Facebookで錦織圭が
nice article !
と自ら言っていた、ヘラルド・トリビューン紙の錦織関連記事があります。
The drive to 45 | HeraldTribune.com
この記事を、vickyさんが訳してくださいましたので、紹介します。
こんにちは!vickyといいます。いつも楽しく読ませていただいています。錦織のfacebookにあった、Herald Tribuneの”nice article” を訳してみました。フレンチオープンの件では、記事の古さは否めませんが、錦織が気に入っている記事でもあるし、知りたい方も いらっしゃるかなと。拙訳で、おかしい所もあるかと思います。
コメント欄に入れようかなとも思いましたが、長いとご迷惑かもと 思いました。かといって、こうやって直接メール差し上げたら、かえってnetdashさまのお時間をとることになるかもしれません。(汗) もしご迷惑でしたら、ほんとうに、このまま捨てて頂いて構いませんから。(^_^)b
とのことですが、迷惑だなんてとんでもない! 紹介したいと思いつつも時間が取れていませんでしたので、助かりました。ありがとうございます。
45(位)へのドライブ
日本でセンセーションを巻き起こした錦織が45位への階段を再び登り始めた
ニック・ボロテリは、息もつかず、錦織圭の身体に宿るテニスの天才の印象を話し始めた。
「彼の足の速さと腕のスピード、ショットを打つ能力はズバ抜けており、世界で最も才能のあるテニスプレイヤーの一人だ。彼はほとんど何でもできる。」ボロテリは水曜日、このように述べた。
水曜の夜錦織は、ロングボート・キー・クラブ・アンド・リゾート テニスガーデンで行われているサラソタ・オープン二回戦で、ティム・スミチェックを6-4,6-3で下し、復帰に向けた更なる一歩を踏み出した。
ボロテリには、天才を見抜く力がある。そしてこの伝説のテニスコーチは、八年ほど前、一言も英語を話せない錦織が、日本の島根県から出てきてIMGアカデミーの玄関に着いた時から、彼のことをずっと見てきた。
今や20歳になり、日本のテニスファンに崇拝されている錦織は、英語も堪能である。また、テニスコートでの彼のプレイは、どの国の言葉にでも翻訳可能なものと言えるだろう。彼は、ファンがため息を漏らし、対戦相手が失意の叫びを上げる電光石火のスピード、素早い反応、そして素晴らしいショットを持っている。
「脚の速さと反射神経は、教えることができないんだが、この二つを彼は持っているんだよ。」とボロテリは言う。これを説明する上で、彼は錦織の才能を大胆にもアンドレ・アガシやマルセロ・リオスと比較した。「あの二人と同じ能力を持っているんだ。彼ほどの能力は普通ではない。」
世界がこの将来有望な才能の片鱗を最初に見たのは、2008年春、当時18歳の錦織が、デルレイビーチのプロトーナメントで優勝し、レイトン・ヒューイットが10年前に16歳で成し遂げて以来初めてのATPタイトル獲得最年少プレイヤーになった時だった。デルレイのタイトル獲得までに、錦織は準決勝でサム・クエリーを破り、決勝戦ではジェームス・ブレイクを倒した。
一夜にして錦織はアメリカテニス界の寵児となった。日本では、彼はすぐにスターになり、その秋には日本のテニス史71年間で始めてUSオープンの4回戦まで進み、更にそのオーラを増した。
状況が一変して、彼がプレイする所どこへでも、アジアのファンがついて回るようになった。日本の記者たちは、彼の一挙手一投足をレポートするよう命ぜられた。彼の写真は、日本の街のあらゆる所に見られるようになった。
サラソタで火曜日、一回戦を勝利した後、「日本でプレイする時はすごくナーバスになります。プレイするのが難しい。」と錦織は認めた。「アメリカではそうはならない。ここでは、ちゃんとリラックスしてテニスができる。」
日本スポーツ界のまぶしいスポットライトを避けてトレーニングできること、これこそが、ブラデントンのコンドミニアム(ボロテリ・アカデミーから5分)を錦織が二年前に買った理由の一つなのだ。
「トレーニングして、自分の試合を向上させることができるのは、楽しいです。」いつもの笑顔で錦織は言う。彼のトレーニングの多くは、彼にいつも同行しているコーチ、グレン・ワイナーと一緒に行われる。グレンも錦織同様、十代の頃ボロテリ・アカデミーでトレーニングしていた。
IMGアカデミーでは、この、人気があり、魅力あふれるプレイヤーは、プロジェクト45と呼ばれている。これは、日本出身の世界最高ランクプレイヤーになると言う目標を示しているのだ。これまでの最高ランクは現在、引退した松岡修造が保持している。彼は、1992年に世界46位となり、錦織にコーチの手助けをしたこともある。
2008年の彼のプレイにより、錦織は昨年の2月に58位までランクを上げ、着々と目標に向かっているかと思われた。
では、なぜそんな錦織が賞金$50,000のサラソタオープンで今週プレイしているのか?多くの選手によくあるように、怪我は周到に練られた計画を台無しにするものなのだ。
昨年の1月に感じ始めた右肘の痛みがとれず、錦織はとうとう9月には手術を受けた。
彼のランクは現在345位だが、先週ジョージア州サバンナで行われたチャレンジャー大会で彼は優勝している。これは彼にとって今年最初の優勝である。
「自信を取り戻さないといけないんです。」錦織は、参戦しているチャレンジャーレベルの試合について語った。「バトン・ルージュとタラハシーでもいくつか勝ちはありましたが、内容はよくありませんでした。でも先週はいい試合ができた。プレイの内容にも満足してるし、優勝できてうれしいです。」
「トレーニングだけでは自信は取り戻せない。試合をすることが必要だから、もっとうまくなるために、このレベルのトーナメントがいいんです。今、ATPの試合で一つでも勝ち星をあげられるかどうかはわからない。サーブがまだそこまでのレベルになってない。僕のテニスはまだ100パーセントじゃない。自信が必要なんです。」
トレーニングにも熱心だが、彼は謙虚でもある。これまでの間、錦織と、オリバー・バン・リンドンクを含む彼のアドバイザーたちは、復帰のために慎重な道を選んできた。それは、小さな大会に参加しながらボロテリ・スポーツ・メディスンの施設でリハビリを続けることだった。
まもなく、彼らはアメリカ国内でチャレンジャー大会への参加を続けるか、本戦ストレートインに近い位置にいる全仏オープンに向かうかどうかを決めることだろう。
「重要なのは、常にポジティブであること、そしてうなだれないことだ。」ボロテリは言う。「以前のランクに戻ることは可能だ。ケガさえなければ、USオープンが始まる頃には(8月30日)、私たちはスタジアムにいるだろう。」
大きな目標である。
いやー、大絶賛じゃないですか・・・
アガシやリオスと比べるなんて。最高ランキングは58位じゃなくて56位ですし、手術をしたのは9月じゃなくて8月ですけどね(ただし、本人が9月と言ったことがあるらしいです)。
vicky さん ありがとうございます
最後の A big one at that.
どんな訳をもってきたら良いのか・・と思っていました。
大きな 目標である
#圭君、英語も堪能とありますね。
もしかして facebook も彼?
bluetti引用 返信
vicky さん ありがとうございます。
自動翻訳と辞書片手におおざっぱな内容は理解できましたが(間違った解釈をしてるかも)、きちんと訳していただくと助かります。
復帰に合わせ、adidasテニスのトップページにも錦織選手の写真が載っています。
土曜、日曜に壁打ちイベントが開催されるそうですよ。
http://www.adidas.com/jp/sports/tennis/impossible/index.asp
みけ引用 返信
いい記事ですね。日本語訳もばっちり。楽しめました。
あまりに面白かったので、蛇足かもしれませんが、
一言補足させてください。
ボロテリが教えられないと言った「hand-eye coordination」。日本語では反射神経でも間違いはないけど、微妙にニュアンスが違います。
素晴らしいhand-eye coordinationと常時称賛されている
のは、あのイチローのバットコントロール。目から得た
情報を瞬間的に手先に伝えることのできる能力ということ
なのだと思います。錦織選手もイチローのようにテニス界
のlegendの一人になってくれるでしょう!
pythoner引用 返信
pythonerさん、ありがとうございます。
hand-eye coordinationの意味はおっしゃる通りですね。
ときどき、イチローがテニスやってたらどうなってたかな・・・と思うことがあります。
適性ばっちりな気がします。
年が離れているのであまり現役時代が重ならないかもしれませんが、
「イチローの後を継ぐ錦織圭!」みたいになってたかもとか妄想するとちょっと楽しいw
netdash引用 返信
vickyさん、翻訳ありがとうございます。
まさに大絶賛の内容ですね。
えみっち引用 返信
vickyさん、ありがとうございます。
なんだかニコニコして読みました。
翻訳はいろいろな表現があるのでむずかしいですね。
私は英語が苦手なので翻訳していただけると本当にありがたいです!!
mimi引用 返信
vicky さん 感謝感謝です!
読みたい!とは思ったものの、あまりの記事の量にギブアップ状態
日本語に翻訳していただくとものすご~く助かります^^)/
本当に圭は私達をどこまで連れて行ってくれるんでしょうか?
アガシやリオスかあ、私的には、フェデラーなんですけど^^;
それにしても、世界中から(ちとオーバーか?)ヘルプされる
このブログって、なんてすばらしいんでしょう!
これも一重に、団長の圭に対する深い愛情と熱意のなせる技なんでしょうね≧▽≦
団長、バンザイ!! 鼻血ブログ、バンザイ!!!
圭 大好き!引用 返信
vickyさん、嬉しい記事でした。
ありがとうございます。
ボロテリ氏の錦織評は、リップサービスではないと思います。
彼の言葉を読んでいるうちに、「う~ん、そうだよな。ほー、なるほど・・・」という想いに満たされてきました。
目を輝かせて語るボロテリ氏の顔が浮かんでくるような気がしました。
そして、そのうちジ~~ンと来てしまいました。
なんで自分はこんなに感動しているんだろうと思ったのですが、それは、よくぞ私の生きているうちにこういう日本人選手が現れてくれたものだ、と思ったからです。
本当に、今まで夢のまた夢だったGSのファイナリストとしてコートに立つ日本の若者の姿が見られるかも知れないからです。
今まで散々ぱら、挫折して帰っていく多くの若者とほんの一握りの成功者を胸に刻み続けてきたであろうボロテリ氏の言葉に、陽光を浴びてスック!と立つその姿が見えるような気がしたからです。
島引用 返信
わたしもこの記事を読みました。
ニック爺の言葉はいつも聞いている感じだったので、特別ではありませんでしたが、団長が指摘した間違いについて、その前に読んだマックウインさん紹介の地元新聞の記事での間違いをそのまま引き継いで居るところが面白かった。彼の地でも裏付け検証無しに記事を引用しちゃっているんだなって。日本の新聞でも間違いは大抵同じところでしているものね。
今日は近くの検査所で行った昨日の血液検査結果を頂いて、病院です。この国では医・薬・検査はそれぞれ完全独立です。処方箋頂いて街の薬局へ薬を買いに行ったり、検査所に行きます。病院にも検査所はありますが、そこに朝食前に行くのは大変です。歩いて3分のところの検査所に8時に行って、帰って即食事が取れて便利です。採血は昔から大嫌いでした。ここの技師?はとても上手です。針は日本より太いのを使っているようで目をつぶっていますが、一発で刺し痛さは少ないです。日本ではわたしの血管が細いらしくてすんなり刺してくれる人が少なかった。大きな薬局でも在庫が極端に少ないので、注文するから明日入ると言われて二度足になることが多いです。色々違いがありますが、医療の面でも言葉以外でそんなに不便を感じません。余計な話しでした。
まぁ、準決勝の頃は元気になっているか、しょげきっているかどちらかでしょう。
ケイメヒコ引用 返信
御礼が遅くなりました。netdashさま、掲載有難うございます。喜んで頂いて何よりです。また、ご指摘も有難うございました。色々な突っ込み、大歓迎です。どうかなぁ?と思いながら訳している所もあるので、少しでも正しい訳に近づければと思います。間違った情報だけは垂れ流したくないですもんね。時間さえあれば翻訳するのは苦ではないので、本当にご迷惑でさえなければ、翻訳班の下訳係に手を上げてもいいくらいです。(笑)また何かの折に投稿させて頂きます。
ps ケイメヒコさま、お大事に!
vicky引用 返信
すばらしい記事の紹介ありがとうございます。
vicky さんがとても良い日本語訳をしてくれて感謝です。
ただ、記者の名誉のために間違いでないところを指摘させてください。
記事の中で松岡修造が錦織圭のコーチをしていたという記述はありません。
at one time helped coach Nishikori.
これは直訳すると「指導するのを助けた」ということですので、まさに修造チャレンジのことを言っているのであり、記者が、松岡さんが錦織のコーチをしていたと勘違いしているわけではありません。ちょこっと指導したこともあるくらいのニュアンスです。
また、これは訳の間違いではありませんがニックネームについても日本語と英語では微妙にニュアンスが異なります。英語でも日本語で使うようにいわゆる普段いつも呼ぶニックネームという意味もあるのですが、英語では「別名」というようなニュアンスで使うこともあります。記者は友達が錦織のことをproject45と呼んでいないことは重々承知だと思います。
一応、記者の名誉のために。。。
すぐにコメントしようかとも思ったのですが、コーチのくだり以外では非の打ちどころのない訳をされていたので、ちょっと迷い今になりました。
これからもブログ、楽しみにしています!
エディー引用 返信
エディーさん
ご指摘ありがとうございました!確かに、指導の手助けをした、という意味ですね。
後で訂正させていだだきます。ニックネームの件についても英語に対する理解不足で申し訳ありません。こちらも訂正しておきます。
netdash引用 返信