錦織選手のランキング関連データ
4月26日現在ポイント 30 本年の対戦成績 0勝1敗(4勝3敗 含むCH)
現在ランキング 648位(+151) 本年年初 417位 本年最高位 417位
プロテクトランキング 順位 @106位 使用数 3枚 残り 6枚
4月12日現在レースランキング -位
今週のATP大会はATP1000のRome(ドロー56)です。この大会後のランキングはDen BoschとEastbourneで使われます。
先週の記述に関連して
Nadalはモンテカルロを6連覇の偉業達成の翌日19日にBarcelonaの不参戦を発表しました。Barcelonaの6連覇のチャンスを棒にするし、母国大会の中でもホーム大会ですから、彼にとっては本当に一大決断だったと思います。しかし、何方もこの決断を素直に受け入れられると思います。
大会主催者も好意的なコメントを出しています。今、彼に限らず多くの選手に疲労から来るケガが多いです。これはATPのあまりにも詰め込みすぎのスケジュールにあると思います。秋の大会だったマドリッドを去年からここに移したことが大きな要因だと思います。2011年までのスケジュールは決まっていますし、2012年はオリンピック年ですから過密度が増します。新しいスケジュールを計画できる2013年には抜本的な検討をして欲しいものです。まぁ、これで全仏まで一週間おきの参戦スケジュールになることでしょう。
実質トップシードになったSoderlingはVerdascoに屈して優勝なりませんでしたが、再びRoddickの上に出ました。
ペナルティ関連:NadalにはBarcelona大会のデータはありませんが、状況も何もずっとペナルティの対象にならないはずのRoddickらのペナルティが削除されていません。
錦織選手について
復帰して第3大会目も大いに活躍してくれました。初の対日本人戦に伊藤選手にセットアップを許したものの勝ち切りましたが、今回も準々決勝まででした。
今週は米国国内でのCH大会がありませんのでお休みです。来週はSavannah(Georgia州)のクレーの大会にエントリーしています。CH大会にプロテクトを使ってエントリーは本戦イン確実です。錦織選手のランキング上の参戦数は復帰して3大会終わっただけなのに大会数カウントが4になっています。それは去年の全仏のペナルティが残っているからです(しかし、加算枠はたくさん残っていますのでポイントに影響はありません)。
上位選手について
- ローマは上位選手に参戦義務があるからでしょうが、Del PotroとDavydenko他多くの人が取り消しをしています。Roddickは予定通りの休戦でしょう。
- Nadal、Del Potro、Murray、Soderlingは基礎点が5000点前後に集まりますので、大まかに言って、この大会で勝ち残った順番に並ぶと言えます。彼ら全員に3-6の可能性があるとも言えます。
- Nadalの自力3位キープはこの大会連覇しかありません。体に問題起きなければドローがどうであれ可能性は高いでしょう。が、Nadalは守るべき1000点が大きいので最悪6位までの転落があります。他に3位キープの条件はMurrayと同じかそれ以上勝ち越して、Soderlingに準々決勝で勝って、準決勝進出したときです。つまり、負けるとSoderlingの優勝で4位以下になります。Soderlingが準優勝止まりの時、Murray次第で3位か4位です。
- 休戦中のDel Potroに初の3位の可能性があります。NadalとMurrayが初戦敗退、Soderlingが準優勝止まりの時です。
- MurrayはNadalより勝ち進み、Soderlingが準優勝止まりの時に3位です。
- Soderlingは優勝すれば初の3位です。準優勝では初の6位、それ以下では7位のままです。何れにしても、今大会の台風の目です。
(netdash@鼻血コメント)
試合に出ていないデルポトロに3位の可能性があるとは驚き。昨年も錦織が試合に出ていないのにランキングが上がり続けるということがありました。システム上ありえる話とは言え、少し奇妙な感じがします。
ソダーリングが3位になる可能性があるのも驚き。昨年の今頃、将来3位を伺う選手だと思っていた人は少ないのでは?私は2004年にリヨンで優勝したのを生観戦して以来のファンなので少し嬉しいです。
無理言って公開して頂きました。ありがとうございます。
大会数を確認的に書いたのは、ポイントの問題ではなく、ランキングの問題で大いに影響があるからです。今週は同点では2番目になりました。それはGS参戦ポイント3回の30点とその他の大会の30点で、GS優位のランキング順位決定だからです。で、2番目になったのは、参戦数が少ない順にランキングが決まるからです。
参戦して無くても、失効点は計算されます。Del Potroは失効点が少なめでしたから、持ち点で上に行けるわけです。Nadalの場合、失効点が大きく効いて、今、ポイント的に苦しいときです。全英以降はこの失効点がなくなるので、勝てば勝つだけ加点になりますので、それまでの辛抱でしょう。
こういう変化が面白いと思う変わり者ですから、こんな試算を試みているわけです。
ケイメヒコです。引用 返信
ケイメヒコさん、いつもありがとうございます。ところで去年の全仏のペナルティーって何ですか。それと加算点があるから大丈夫ってどういう意味ですか。
chacha引用 返信
〉chachaさん
私も同じ質問です。
メヒコさん
マックウィン引用 返信
去年、全仏には参戦していませんでした。また、6週間前のエントリー締め切り時点でも参戦できる状態ではありませんでした。(実際に全仏断念の発表はもっと後でした)しかし、GSはエントリー時点でランキングがダイレクトインできる人は参戦義務があります。ランキングはどんどん落ちている時期でしたがまだ94位でした。これはダイレクトインできる状態でしたので、参戦義務が生じ、しかし、参戦しなかったので0点のペナルティがつきました。これは1年間削除されません。ですから、今年の6月10日まで0点がカウントされます。
ランキングに計算されるポイントは良い得点順に18大会分です。しかし、GSとMSはその18大会に必ず含まれるのです。ペナルティがあるとその分加算される大会が減るわけです。もし、有効なポイントの大会が18大会あったとしても、ペナルティの数だけ減ります。ですから錦織選手の場合、6月10までは17大会分しか加算されません。でも、現在3戦目ですから残り14大会分と充分な加算枠があるわけですから、ペナルティはポイント的には無かったことに等しいと言うことです。
同点の場合のランキングの決め方で参戦数順ですから、1大会分損するわけです。ま、これもしばらくは非常に少ないですから、あまり問題にはならないでしょう。
重箱の隅の問題でしたね。
匿名引用 返信
名前書き忘れたようで、匿名になってしまいました。
こういうとこもおっちょこちょい丸出しですね。
ケイメヒコ引用 返信
ケイメヒコさん有難うございます。全仏は、負傷のためでられなかったなのにそんなペナルティーを引きずっているなんて理不尽なかんじがしますが・・・ということはナダルなんかもそのペナルティー負っているって事ですか。
chacha引用 返信
Nadalには去年のウインブルドンのペナルティがあります。その後のアメリカシリーズは復帰してますので他にペナルティはありません。
Gulbisに負けちゃったFedererはワシントン、東京、上海と3つのペナルティを持っています。長期休戦中のDel Potroは今大会で5つになりました。
上位陣でペナルティを負っていないのはDjokovicだけです。
ケイメヒコ引用 返信
ケガで参戦したくてもできない場合でも、参戦義務に対するペナルティは厳しいですね。しかし、ケガや病気でない理由でペナルティ承知で休戦を選ぶのがFedererとRoddickです。
ケイメヒコ引用 返信
Federerが初戦敗退しなくてもいいのに、Gulbis負けたり、他でも大波乱ですね。今日は直近の天敵?Soderlingが消えてしまいましたので、Nadalは3位か4位で終わります。実はMurrayとはたったの5点差です。Nadalは先に負けなければ3位です。
ケイメヒコ引用 返信
あれ?Murrayも負けている。これでNadalは3位確定です。
優勝が欲しいですね。
ケイメヒコ引用 返信
>メヒコさん
その後たくさんフォローコメントくださっていたのですね。
ありがとうございます。
最初のお答え読んでも、私の頭じゃよくわからず、他で勉強できないものかと検索しましたが、出てきませんでした。
でも何度か読むうちに理解できてきたような気がします。
>Gulbisに負けちゃったFedererはワシントン、東京、上海と3つのペナルティを持っています。長期休戦中のDel Potroは今大会で5つになりました。
フェデラーはずいぶんペナルティが溜まってきましたね。
自分のポイントと下位の選手との差で、うまく欠場を決めているのでしょうか。それにしてもペナルティルールはメヒコさんがおっしゃるように厳しい。
ラファが優勝してよかったです。
ラファはバルセロナ欠場してローマに賭ける心意気は並大抵ではありませんでしたね。かなり体も鍛えて練習もガンガンしてローマに
やって来た感じがしました。
マックウィン引用 返信