鼻血対象試合ということで、プレビューは私が書きます。
今月のテニスマガジンに、ラオニッチ、ディミトロフと錦織のことを「今のR・D・N」と表現しているページがありました。
おそらくRoger、Djokovic、Nadalが「前のR・D・N」なのだと思われます。すなわち、この3人は同世代であり、次のNo.1を争うライバル同士として見られているというわけです。
しかし私は少し違った見方をしています。確かに彼らは1990年前後生まれの世代でのトップ選手ですが、マレーやジョコビッチ、デルポトロとそれほど年が離れておらず、上位陣の衰退によってトップが転がり込んでくるような立場にはありません。直接彼らやナダル、そしてまだまだ元気なフェデラーを倒して自力でNo.1になる必要があります。また、キルギオスのような大物感のある若者がこれからも現れ続けることでしょう。
そういった意味でこの3人だけをクローズアップして勝った負けた、どっちがリードしているとかを議論することはそれほど重要でないと考えます。私としてはむしろガスケにまだ勝てていないなど、他に気になる選手はたくさんいます。
読者の皆様はおそらくこのラオニッチを特にライバル視している方がたくさんいると思われますが、錦織自身が強くなることが最重要であり、さらに強くなれればきっとラオニッチにも勝ち越せることでしょう。まだまだ結論を出すには二人とも若いですしね。
ですが・・・グランドスラムでの2連敗はやっぱり絶対に嫌ですよね・・・! 多分、錦織は絶対に負けたくないと思っていると思う・・・!
では勝算は? なんとなく勝ち上がり方や錦織の調子、休養明けで体力や試合勘が心配ではある反面、体のダメージはある程度抜くことができているはず・・・等の条件を1つ1つ吟味すると、錦織有利のように思えます。
ですが私は所詮、錦鯉・・・。錦織をどうしても贔屓目に見てしまいます。また逆フラグの神に常に監視されている身でもあります・・・。ここは五分五分と言っておきましょう。
ではどうすればラオニッチに勝てるか?本人もインタビューで言ったようですが、まずリターンが鍵になるでしょう。
ビッグサーバーの望む展開とはなにか。それはサービスでのフリーポイントが増える展開です。
できればノータッチエースが欲しい。ノータッチエースが増えれば気持ちが乗ってきます。「相手を圧倒している感」が出てきてさらにアグレッシブに行くことができ、さらなるノータッチエースを産みます。
またノータッチでなくても、リターンが返ってこないとそれに準じた効果を産みます。
これは裏を返せばビッグサーバーが嫌がることは、「リターンがコートに返ってくること」つまりリターンの返球率です。
錦織がラオニッチに勝った2試合はいずれもこのリターン返球率が高い試合でした。
何もリターンエースでなくてもいいのです。返すだけで。
返したとしても残念ながら、基本的に次のストロークで主導権を握られてしまいます。
ですので、リターンを返せたとしてもブレイクは難しいでしょう。でもそれでいいのです。
それがじわじわと相手のプレッシャーになりますし、「相手の気持ちのノリ」を抑える効果が何より大きいです。
そしてサービスゲームでの気持ちの持ち方も重要です。
フェデラーはビッグサーバーと対戦しても心理的にあまりプレッシャーを感じないそうです。
理由は「自分がサービスキープを続けていれば、いつか相手が崩れることを期待できるから」だそうです。
キープ力のあるフェデラーならではの発言だとは思いますが、この考え方は錦織も取り入れるべきでしょう。
ビッグサーバーに往々にしてあるように、ラオニッチもリターンゲームはそれほど強くありません。
(そりゃそうです、あれでリターンゲームまで強かったらあっという間に世界一です。)
「相手のサーブが強いから、サービスゲームは落とせないぞ」
と思うか、
「キープしていれば、いつかチャンスは来るはず」
と思うか、
客観的な状況はまったく同じですが、気持ちの持ち方でチャンスを掴める可能性は大きく異なると思います。
1stサーブの確率さえ落ちなければキープはそれほど難しくないと思います。
そして、プレースタイルの都合上、タイブレークになる可能性も高いので、そこでの戦い方も考えないといけませんね。
基本的にはタイブレイクだからと特別なことをする必要はないと思いますが、カウントが煮詰まってきたら何らかの勝負を仕掛ける必要があるでしょう。
これはラオニッチにとっても同じことです。
このレベルでは、ミスを待っているだけでは勝利をつかめません。
「アグレッシブな攻め」は一歩間違えれば「無謀な攻め」にもなりかねませんが、一番重要なのは迷わないことですね。
攻めると決めたら攻める、その結果ミスをしてもしょうがないと割り切ることが重要でしょう。
以下、コリコリさんPresentsの対戦情報です。
全米4回戦 vs.ミロシュ・ラオニッチ 対戦情報
US Open (GS2000)
[Surface:Hard,Draw Size:S-128]
4th Round
●対戦相手:[#5]Raonic, Milos (CAN) 6位 23才
- キャリアハイ更新中
- 身長196cmのウルトラビッグサーバー。
- 今季はワシントンで優勝(ATP500格は初)。ツアー優勝は通算6回(全てハード)
- その後はトロントでベスト8、シンシナティではベスト4と全米プレシリーズでも好調を維持。ただし、この間トップ10選手には勝ってはいない。
- ドローに恵まれた本大会では、通算で1セットは落とすも6回のタイブレークを全て制して4R進出。
- 全英以降の公式戦成績は13勝2敗(圭は5勝1敗)
●対戦成績
2勝(2012東京決勝:7-6,3-6,6-0、2014マドリード3R:7-6,7-6)
1敗(2014全英4R:6-4,1-6,6-7,3-6)
●試合日時
現地時間:9月1日(月) 19:00開始の第2試合 [Arthur Ashe Stadium]
(日本時間:9月2日(火) 8:00開始の第2試合
※朝9:30(日本時間)にはスタンバイしましょう。
●天候予報:雨?
●生観戦手段
- 大会公式ライブスコア
- WOWOWライブによる生中継
●勝利獲得Pt:180pt(今大会360pt、9/8付年間RK最高11位・レースRK最高10位)+鼻血賞
●平均Odds:Raonic1.80 vs.圭2.01
●応援フード
個人的には、錦織陣営がどのような戦略を立ててくるのかとっても楽しみです!
ラオニッチ選手とのハイレベルな試合にワクワクドキドキラ王肉ミロ酢はすでにスタンバイ!
もう、たけのこの里かじっちゃったよ~micchi
遅い昼休みにライスコを立ち上げてスコアを見ただけで(T_T)凄い試合なんでしょうね・・・錦織選手の接戦での試合勘が戻らなければ厳しいかもしれませんが、接戦を勝ち抜いてきたラオ選手を走らせることが出来れば錦織選手の勝利が近づくかと思います!錦織選手、頑張れ!!!!!!!!!!!!!
下団引用 返信
ファイナル突入・・・ライスコしか見とらんのに涙目になってもうた(T_T)頑張れ~!
下団引用 返信
素晴らしい!!!
CPA引用 返信
スゴイスゴイ
涙が出てきた。
このままGo go Kei
Kanoha引用 返信