ツアーの構造

プロテニスツアーはグランドスラム4大会を頂点としたピラミッド構造をしています。いわゆる「ATPツアー」というのはATP 250以上のカテゴリーを指します。ランキング順にエントリー受付が行われますので、ランキングが低い選手は格の高いカテゴリーの大会には出場できません。

単に試合に出るだけではダメです。予選を勝ちぬくか、本戦で1回勝つことで初めてポイントが得られるという厳しい世界です。

グランドスラム本戦は128人の選手によって争われ、ランキング上位104人が本戦からの出場、16人が予選勝者、8人がワイルドカード(主催者推薦)による出場となります。予選を3回勝ち抜くと本戦INとなりますが、本戦1回戦を勝つよりも予選を通過する方がタフとも言われています。

ランキングが104位以内でも、プロテクトランキングと持った選手(怪我などにより戦線離脱前のランキングが適用される選手)がエントリーした場合は予選からの出場となることがあります。概ね、100位以内に入っていると本戦ダイレクトインの安全圏という感じです。