試合情報
Erste Bank Open (ATP 500)
Final
Kei Nishikori[5] vs. Kevin Anderson[2]
現地時間 2018年10月28日(日) 14:00以降 (この日の第2試合)
日本時間 2018年10月28日(日) 22:00以降 (この日の第2試合)
@ Center Court
※ 日本とウィーンの時差は8時間 (サマータイム終了したのでご注意ください)
試合の展望
疲労と体へのダメージが蓄積するこのシーズン終盤、多くの選手が体の不調を訴える中、錦織が大きな問題なくこれだけ戦えていることがまず素晴らしい。
残念な敗戦があったとしても、何回でもチャレンジできて何回もチャンスが来るということの方が重要です。
ブレイクポイントの考え方と同じ・・・。ブレイクするためには、ブレイクポイントを数多く迎えること、これが最も大事なこと。
今、元気にプレー出来ているからこそ再びチャンスが巡ってきました。
「決勝8連敗中」ということが必要以上にクローズアップされてしまう錦織ですが、アンダーソンもATP500以上において優勝がなく、決勝成績は4勝14敗(ATP500については4連敗)。
しかしアンダーソンのことを弱い選手だと思いますでしょうか? そんなことはないと思いますし、錦織についても同様です。
2人が決勝において敗れた相手にはジョコビッチ、ナダルら錚々たる選手が多く含まれますし、決勝の成績だけをクローズアップしてもその選手の強さを測ることはできません。
今日の試合はそんな2人にとって、不名誉な記録を払拭し、実力にふさわしい評価を得るチャンスでもあります。
錦織は全米とそれ以降、ずっと良いテニスを続けています。そして勝っています。あとは本当に、優勝するだけ・・・。優勝できるテニスをしています。
今日は、ロンドン争いを含め、「今年は復帰イヤーとして申し分なかった」と言えるための最後のピースを埋めるための試合と言えます。
アンダーソンとは2月のNYオープン以来の対戦。復帰直後と今の状況を比較する上で最適な対戦相手です。あれから錦織は大きく復活しました。
弾丸サーブを跳ね返し、アンダーソンを左右に振り回し翻弄する錦織の姿が今から目に浮かびます。
アンダーソンの試合は楽天でも見ましたし、今大会も少しチェックしました。
やることがはっきりしたプレースタイルであり、自分の型を持っている選手です。
また、タフな試合を沢山勝ち抜いてきています。
特にウィンブルドンQFのフェデラー戦(ファイナル13-11)、SFのイズナー戦(ファイナル26-24)は凄かったですね・・・。
サーブだけではなくてストロークでも攻撃力と粘りが増していますし、今大会一番の激戦になると思います。
ただ、サーフェスは味方。ベルダスコ戦を見る限り、2ndサーブはちゃんと返せると思います。ベルダスコは下がってリターンし、その後のラリーで優位に立っていました。ベルダスコ戦のアンダーソンの2nd won %は38%に留まりました。
ただ、キャリア通算で64.6%と高い確率で入る200km/h超えの1stサーブを持っている選手ですので、チャンスは数多くは訪れないでしょう。
そこは、持ち前の勝負根性でなんとかしてもらうとして(雑な分析w)、実はサービスゲームの方が重要です。
これは、ビッグサーバーと対戦するときは常に言っていることです。
リターンゲームはどうしても相手のサーブの調子に左右されてしまいますので、自分である程度コントロールできるサービスゲームをしっかりプレーして、相手のサーブにプレッシャーをかけることが必要になります。
また、自分のサーブが安定してれば、リターンゲームでリスクを取ることもできます。
シンプルにビッグサーブ&3球目フォアハンド攻撃という「型」で攻撃してくるアンダーソンです。
それに対抗する錦織の策もシンプルで、
(1)まずサーブに触る
(2)触ったら何でもいいからまず返す
(3)強打でなくてもいいのでなるべく深く返す
この順番に、できることをやっていくことが基本になります。
2ndサーブも普通の選手の1stサーブ並みですので、下がってリターンしてラリーに持ち込むも良し、時には前に入ってダウンザラインを打つも良し、ポジションを工夫して揺さぶりをかけたいと思います。
今大会、リターン返球率が高く、特に2ndサーブへのリターンミスが少ない錦織。
まだデータを取っていないのですが、意外と「1stサーブの確率」が勝敗に影響しないのとは逆に、「リターン返球率」が勝敗に影響するのではないかと仮説を立てています。
ですので、最近こだわって相手のサーブコースを分析しています。
今日もこの後、少しやってみたいと思います。
さあ、ロンドンへの道を切り拓こう!!!
※ 2年8ヶ月ぶりの優勝が懸かっていますので、当然ながら鼻血対象試合です。
対戦相手情報
プロフィール
Kevin Anderson (RSA) ケビン・アンダーソン(南アフリカ)
- ランキング8位(最高5位)
- 32歳、203cm、94kg
- 今年の勝敗(ATP250本戦以上):44勝16敗 (錦織は40勝17敗+チャレンジャー5勝1敗)
- 直近GS4大会の成績:18全米 4R、18WB F、18全仏 4R、18全豪 1R
過去の対戦成績
4勝2敗
2018 New York Hard SF Kevin Anderson 61 36 76(4)
2017 Geneva Clay QF Kei Nishikori 26 64 76(6)
2017 Miami Hard R64 Kei Nishikori 64 63
2015 Shanghai Hard R16 Kevin Anderson 76(10) 76(3)
2015 Acapulco Hard SF Kei Nishikori 62 36 63
2015 Memphis Indoor Hard F Kei Nishikori 64 64
放映予定
TV
ネット
- GAORAオンデマンド
- WOWOWオンデマンド
- TennisTV
応援フード
応援フードは、全く浮かばず苦戦していましたが、
ステファンふぁんさんのサーターアンタギーのおかげで作れました(感謝)さあ来たファイナル!
立ちはだかるアンダーソン選手(尊敬してます)のサーブを
どれだけ読んで返していくか、注目しています圭くん、記念すべき600試合目のこの日、大きな1勝をつかみとってね〜
micchi
ティーム戦のサービスのポイントによるコース分析、最高でした。逆に錦織さんの傾向はどうなんでしょうか?
アドコートのワイドのフラットを手に入れた今期から、数年前と散らし方が明らかに違う、と思うのですが。
アンダーソンのサービスは、どのコースから鍵がかけれるの、ゲーム序盤のリターンのポジション取りから楽しみです。
ワンブレークずつで6-4 6-4 希望(または6-3 6-4)。気持ちの良い月曜日を迎えたいですが、すべての結果を、ポジティブに受け入れ可能にしてくれている錦織さんと団長さんに感謝しています。
テツジン引用 返信
団長さん 見事な分析ですね。さすがです。
実は、私もデータが気になってSFのスタッツをのぞいてみました。特に2ndサーブのポインツウォンが気になりました。団長さんの仰る通りで30%台でしたね。1stサーブの確率とポイント獲得率は素晴らしいですが、2ndサーブとなるとベルダスコが上回っていましたね。実は2015メンフィス勝利のイメージと上海MSの敗戦のイメージがごちゃ混ぜの状態なんですが、メンフィスの神リターンからパッシンショットのイメージが強く、今回もそのパターンが数多く観られるのではないかと想像しています。
キリ丼引用 返信
micchi さま
毎回頭が下がります。
思いつきを参考にして頂ければ嬉しいです。
まだ画像は出てきませんが
そのうち見れるようになるでしょう。
ステファンふぁん引用 返信
団長、それ以前のふーどです
ちゃんとサータアンタギーの送ったんですが、あれれっ
micchi引用 返信
🏆優勝🏆
神様~お願いします🙏
いやいや、神様にお願いしなくとも
やってくれると信じてます!
楽しんでプレーしたいと言ってました
それが全てです👊✨
らくてんこ引用 返信
決勝に限っては、内容よりも結果が全てなので、とにかく勝ってほしいです。体力面や怪我についても特に不安はなさそうなので、決勝での連敗を止める絶好の機会になりました。次にMSの優勝を目指す上で、ビッグ3以外にこれ以上負け続けるのは避けたい。
ただ、最初にブレークされると非常に厳しくなりそうなので、とにかくキープで何とかタイブレに持ち込めれば。アンダーソンも決勝の勝率が悪いとのことなので、お互いに緊張でグダグダな試合になれば、むしろ実力どおりに勝てる可能性が高まるかもしれません。
ranking引用 返信
micchiさん,
ファイル名がanderson7のをアップしたつもりだったのですが、
以前のファイル名の番号が間違っていたようです、すいません差し替えます。
netdash引用 返信
いよいよ呪縛を解く時がやって来ました!!
昨日のゴルフの帰りにふと目に入ったかりんとう饅頭を買ってあるのです。これは正に神のの思し召しです。間違いありません。
今晩は冷蔵庫でシャンパンを冷やしながら全力で応援します!!
しかし、もし勝った場合ロンドン行きたい病をどう克服するか新たな悩みが…
Kazu@JPN引用 返信
☝️行ってきなさ〜いψ(`∇´)ψ
下団引用 返信
さああー来た、アンダーソン(爆笑)
ステファンふぁんさんとmicchiさんのコラボ作品、最高です。
さあ、アンダーソン、叩きます!
だいあん引用 返信
団長さん、プレビューありがとうございます😊
もう、試合が待ちきれません💦
おっしゃるように何はともあれ、錦織選手が体調の心配なしに連戦を戦えていること
が喜びのすべてヽ(´▽`)/ 元気で戦えているからこその今日の着地点だもの。
アンダーソン選手が500の大会以上で優勝していないというのは、ちょっと意外な感じ
がしました。そうなると、これはもうこの試合にかける強い思いは錦織選手と全く同じ
ですね( ̄▽ ̄) アンダーソン選手は優勝とファイナル確定を、錦織選手は優勝とファイ
ナルへの前進を手に入れるために激闘は必至。両者ともに自分の力を出しきった試合を
期待したいです。
でも、試合が始まったら「優勝」の文字はしまっておいて、1ポイントたりとも無駄に
せず、もぎ取る気持ちで戦ってほしい。今大会その姿勢を貫けているように感じます。
決勝戦でも同じです。そこだけやりきれたらあとはいつものプレーをするだけで、必ず
結果はついてくるはず。
きっとチームKで攻略法は持っているだろうから、それを粛々と実行してほしいなあ。
鼻血対象試合!血が騒ぐフレーズ( ̄ ll ̄) ←団長さんのマネ 笑
自分の描くテニスを思いっきりやってこい💪 すべての人の応援を力に変えて!!!
がんばれ!錦織選手╰(*´︶`*)╯♡
あけび引用 返信
団長さん、プレビュー記事ありがとうございます。
泣いても笑っても決勝戦を残すのみとなりました。決勝8連敗という悔しい思いは、今日優勝するための試練だったんだと思いたい。いやそうに違いない。絶対そうだ。
優勝のためなら、今日も力百杯ぐらい応援するぞ。
がんばれー錦織選手!!!!! \(^o^)/
おけい引用 返信
団長さま、プレビュー記事ありがとうございます!試合前からドキドキが止まりません。全米以降、大会が進むごとにプレーの質が良くなっていく錦織選手に感動、感激しまくりです。今大会は特にブレイクポイントを握られても表情も変わらず落ち着いて対処しているように見えます。集中力も半端ないです!
ウィーンに来て、ハレで負けたハチャノフ選手にリベンジ、全仏で負けたティーム選手にもリベンジしたので、今回はNYで負けたアンダーソン選手にリベンジしちゃいましょう‼️
錦織選手なら絶対にやってくれるはず。信じて応援するのみです。
試合を楽しみたいと言っていた錦織選手、最後に勝って最高の笑顔を見せてください。Go Kei!
むーみん&K引用 返信
団長さま
記事立てありがとうございます。
団長さまのおっしゃる「最後のピース」は正にその通りだと思います。個人的には外堀も内堀も埋めて残りは天守閣のみかなっと。
錦織選手の復活の基準は人それぞれだと思いますが、私はATPツアーの優勝して初めて復活だと思っています。
しかし、その過程でモンテカルロ準優勝や芝の克服そして今回のウィーンと「未開の地」を切り開き、東京のガスケ・上海のフェデラーそして今大会のハチャノフ&ティーム戦を見ると、単なる復活にプラスして「復活の向こう側」まで行ってしまう感じで物凄いワクワクしています。
さぁ! 後1時間ですね!
ゆうた引用 返信
さあ来たアンダーソン。採用ありがとうございます。
ところで、錦織本人は8位9位でファイナルに出るところを見ているんじゃなくてもっと上、ファイナルで勝ち進んで年末トップ5フィニッシュあたりまで見据えているのではないでしょうか。
そんな気がしてきました。
ファンの期待を越えてゆく男。
ステファンふぁん引用 返信
私もドキドキが止まりません。
決勝戦を思うと落ち着かなくてどうしようもありません。
今日は朝から暇を見つけてはTV朝日の録画
wowowの見逃し配信、ガオラの録画とククシュキン選手戦
の梯子をしました。アンダーソン選手の録画も見たら
益々落ち着かなくなりました。
私事ですが先日交通事故にあい車が全廃となり買いかえる
羽目になり首もちょっと痛めるという踏んだり蹴ったり
の目にあいましたが錦織選手の試合を応援する事で
災難を忘れさせてもらっています。
どうかどうか念願の優勝の女神が彼のもとに舞い降ります様に
願って祈ってやみません。
緊張する決勝戦を落ち着いて戦えます様に・・。
錦織選手、がんばれ~がんばれ~がんばれ~がんばれ~。
ゆめゆあ引用 返信
おらが街では、今夜、花火大会。もう、勝手に錦織君の優勝🏆の前祝いの、打ち上げ花火❗と思い、願いながら、観賞しました。
錦織君の口から、力強い言葉が聞けましたね❗自信に満ちた、テニスで決勝楽しんでください。全力応援❗
なっち引用 返信
書き忘れましたが、アンダーソンはサーブのあとのフォアの逆クロスを打ちたいので、コートの左側にポジションを取ることが多いです。つまりバックのDTLが効くはずです。
netdash引用 返信
いよいよ始まります❗️
頑張れ圭👊😆🎵🏆🏆
りょうりんりん引用 返信
アドコートのワイドをストレートに、ただし意味深いポイントではセンターケアでボールに触る!ですね。
テツジン引用 返信