作品紹介の最終回です。次回は入賞者を発表します。
エントリーNo.7:てんてんさん
忙しくて締め切りに間に合わなかったが、一言だけでも感想を書きたいと送ってくれました。ありがとうございます。
一言感想。。
圭クンが成功するのは想像してたけど、そのときのパパ&ママは想像してなっかた。
と言う言葉にクスっとしました。
空港で見送るときに振り向かない圭クンが想像できました。
エントリーNo.8:まめ美さん
高校生ぐらいから、よく聞くようになりました。
「彼の笑顔を見ると、元気になるの・・・」という、友人達の歯の浮くようなセリフ。
当時は、「なに寝言言ってやがる」と思いながら、聞き流していましたが、錦織選手を知ってからは、恐らく、私ほどこのセリフを実感を込めて使う人物はいないでしょう。初めは「10代の男の子にこんなに心奪われてしまうなんて・・・とうとう、ジャニーズ好きの、その辺のおばちゃんの仲間入りか・・・」ぐらいにしか思っていなかったのですが、「翔べ、錦織圭!」の中で、圭くんの人柄や、親御さんの彼を慈しむ愛情を読み進めるにつれて、自分が彼の笑顔から、何を感じているのかがわかってきました。
恐らく私は、圭くんを見るたびに、「自分の命を悔いなく生きる」という、子供の頃は誰もが持っていた、そして、人生の分岐点で多くの人が忘れてしまう、「生きる」ことに対する純粋で前向きな姿勢を思い出すから、彼に魅力を感じるのだと思うのです。
まだ10代という若さと、彼の優しい性根を考えると、自分が勝ち抜くためなら、他人を利用することも、理不尽な攻撃をすることもいとわない人間も多いであろう弱肉強食の中で戦い続けるのは、いくらテニスが好きなことでも、実は本人が認識するより、ハードなことだったんじゃないかな、と思います。それでも、「どんな圭でも、私たちにとっては大切な息子であることは変わらない」と、絶え間ない愛情を注ぐご両親の姿勢を読んで、「ああ、これが圭くんの強さと優しさの秘密だったんだな」としみじみわかった気がしました。自分の「好きなこと」も、もちろん強い生きるパワーを与えてくれますが、人からの「純粋な愛情」があるからこそ、何かあったときでも、自分や自分の人生の価値を疑わず、人は前に進んでいこうと思えると思うんです。
テニス自体に大して興味のない私は、ぶっちゃけ、結果はどうでもいいのです。私にとって重要なのは、「自分にとって大切なもの」を守ろうとする、彼の姿勢。それが、彼の場合は恐らく「遊び心」だったり、「グランドスラムでの優勝」だったりするのでしょうが、彼のテニスに真摯に取り組む姿勢は、自分の人生にちゃんとコミットして生きている人達に、強い共鳴を与えるから、「テニス」という、一つのスポーツの枠組みを超えて、様々な層の人々から応援を受けると思うのです。
圭くんのプロとしてのテニス人生は、まだ始まったばかり。どんな人生でも起こることのように、怪我やスランプで悩まされて、行き詰った気分になるようなことは色々あると思います。それでもこれからの10年余りもの長い間、「生きる」ことに真剣な一人の若者の姿を、テニスというスポーツを通じて垣間見せてもらいながら、応援したり、共感したり、感動をもらったりできるんだな、と思うと、今からワクワクします。
圭くんを見て、私もまた、気持ちを新たに、自分の人生に向き合って生きていこうと思います。「これが好き」「これが大切」という気持ちの大切さと、「好きだからつながっていたい」という、自分の周りの人々とのつながり。こんなシンプルな喜びを思い出させてくれたご両親と、圭くん本人には、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもずっと応援させてもらいたいです。がんばってください。
エントリーNo.9:マックウィンさん
この本は、錦織圭というテニス選手のファンが読む本というより、子育てに悩む親御さんが読む本というべきかもしれない。
それくらい、圭くんの両親が、どうやって自分の子を育てていくべきか、そのときそのときで大いに悩み考えて対処してきたかがよくわかる本である。
子どもにとって、どのような育て方が良いか、というのをここまで深く考えている親はいるのかなって思うくらい、清志さん恵理さんご両親は、玲奈さん、圭くんに対して、言葉や行動を選び、対応している。
そうして育てた後でも、あの時こうしていればよかったのではないか、という反省もきちんとしている。
りっぱと言ってしまうのは簡単だけれど、本当に立派なご両親だと思う。
今ののほほんとした圭くんが、どうやって形成されたのか、この本を読むとよくわかる。
幼い頃、試合のため遠征をする行き帰り、圭くんはずっと寝ていたそうである。テニスにだけ頭を使っていたという。
その後、13歳で渡米、中学生という、日本語をじっくり学ぶ時期に、アメリカでの生活に入ってしまったわけだけだから多少なりとも日本語能力がムムムなのは、納得がいく。
その、テニスで養われたクレバーさとは正反対な部分、どこか精神年齢が小学生のまま?^^;のアンバランスな雰囲気が、インタビューなどに出てくるあどけなさとなのであろう。
そして、圭くんがときおりインタビューで見せる厳しい顔と笑顔のいったりきたりは、アメリカ生活において、「人は信用しない疑ってかかる」という習性が身に付いた部分と、小学生の気持ちのまま今に至っている純真無垢な部分が表れているところなのではないだろうか。
圭くんが、最近の話の中で、両親と一緒にいる時、両親が自分の練習を見に来ないと不機嫌になる、というエピソードは微笑ましく、離れている時間が多い親子の関係を良く表していると思う。
圭くんにとって、両親には気にしていてもらいたい、来ないとなると来て欲しい、子どもとしての不思議な感覚だろう。
片やかまわれすぎてもいやだ、という気持ちもきっとあるだろう。
いや、圭くんのご両親は、圭くんと距離を置いて見守ろうとしているので、圭くんが反って、気にしてほしいモードになるんだろうな。
私もこんな両親にそだてられたかったものである。
圭くんの、『そのときの気持ち、もう忘れてしまったんです。』という無邪気な部分は、テニス選手にとってとても向いている性格だと思う。一気に悩むけど引きずらない。そうだったけ?というようなさっぱりした性格でなければ、勝ったり負けたりのアップダウンのあるトップ選手の生活は続けられないと思う。
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圭くんのこれから先のテニス選手としての姿は、どうなるかわからないけれど、圭くんのご両親とともに一喜一憂しながら大切に見守りたいなと思いつつ本を閉じました。
子育てに悩む親御さんは、今すぐこの本を手に取るべきですね^^
みなさんEAのユーザーネーム教えてください!!!
テニス少年引用 返信
実は、まだ購入しておりません。
この春からの住まいは地方都市にありがちな
本屋さんの充実度がイマイチな環境で、
密林でも注文できるというのに、
なんとなくよくありがちな内容かも・・・
と思い、購入するのをためらっていましたが、
みなさんの感想を読んで早く買わねば~~と焦り、
早速密林にぽちっとしました。
みなさんの感想を元に私はどう感じるのかが楽しみです。
この「読書感想文」がなければ、買っていなかったかも。
感想を聞かせてくださった皆さんありがとう。
企画立案の団長さん、ありがとう。
さて、ゲームはというと、イージークラスはぬんちゃくがないほうが
扱いやすいみたいですが、上のクラスはヌンチャクを使わないと勝てないみたいです。
イージーでキャリアグランドスラムを達成したひとがうちにいます。
ムスコの方はオンライン対戦で午前中は圧勝してましたが、
夕方になって強い人が出てきたらしいですよ。
みんみん引用 返信
私もそういう考えだったのですが、やはり、
「育児本」としてこの本を捉えている方多いんですね~
にしても、書いていて私が上手く表現できずにもどかしく感じて
いたことを皆さん見事に文章にされていて、すごいです・・・。
皆さんの文章は素晴らしいものばかりで入賞はまぁ無理でしょうから、
イベントの行方を楽しみたいと思います。
sabumasa引用 返信
みなさんの感想文を読みながらウルウルしたり、うんうんと
うなずいたりしながら楽しく読ませていただきました。
もうひとりのきょうこ引用 返信
いっぱい書きたいけどすごい長文だと迷惑かかるし。
みなさんが書かれた感想文、ジーンとしました。
こんな気持ちにさせてくれてありがとう。企画してくださった鼻血さん、本当にありがとう。
参加したかったのですが、親と子の絆の話は、たぶん胸がいっぱいになってしまい、うまくかけそうもありません。
でも書いてみたいです。いつかは。
みなさんへ
もしかしたら入院するかもしれなくなりました。
圭くんにはいつも癒されているので、なかなかここに来れなくなるのかと思うと淋しいのですが、また元気になって
戻ってこれたらいいなと思っています。
まだ肘に痛みがあると公式サイトの圭くんブログで見ましたが、圭くんが練習を再開出来る頃には自分もかなり回復していることを願って。
私の分まで圭くんの応援をお願いしますね!!
ではまた。
もうひとりのきょうこ引用 返信
もうひとりのきょうこさん
貴方の感想文楽しみにしていました。
お体を早く治してまた書いて下さいね。
圭君と貴方の両方の回復を祈っています。
ミラクル引用 返信