【試合情報追加】2018モンテカルロ準決勝 vs. A.ズベレフ プレビュー【鼻血対象試合】

500勝を達成したガスケの調子が良さそうなのでガスケが上がってくると思っていたのですが、上位シードの意地を見せたズベレフが勝ち上がってきました。
1stセットを取られたところまで見て寝てしましましたが、あのあとどうやって逆転したのでしょうか。
確かに強い選手だし錦織も過去に完敗しているのですが、今年の成績を見ると彼の本来の実力からすれば物足りないかなという感じを受けます(マイアミで決勝までは行っていますが)。

この大会は高身長でフラット系の選手との対戦が続きます。ベルディヒ(196cm)、メドベデフ(198cm)、セッピ(191cm)、チリッチ(198cm)、そしてズベレフ(198cm)。みんな190cm超え・・・。チリッチとベルディヒは言うまでもなくビッグサーバーですし、他の3人も今年、1試合当たり7本以上のサービスエースを放っていますから十分ビッグサーバーの範疇だと思います。

パワー系、技巧系の違いは多少あるものの、これだけ共通点の多い対戦相手が続くことも珍しいです。
いきなり違うタイプのガスケが来るよりも、対処はしやすいかもしれません。

今日もサーブの傾向分析をやっておきます。
チリッチ戦では見事にデータの通りのコースに打ってきた・・・というより、最初から最後までひたすら錦織のフォアに打ってきましたね。なんなんだろう。さすがに錦織も読めたと思うのですが。
錦織に対するデータが1試合分だけだったので、アドサイドについては少しデータと違うコースでしたね。これは、印象の方が正しかったということになります。
本当はトータルで13対戦ありましたから、実況掲示板のコースのデータ(赤黄色さん作成)を拾ってデータベース化すれば、ATPよりも詳しいデータができあがります! (ただし、しんどい)

以下、ズベレフの分析です。
ズベレフ錦織とのマスターズ1000及びATPファイナルズでの対戦はありませんので、錦織に対するデータはありません。

1stサーブ
デュースサイド センター44% ボディ10% ワイド46%
アドサイド センター52% ボディ12% ワイド37%

2ndサーブ
デュースサイド センター44%、ボディ43%、ワイド14%
アドサイド センター23% ボディ57% ワイド20%

1stサーブは、アドサイドでセンターが多いのが特徴です。デュースサイドでは均等に打ち分けています。
2ndサーブはボディが多いのが特徴ですが、これはボディ狙いと言うよりはコースが甘く入っていると見ることができるでしょう。
基本はバック狙いです。錦織はバックでも良し、フォアに回り込んでも良しで対処しやすいと思います。
セカンドサーブのアタックをどれだけ成功させるかがキーとなるでしょう。

前回にして唯一の対戦であった昨年のワシントンSFでは、元気なく完敗でした。しかしあの頃よりも今大会のテニスの方が良いと思います。最も心配なのは連戦の疲労と手首の痛みです。

これだけのテニスを連日錦織に見せられてしまっては期待するなという方が難しいですが、相手は世界4位で直接対決で負けてもいるという事実は忘れてはいけないと思います。グランドスラムでは結果の出ていないズベレフですが、それとて時間の問題だと思います。今日も錦織はチャレンジャーです。

勝ったら(おそらく)ナダルへの挑戦権を得られる試合。あのナダルを圧倒しながら棄権を余儀なくされた幻のマスターズ1000優勝、2014マドリード決勝以来の舞台です。となればこの試合は、鼻血対象試合です。

試合情報

大会名:Rolex Monte-Carlo Masters ロレックス・モンテカルロ・マスターズ
カテゴリー:Masters 1000
開催地:モンテカルロ(モナコ)
ラウンド:準決勝
勝って得られるポイント:SF進出時点で360+この試合勝利で240=600

試合日時

現地時間 4月21日(土) 15:30以降(この日の第3試合)
日本時間 4月21日(土) 22:30以降(この日の第3試合)
@ Court Rainier III

※ モンテカルロとの時差は7時間(サマータイム考慮、日本が早い)

対戦相手

Alexander Zverev (GER) アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

  • 第3シード、ランキング4位(最高3位)
  • 21歳、198cm、86kg
  • 今年の勝敗(ATP250本戦以上):17勝6敗 (錦織は8勝3敗+チャレンジャーで5勝1敗)
  • 直近GS 4大会の成績:18全豪 3R、17全米 2R、17WB 4R、17全仏 1R
  • GSではなかなか結果が出ないがマスターズ1000はすでに2勝。マイアミでもイズナーに敗れるも準優勝。しかし昨年シンシナティに始まり、上海、パリ、IWと早期敗退が続いている。
  • 今大会の戦いぶりも決して盤石ではなく安定していないように見える。しかしNEXT GENの筆頭格。21歳にして既にトッププレイヤーであり才能は疑いようがない。

過去の対戦成績

0勝1敗
2017 Wasghington ATP500 SF Alexander Zverev 63 64

観戦手段

テレビ

  • 【生】GAORA 4/21 20:28〜翌2:00
  • 【生】NHK BS1 4/21 20:30〜(翌0:30)

ネット

応援フード

溶かしてチョコフォンデュ作りましたが
ぜんざいにしか見えないですね〜

今日も圭くんのテニスができますように

micchi

55 件のコメント

  • 今晩は。
    ナダル選手、いち早く決勝進出を決めましたね。
    この方のクレーでの復活はもう別次元…。しかもベデネ選手、カチャノフ選手、ティーム選手、ディミトロフ選手と1セットも落とさずの完璧な決勝進出。普通ならこのドロー、かなりのタフなのにものともせず。ああくわばらくわばら…(苦笑)

    さあ彼への挑戦権、錦織選手は掴めるか。彼の心の中にはもう、クレーでナダル選手と打ち合いたい、だから勝つ!って闘争心が沸々と沸いていることでしょう。
    頑張って。

      引用  返信

  • ラファが当たり前のように勝ちましたね、まったくタフなお方です~😅😅😅💦
    2014のマドリッドの再現なるか?✌️♥️
    大会前には考えてもみなかったことが、後1勝で現実となるんですよね❗(*≧∀≦*)♥️⤴️⤴️
    ホントに、ホントに、圭には驚かされっぱなし🤣🤣
    どうか手首が最後までもちますように❗✨😍✨♥️
    圭のやりたいテニス🎾を、コートで思う存分発揮出来ますように❗😘❤️⤴️⤴️

      引用  返信

  • 昨日の英語のインタビュー流れましたね。
    ん? 今後のMC出場については「ステイツ(USA)に住んでいるしスケジュール的に難しいけれど、今後考えたいね」ですって? おお、来季以降の出場にも含み持たせました。楽しみです。
    でも、まずはこれからのズベレフ弟選手戦。錦織選手、入りました。

      引用  返信

  • 応援フードは僕も時々違和感を感じてました。相手の名前で作る以外でも、圭君側の食べ物とかにするのも見てみたいです。

      引用  返信

  • 応援フード力作ですね。はい、ぜんざいと信じて疑いませんでした。すみません。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。