OUTする可能性(特にサンノゼ参戦組)もあれば、残り2枠のWCで上位選手を
招聘する可能性も0ではないので、まだ確定ではありません。

 下位シードには調子を落としている選手の方が多いので、できれば、#4シード
を確保しておきたいところです。

 一方、圭が左膝に不安を抱えていることを考慮すれば、上位進出のためには
ドロー運を味方につけることも重要です。#5シードの場合の対抗シードはIsnerが
べスト。また、Hewittと今シーズン好調な2人のノーシード選手には、できれば
圭の山には入ってきてほしくないところです。

 大会公式によれば、メインドローのセレモニーは現地の2/15(金)18:30から。
 日本時間では2/16(土)の朝9:30からです。

 圭の順調な回復ならびに調整を祈りつつ、まずはこのドローの発表に注目して
いきましょう。

以下、ドロー発表後の追記
------------------------------------
 2/16(土)日程終了時点での各選手情報を付記したメインドローは、下記のような
感じになっています。(○:勝ち越し、△:タイ、×:負け越し、太字:今シーズン好調選手)

#1Cilic, Marin CRO 12 7勝2敗 ザグレブ(ATP250)優勝
17 ○Dodig, Ivan CRO 63 4勝3敗
23 ○Sijsling, Igor NED 77 3勝5敗 ロッテルダムでTsongaに勝利
9 ×Melzer, Jurgen AUT 27 7勝4敗

13 Malisse, Xavier BEL 53 5勝3敗
29 (Q)
30 (Q)
#5 Nishikori, Kei JPN 21 6勝2敗

#4 ×Querrey, Sam USA 20 6勝3敗 サンノゼ・べスト4
18 ○Falla, Alejandro COL 66 5勝4敗
19 △Soeda, Go JPN 70 3勝4敗
15 ○Matosevic, Marinko AUS 59 1勝4敗

27 (WC)Johnson, Steve USA 154 2勝2敗
31 (Q)
24 Phau, Bjorn GER 97 0勝3敗
#7 ○Dolgopolov, Alexandr UKR 23 1勝2敗 全豪1R負け

#8 ×Verdasco, Fernando ESP 24 2勝3敗 サンノゼ1R負け
32 (Q)
22 Kubot, Lukasz POL 75 1勝2敗
14 Harrison, Ryan USA 57 3勝4敗

20 ○Lu, Yen-Hsun TPE 71 2勝3敗
26 ×Hewitt, Lleyton AUS 112 2勝3敗
11 ○Istomin, Denis UZB 47 7勝4敗
#3 Isner, John USA 16 2勝2敗 サンノゼ・べスト4

#6 Haas, Tommy GER 22 4勝2敗 サンノゼ決勝進出
21 ○Donskoy, Evgeny RUS 73 2勝3敗
16 ×Becker, Benjamin GER 61 2勝5敗
12 ×Lopez, Feliciano ESP 48 2勝3敗

10 ○Mayer, Florian GER 28 3勝4敗 ロッテルダム1R負け
25 (WC)Blake, James USA 108 0勝0敗
28 (WC)Sock, Jack USA 168 0勝1敗
#2Raonic, Milos CAN 13 6勝2敗 サンノゼ決勝進出

 シードキープまではともかく、準々決勝からは比較的きついドローとなりました。
 対抗シードのCilicは、最近の成績的にも頭一つ出ている上、サンノゼ参戦組とは
異なり、今週はしっかりと休養と調整に充てることができます。
 正直、上位シード4人の中では最も当たりたくなかった選手でした。

 一方、各シード選手のシードキープまでの道のりについてはどうでしょうか?
 かなり主観的ではありますが、厳しい順番に並べれば、下記のような感じに
なっていると思います。

#3Isner>#1Cilic>#4Querrey>#5圭>#6Haas>#2Raonic>#8Verdasco>#7Dolgopolov

 Cilicは、まず1Rで上り調子の同胞Dodig相手にかなり消耗し、続く2Rでは
最強ノーシード選手(&前回優勝者)のMelzerか、それに勝った不気味なSijsling
相手に、勝ったとしても苦戦をすると思います。

 したがって、圭が1・2Rで楽に勝ち上がり、かつ、その時点での体調に大きな
問題がなければ、この準々決勝には結構な勝算が期待できると思っています。

 この大一番に勝てれば、次の準決勝も気迫で勝ってくれることでしょう。

 1Rの相手は予選が終わる現地2/17(日)までは決まりませんが、その日時は
大会事務局より既に発表されています。(インドアのため確定)

試合日時
 現地時間:2月19日(火) 19:00開始の第2試合 [センターコート] (日本時間:2月20日(水) 10:00開始の第2試合

 ※昼前11:20(日本時間)にはスタンバイしておきましょう。

 2/16(土)の予選1Rでは、好調Smyczekを破った新鋭Williams(159位)や
あのKarlovic(155位)、Young(202位)等の有力選手が2/17(日)の予選決勝に
駒を進めており、こちらの結果にも目が離せません。

12 件のコメント

  • LackoがOUT、かつSE枠が解放されたため、WCをもらっていたHewittがDAになりました。
    これにより、現状残っているWC枠は3つに増えています。ちょっと、不気味ですね。

      引用  返信

  • MTFの情報有難う御座います。
    やはり膝の完治は難しいのでしょうか?だまし、だましの参戦は不安が残りますね。本当に祈るのみ。

      引用  返信

  • いよいよ圭くん北米シーズン始動ですね。
    久しぶりの圭くんの試合は、楽しみとともに少し緊張です。がんばれ、圭くん!

      引用  返信

  • 本文を最新の内容に更新しました。
    当初4つあったWC枠が3つに減らされ、あのDonskoyがDAしました。
    未発表とは言え、残り2名のWC選手も流石に決まったようですね。なぜドロー前に公表しないのか?
    やはり、不気味です。

     その男子のドローセレモニーの様子は、日本時間9:30より、以下のツイッターにてライブで把握できるはずです。
    http://www.memphistennis.com/news/story-248

     もうすぐです!

      引用  返信

  • ドロー確定。
    圭は#5シード。上位対抗シードは#1チリッチ。
    1Rの相手は予選勝者。

      引用  返信

  • 1Rの相手を決める予選ドローです。

    http://www.atpworldtour.com/posting/2013/402/qs.pdf

    「そこそこの選手」が多い中で、やはり、今の実力的にはSMYCZEKが頭一つ抜けていると思います。
    圭が一度負けている選手でもあり、この人だけには来てほしくありませんね。

    あと、あのハリソンの弟さんがWCをもらって参戦しており、別な意味で話題になっているようです。

      引用  返信

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