【ツイキャスにゲストも登場?】1回戦フルセット同士で条件は五分!ランキング関係ない熱戦を予想(2025全豪2回戦 vs. ポール プレビュー)

試合情報

2025 全豪オープン 2回戦
錦織圭 vs. トミー・ポール[12] 

試合日時:2025年1月15日(水) 1573アリーナ 第3試合

第1試合、オペルカ vs. マハチの試合開始が雨の影響で30分遅れ、日本時間9:30となりました。
この後ずっと雨が降らなくて順調に試合が消化されたとしても14:00以前に錦織の試合が入ることはなさそうですが、
天気予報では日中も雨が降るようですので、もっと試合開始が遅れることが想定されます。

なお、不良社員なので本日仕事を休みました。このプレビュー、1回戦の残りの視聴とレビュー執筆、2回戦の観戦(ツイキャス付き)を行います。
ただし、ツイキャスは18時までです。試合が遅れたら、ありません・・・。
なお、ゲストが来るかも。

放送・配信予定

2回戦プレビュー

対戦相手情報

トミー・ポール(アメリカ) Tommy Paul (USA)

  • 27歳、185cm、82kg
  • 右利き、両手バックハンド
  • ランキング11位(最高11位)

最近の成績

今年の勝敗:3勝1敗
直近GS4大会:’24全米 4回戦/’24ウィンブルドン QF/’24全仏 3回戦/’24全豪 3回戦

過去の対戦成績

錦織から見て1勝0敗
2017 Washington QF Nishikori 36 76(8) 64

試合の展望

< ポールとの対戦は2017年ワシントンQFのみ。上記スコアが示す通り、錦織劇場でした。 当時のスコア実況とレビューは下記リンクから。 2017ワシントン準々決勝 vs. ポール ゲーム毎実況記事(ファイナル0−1から再開) | 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ

錦織、3本のマッチポイントを凌いで苦しい試合をものにする!(2017ワシントン準々決勝) | 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ

錦織のバックが不調でマッチポイントを3回握られる崖っぷちまで追い込まれた試合でした(錦織にとっては慣れたものですが)。
ポールは当時、225位の20歳。第2シードの錦織にとって負けられない相手であったことがわかります。
当時、私は以下のように評しています。

 ポール、荒削りで勢いがある20歳の若者を想像していましたが、意外なほどしっかりしたプレーでした。ディフェンスが良く、後ろに下げられてもそこからボールの高さを調節してしっかり深く返してくるストロークは、全仏で錦織が大苦戦したチョンと重なりました。スライスサーブの曲がりが大きく、錦織は苦労しました。勝利を目前にした勝ちビビリも見られませんでしたし、最後まで諦めずにファイトする姿勢にも感銘を受けました。225位というランクにこんな選手がいるなんて、やはり世界は底知れません。彼は必ず近いうちにトップ100に入り、トップ選手を脅かすようになるでしょう。

ポール、この評価通り、いやそれ以上に成長していますね・・・。やっぱり上に来る選手は若い頃から光るものがあるということなのでしょう。

当時はディフェンス的だったポールですが、今はもっと攻撃的になっていて、安定感はそのままに厳しい攻めを繰り出してきます。
穴がなく、11位というランキングが示すように非常に強い選手なのは間違いありません。
体幹が強く、左右に振られてもよく走ってバランスを崩さず返してくるし、ちゃんと振り切ってきます。コントロールも良い。
ただ、ポールは錦織と同じく1回戦はフルセットとなった上、肩を痛めているようですのでコンディションは良くない可能性があります。錦織にも確実に疲れがあるでしょうし、13日は休養にあて、14日の練習でも体の各所のマッサージを受けていたという現地情報(K.Ishizaki現地鼻血特派員より)がありますので、まあコンディション的には五分といったところでしょうか。

プレーの方は、1回戦(まだあと2セット見ていませんが)のプレーを見る限り、香港からの好調を維持して何の問題もないでしょう。
特にサーブが素晴らしく、進化と呼べるほどです。ミスも目立たず、精神力は言わずもがな。プレーの内容やこれまで倒してきた相手を見ても、11位ポールに対し「格」で負けることはありません(あえて「格」と表現)。
ランキング関係なく、コートの上で出し切った方が勝つ試合になるのではないでしょうか。

106 件のコメント

  • はじめまして…ではなく、数年前に一度だけコメント残した事があります。
    錦織選手が全米で準優勝するちょっとだけ前から錦織選手のファンになり、こちらのブログも発見し必ず拝見し、勝った時はみんなと同じように喜び、負けた時はここに来て慰めてもらってます。ここに来ると気持ちが整理され前を向けるんですよね笑
    団長さんのツイキャスも私には必須アイテムです!
    とは言っても生観戦は一度もなかったのですが、この度全豪オープンが錦織戦初生観戦となりました!
    1回戦を観て感動!泣きましたよ😭
    2回戦の結果が気になりながら昨日夜帰国!
    残念な結果になりましたが、皆さんが仰られるようにシーズン始まったばかり。これからですよね。まだまだ全力で応援するのみです!

      引用  返信

  • https://news.yahoo.co.jp/articles/a931db77005b69bc6dc39dc9b35720bcb439342a
    この記事の錦織選手では自身の疲労について触れています。確かに第2セット以降の動きに精彩を欠いていたとは思いますし、その要因が体力面なのかなとも思います。

    ただ今回の様に前哨戦からのGSへの「流れ」となると21年のトロントMS→全米以来とかなり久しぶりとなります。(昨年の全仏&全英は前哨戦なしのぶっつけ本番)

    この様なトップカテゴリーのツアープロとしては普通の「流れ」でさえも長らく体感する事が無かった事を考えると今回の様な事も充分に有り得たのかなぁと、まぁ結果論なのは重々承知ですが。

    要はトップ選手(個人的目安はトップ30&GS2週目に進出)に返り咲きを果たすにはまだまだ課題な多いでしょうし、今季はソレが可能か否か問われるシーズンなのかなと。

    もっとも「コートに立っていれば、それだけで大満足」とさえ思っていた数ヶ月前の事を考えると、錦織選手を見る目線がどんだけ上がったんだとは思いますけどね。

      引用  返信

  • Dora, さん

    初観戦の私が恥ずかしいのですが、わかっている事を一つ二つ。
    チケットは仰る通りロッドレーバーのチケットがあればマーガレット以外の観戦は自由席で可能です。
    ロッドレーバーとマーガレットのみ指定席しかないようです。
    私は1日目のロッドレーバーのチケットのみ日本で準備し(HISに準備してもらいました💦)渡航しました。錦織選手のコートがジョンケインと分かった時はすでにメルボルンに着いていたので自分で準備しました。
    ロッドレーバーのチケットがあったので自由席で観れたのですが、自由席が満席になると観れないと現地の方に言われたので指定席を取りました。17,000円ほどで結構前列で観戦できましたよ。前日に全豪オープン公式のサイトから入っていくと結局チケットマスターに自動的に入り、そこでの購入となりました。
    現地でパーク入口手前にチケット売り場があって普通に買えてる様子でしたね。1試合11時開始で10時頃パークに着いたのですが、列もなくすんなり買えてるようでした。
    自由席でもいいなら、錦織戦の前試合から席を取れば全然観れたな〜とは思いましたが🤔
    けど錦織戦が始まるや否や満席状態で、さすが海外でも人気はあるのだなと再認識!
    ホテルはメルボルン市内にあるホリデーインエクスプレスに宿泊。朝食付きだったので必然的にここにしました。
    メルボルン市内が全豪オープンのお祭り騒ぎで、シティからだと無料のトラムが走っているので簡単に行くことできまきた。

      引用  返信

  • ゆずママさん ありがとうございます。何かご説明が臨場感あって、もう必ず行くようなつもりで頭の中でシミュレーションしてます。是非来年行けるように準備(心も懐も)したいと思います。

    思えば2014年に初めて錦織選手の試合を生で観戦(USオープン準決勝)して、その後も痺れるような試合を何度も見せてもらいました。10年以上経っても今回のような試合を見せてくれる事に感謝しかありません。できれば来年の全豪も元気で出てくれたらなあと思います。本当に今年現地で生観戦できてよかったですね。

    応援し続けます

      引用  返信

  • ゆうた,

    その記事、私も読みました。ただ疲労に関しては1回戦のフルセットよりも強風と寒さの方が大きいように思います。コートサイド解説の修造さんが仰っていましたが、第1セットはもの凄い集中だったけど、集中力はずっとは続かないし、精神的疲労だけではなくて肉体的疲労も来るそうです。
    リセットとリカバリーが上手くいかなかったのは、ひとえに長くツアーから離れていたせいではないかと。

    怪我さえなければ大丈夫ですよ。と思います。

      引用  返信

  • ゆうた団員👿、私も強風の影響が響いて、それがストレス、精神的な疲労につながり、それによって疲労が噴出したのかと思います😱
    こういった強風下での条件は相手も同じで言い訳にならない、みたいな論調をとる方々が出て来ますが、強風の影響、イレギュラー等を上半身のパワーで捻じ伏せれる外国勢が有利になる場合が多いです。ならば上半身を鍛えれば良いのではないか?という話になりますが、上半身が重くなり過ぎれば、下半身への負担が増してしまいフットワークが鈍り、怪我につながるリスクが高くなります😥
    中華圏や韓国勢と比べても日本勢の上半身のパワーは劣ります。これは日本男子にとって永遠の課題と言えます。色々な難題を乗り越えて来た筆頭が錦織選手ですが、それに続く選手達もチラホラ出て来ています。これからも色々と楽しませてくれるかと思います😁

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。