復調ナダルから序盤の勢いを奪われ最後まで取り戻せず。しかし過去最高のベスト8は立派(2016インディアンウェルズ準々決勝)

2016 Indian Wells (Masters 1000)
Quarterfinal
Rafael Nadal[4] def. Kei Nishikori[5], 6-4,6-3

試合の流れ

序盤は錦織のプレーが冴え渡り、昨年モントリオールの再現になるかと思われました。しかしナダルがそのレベルから離されず、嵐が過ぎると自らのプレーを上げて追い越すと、今度は錦織がそれについていけなかったという試合になりました。

悔やまれるのは3-1の15-40の場面です。ドロップショットで前におびき出す作戦も少し甘く入り、ナダルのスライス返球が食い込んできたこともあってフォアのパスをネットしてしまいました。調子の良さに任せて雑に打ってしまったように見えました。
調子の良いときの罠ですね。ポイントが取れているときは変わったことをする必要は特にないと思うのですが、まだ完全にナダルがダウンしてない状態で1ゲーム2回のドロップショットは、リスクの取りすぎだと感じました。

逆に劣勢の状態でのBPでのサーブ&ボレー(4-6,0-1 15-40から)もどうなのかなあ?と思いました。結果論的な要素もありますが、そこを落としたら一気に試合の勝敗に影響するような場面でリスクの取りすぎではないかと。

リターンを極力下げず、リスクを極力下げるということが勝利の王道だと私は信じているのですが、言うは易し、行うは難しですね。錦織は錦織にしか分からない実際のプレーの感覚で戦っているので、何かが見えてああいうプレーを選択したのかもしれないので、一概に批判はできません。上記は私の個人的感想です。

ここをブレイクできなかったことでじわじわとナダルが流れを戻していき、錦織は逆にミスを増やしてしまいました。
最初はなんてことはないミスだったのですが、徐々に「痛い」ミスに。ブレイクポイントを1本で取られてしまうという精神的に追い込まれる展開。

錦織から見て4−5の第10ゲームでは、ナダルが錦織のバッククロスを読み切ってフォアのスーパーウィナー。
ストレートが空いていましたが、錦織は自分の得意なショットを重視し思い切り振り切ったことが却ってナダルのショットの威力を増幅させてしまいました。
ナダルは相当、コースの読みを入れてきていました。錦織がその逆を突くことができれば意外なほどナダルの体勢は崩れていたのですが、それを自在に繰り出せるほどの余裕はありませんでしたね。

序盤、試合を支配していただけに悔やまれるセットを落としました。

2ndセット、錦織はナダルのフォア狙いからバック狙いに切り替えますが、ミスが先行してなかなか上手くいきません。
ブレイク先行され苦しいスコアに。2-4から気持ちを入れ直してブレイクバックしたことが今日の最大の収穫(1ポイントごとにガッツポーズする気合い)でしたが、その直後にサービスが上手く入らず再びリードされ、そのまま負けてしまいました。

敗因分析

サーフェスの影響

IWの特異サーフェスは、影響はあったと思いますが錦織のショット自体もタイミングがずれていたと思います。
序盤は上手く打てていたわけですし、2nd 2-4からのブレイクバックの時もちゃんと打てていました。
IWのサーフェスがナダルに有利だったことは確かですが、今日のプレー内容としてはサーフェスのせいにはできないかな、という印象を持ちました。
単純にナダルのプレーが良かったのと、錦織にミスが出てしまったということだと思いました。

イズナーとの対戦ではサーフェスの有利不利は大きく影響しますが、同じストローカーであるナダルとの対戦ではあまりサーフェスを言い訳できないと思います。
それを言ってしまうと、単純にコントロール能力が違うのではないか?とむしろ実力差があることを認めてしまうことになってしまうと思います。
飛びすぎるのはナダルにとっても同じことで、ナダルはそれをスピンをかけることでカバーしています。
錦織もスピンをかけやすいフォームをしているので同じようにコントロールすれば済む話です。
それよりも私は、BIG4と対戦するときのレベルの上げ方と1stサーブを敗因にあげたいです。

プレーレベルの上げ方の差

言うのは簡単で実行するのは難しいのは分かっているのですが、相手がレベルを上げたときに自分も上げていけるかはとても重要です。
今日のナダルは、全豪でジョコビッチがやったような「嵐が過ぎるのを待つ」作戦を実行したように思いました。
相手の時間帯はなんとか耐え、僅かなほころびから一気に自分のギアを上げて流れを持ってくる。見事でした。
錦織も決してあきらめず、2-4からのブレイクバックで反撃するかと思われましたが、そのあとのサービスゲームですよね。
そこでの課題は次に挙げます。

サービスの課題

ナダルの1st確率が試合を通じて89%。もともとナダルは1stの確率が高い選手ですが、それでもこの数字は驚異的です。
それよりも特筆すべきは欲しいところで1段レベルの高いサーブを打ってくる(配球の変化含めて)ことです。
錦織は15-30のような、「ここで1st入らないとまずい」って場面でなかなか1stが入りませんでした。
今日は15-30の場面が4回あって、すべて2ndサーブ。うち3回はブレイクされています。

すごくポイントだと思ったので太字赤文字で書いてみましたw
赤黄色さんのスコア付けのおかげです。

ナダルのプレーがいくら良くても、ここは自分でコントロールできる部分なのでなんとかしてほしいです。

私は、錦織の1stサーブの確率を平均65%に上げて欲しいと思っています。
錦織の1stサーブ確率とエース数

2012 64% 133
2013 63% 140
2014 60% 286
2015 60% 306

エースの数が倍増する代わりに若干、確率が下がっています。このトレードオフの関係は当然なので問題ありませんし、エース数の伸びを考えればトータルとしては向上していると言えます。
ただ、60%という数字は特段悪いとは言えないものの、エース数との比較で言えばまだ低すぎると思います。
ナダルは2015年、それぞれ68%と222本でした。
錦織もエース数は今くらいで行くなら確率を上げ、確率をいまくらいで行くならエース数をもっと増やす必要があると思います。

エース数にこだわっているのではなくて数字として表れるのでエース数を指標に使っているだけということにご留意下さい。
エース数が増えるということはサービスの質全体が上がるということとほぼ同義です。コース精度や配球が良くなる結果としてエース数が増えるという意味で、確率を維持して質を上げるか、質を維持して確率を上げるかどっちかが必要、と言いたいのです。

収穫のあった今大会

今日の試合は残念でしたが、苦手のIWでの最高成績ベスト8は立派です。一歩ずつですがまた前進したと思います。
特にこのコート大得意のイズナーに競り勝ったのは大収穫ですね。
残念ながら今日負けたことで鼻血試合認定はなりませんでしたが、自分ながらいい判断だったと思います。
上のラウンドに行けば行くほど試合の重要度は増しますから、今日勝ってこそ、「ああ、イズナー戦で競り勝ってほんとうに良かった」と言えましたので。
でもイズナー戦自体も重要でしたし、素晴らしい勝利でした。

また、故障も発生せずアカプルコ〜デ杯〜IWと3大会をこなしました。
次は得意のマイアミ、次こそベスト4入りを期待したいですね。

ナダルの復調

それにしてもナダルは少なくとも今日の試合に限れば相当、調子を戻してきていると見ます。
フォアの威力が凄まじかったし、フットワーク、メンタル、ミスの少なさ、どれもさすが元世界No.1というレベルでした。
私はナダルファンでもあるので、このナダルの復調は嬉しいし、このナダルに錦織は勝って欲しいと願ってやみません。

スコア推移

※スコアリング by 赤黄色さん

Set1
G1 灘 ○×○××○○×○××× 0-1
G2 圭 ○×○○○ (1wsl2bsp1wsl2csp1bf) 1-1
G3 灘 ○○×○××○○ 2-1
G4 圭 ○○○○ (1wslAwf 1bf1wf) 3-1
G5 灘 ○×○○×××○×× 3-2
G6 圭 ×○○××× (2bsp1cf1bf2wsp1wsl2bsp) 3-3
G7 灘 ×××○× 3-4
G8 圭 ×○○○○ (1bf2bsp2csp1wf2wsl) 4-4
G9 灘 ×○××× 4-5
G10 圭 ○×××× (1cf2bsp1bf2bsp1wsl) 4-6

Set2
G1 灘 ×○××× 0-1
G2 圭 ○×××× (Awsl1bf2bsp2bsp1wsl) 0-2
G3 灘 ××○○×○×× 0-3
G4 圭 ××○○×○○○ (2bsl1cf2wsp2csp1cf1cf2wsp1bsp) 1-3
G5 灘 ○×××× 1-4
G6 圭 ○○×××○○×○○ (2wsp1cf2wsp2bspDo2wsp1cf2bsp1wsl1bf) 2-4
G7 灘 ××○○○○ 3-4
G8 圭 ○×××○× (2csp2bsp2bsp2bsp1cf2wsp) 3-5
G9 灘 ○○×××× 3-6

197 件のコメント

  • ナダルとのH2Hは今回対戦前で1-7でしたが
    周知のように圧倒しながら怪我で棄権した2014のマドリーがある為
    ナダルは二連敗しているような心境だったでしょう。

    今日は老練な戦いをナダルにされ一日の長を見せつけられましたが
    1stsetナダルがブレイクバックするまでの観客(ナダルファン)の危機感は尋常では無く
    分岐点になった遅チャレンジもナダルだから受け入れられた感が強く
    錦織が同じチャレンジをしていたらライアニ氏は一蹴していたと思います。
    文化的な違いもありますが彼等の勝利に対する執着は我々には常軌を逸するものです。
    【そういう意味でも実績のある】選手相手に平常心を保って戦う力を得るには
    場数に勝るものは無いと思います。

    今日は乱れて平常心を失ってからは、打ちに行ったショットは
    やはり多くがUEになってしまいました。昨年にも見られたパターンだと思います。

    前々から錦織対策してくる相手のペースに合わせて一発で決めようとしないで
    我慢のテニスを試みれば良いのではと感じていました。
    元々の錦織対策は、ストローク能力の高い錦織相手だからこそ
    ラリー戦を避けて速攻を仕掛けるのが目的だったと思うのですが
    錦織がそれに釣られてUEで自滅する傾向が昨年多く見られた事から
    最近は自滅狙いにシフトしているように感じていました。
    決めに来る錦織の猛攻を耐え、ミス待ちし反撃に出る。
    今年の全豪でジョコにやられた事をナダルにも今日やられました。
    これができるのはやはり上位の選手達一握りです。

    勿論コート特性もありますが、マレー戦で掴み始めた
    要所では緩急を交えて我慢しながら
    勝機を見出すテニスで方向性は間違っていないと思います。
    錦織ほどの多彩なテニスができる選手が
    デジタル的なリズムで攻める必要はないでしょう。

    苦手なIWでパーフェクトサーフェスと自負していたイズナーを破り、QFに進出
    漸く頻繁にBIG4と争える基盤が整いつつあります。
    今年はデ杯含めジョコ、マレー、ナダルと既に交えました。

    MSとGSでQF以上で彼等との戦いを常時こなす。
    そこの場数さえ踏めれば、面白い事になると確信しています。
    錦織の軌跡からすればある種の予定調和にさえ思えます。
    今年は身体も大事に至らないようにして大会進行を判断していると見えますので
    益々楽しみですね。

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  • 私も今日の敗戦は自滅では決してないと思うし、ドロップショットのミスが引き金になったわけでも、ラファの少し遅かったチャレンジで気落ちしたからという事でもないと思います。ましてラファを甘く見ていたなんて事も決してないと思います。ラファにはなかなか勝てなくて、前回は自分の力以上のものを出して勝ちに行ったんですから、今回もかなり警戒して臨んでるはずです。

    最初は確かに錦織さんが押していましたが、試合を通してファーストサーブをAV89%入れて来たラファに対して、本人も言ってるようにリターンで攻撃が出来なかった、そこが1番大きかった気がしています。
    うまく行かない事を何とか打破しようと、一球打つごとに声を出して自分を奮い立たせてる錦織さんを見て、ミスをした自分に悔しがる姿を見て、必死にもがいてどうにか勝とうとしてる様子に心が熱くなりました。

    それでも今日はうまくいかなかったけど、こんなに悔しがり、何とか勝とうとしてる気持ちは充分感じたので、負けたけど次に必ず繋がると思いました。

    今日はラファが素晴らしかったですね。
    前回負けた事、きっとすごく悔しかったんでしょうね。
    きっときっと次は勝ってくれると信じて応援して行きたいと思います。

    私個人の感じた事を書いているので、テニスのプロでもない素人の感じた事ですので、お気に触った方がいらしたらすみません。

    正直、接戦で勝ってくれる事を期待していました。
    イズナー戦が素晴らしすぎたので。
    そしてジョコにも勝ってマスターズ初制覇出来るかもと心の奥で期待していたので、結構落ち込んでいます。
    でもまたすぐマイアミがあり、錦織さんはまたすぐ練習、そして試合、ファンが落ち込んでる場合ではないですよね。
    明日から切り替えてまた応援します!

      引用  返信

  • kenshigetsuさん同感です。マイアミに期待したいですね。
    怪我だけはきをつけてほしい。右腕の筋肉が凄いですね、たくましい限りです。
    私はイズナーに勝った時のあの瞬間の表情に感動したのである意味満足してます。

      引用  返信

  • こうなったら何とかナダルにジョコビッチを倒して欲しい…けど難しいのかなあ、やっぱり。

    ところで毎回思うのですが、錦織選手のフラストレーションの発散の仕方は中途半端な気がするのですが、あれでちゃんと切り替えられてるんですかね?思い切ってラケット叩き壊すくらいしたほうがいいんじゃないかと思うのですが…ラケット壊してブーイング受けながらもふてぶてしい態度を取る錦織選手もちょっと見てみたい気がします。

      引用  返信

  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160319-00010005-tennisnet-spo
    錦織対策を貫いたナダル「自分を再び信じることが出来た」<男子テニス>

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160319-00000053-jij-spo
     23日開幕のマイアミ・オープンへ向け、「デ杯からの疲れもたまっている。少し休んで、マイアミで上までいけたらいい」と気持ちを新たにした。

    両選手にとって収穫のあった試合、大会になりましたねm(__)m

    錦織選手、今シーズンは現時点で既に、ジョコビッチ選手、マレー選手、ナダル選手と対戦出来ました。
    来週からのマイアミMSでもトップ5との試合が期待されますが、上位選手同士の戦いは心身の消耗が激しいものです。
    ベスト18システムによって上位選手同士の試合を沢山見ることが出来、見る側は幸せですが、この過酷なシステム下において、アジア・オセアニア勢では 錦織選手が唯一のトップ10入りを成し遂げ、それを維持している素晴らしさを忘れずに応援したいですねm(__)m

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  • フォアのクロス に自信がないからドロップを多用するし逆クロスを狙われてカウンターになる
    スマッシュとサーブが苦手なのは内転を使えてないから
    技術的な課題は多い

      引用  返信

  • 初めて投稿いたします。ワケあって公私ともどん底にある私に、いつもパワーを与えてくれる錦織さんとこちらの皆さんに感謝しています。

    ナダル戦については、皆さんの貴重で詳細な分析をただただ感心、納得しているので、もう触れません。まあ、1stが連続して入らない病、ここ一本が決めきれない病、打ち急がないでって祈れば祈るほど打ち急ぐ病、この三つを私は勝手に錦織三大疾病と呼んでいるのですが、今回これがいっぺんに発病しただけと軽く考えています。この三大疾病、今までも約五試合に一試合の割合で一度に発症するので、もう持病だと思って流してます。

    でも、でもでもでも悔しい!
    ただ、今の実力は、少なくとも鉄人さんや空気さんを完全に凌駕しており、依然として、big4+1を脅かす筆頭であることに間違いないです。あと一歩、脅かすだけでなく、実際に超える場が今年必ず訪れることを願って止みません。果たしてマドリッドかローマかrgか!
    もうワクワクが止まらんおっちゃんなのです。

      引用  返信

  • 世界6位の選手に向かって、技術的な課題が多いって・・・。

    @よっちゃん さん

    錦織三大疾病!
    確かに!

    1つでも克服できたらもう1段上に行けるでしょうね!
    まだまだ期待してます。

      引用  返信

  • メンタルコントロールはかなり改善されてますね。ナダルはストロークが深くてノリノリでした。かなりポジティブにプレイしてました。マイアミでリベンジ!ですね〜

      引用  返信

  • よっちゃんさんに一票! 
    私もそれは前から気になっていました。しかしながら、デ杯のマレー戦とこの間のイズナー戦で、この疾病を自ら直したと信じていました。でもやっぱり発症してしまいましたね。
    しかし、5試合に1試合の割合だったら、いつまでたっても準決勝以上に進めないではないですか!

      引用  返信

  • こんばんは。
    マリー戦に続き、負けたけど下を向く負けではないかなと。
    気合いの入った表情、仕草、ファイトする姿が見れました。これは嬉しかったです。
    個人的には後はサービスの向上のみだと思います。
    ファーストの確率を上げること、連続してファーストが入らないゲームを減らす事。
    あとこれだけなんだよ~!もったいな~い!
    といつも言いながら見てます。

    もやもやからの脱却、強い気持ちも見えてきた中、細かな改善点は他にもあるんでしょうけど、最後のピースはサーブだと思います。
    何とか埋めて欲しいです!

      引用  返信

  • スペインマルカ紙、ナダルは語った「ここ最近で最高の試合でした」
    圭がまた上手い役割を果たしましたねw
    海外の新聞を見てると、やっぱり圭の評価は高いですね。いつもテスト相手というか復調や上昇の
    バロメーターになってしまってる。実際そうだからちょっと悔しいのだけど、
    とくに今回は試合会場もそうだったけど世界中がナダルの勝利を望んでいたようで、向こうのアンチナダルはナダルコンプレックスにおける錦織特有wの自滅で勝てたんだと責めてますね。
    まぁ圭にとっては苦手なIWだから過去最高成績で良しとするしかないですかね。

      引用  返信

  • @よっちゃん
    引用ー
    この三つを私は勝手に
    錦織三大疾病と呼んでいる

    圭が聞いたらw

    「その三大疾病って
    ファンの皆様の病気でしょ?」

    とリアクションが返ってくるかな〜w

    1stは入った方が当然いいけど
    テニスは2回サーブできるので
    観戦するファンが1stにとらわれすぎ
    な感じもしてます

    例えば試合の中で
    わざと1stをゆるくスライスで
    わざとフォルトにしてから
    2ndをフラットで打つ戦術もありますよね

    今日は惜しくも
    タイブレーク2回でジョコに負けた
    フィアンセが美しいツォンガ
    マスターズ1000のタイトルをもつ
    ツォンガも、1stはあまり入ってません

    今大会のツォンガの1stの確率ですが
    メキシコで圭をやぶった
    クエリー戦 1-37% 2-63%
    トータル51%

    ナダルを倒してからのメキシコ優勝の
    ティエム戦 1-55% 2-43%
    トータル50%

    6-7 6-7と2回のタイブレークで
    惜しくもやられた
    王者ジョコビッチ戦

    1-59% 2-36%
    トータル 47%でした

    因みに
    ジョコは
    シュライバー戦61%
    ロペス戦 60%
    ツォンガ戦 61%

    ま、1stにこだわり過ぎた
    三大疾病のファンの方々に
    少しでも気休めになれば幸いですw

      引用  返信

  • 錦織圭は試合中に波がありすぎるのが、トップとの差につながっていると思う。質の高いプレーを継続させることが、このジョコやフェデ、ナダルと比べると劣っている。もちろんどの選手も機械じゃないから波はあるが、上記の選手と比べるとやはりプレーが雑になりやすい気がする。取れる所を盆ミスで落としたり、サーブが急激に入らなくなったり。
    非常に火力はあるんだが、相手の猛攻をディフェンスし続ける安定感は、上記の選手と比べるといまいちかなと。
    いや、上は化物だからと言われたらそれまでだが。

      引用  返信

  • ナダル選手、勝ってほんとにうれしそうでした。錦織選手はナダルさんを甦らせた感じですね。これはとれないだろうという、錦織選手のショットをスーパーショットで返す。IWのサーフェスも関係してるかもしれないけど、ナダル選手の気持ちがはいってましたね。それに対してどうするか、錦織選手も必死に頭で整理しながら、できることをやったと思います。第2セットのブレイクは痺れました。表情は最後まであきらめてませんでしたよね。
    こうやって勝ち進めば、BIG4&バブさんと対戦することも増えその経験が一番の成長の糧になると信じています!

      引用  返信

  • ファーストサーブの率がどうこうよりも、突然連続で入らなくなることが問題のような気がしてきました。
    率で言えばNGKさんが書かれている通り、それほど悪くないですよね〜(ナダル戦は50%だったけど)。

    ナダルはなんであんなにファーストの率がよかったのかな。
    わざとスピード落としてました?

      引用  返信

  • 連投ですんまへん。えっ?結構賛同していただけるんだって嬉しいやら何やらちょっと複雑です!

    他にも、チャレンジしそうでしない病、ドロップお遊びが過ぎる病なんかもありますが、これらはまあ風邪みたいなもんで、チャレンジしなくて良かったで賞や、ドロップお遊び見事で賞に変換される場合もあるので。

    ちょっと違う観点、ボトムハーフの二人から錦織さんを見たら、かなりほっこりしてきました。

    ラオ君曰く、
    「2013楽天決勝で負けたリベンジを、2014Wimbledonで果たしたと思ったら、全米負け。しかも試合時間、試合終了時刻とも大会タイ記録のおまけ付き。その後ワウさんジョコさん倒してファイナリストだって?ざけんなよkei!
    さらにリベンジと思った楽天決勝でまた引き立て役。でもディミ差し置いてkeiと二人、ファイナル行けたねったら、オレ負傷。その後RR突破して、たった一人ジョコからセット奪ったって?ざけんなよkei!

    今年こそはって2015ブリスベンでは薄氷勝利したけど、デ杯でまたもやフルセット負け。また怪我してあれよあれよでトップ10落ち&ファイナル行けず。えっ?ベルさんに勝ってフェデラーとベストマッチ?ざけんなよkei!

    だから今年、ブリスベンもらったし、いーじゃん今回決勝行ったって。それにオレ、既に二回マスターズ決勝いってるもん。トップ10復帰したいもん。」
    ってなところでしょうか。

    そしてご飯君曰く、
    「Young gunsってもてはやされたのはいつだって三人。僕だって同じジェネレーションだよ。やっと去年、もしかしてyoung guns?って注目されたのに、マスターズ3大会で全部keiに負けるなんて。keiとはほぼ同体格、同プレイスタイルなのに。

    しかもロジャースカップ、僕との試合で見せた股抜きロブ、2015atpベストショットに選ばれ、何と公式hpで全世界テニスファンに繰り返し再生されるって最悪じゃん!ざけんなよkei!

    だから今年、ランクアップしたっていーじゃん。決勝行ったっていーじゃん。9~12シード欲しいんだもん。トップ10に行きたいもん。」
    ってなところでしょうか。

    ラオ君が多少長めなのは許してください。思い入れが強いもんで。でも、ニシコリッチは既に同世代からもマイルストーン化されてるんです。それを考えると、今回の負けも、この世代を代表したステップの一つと思えなくもない。ただ、それに甘んじてほしくはない。今年絶対その壁を突き破ると信じています。

    錦織さんとこの二人、後もう一人(ディミは無理?ティエム君?)がネオbig4と呼ばれる時代が来るのを、密かに妄想しているおっちゃんです。

      引用  返信

  • 本人からすると非常に悔やまれる試合だったと思います
    しかし見ているこちらからすると5セットマッチならどうかな?という感じでした
    切り替えるのにもう少し時間があれば結果は変わりうるようにも思えました
    同時に感じたのが経験の差、ナダルは勝負所にしっかり上げてきています、それに錦織はついていけなかった
    不調といわれて久しいですがやはりナダルは凄い、目を見張るショットを随所に見せスタジアム全体を掌握しました、完全に試合巧者だったと思います
    そういう意味では今年は序盤から負けてはいるもののBig4に当たることが多く貴重な経験が増えています、辛勝からのこの完敗は成長という観点では非常に大きいのではないのでしょうか?あくまで個人としてはポジティブにとらえています
    これが初MSでよかった、マイアミに向けコンセントレーションを高めて欲しいです

      引用  返信

  • 初めてコメントします。皆さんさすがにコメント欄が鋭いです。納得しながら読んでます。
    小生の見方としては、
    「一つ一つのプレーのベストな選択判断や実際のプレー実行のためにどうすべきか?あるいはどうありたいか?」と考えるはもちろん必要ですが、まずは「今自分がどうゆう状態にいるのか、そして相手がどういう状態なのか」をまず考えることが必要だと思います。
    プレーの戦略戦術の土台となる彼我の状態を把握することだと考えます。
    皆さんがおっしょるメンタル力も「自身の今、刹那を知る力」ととらえています。
    相手のことは想像力しだいですから、的を得た分析が出来るかどうかはわかりませんが、
    まずは自身を客観的に観る能力、そしてそこから得られた情報からベストな選択肢を冷静に採用する。
    ことスポーツに限ったことではありませんが。。。
    それさえあと少し会得出来れば、もう一段上の彼が現れると思います。

      引用  返信

  • 私が思うに、錦織選手はまだ手探りで戦っています。これは対big4での話ですが、主に戦術やギアの上げ方などで、まだ彼はトライ&エラーで試合を進めています。失敗と修正は成長の基本で、錦織選手は非常に学習能力が高いので、今や下位選手になら調子が悪くても経験と集中力で勝てる選手ですが、相手がbig4格となると話は別で、錦織選手がどんなに本気で向かっていっても必要悪としての失敗が出てきてしまいます。
    やはり彼らは経験に基づく重厚感があり、錦織選手がbig4との戦いにおける最適解を見つけるまでは、この必要悪のミスの有無がそのまま差となります。
    だからこそbig4と戦うのは重要。今でも互角に戦えることもあるので、あと何試合もすれば自然と次のステージに上がるはず。あとは選手を信じましょう。

      引用  返信

  • ずっとトップの座にいて、錦織選手がその後ろ姿を追っていたナダル、今回の対戦は、両者の今の力関係、上下関係がはかられる試合だな、と思って見ていました。
    力の差はあったか、と言うと、残念ながらあったと感じました。
    まず皆さんが口をそろえて言っておられるサーブの力。
    そして、ナダルの試合巧者ぶり。
    錦織選手がいくら攻めても、いくら左右に振っても、スーパーショットを数本放っても、ジョコビッチもそうですが、決してそれだけではポイントは取れません。
    普通なら決まるはずのショットが、いくらでも返ってきます。結果、決め急いで錦織選手に先にミスが出る。
    今日の試合では、その2点に、私は力の差があるなと感じました。
    ジョコビッチ、マレー、ナダルは、ちょっとした弱点、ほんの少しであっても、甘いサーブ、甘いショットは見逃してはくれません。ちょっとした弱点を、他のもので賄うことができない相手であり、ちょっとした弱点が、命取りになる相手だということです。
    その思いが強いあまり、さらに錦織選手のショットに力みが入るのかもしれないし、それが強い選手からのプレッシャーというのかもしれません。

    今日の錦織選手は、いつになく声を出し、気合を表に出し、いいことだとは言えませんが、言えませんが、ラケットを投げ、悔しさや闘志を出していたように思います。
    今まであまり見られなかった表現だったように思ったし、私は何かを変えようとしているのかな、と好意的に見ました。
    負けたのは残念ですが、これが世界一への道の厳しさですね。
    この感覚は、やはりトップの選手と戦うことでしか感じられない、シビアで貴重な経験じゃないかと思いました。
    皆さんのたくさんのコメント、鋭い洞察に、うなずきながら読ませていただきました。
    次戦のマイアミが楽しみです。

      引用  返信

  • 今日のナダルは、以前のナダルが戻ってきたと思わせる素晴らしいフォアでしたね~。

    あれだけ弾むコートで、世界一スピンの効いたフォアハンドを持つナダルということで、見ているこちらも苦しい試合でしたが、そんな中でも、2ndセットの後半にブレイクバックする辺り、トップ5に肉薄しつつあるように思えました。

    ジョンソン、イズナー戦の粘りが好印象で、あんまり悲しい気持ちにならなかったのは、私だけではないはず!

    マイアミも楽しみですね!

      引用  返信

  • 皆様のコメントの数々とても勉強になりましたし、また、前向きな気持ちになりました。
    しつこいようですが、そして今更なのですが1つだけ納得がいかないのが、主審のライアニさんがレイトチャレンジを認めたことです。NHKのニュースでもその場面を報じていましたが、あれが、逆の立場だったら、認められていないですよね。これはスーパーナダル選手だから、認められることなのでしょうか?他の試合でも圭君に厳しい審判、いらっしゃいますよね。こういった壁も乗り越えていかなくてはいけないのでしょうか。すみません、批判のつもりは全くありません。ただ、テニスって、1つの判定、1つのポイントで大きく試合の流れが変わってしまうので、審判の方も重要な役割を担っていることを十分に認識した上で出来るだけ公平中立に裁いて頂けたらと切に思いました。またまた素人の生意気コメント、お許し下さい。私だけまだまだ切り替えができていないですね。早く皆様のように切り替えて次に向かわねばと反省しつつ。申し訳ありません。

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  • 誰とは敢えて申しませんが、フォアハンドの打点の身体との距離と、グリップの厚さとの関連性について、把握してらっしゃるうえでのコメントですよね?
    是非、もう少し具体的に技術的な解説をお願いいたします。
    それはさておき、バックのスライスでの返球は、序盤こそナダルのミスを誘っていましたが、途中から上手く対応されてしまいましたね。
    ナダルは球足の低いウィンブルドンでも勝っているとおり、グリップが厚いのに低い球の処理が本当に上手いです。
    レイトチャレンジについては、私もどうかと思いました。
    返球してるのにチャレンジ?
    同様な状況で認められないケースを、よく見る気がするのですが。
    敗因にはしたくないけど、明らかに流れが変わりましたね。

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  • テニスの最大の魅力・特徴は1ゲーム4ポイントのルールです。
    同じラケットスポーツである卓球・バドミントンの様に10p20p先取ならここまで世界的にはなっていないでしょう。
    錦織選手もポイントの取り方・勝ち方を知っている数少ない1人ですが、ビッグ4はさらに上を行きます。
    昨日の試合もその差で負けたような気がします。

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  • こんばんは。この試合を楽しみに今朝4時起きしたのでがっかりしましたが、スライスさんがおっしゃっているように上位選手に対してはまだ戦い方を模索中のような気がします。イズナーだと試合中に調整して間に合うけれど、ナダルはレベルが高すぎてそれができなかった。メンタルの問題がどれだけ影響しているかは想像するしかないですが、たくさん対戦して自分が攻略されているパターンに慣れてきたら、落ち着いて対処でき、技術的にも対応できていくのではと思います。
    以前こちらでBig4に一人で向かっていくのはキツイと書きましたが、ラオニッチの復活とゴファンの台頭が嬉しいです。錦織選手のライバルでもあるけれど、下の世代が頑張ってBig4にどんどんチャレンジしてほしいです。ゆっくり休んで次のマイアミでさらなる活躍を!優勝は期待しつつ、同時にナダルに負けてがっかりするような凄い選手を応援できる幸せも感じています♩

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  • 書きたい気持ちが止まらず、再度の投稿お許しください。

    実は、ズベレフ戦後のナダルのロングインタビューを読んで、経験値が生む深い洞察力、試合感覚、そして素晴らしい精神力に感動して、ちょっと今回は敵わないかもと思っていました。

    英文を辞書を片手に読んだのでちゃんと理解できているかは????ですが、敵わないものがあることを知り、それでも好機は訪れ、自分の有利な点を活かせる局面が必ず来ることを信じて、情熱を失うことなく闘える! 
    そんな自分への信頼を回復したナダルは、絶頂期のナダルよりも強くなっているかもしれません。力でねじ伏せるテニスから、引くことも覚えた勇者は強いです!

    この大会で、圭くんも、イズナー戦では、同じように戦えました。大進歩だと思います。でも、ナダルの戦局を見る眼は上回っていたということですよね。
    ドロップボレーやレイトコールなどはひとつのきっかけに過ぎなかったと思います。

    だから、手首のテーピングをむしりとって、済んだ目で立ち向かおうとした瞬間、ちょっと怖くなりました。
    手首のテーピングは、保護のためらしいので、それすら取って、最高の状態で闘おうとするの?
    あのモントリオールの二の舞になったらどうするの・・・なんて。

    ブレークしたときは、鳥肌が立ち、嬉しい反面、フルセットに縺れたら、体が悲鳴を上げるのではないか、次はマイアミだし・・・と思っていたら、ナダルがキチンと終結させてくれました。

    課題はサーブ。。。それはもう明らかです。
    私は、サーブの威力うんぬんではなく、サーブへの信頼感だと思います。
    自分にサーブ権が移ると、普通はホッとするのに、どこか嫌そうなんですよね。
    サーブの重要性は頭では理解し、練習にも本腰を入れているのでしょうが、好きになれない。
    でも、今のサーブで悪くはないと思うんです。
    サーブは友達! ないものねだりしてもしょうがない!
    自分から始められる唯一のプレー。今のサーブでも、もっと遊べるのにって思います。
    サービスコンプレックスから解放されて、サービスゲームで一息つけるようになれたらなぁ~。
    サーブの改善じゃなくって、今のサーブの活用のような意識かなぁ~。

    とにかく、自分のサーブを好きになってほしい!
    そしたら、もう少しプレーに余裕が出るのにって思います。
    それも経験かもしれませんね。
    これからは、力を高めるイメージではなく、どう活用していくかを極める時代。
    悲壮感を漂わせてがむしゃらに登っていくのではなく、楽しみながらテニスIQを高めて欲しい!

    マイアミでは、明るい笑顔をたくさん見たいです!

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  • レイトチャレンジについては私も?でした。プレイを止めてチャレンジをするのは何度か見たことがありますが、返球してからというのは記憶にないですね。

    それと、主審のオーバールールが確か2度ありましたよね。圭くんのショットがインの判定に対してアウトに覆ったものです。圭くんがチャレンジして主審のとおりのアウトだったのですが、ちょっとう~んと思ってしまいました。もちろん、ルール上問題ないのはわかっています。ただ、ラインジャッジがインというのは声はなくてアクションだけですし、通常そのままインプレーのものなので違和感があるのです。相手が返せなかったので今日の場合だとそのまま相手のポイントになっていましたし。ラインジャッジがアウトで主審がインというのはわかります。リプレイになりますね。

    こういう風に思ってしまうのは私だけでしょうか?圭くんよりで見ているのでゆがんだ見方になってしまっているのでしょうか。
    もし、よろしければ皆さんのお考えを聞きたいです。

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  • 今日のストロークの入らなくなった原因は、太陽を意識してしまったこと。ストロークが入らないあたりから、帽子でひさしを作る様に首を曲げて調整していた。首は当然しぜんにしてないとリラックスしていいボールは打てない。対するナダルは太陽が好きそうで、エネルギーを貰ってる感じすらした。しかもナダルは顔のほりが深いから、帽子なしでひさしができてたし。この大会のナダルの相性のよさはそこかも
    それから最初のセットで浅くなったボールを1本ナダルにウィナー決められただけで、浅くならないように神経質になり過ぎてしまった。警戒し過ぎた。
    あれだけベースラインの後ろから打ち込めるのは錦織だけなんやから相手を見下ろすつもりでやってほしいです。

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  • youkoさん、私も同じように感じて、コメントしてしまいました。今日の試合の敗因がそこにあるとは思いませんが、圭君自身も解説者の方も明らかにあそこで流れが変わったとおっしゃっていました。でもチャレンジ後の対応(またはどのタイミングまでチャレンジを認めるか)については各審判の裁量に委ねられているみたいで、明確なルールはないんですね。特に欧米のナダル選手のファンの方々からは何の疑問も異論もないのでしょうが、圭君はこうした審判の方々とも対峙していかなければならないのかと思うと、少し背負うものが多すぎるのでは、と感じて悲しくもなりました。すみません、少し感情的になり、批判めいた文章になってしまいました。大変申し訳ありません。これを機会に世界の審判の方々も少し対応策を考えて頂けたら、とも思いました。youkoさんの冷静な文章からちょっと横道にそれてしまい、申し訳ありません。

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  • 今日は、やっぱりテニスは本当に流れのスポーツだと痛感させられた試合でした。
    あの甘いドロップとちょっと雑なパスをネットにかけたところから、一気に流れを持って行かれて、その後取り戻せなかった。
    私は、ああいう局面ではやはり流れを絶対渡さないよう正攻法で攻めるべきだと思いますし、とは言え向こうに流れが行ってしまったなら、それを引き戻すためにできることもまだあったはずとも思ってます。何ていうか、テニスの勝敗ってテニスの上手い下手だけでは決まらないのが現実なんですよね。声を出さずに打つのが格好いいのはそうなんですが、それはフェデラーだから説得力があるのであって、声を出したら勝てるならその方がやっぱり良いわけです。だから、例えば劣勢の中でも一本良いショットを決めたら必要以上に騒いでみるとか、できることは何でもやっていかないと。馬鹿にされるかもしれないけと、相手に少しでもウザいと思ってもらえれば、今度は相手のショットに「次はぐうの音も出ないように決めてやる」って雑念が入るかもしれない。そうしたら、普段ミスらないショットもミスるかもしれない。そんなことから流れが一気に取り戻せるかもしれない。
    そんな可能性を忠実に追求できた人、日本では、松岡修造さんという人がいましたよね。彼は現役時代本当にそんな感じでしたし、今も変わらずそういう感じで本当にウザい。でもそれは、彼がテニスを本当に真剣に追求してて、圭くんなんかと比べれば決して技術的に優れていなくても、勝利を最大限追い求めた究極の勝負師だということの証左でもあると思ってます。
    私は、圭くんがメンタル弱いとは決して思わないし、今日も最後まで強い気持ちで勝負していたと思ってます。ただ、彼はやっぱりそこはあくまでも自分との勝負なんですよね。もう少しだけでも相手を崩すとってことにも意識を持ってくれたらって思います。勝負は上手くいく時ばかりじゃないので、上手く行かない時には相手を崩す努力をもう少しだけでも出来れば、もしかしたら拾えてる試合がいくつかあるのかもしれないとは常々思っていました。
    今回イズナー戦は自分との戦いは上手く制したので、次は相手との心理戦にも勝てるようになって欲しいなと思います。そこにNo.1に登りつめるための糸口があるような気がしています。
    マイアミでは是非頑張ってベスト4に残って欲しいなと思いますし、できれば今年どこかでMS優勝を見たいなと強く願ってます。
    圭くん、次だ!いつも応援してるよ。

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  • 序盤が良い感じだったので残念でしたね
    伸びのある深い球が打てている時の打ち合いは素晴らしかったし 2ndセットのブレイクバックも良かったです
    調子を上げてくる相手との打ち合いの中で色々な事を感じ きっと得たものも多かったのではないでしょうか

    スライスさんのおっしゃるように今はまだ手探りの部分もたくさんあると思います
    BIG4と多く対戦し多くのトライ&エラーを繰り返す事で経験値も上がり 咀嚼しその全てが血となり肉となっていくのでは‥と長い目で見ています
    有望な若手もたくさん出てきているし 圭くんはあまり長い目で見ていられない年齢だとおっしゃる向きもあるかとは思いますが どこで(何歳で)一番のピークを迎えるかは体格やプレースタイルやメンタル等内面の充実などで人それぞれだと思うので これからも圭くんのペースでのステップアップを応援しながら観て行きたいと思っています

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  • しゅうやさん、俺もそう思います。今の力からいってまともにやれば今のナダルには間違いなく打ち勝てる。でもいつも自分と戦って何か相手の雰囲気に呑まれてる中での試合で、逆に錦織が相手を気迫で包む様な場面をみたことがありません。今日のように錦織の技術に驚いても、関係なく試合を進める相手、精神的に諦めない相手には、たとえ勝っていてもいつも、綱渡りをしているような危ない印象を受けます。ナダルも崩れた錦織の顔を見て益々調子が上がっていくように見えます

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  • このブログに集う方々って、何て素晴らしいのでしょう。
    今夜も異国の地で、目頭を熱くして読んでいます。

    特に同年輩とおぼしきおばっちさん、いつか世界のどこかの場所で一緒に応援し、同じ価値観で
    錦織圭を熱く語れたら・・・・・なんて、いつも思ってしまいます。。

    皆さま、ありがとうございました。やっと穏やかに眠れそうです。

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  • ナダルさん、有難うございます。
    私は、心理戦もまたテニスの魅力のうちだと思うのです。自分自身、部活レベルですけど長くテニスと関わってかなりメンタル削られた経験があるので。
    でも、それがテニスですよね。だって、トップテンレベルのテニスの実力差なんて、髪の毛ほどのものですものね。勝敗はほんとに微妙なところで決まってると思うのです。だからこそ、圭くんにはNo.1に上り詰める可能性が充分あると思ってます!

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  • メンタルはやっぱり大きいと思いますね。錦織ほど試合中に心がしんどくなったら、まず体が動きにくくなると思うし、動かないのが、ストロークやサーブにすごく影響すると思います。彼はすぐラケットを見たり、フォームを確認したりするけど、自分の心の内側に問題があるのに試合の外ででも気づけば、もっと簡単に試合できると思いますね。

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  • @ナダル
    ニシコリのトゥイン ブラザー ゴファン(成りつつある様なイメージのばやい)が今 ラオニッチに対してプレー開始です! ひひ

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  • Nasal 6′ 01″ 最近のベストの出来、震度10 が絶好調の頃としたら 9.5 で近年では最高のプレー vs. 錦織だとの評価 を聞いて(P.Mc)プラス 錦織は 対 イズナー戦の カタワなテニスの綱渡 試合で 感が狂った!と言うのが 一例の言い訳に辿りついて諦めました。続 次へとーーーーーーーーーーーーーーーーー。デス

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  • こんな時間に目覚めてしまい、ブログを覗きますと、松岡修造氏に触れたコメントが。
    ウィンブルドンでベスト8に勝ち上がった時の松岡氏の試合を思い出しました。
    まさになりふり構わず、大声で自分の心の声を叫ぶ彼。
    今の若い人にはウザいのでしょうが、私は
    東宝の御曹司がなあ…と、その時、しみじみと思いました。
    テニスのために、東京の慶應高校から福岡の柳川高校への転校。チャレンジャーでの苦労の多い転戦。ご本人も言っておられますが、圭君ほどの才能はない、泥くさいひたすらの努力。
    この試合、今までの全てをぶつけて、どんなことがあっても勝ちたい。本当になりふりかまわず、ただひたすら勝ちたいという愚直な思いがTV画面からも伝わって来て、その姿に感動しました。

    今回の試合で、レイトコールまでして、なりふりかまわず勝ちに来たのはナダルの方でした。
    でも、錦織選手のメンタルが弱かった、とは私も思っていません。
    相性の良くないコート🌴での、まだシーズン序盤の一試合です。

    錦織選手には錦織選手のやり方があり、修造氏のようになれ、などとは思っていませんので、念のため。

    でも、この錦織選手が、本当になりふり構わず、どんなことをしても勝ってやる!と思った時、どうなるのか、本当にゾクゾクします。

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  • 私はやはりサーブの改善にこだわっています。錦織は何を目指してサーブを練習しているのでしょうか? イズナーやラオは対象外でしょう。130MPH超えることがあるマレーも対象外。とすると120超えがあるけど平均で110〜115のジョコでしょうか? それには最高スピードと平均スピードを上げて悪くても60%。 それを達成するには、さらなるフォームの改善や体力強化が必要なような気がします。でももうそんなことしてる歳ではないのではないでしょうか。

    じゃあ、どうすればいいか。昨日のナダルを目指すのはどうでしょうか。第1セットは全てのサーブのスピードを掲示板の数字から取っていたのですが、錦織の1stは入らなかったのも含めて83〜120、100未満が25%、115以上が44%。 ナダルは94〜119、100未満が3%、115以上が8%。 スピードを散らしているのはいいんですが、確率は錦織60%でナダル88%。 その60%もブレークされる前の2ゲームは78%で115以上33%、ブレークされたゲーム以降は47%で115以上50%。

    ここまでで何が言いたいかお分かりかと思います。そうです速球主体から変化球主体に変えるべきです。 去年イズナーに勝った時もそれで成功してますし、おとといのイズナー戦も第2セットからそう変えて成功してます。 でも今の錦織の変化球サーブではいくら80%にしても頂点に立てないでしょうか? ナダルはあの強靭な身体を作り上げたから変化球主体で王者ななったのでしょうか?

    昨日も最初はそのつもりだったのか最初のサービスゲームでは115以上がなく90のスピンを1stに打ってます。しかし残念ながら入りませんでした。で、次のサービスゲームの2本目で118を打ってみたらそれがエースに。その次は120。それも効いてFHウイナーで40-0。そして最後にまた118でフリーポイント。これで、あれ、今日はこれで行けると思ったのが運のツキ。次は最初から最後まで115以上を10%程度に抑えてとにかく1stの確率を上げてやってみて欲しいです。1stが入ってリズムに乗ってストロークで本来の実力が出れば結構行けるんじゃないかと思います。そして多少ストロークの調子が悪くてもサーブが入ればそこで我慢してまた調子が出てくることもあるでしょう。とにかく今はサーブが悪くてなるとストロークも悪くなってさらにサーブが悪くなるというネガティヴスパイラル。ストロークが悪くてもサーブで挽回できない。Again、スピード抑えて変化球で!

    駄文を長々と失礼しました。ここまで読んでいただい方、どうもありがとうございました。

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  • 私はESPANのパトリック マッケンローの解説で見ていました。あのナダルのチャレンジの場面は、レイトチャレンジが認められました。としか言ってなかったのですが、私は、チャレンジが認められてもレプレイだと思っていたので、意外でした。もし、私の記憶が正しければ、あの前に圭くんのチェレンジを「Too late」と言って認めなかったと思います。今まで主審のラハヤニ(スエーデン)はフェアな主審だと思っていたので、ちょっとがっかりでした。あの場面でチェレンジが認められなければ、圭くんが第1セットを取っていた確率はかなり高いと思うので、結果がどうなっていたかはもちろんわかりませんが、試合展開は違ったかと思いますがどうでしょう。

    ラオニッチ、2−1で勝ちました。ゴファンは第2セット、ラオニッチのサーブをアジャストして取ったのに残念でした。カナダのメディアはラオニッチが2回戦で勝った時、「6週間ぶりの試合だったがブランクをまったく感じさせなかった」とデビスカップに出なかったので、ちょっと皮肉っぽい書き方でした。NBAオールスターのセレブの試合に出たのに、デビスカップに出なかったのはちょっとまずかったようです。

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  • @Ogikuboguy
    次の停車駅は オギクボー!エキスプレスの止まる オギクボー アフィニティーの余韻溢れる 荻窪から出前される 素晴らしい アナリシス!ラーメン屋未だ有りますか? 荻窪のスポーツバーで 錦織のパーフォーマンスを 見たいです!ウヒヒ

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  • ラテンさん、
    共感、ありがとうございます。
    いつか、是非!
    圭くんのお陰で、浪漫が増えて、うれしいです!

    Ogikuboguyさん、
    今のサーブを改善じゃなくって活用と言ったのは、まさにそのイメージだったんです。
    スピードを上げるのではなくて、今打てるサーブを自在に操るスキルを身につけてもらいたい。
    確かに、それも改善でしたね。

    それには、その操り方を、面白がれないといけないと思うのです。
    ビッグサーバーに対抗するために奮闘してきた経験が、サーブに頼りたくないような気分、自分のサーブじゃどうせ通用しないと思ってしまう感覚から解放されて、サーブも、豊かな発想で工夫できるようになると、本当の頂上アタックが始められるのではと思います。

    分かりやすい説明を、ありがとうございました。

    ナダルのサーブの操り、やっぱり凄いです!
    ジョコもやっぱり強い!
    あ~、壁は厚いですね^^

      引用  返信

  • youkoさん

    アウトのコールの経緯がどうであれ、実際にアウトだったポイントをリプレイするのは間違っていると思います。
    それから主審の高い位置からの方がボールが見やすいこともあると思います。

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  • 節穴さん

    もちろん荻窪にはまだまだ新旧織り交ぜていろんなラーメン屋さんがあります。ミシュラン店や食べログ上位店がないとこがオギクボ アフィニティですね。そしてオギクボ アフィニティとしてはスポーツバーではなく昼呑みできる場末の居酒屋の14インチ程度のテレビのほうが…

    おばっちさん

    改善と活用についてはやっぱりそうですよね。というかあの一文で、全くその通りと思ってあの長い駄文を書く気になりました。でも「全くその通りです!」とやって、全然違ってても困るので敢えて引用せずでした。
    ズブレフ戦後のナダルのインタビュー記事、私も読みたいです。URLをシュアして頂けるとありがたいです。

    レイトコールについて… 日本人が欧米のスポーツで世界的に活躍するとこういう困難は付き物だと思っています。スキーのジャンプやクロスカントリーは露骨にレギュレーションを変えられてしまったことがあるので、それよりまだマシくらいに思うことにしています。もちろん決して好ましいことではなく、とても腹立たしいことです。マイケルも人種的にそれは理解しているはずです。それに対抗するには、それ自体にクレームを入れて改善を要求するのでばなく、それをも上回る実力を備えることです。

      引用  返信

  • 悔しいのは分かりますが、敗因を審判に求めるのはやめましょうや。
    ある意味錦織を貶める事になりますよ。
    私もあのレイトチャレンジがターニングポイントだったと思いますが、ナダル自身も認められるとは思わずにコールしてた様に感じます。
    確実にアウトの自信は無いけど自分の返球と錦織のポジションを見てコールしなければ確実に錦織のポイントになる。流れも悪いからダメ元でコールして流れを変えたい。
    って気持ちだったんじゃないかと想像します。
    逆に審判は確実じゃないけどアウトじゃね?って感覚があってオーバーコールまでは出来ないけどチャレンジコール待ちだったから認めてしまったって感じかなと思ってます。

    私は逆にナダルにプレー以外の心理戦までさせた錦織の成長を感じます。

    って言うか、昨日のナダル相手にあと少し〜〜だったら勝ってたと感じる事が成長の証なのかなと感じます。
    以前は負けて元々、勝てば大金星って感じじゃなかったですか?
    少なくとも今は負けて元々って感じじゃないですよね?
    個人的にはNo.1を目指すにはもっと成長速度を速める必要はあると思いますが確実に成長はしていると思います。

    まぁ色々長々と書きましたが、

    悔しいいいい!

    そしてナダルに負けてファンとして本気で悔しいと感じられる幸せを噛み締めて錦織のさらなる成長と次戦を待ちます。

      引用  返信

  • @ogikuboguy
    サーブを改善すべき⇨変化球に改善
    ってことでしょうか?

    ニワトリが先か卵が先かとは違い
    圭のテニスを長く観ていれば
    わかると思いますが
    圭のテニスは
    ラリー、ストローク戦主体
    そして得意のリターン&
    リターンエースから波にのり
    サーブも、リラックスでき
    サーブの負荷も減るテニスです

    もちろんサーブ力の向上は大事ですが
    サーブにこだわってもあまり
    効果は出ません

    今の上位陣より
    次の世代は小さい頃から
    ユルいサーブ 変化球サーブは
    ぶっ叩き、リターンエースをとる
    練習と思考、戦術を磨いています
    これも、SABRのせいです

    因みにナダルが王者から落ちた要因は
    次世代を含め多くの選手が
    スピン系のラリーをぶっ叩き
    スピン系が通用しなくなったことに
    よると思います

    圭が変化球主体にすれば
    SABRもどきが対戦相手に流行ります
    キリオス、ズベレフ、フリくんや
    身長185以上ならみんな叩きにきます

    いま、圭のサーブにあれこれするのは
    違うな〜と思つているのが私です

    特に昨日は
    ボール、コートにもっとアジャストしたら
    バッククロスが決まっていれば
    流れはいつでも戻せました

    ✴︎例えレイトコールがあっても!
    私はジャッジを敗因にするのが
    一番キライです

    最後のショットのジャッジならともかく
    1stセットでのジャッジを云々するのは
    如何なものかと思いますよ

    IWのコートとボールが
    まだ、圭にあってないだけです
    疑うなら
    ペンボールとウィルソンボールを
    打ち比べて欲しいです

    IWの大会はトップを含め
    宇宙開発やスマッシュミスが多めの
    ツアーの中でも特異な環境です
    シードダウン選手の多くが
    な、なんで〜⁈ってリアクションで
    ミスショットをするシーンを沢山見ました
    つまり、アグリーテニス大会な感じですw
    ラリー、ストローク戦に向いてない感じです

    NHKとかで
    全米全豪で使うウィルソンボール、
    とペンボールの弾きなどのデータ違いを
    検証して欲しいな〜

    いずれにせよ
    ティエムくんのようなキックサーブを打てる
    わけではない今の圭に変化球主体の
    サーブはあかんよ〜と思いますし
    変化球主体のサーブだと
    手首、肘の故障に繋がりやすくなり
    危険とも、思いますよ

    考えが違うのはいいことで
    お互いに違う視点から
    圭を応援できるのは
    楽しいですね

    また素敵なデータを楽しみに待ってます

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。