デルレイビーチ~メンフィスまでの11試合について、サービスゲームのstatsを分析してみた。
(デルレイビーチ予選2Rのstatsは取れなかったので含めていない。)
まずはエースとダブルフォルト。
デルレイビーチのときは常に
エースの数>DFの数
だったが、サンノゼ以降はダブルフォルトが増えている。エースも少ない。
デルレイビーチSFのクエリー戦は6本のエースを取ったが、1試合に2、3本くらいのエースが平均というところだろう。
将来的には1セット平均2本くらいは欲しいところ。そうすれば3セットマッチでは平均でだいたい5本くらいはエースがとれる計算になるだろう。
次に1stサーブの確率。
これもサンノゼ以降は確率が落ちてしまっている。ビッグサーブではないことを考えると、常に3本中2本くらいは入るくらいの確率(すなわち約67%)が欲しい。
そういう意味ではデルレイビーチ時でもちょっと物足りない。逆に決勝のブレイク戦はよく1stが入っていたことも勝因ではなかろうか。
最後にポイント獲得率。
やっぱり、負けた2試合(サンノゼ2R、メンフィス予選F)でのポイント獲得率が低い。
逆に、デルレイビーチのときは、1stサーブで80%近い高ポイント獲得率を維持していた。
仮に、
1stサーブの確率 66.7% (3本に2本入る)
1stサーブからのポイント獲得率 75%
2ndサーブからのポイント獲得率 50%
を維持できるとすると、
サービスゲームでの平均ポイント獲得率は、
66.7%×75%+33.3%×50%=66.7%
となる。
この場合、サービスゲームを落とす確率を計算してみる。
(1)ラブゲームで落とす確率 (1/3)^4=1/81
(2)15-40から落とす確率 4×(1/3)^4×(2/3)=8/243
(3)30-40から落とす確率 10×(2/3)^2×(1/3)^4=40/729
(4)デュースから落とす確率
まずデュースになる確率は 20×(1/3)^3×(2/3)^3=160/729
そこからゲームを落とす確率は
lim(n→∞){(1/3)^2+(4/9)×(1/3)^2+・・・+(4/9)^n×(1/3)^2}=1/5
よってデュースから落とす確率は (160/729)×(1/5)=32/729
(1)~(4)を合計すると、上記の前提条件のもと、サービスゲームをブレイクされる確率は
35/243 (14.4%)
となる。つまりキープ率85.6%。
サービスキープ率のランキングは、今調べる気力がないのですが、この85%という数字を出せれば、かなり上位に行くのではないでしょうか。カルロビッチ大先生ほどじゃないにしても。
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