クライスターズに続きエナンもカムバック

元No.1で昨年引退したエナンがカムバックするそうです。

同国のクライスターズが復帰後すぐにUSオープンを獲ったことに刺激を受けたのでしょうか。

またあの最高の片手バックハンドが見れるのは嬉しいです。

しかし、この復活、エナンの引退時からすでに予想していた方も多かったのではないでしょうか。

日本と欧米では「引退」に対する捉え方がかなり違うように思います。欧米のスポーツ選手は戻ってくることが多いですね。

エナンの場合も、闘争本能が、ツアーを恋しくさせたりしないのだろうか?とか思っていました。

その反面、「もう戻ってくる気はないのでランキングからも消してください」と言うなど、意思は固そうにも思えましたが。

日本の文化は「散り際」「潔さ」を重視する文化ですので、引退したら帰ってくることはあまりありませんね。

伊達さんは帰ってきましたけどね。

引退の仕方も、日本ではどちらかというとボロボロになるまでやる方が好まれる傾向があるように思います。短距離の朝原とか。私もボロボロになるまで頑張る選手には感動させられます。

もっとも、伊達さんやサッカーの中田英寿、格闘技の魔裟斗のように「強いまま引退」も近年では例が出てきました。

日本人から見れば、欧米の選手におって、引退の重みは同じなんだろうか?と思ってしまう部分はあるかと思いますが、エナンやクライスターズの場合は、発言から判断すると戻ってくるつもりはなしに引退したんだろうと思います。

一回、「もうやめた!」となることで逆にリフレッシュできたのではないか、と推測します。

自然な気持ちに任せてみると、また戻って来たくなったと。

アスリートの血がそうさせるんでしょうね。

二人とも若くして引退して、まだ体に力があるということも大きいでしょうね。

私は「潔く引退」、「カムバック」どっちがよくてどっちが悪いなんてことは思いません。

強いまま引退する(去年のエナン)のも、燃え尽きて引退する(杉山愛)のもどちらも美しいと思いますし、伊達さんが戻ってきてワクワクしたように、エナンが戻ってきてワクワクしますね。

日本でも、カムバックに対する心理的な敷居がもう少し低くなれば、引退した有力アスリートの復活も増えるかもしれません。

しかし、述べたとおり「散り際の美学」はすでに「文化」ですし、日本人は(私も)そういう文化を愛していますので、変化はあるにしても緩やかでしょうね。

そうは言っても愛ちゃん!少なくともダブルスはまだまだ世界トップレベル。もう少しプレーを見せてほしいなあ、というのが本音だったりして。

8 件のコメント

  • 本当ですか!?
    思わず今日は4月1日じゃないか確かめてしまいました。
    10年ぐらいまったくテニスと離れていたので、エナンのプレーを
    見たことがないのでとても嬉しいです。
    楽しみが増えます。
    引退時期については、選手がその時々に一番やりたいことをやれば、良いと思います。

      引用  返信

  • いやー、本当にうれしいです!!!!!!!
    でも、いつもびっくりさせられます、エナンには・・・。

    あのすばらしいバックハンドと忍者のようなフットワークがみれるのが楽しみです。

      引用  返信

  • エナンについては、
    しばらくしたらカムバックするのでは?
    とみんな思っていましたね。

    でも本当にそれが実現してよかったです。

    これでまた女子プロテニス界の戦いが
    おもしろくなるというものです。

      引用  返信

  • 伊達さんが復帰後WTAツアー初勝利ですね!
    まあ時間の問題でした。いままでドロー運が悪く、強い相手とばかり当たって来ましたし。
    今回の韓国オープンは格としては低い大会だし、相手も地元韓国選手ということで勝てるだろうとは思っていましたが、それにしてもおめでたい。
    この勢いで次も勝ってほしいです。
    森田あゆみは第1シードのハンチュコワからセットを取りましたが惜敗しました。

      引用  返信

  • みけさん、ありがとうございます。
    予想の範囲なので、ショックはありません。
    来年に楽しみは取っておきましょう。

      引用  返信

  • 伊達さん勝ちましたか!
    中国でダブルス惜しくも準優勝で、だんなさまのみ帯同で
    あっと言う間に韓国行ったところまで知っていましたが、
    嬉しい初勝利ですね!!

    みけさん、情報ありがとうございます。
    待ちますよ~来年まで。

    全く関係ないのですが、top spin 3というゲームがグランドスラムテニスの後に発売されているんですね。
    フェデラー、シャラポワ、ロディックが表に描かれています。
    先ほど、店で発見しました。

      引用  返信

  • そのゲーム、ほしいのよ~
    でもどうせ買ってもやる時間がないから、忘れるようにしてたのに。
    思い出した~

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。