2017全仏準々決勝 vs. マレー レビュー(その1)

2017 French Open
Quarterfinal
Andy Murray[1] def. Kei Nishikori[8], 2-6,6-1,7-6(0),6-1

 濃密だった今年の錦織の全仏が終わりました。ベスト8という成績は悪くなかった。むしろ経緯を考えれば良かったと言えます。

コンスタントに出せる力こそが重要

 試合内容については、いい面と悪い面がありました。負けたということで悪い面が強調されるのは仕方ないですが、「メンタル」のひと言で片付けることは私は好みません。メンタルが一因であることは否定しませんが、ではメンタルを鍛えればいいのか?と言ってもどういった方策があるのでしょう? 結局は、トレーニングで体力を付け、練習で技術を習得し、試合で実践して確信を得るというプロセスを経て初めて自身というものは付くと思います。 持っている力が10だとして、10を出さなければ勝てない、時には11や12を求められるというのは、1試合限定であれば時々は達成可能だと思いますが、グランドスラムの長丁場を制する、あるいは1年トータルの成績で決まるランキングにおいて上位に位置するためには厳しい注文だと思われます。
 持っている力10そのものを11や12に上げた上で、コンスタントに10を出せるようにすることこそが必要です。

 今回の試合で言えば、1stセットに完璧なプレーをしながらなぜ、2ndセットに崩れたのか、3rdセット5−6からブレイクバックしたのは勝負強さと言えると思いますが、タイブレークではなぜ逆に勝負弱かったのか、そのあたりが焦点になりますが、そこだけを切り取って考えてもしょうがないのではないでしょうか? 総合的な実力があれば、取れたと思います。メンタルも含めた総合的な実力でマレーに負けた、それだけのことだと思います。悔しいですが。

波があった原因

 1stセットの内容が続けば勝ちです。2ndセットの内容が続けば惨敗です。両方が出たので、4セットの戦いとなり、良いプレーもあり悪いプレーもあり、見どころがありながらももったいないという印象を皆に植え付けました。
 ではなぜ1stセットが続かなかったのか? それは、無理をしていたからだと思います。1stセットの内容を通常運転(あるいは、「調子がいい」程度のときのレベル)とするような地力アップが必要です。通常運転ではないからこそ、マレーの気合いに押されたり、ちょっとしたこと(マレーのタイムバイオレーションなど)で流れが変わってしまうのです。

 「自信がある」という状態は、言い換えれば「こうすればポイントを取れる」という見込みがある状態です。1stセットはいいプレーでポイントが取れていましたが、自分の中でも「これは出来すぎた」とか、「普通ではない」という感覚があったのではないでしょうか。そこで、必要となってくるのは「メンタルの技術」です。決して、根性とかそういうものではありません。「このまま行けるところまで行く。入らなくなってきたら、次のオプションを選択する。」といった、冷静でありながら勢いに任せるという考えが欲しかったと思います。昨日の錦織は、入らなくなってきても、それまでの成功体験にすがって打ちすぎてしまったように見えました。ミスが増えることにより迷いが生まれ、そうなるとこれまでの疲労も意識してしまい、イメージと実際の体の動きの間に微妙なずれが生じて、ミスになったと推測します。「大きな音、鋭い振りとともにクリーンヒットしたフォアハンドが、大きくラインを割る」といった、「概ね良いが、微妙にずれている」ミスが出ていたのがそれを表していると思います。消極的なプレーよりはよっぽど良く、前にラケットが振れていましたが、打てば打つほどマージン(角度の許容誤差)は小さくなりますので、高い精度が要求されます。高い精度が必要なショットを決めるためには、タイミングと面の安定性の両方が求められます。

流れが変わった要因。メンタルの技術

 1stセットは最初からスライスでのブロックリターンやディフェンスを上手く使い、ラリーをリセットしてから攻撃に結びつけることが出来ていました。じっくりラリーをして球を選んで打つぞという戦略が明確で、上手く行っているうちにバックハンドに自信が出てきて、速くて深い球がどんどん決まるようになりました。これには観客もどよめき、「おいおいお前の応援してる兄ちゃんすげえな」って視線が私にも沢山投げかけられたほどです。
 直前に「ティーム・ショック」とも言えるジョコビッチに対する完封劇があり、ティームもセンセーションを巻き起こしましたが、1stセットの錦織の内容もこれに負けていませんでした。
 2ndセットの最初までその勢いは持続しましたが、スマッシュミスなどがあったゲームをブレイクされてからは、単調になってしまいました。3rdセットに修正できましたが、早めの戦略変更が欲しい。おそらく、外から見るとよく分かっても、コートの中にいるとなかなか決断が難しいんでしょうが・・・。

 タイムバイオレーションを取られたマレーの抗議から流れが変わった、これは事実ですが、そういうことで変わってしまう流れは本物ではない、と思います。タイムバイオレーションでセカンドサーブになったのですから、当然、錦織に有利な判定であり、錦織はむしろそれに乗じて流れを確固たるものにすることができたはずです。

 見逃せないのはあのゲーム、単なるキープであるにも関わらず、マレーは派手なガッツポーズとかけ声で、全力で取りにいったというところです。まだ2ndの序盤だったのに。
 これは、そこまでマレーが追い込まれていたということの裏返しでもあります。ここを落としたら一気に持って行かれる可能性を、マレーは気づいていました。だから単なるキープであれだけ吠え、ガッツポーズを作ったのです。
 ここで錦織も、対抗してガッツを全面に押し出すべきだったと思います。錦織はそういうスタイルではありません。ありませんが、今より上を目指すためには変えていかなければならない部分だと、私は思います。マレーのタイムバイオレーション時の私のつぶやきです。

 マレーは、プレー以外のパフォーマンスでスタジアムの雰囲気を変えました。このあたり、老獪です。錦織は、1stセットのプレー内容で観客を盛り上げ、自分の雰囲気を作りましたが、苦労して作ったその雰囲気が、このマレーのパフォーマンスによってリセットされてしまいました。非常に残念です。ここではまだ、マレーは自分の中にそれほど自信は無かったと思われます。

 このあたりは、メンタルの強さというより、「メンタルの技術」です。「根性」とか、「何が何でも勝ってやる気持ち」とかは、当然持っていなければならないものです。その上で、どうやって気持ちを盛り上げるか、どうやって雰囲気を作るか、これは技術です。今回、修造さんの解説が結構不評だったと聞いていますが、その修造さんが言っていた言葉、

「みんな頑張っている。頑張っているのは知っている。でもそれだけじゃだめだ、『どう頑張るか』だ。」

その通りです。頑張る方向性、頑張る技術です。

2ndセット序盤のツイートです。

 この心配がその後、現実になってしまいました。
 ウォッチミスでブレイクされ、1−5になったのは本当に残念でした。打てば決まるボレーでしたし、決まればデュースでした。キープして2−4なら、まだ挽回できたと思います。挽回できなくても、マレーに心の余裕を持たせないという意味で非常に重要なセットでした。

さらに、第2セットの戦い方について

 錦織は捨てセットを作っても、次のセットの最初で集中し直すのが上手く、この能力はツアーでも1,2を争うくらい凄いと思います。でもそれに頼りすぎな面があると思います。下位ラウンドにおいて上位ラウンドを見据え、体力を使ってセットを取れないことを嫌っての戦略なら分かります。錦織よりランキング下位の選手に対してはそれも有効でしょう。でもマレーに対してそれは許されません。捨てたセットではないでしょうが、何かを変え、がむしゃらにもがくべきだったのは間違いないです。ミスが早くなっていたので、まずはリスクの高いショットは減らし、ラリーを長くするべきだったでしょう。すぐにポイントが欲しいという気持ちが出過ぎていました。1stセット序盤の戦略に戻し、イチから流れを作り直すべきだったと思いました。

 4回戦のベルダスコ戦、「感動した」「錦織凄い」という声が沢山聞かれました。私も生で見て、良い試合であり感動しました。ですが1stセットのようなことをしていては、マレーには勝てないと思いました。あの逆転劇には、ベルダスコの不調も関係していたことは見逃せないです。3rdセット、4thセットの錦織の素晴らしいプレーにケチを付けるつもりはありませんが、どちらかというと錦織の「波」が気になりました。それがプレビュー記事で書いた以下の部分です。

しかし、私はまだ錦織の不安定さが気になります。4回戦の第1セットは、体の不調に心の不調が重なったものだったと思います。普段、あんまり錦織の心の心配を私はしないと思いますので、そのくらい気にしていると思ってください。マレーに対して、4回戦の第1セットのようなことをやってしまっては挽回は難しいと思われます。

 4回戦の第1セットのような元気のなさではありませんでしたが、私は第3セットのタイブレークのミスもさることながら、2ndセットに抵抗できなかったことが致命的だったと感じました。ナダルであれば、この状況でもファイトし、セットを取れないまでも「雰囲気」を作ることに成功したことでしょう。体力を温存している場合ではない、マレーとの対戦だったのですから、ここは粘りのプレーをもう一度思い出して欲しかったです。
 特に、マレーはディフェンスが強いプレーヤーで、打ち込まれ振り回されてそれを返球していくうちに調子が出てくることが多いので、その戦略にまんまとはめられてしまったのが痛いです。1stセットはマレーも打ってきて、それを錦織がそれ以上の返球をしてから最後は仕留めるというプレーができていましたが、2ndセットはマレーは返球に集中しており、そのうちに1本、いい球が入って形勢逆転したり、錦織がミスヒットしたりという循環になってしまいました。またバックハンド狙いが良かったと思うのですが、なぜかフォアハンドに回してフォアのクロスラリー(元々分が悪い。マレーはフォアクロス安定している)を増やしてしまったのも不可解でした。

長くなりましたが、まだ書きたいことがあるので一旦アップします。
「その2」記事を作ろうと思います。

記事タイトル、上手いのが思いつきません。
まだ、この記事の決着点がイメージ作れていません
思い入れが強すぎて、適当に思いついたまま書いてます。

 
 

55 件のコメント

  • RG観戦記録(QF2日目)せっかくなのでこちらに書きます。

    試合前日にRGのチケットサイトにずっとアクセスするも、QFのリセールチケットが全くリリースされず、ほとんど諦めかけてました。試合当日朝仕事に行ってミーティング中にも関わらず(議論を聞くフリしつつ)内職してRGのチケットサイトに10時半頃アクセスすると、フィリップ・シャトリエのチケットがO(10−20枚)もリリースされているではないか!(心の中で)狂喜乱舞して、突然ズボンのポケットに手を突っ込み取り出した財布から銀行カードを出してモゾモゾして挙動不審と思われているのも気にせず、焦ってチケット2枚購入しました(笑)。エンゲル係数が95%(ウソですが遠からず)のうちの家計はRGチケット購入により火車どころか灰と化しているのですが。事前に購入したチケットは前日24時までにヴァリデーション(氏名、誕生日とか記入)しないといけないのに、当日購入したチケットは氏名、誕生日を記入してヴァリデーションしてプリントアウトもできます。そのまま仕事を抜け出してRGに突撃。午前中11時スタートのQF1試合に間に合うように昼過ぎにRGに到着したら、妙にフィリップ・シャトリエが静か。カリーニョ・ブスタが棄権したことを後から知ることに。午後2時迄試合はないと入り口のチケットチェックのお姉さんに訝かれつつ、予約座席のあるTribune J. Borotra(西側2階席、素敵な通路があるところは1階席の入り口なので、2階席ご利用のビンボー人は外側の改札口を抜けてひたすら階段を登ります)へ。スザンヌ・ランランはTribune NORDとかWESTか書いてあって分かりやすいのに、フィリップ・シャトリエは固有名詞で分かりにくいです、さて東南北のトリビューンは何と言うでしょう?)。午後2時からのWTAの試合前に錦織選手が練習していました。練習相手は誰だったのでしょう?

    さて、試合はみなさまご観戦のとおり素晴らしいウイナーの数々の第1セットでした。危惧されたマレーのドッロップショットやロブはみられず、あまり良く見えなかったマレーのサービスもよくリターンして、ラリーも制してほぼ完璧な内容。第2セット、急に錦織選手の1stサーヴが入らなくなり、ミスショットも目立って、あっと言う間にセットカウント1−1。マレー選手、”Let’s go”とか言って自分を鼓舞しています。第3セットは2度先にブレークされるもすぐにブレークバック(絶体絶命の5−6からのブレークバックは痺れました)してタイブレークも、ミスが目立って見たことない0−7。第4セットも最初にブレークしたものの、後はマレーのペースになり割と一方的な展開に。シャルディー戦でも出た時速130km/h台の2ndサービスエースも出ましたが、第1セット決まっていたウイナーショットが拾われ、なぜかマレーのロブがちゃんと入って、最後根負けしてしまう。非常に珍しいと思うマレーのリターンに対する錦織選手のジャッジミスとかは、強風の影響があったのかもしれません(風が苦手とか言われていますが、うまくプレーしていたと思います)。最後はやっぱり疲労困憊にみえました。得意なはずのBHストレートのネット、FHの度重なるUEが試合後半増えました。低くて速いボールに対するFHのリフトが十分でなく、ネットになる場面が目につきました。しかしながら、錦織選手の素晴らしいスピードのFH&BHウイナーショット(過去のAOの統計で特にBHのショットスピードはATP1位というのは伊達ではないです)、小生がいたスタンド上部でも観客が「おおっ」とどよめいていました。写真は、ほぼ満席のフィリップ・シャトリエ戦う錦織選手@RG2017です。

    上の方からの応援でしたが、錦織Tシャツを振って、ことあるごとに「頑張れ圭!」、「(家紋じゃないや)カモン圭!」と声を張り上げてました。出来れば日本人が応援していることを伝えたいので(調子が出にくいですが)できるだけ日本語で応援していました。出雲地方の言葉で「頑張れ圭!」って何と言えばいいのかちゃんと調べておこうかと思ったけど、「なえんでおってきばんで圭!」(?)とか言ったら錦織選手が逆に脱力したか(笑)。前に座っていたFFTメンバーを示すチケット入れを首から下げたフランス人のお姉さんは最初黙ってたのですが、最後は一緒に「Allez Kei!」と声を出していました(”merci”と後ろから言ったら笑顔が返ってきました)。特に第4セットの最初だったか、ブレークされベースライン後ろの壁に両手をついてうなだれてた(それともストレッチしてた?)ので、思わず大声で「「頑張れ圭!」(誰かのアドバイスに従い出来るだけ低い声で長く伸ばして)叫びました。他の時も、静かな時にタイミングを計って大きな声で応援しましたが、錦鯉たちの声は錦織選手に届いたでしょうか。声出しすぎて今日は喉が痛いです。試合途中「I love you Kei!」と叫んだ応援に対して、審判(ポルトガル人とアナウンスされたと思いますが、フランス語の発音きれでしたね)が個人的なメッセージは控えるようにと言って笑が起こってました。ならば、小生がコート1で先日聞いた日本人女性(錦織追っかけ?)の、小生の膝がガックリきた、「圭大好き〜」もそうではないのか?

    記憶に残るであろう錦織選手の全仏2017は終わってしまいましたが、振り返って、間近に見ることのできた3RのChung戦(Chungこれからも応援したいですよね)、4Rの錦織劇場ベルダスコ戦(ベルダスコ自身の出来も良くなかったと思います)、改めてマレーの実力を見せ付けられたQFと3試合が観られて個人的にはたいへん満足でした(家計は崩壊ですが)。いろいろと不安視された今シーズン開幕以降のクレーコートですが、改めて錦織選手のテニスの魅力を再認識しました。錦鯉Tシャツは年度を入れなかったので、また来年使い回しができます(笑)。

    先日の試合のあとに行った「寿司マルシェ」ですが、開店まで時間があったので近くのミラボー橋まで散歩しました。橋の袂には「ミラボー橋の下をセーヌが流れる」で有名なギヨーム・アポリネールの詩Le Pont Mirabeauのプレートがあります(橋の上からは手前に自由の女神像、遠くに高層ビル群、エッフェルタワーの眺めがすばらしいです)。その詩にある”La joie venait toujours après la peine”を噛み締めて、今後も錦織選手を全力で応援です。

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  • 錦織くんの試合に気を取られて女子を見ていなかったので今知ったのですが、スビトリーナって1セットアップ、5-2からハレプに逆転されてる(しかもファイナルセットはベーグル焼かれてる)。

    マレーもそうですが、トップ選手ほどここぞというときにトドメを刺さないと復活してきますね…。
    スビトリーナ、今年絶好調なのに、こういうことが起きるんですね。

    @禮 さん
    レポートありがとうございます。

    現地観戦、うらやしすぎます。

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  • メンタルって特別なことじゃないと思うんですよね。フィジカルの専門家や技術の専門家がいるようにメンタルの専門家だっていて専門家にしかできないスペシャルな仕事してるのに、頼らないのは勿体無いと思う。錦織選手と相性の良いメンタルの専門家がチームに入ってほしいな〜。

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  • マレーとの対戦は、試合を通してお互いのブレイク合戦となるか、もしくは錦織が一方的にブレイクされまくる試合の二通りしかないように感じます。たとえ負けるにしても、それ以外の試合展開が出来るようにならないとコンスタントに勝つことは難しいのではないでしょうか。
    まあ結局は錦織のサーブ力に行き着いてしまうのでしょうが。。。

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  • 団長の分析
    さすがです
    よく見てらっしゃる
    ベルダスコ戦のときの団長の危惧
    当たってしまいました
    難しいです。応援してるからこそ客観的に見れなくなる部分もあるのにフランスに行ってまで冷静な分析をされているのが本当になかなかできないことだと思います。
    一点だけ
    対マレーなら自分はフォア狙いでいくと思います。マレーもまたフォアよりバックハンドの方が得意な選手です。フォアも上手いですが威力はなくコントロール重視です。厳しいようですがマレーにフォアのクロスの打ち合いで勝てないようでは限界があるのではないでしょうか。
    錦織が逆クロスの方が安定しているのは分かりますが逆クロスでエースを狙うのは無理があります
    自分はもういい加減目先の勝利を1度棄ててでもフォアのクロスという自分の課題に向き合ってほしいと思ってます

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  • 今晩は。
    団長さま
    新スレ立て、および非常に読み応えのあるレビュー記事有難うございます。
    乱取り~は段取りできたようで何よりです。団長さまのお言葉にいちいちウンウン頷きながら拝読いたしました。
    一瞬の出来事で、不利な自分に味方を作る、空気を呼び寄せる。マレー選手のこの老獪な奸智こそ、錦織選手に一番必要なピースかも知れませんね。

    禮さま
    大変な力作の現地レポ有難うございます。これはもはや西方見聞録。今までのレポート、そしてこれからのとともに一括保存できないものでしょうか。団長さま、ぜひご一考を。
    錦織選手の練習相手ですが、写真から判断するに恐らくジュニア、セルビアのミオミール・ケマノビッチ選手18歳かと思います。RGジュニアBOYSシングルスの第1シード。
    以前若者話でご紹介いたしましたが、錦織選手のIMGでの可愛い弟分。ダンテさんのプチ教え子でもあり、IMG内では常に錦織選手にひっつき虫のケマノビッチ選手で間違いないと思います。

    ちなみにケマノビッチ選手は、64ドローのシングルスでSFに勝ち進んでいます。そしてSFの対戦相手は、田島尚輝選手を破ったあのニコラ・クーン選手です。クーン選手は今まさに、ダブルスで日本の清水悠太/堀江亨組と対戦中、フルセットに突入しました。
    クーン選手、とことん日本選手にご縁があると思ったら、それどころかIMGにまでご縁があるとは…。

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  • うーむ。1setは無理気味だったのか。これまでの、鼻血出た数々のBig Matchを思い起こすとどうしても、「これこれ、これが錦織くん」と思って、彼のアベレージは1set目と思ってしまいます。我慢の足りないファンで反省します。

    今年は、トップギア時間が少し短く、カムバック力もこれまでよりやや落ち気味と思いますが、それもロングスパンでみたら、やや低調の時期ということかもしれませんね。これから、そのあたりがよくなってくるかも。そのためには一度、フィジカルのダメージがスッキリ消えて欲しい。

    1setを見れば、やっぱりGS優勝を期待してしまいます。
    改めて錦織くんはGSを獲る!に、一票いれておきます。

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  • 結果論であり、タラレバの世界なのでご容赦を。
    戦前の錦織君談の様に1stセットは危うさをも秘めた自分から攻めるテニスでした。
    (私はいきなりゾーンに入ってると判断してコメントしてましたが、単に無理してたのかな?)
    それが、上手くいって1st取ったけど、2ndで状況が変わってきた。
    マレーがディフェンスを通じて徐々に上げてきていたのは明白でした。
    ある意味、気持ち良くディフェンスさせてしまったのが敗因なのかも。
    2nd、敢えて1stの勢いを捨ててセンター返しに徹して逆にマレーに無理に攻めさせてカウンター狙いをしていたら、どうなっていたでしょうね。
    あくまで【昨日のマレー】限定の戦術ですが。
    基本的には錦織君の言う通り、マレー相手には自分から攻めなけれいけないし、攻めさせてはいけない相手ですが、昨日のマレーなら調子に乗せない為にも気持ち良くディフェンスさせないっていうのも戦術としてはありなのかなと、ふと思いました。

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  • 団長様が局面ごとにつぶやかれたことが身に染みてよくわかります。心配されたてつぶやかれたことがほとんど現実になってしまいました。錦織のメンタルは決して弱くはないと思いますが、2,3ゲームのスパンで考えると自己制御するマインド・コントロールが低下してしまうように見受けられます。生来の勝気(プロ・スポーツ選手は皆そうだとも言えますが)が表面化し“これでもか!”というようにヒットしミスを招いているのではないか?などと生意気にも感じています。醒めた自分をもう一人心の中に育ててほしいと願っています。技術的な上限値は抜きんでていると思っておりますので・・・
    戦術としてバイオレーションを使うなど姑息なことは日本男子としてして欲しいとは思いません。

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  • 分析というほどではないですが、見ていて1stセットは攻め急ぎ過ぎず浅い球がくれば前へ踏み込んで打つことと、左右に振るだけでなく時折混ぜるセンター狙いやハードヒットじゃなくても逆をつくラリー展開で、マレーを翻弄というか走って拾いまくるマレーペースにならない工夫をしていて上手いなと見てました。
    2ndセットに入ってイマイチ乗り切れなかった、続けられなかったのは、ファーストサーブ率の低さとバックのダウンザラインがことごとくネットしてしまって展開力が落ち、ゲームプランを見失って打ち急いだ結果簡単にポイントを献上していったのと、タイムバイオレーションからのマレーの集中?でかき乱されたり、色々な要素があったので難しかったと思います。

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  • 団長さま、禮さん、フランス滞在中の記事立てとコメントありがとうございます。
    お二人とも今回は実際観戦されているので、さらに臨場感がありますね。

    復活してきたことを喜ぶ反面、昨日の試合は考えさせられることが多くて私もまとまらないのですが、ただアガシの言っていた、ケガが多いのでまず体を鍛えることと、団長さまが言われるトレーニングで体力をつけ練習で技術を習得というのは通じるのかなと思います。まずフィジカルからと私も思ってます。
    きのうのは結局ガス欠だったと見ることもできると。
    ただアガシの時代を含めて他のどの時代も、こんなにケガで離脱する選手が多いことはなかったので、ケガは必ずしも錦織選手の責任ばかりでなく、スケジュールやショートポイントの取り方でもカバーしていけるとは思いますが。
    第二セットで何かを変えもがくべきだったというのも同感です。いつものマレーに戻った時どう対応するか、そのプランがなかったのか、それとも考える余裕がなかったのか。ディフェンス地獄にはまったらいつもと同じですよね。
    技術では勝ってるからメンタルを鍛えていずれbig4に勝ってほしいというのは結局フランス4銃士やフェレール、ベルディヒ、ソダーリンといった才能のある選手たちも出来なかったことをやってほしいと言っているわけで、それはひとえに錦織選手の意思にかかっていること。ファンはもちろん陣営も、解説者を含めたテニス関係者も、その大チャレンジをいい形でサポートしていけたらいいのだろうなと思っています。

    コインランドリー体験記笑いました。フランスの機械は気まぐれ?というイメージが^^;
    でも安全には気をつけてくださいね。

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  • 今晩は。
    錦織選手、パリを発った模様。一旦フロリダに戻るようです。ハレまで英気養ってもらいましょう。公式FBにはパリへのメッセージ、そして「今年後半メルシー(パリMS)でお会いしましょう」と。
    https://www.facebook.com/keinishikori/photos/a.390277115270.364111.331199495270/10158922089635271/?type=3&theater

    もう今更ですが、マレー選手のコメント抄訳記事です。充実のスポニチANNEXさんより。
    <マリー、怒りを力に変え錦織の流れ断ち切る「レッツゴー!カモン!!」>
    http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/06/08/kiji/20170608s00028000099000c.html

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  • @団長さま
    さすがに長年試合をご覧になってるだけに、冷静で的確な分析に感服しております。私などは1stセットを見てもしかしたらこれはトンデモナイ歴史の証人になれるか、と腰を浮かせておりましたが。ただ以前も何試合かで出だし好調、あと自滅パターンが見られたし、なにしろ相手はマレーだし、という懸念は常にありました。しかし一人“壁ドン”する位なら、なんでMTOとらないのかな?一寸流れを変えたり気分転換にもなるのにな、と心中気が気ではありませんでしたが。

    とは言っても思ったより落胆もなく、何と言ってもあからさまな怪我もなく、GSでベスト8まで行けた事を讃える気持ちになってますが。私はサスペンス小説や映画が何より好きなので、TVの前で叫んだり、手に汗を握ったり、時に立ったり座ったりしながら、いやぁ、こりゃ「タイタニック」を見てるより面白いと、アドナリン、脳内モルヒネ出まくりで錦織劇場を堪能させていただいとります。逆にここで簡単に勝ったりしたらツマラン、と失礼な事が頭をよぎったり。とにかく一瞬でも1日でも長くテニスをしている圭くんを見られれば幸せなのです。

    団長さまはファイナルまで観戦なさるのでしょうか?ナダル優勝を予想してますが、ティーム君もなかなかなので次はまた面白い試合になりそうですね。心ゆくまでRGそしておフランスをご堪能くださり、ご無事で帰国なさる事をお祈り申し上げます。

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  • レビュー記事、ありがとうございます。
    毎回、ストンと胸に落ちる分析と分かりやすい文章に感動しています。
    車椅子テニスの上地選手、国枝選手、お二人とも対戦相手が地元選手で応援がすごい中、素晴らしい初戦突破、おめでとうございます\(^.^)/
    特に、国枝選手は相手が第2シードで、さながら決勝戦のような白熱した試合でした。
    国枝選手が劣勢になった時、途中から一際自分を鼓舞するように一打一打声を出し、いつだったかゲームが入れ替わる時に、一言、「行くぞ!」と呟いたのがマイクで拾われていて、心の闘志を形にして表に出すってやっぱり大事かなって思いました。途中から、国枝選手を応援する声も大きくなっていったような気がします。レビュー記事のマレー選手のくだりを読んで、あらためて思いました。

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  • @禮さま
    相変わらずダジャレが冴える観戦記、楽しくてしょうがありません。TV画面で見ると前の方の席が結構空いていた様に見えたのですが、高価いからかな、と思ってました。結局時間が経つて埋まったのでしょうね。トイレ、会場は当然無料ですよね。昔ヴェルサイユ観光でトリアノンに向かう前に、とつぜん○意がきてしまい、道は遠いし、小銭は無いし、で冷や汗ダラダラで未だに何を見たかさっばり覚えていないのを思い出しました(笑)

    団長さまとは連絡が取れたのでしょうか?最後まで日仏民間外交に精を出していただき、ジャポネの印象向上?に一役買っていただきたくお願い申し上げます。それにしても太っ腹な会社デスね!

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  • @aoiさま
    国枝選手の対戦相手ステファン ウーデ選手はかつて国枝選手とずっと決勝戦を争っていた好敵手であり、一時期ダブルスも組んでいた仲間でもあります。試合が終わったあとお互いを讃えあっていた姿がとても印象的でした。国枝選手ようやく復活です!
    女子は上地選手もしっかり勝ち上がりました。全仏にはまだ日本人選手が戦っています。WOWOW観戦の方も現地観戦の方も応援お願いします。

      引用  返信

  • @ROMさま
    ステファン ウーデ選手の情報、ありがとうございます。お二人とも、できれば決勝戦で会いたかったことでしょうね。でも、怪我から復活した国枝選手との対戦は、ウーデ選手も嬉しかったことでしょう。
    国枝選手、是非フェデラー選手みたいに優勝してほしい!!もちろん、上地選手も!!
    ハイ、まだまだテレビの前ですが、しっかり日本人選手、応援します!
    ただライブだとオンデマンドしかないので、データ通信量が心配(@_@;)

      引用  返信

  • 団長の冷静かつ愛情にあふれた分析さすがです。いつも敬服しています。錦織選手が負けた後のフラストレーションでどなたかが団長とこのブログを貶める発言をされた際に、「私は一度も自分から団長と言った事はない」とおっしゃっていましたが、その見識、統率力、問題発言の対処の仕方等皆が認める団長です。リーダーシップとうのはそういうものでしょう。私は常々そう思っておりますし、団長の上司がうらやましいです。自分が会社をつくることがあれば(そんなことはありませんが)、是非団長にきていただきたいです。(なんのこっちゃ)

    ということで、今回の全仏は団長渡仏のおかげで臨場感あふれる応援ができ2倍も3倍も楽しめましたが、これを機会にできる限りGSの現地観戦をしていただきたいと思います。全英はすぐ後ですので無理でしょうけど、全米。夏の終わりですしお休みもとりやすいでしょう。チケットもとりやすい。食事はフランスに比べるとおいしくないですが。そしてできれば、今回のようにひやひやしないですむ(おかげで倍ほど楽しめましたが)ので、是非第一週から。(わたしはそれで2015年の一回戦敗退を目の前で見てしまいました。しょっく)錦織選手が現役で活躍できることもあと10年もないと思うと、是非貴重な機会を1度でも多くその目で見て声の続く限り応援していただきたい。

    そして、その際は私がMSGのブックレットを持参して団長に差し上げます。そのほかのお土産もつけます。禮様には会場でお会いになったのでしょうか。オフラインでも、盛り上がっていることを期待します。それでは重ね重ねありがとうございました。

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  • 団長様のレビュー、とても納得できることばかりです。
    メンタルの技術、大事だなぁ、と。
    同時に、自力でその技術を身に付けるのもなかなか難しいのかな、とも思いました。
    個人的には好ましくない思考パターンの修正とか、よりパフォーマンスが発揮できるときの思考のくせを行動とともに身に付けるとか?いいのではないかと思うのですけれど。。
    まぁ私が考えても仕方ないのですが(笑)

    私にできること、、引き続き全力応援します!

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  • 団長!
    無理を承知でお願いします。
    是非全米へどうぞ!
    全米こそが1番圭選手が観客から応援される真のグランドスラムです。あと3ヶ月アーサーアッシュの勝利を願い応援していきましょう。
    逆に、ウィンブルドンは冷静に応援できます。
    群雄割拠の状況ですがまたそれも趣、圭選手が出て来る前は考えられなかったこのテニス熱、時に熱く、また冷静に応援していきましょう。

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  • 皆様お疲れ様でした。アップアンドダウンが多くてその度に一喜一憂しハラハラドキドキしすぎてもうヘトヘトです。今もなお脱力感が残っていますが、団長はスゴイなぁ。
    自分も文才も感性も無いなりに観戦記書かせていただきます。
    先ずは錦織への声援の多さには意外さを通り越し感動を覚えるほどでした。ラウンジや客席、その他の場所でも「日本人かい?錦織の応援?俺も今日は錦織の応援だよ。」などと話しかけてくれる方がたくさんいました。試合中もあのウォーニングの時以外は概ね会場の雰囲気は錦織寄りだったと思います。ピンチの時には温かい手拍子も何回かありました。日本語の応援もかなり多かったです。きっと圭くんの耳にも届いているに違いないと思います。
    試合後には残念だったな、俺もニシコリに勝ってもらいたかったよ、と声をかけてくれる地元らしき方々や、サインを貰いに(もちろん錦織選手のものが欲しかったのですがマレーの貰っちゃいましたスミマセン)最前列まで行ったときには「ヘイ、日本人?錦織の事をよく知らなかったけど、スゴくいいね。ファンになったよ。」とまたも声をかけられました。嬉しい限りです。
    変わって天候についてはジリジリと差す様な日差しが痛い程かと思えば急に曇ったり、風は縦に吹いたり横に吹いたりおさまったり、変化の激しいものでした。
    あれは繊細なショットは使い辛かっただろうと思います。現にマレーはトスアップが素人目に見ても乱れていました。
    試合の流れや戦術面は団長とほぼ同意見ですし、考察は数十段上です笑。中盤以降攻め急ぎが目立ち、自滅気味に感じました。もう1〜2球ニしこってから展開できたらという場面が複数あった事とチャンスを決め切れなかったことが悔やまれます。それと、団長のご指摘とも類似しますが、ミスした時にガッカリし過ぎではないかと。フェデラーまで行かないまでも、もう少しポーカーフェイスなら、あそこまでマレーに自信を取り戻させなかったのではないかと思わずには居られません。そこも含めて本当に惜しかった。
    今日は少しだけ気を取り戻してパリ市内をブラブラしております。いつぞかアルファベット5文字のアーティストが人種差別を受けたと騒いでましたが、そんな事全く感じませんね。現に先ほどオペラ座の真横のカフェで特等席に案内して頂けましたし。隣の老夫婦はご主人が大の日本好きで、アピールが止まらないほど。フランス人には日本好きは多いと仰ってました。タクシーに乗っても「日本人?去年関西を巡ってきたよ、ry〜」本当に日本人というだけで得な事が多いです。
    でも街中で優しくして来るヤツは気をつけた方がいいですね。ウソも平気でついて騙してきますから。今日はメトロの職員を装い券売機を手伝う振りをして現金を得ようとするヤツにカモられろところでした。

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  • 団長様
    記事アップありがとうございます😊
    今年の全仏は、団長のお陰で、私もまるで現地にいるかの様な錯覚をしました。引き続きパリと全仏の試合を楽しんで下さいませ。twitter も楽しみにしています。

    @禮様
    観戦レポートありがとうございます❣️
    チケットが手に入って観戦されたことを知り、自分のことの様に嬉しく思いました〜👍

    @NORICHAN様
    ゲリーウェバーでは、ベルダスコとのダブルスと聞いて、気分が晴れて楽しみになって来ました。いつもたくさんの情報ありがとうございます😊

    Kazu@JPNも現地観戦、応援お疲れ様でした。
    PCで、団長や錦鯉の声援が響いていて、心強かったです。

      引用  返信

  • Kazu@JPN様、上記呼び捨て、失礼しました(汗)
    編集に間に合わず。。。でした。

      引用  返信

  • 団長さん
    いつにも増して、素晴らしい記事は読み応えありました。特にメンタルのところ。
    まだ、その2があるんだなんて(笑)

    禮さん
    臨場感あふれる観戦レポ、有難うございました。
    なるほど、なるほど、こんな風に、と思いました。

    修造氏(敬愛してます)の解説で気になったこと。

    ①「天才は錦織とフェデラーだけ」
    (テニスの技術だけに関しては、)が付いたとしても誰にとっても失笑ものです。

    圭君が天才ならロジャー、ジョコ、ラファは大天才です。
    でも彼らを「天才」と言うことはなく、それを超越した「強い」と言われるだけです。
    将棋の羽生もそうですね。

    第一、天才と称されるのは輝ける新生が現れた時で、(ジュニア時代だけで、)現在で言えば卓球の張本君、将棋の藤井四段がそれになりますね。
    (ガスケ君、気の毒ながら今でも、「天才」と枕言葉が付いています。)

    ②練習風景映像が流れた時、(うろ覚えですみません、)
    ダバディさんがチャンコーチが厳しく言ってないようですね、と修造氏に話を振ると「圭はガッツと言うと悪くなる時がある」って。
    どう見ても今の圭君の体調を考えると叱咤する状況で無いでしょうに、ジュニア時代の圭君のことを言ってるようでした。

    私自身は、
    対マレーの敗戦は残念・・・だったけど、
    「疲労そして腰、脚などに痛みがある中での闘い方の新境地」を拓き、よくぞ準々決勝まで行けたと評価しています。
    いつだって完璧な体調であることは、まずあり得ないことだから。
    その新境地の域をもっと、もっと広げて欲しいものです。

    その域は団長さんのメンタル論につながるのでしょうか。

      引用  返信

  • 今年の錦織選手の全仏、クレーシーズンが終わっちゃいましたね(涙)
    ですが、相変わらずの天才肌、魅せるテニス、痺れる場面も多々ありましたよね。
    皆様思う所は同じ、錦織選手は勝てると思わせた試合を落とし、本当に悔しいですが、心身ともにいっぱいいっぱいの中、本当に頑張ってくれたと思います。

    そして、団長様の現地レポート+Twitterで、楽しさが倍になりました。
    いつも本当に有難うございます。
    美しい景色と美味しいワイン&お食事に、癒されて下さいね~

    @禮
    チケット取れて、本当に良かったですね!!!
    今大会は、きっと多くの方々が、禮様の現地情報に助けられたと思います。
    楽しいレポートも有難うございました!

    @Kazu@JPN さん、
    レポート有難うございます!シャンパン片手に現地を楽しまれているKAZUさんが目に浮かびます。
    どうか安全で楽しく、残りの日程を楽しんで下さいね。
    全米でお待ちしています。

      引用  返信

  • みなさま、

    拙文を読んでくださり、どーもありがとうございます。

    団長GS誘致運動につきましては、フォーラム「GS&MSチケット入手の仕方(2017年版)」にて絶賛炎上中(いやまだしてないです、笑)。@カフー さま他みなさま、他のGSにローラン・ギャロス以上の魅力があるのか、思う存分語ってくださいまし(笑)。

      引用  返信

  • 団長様
    団長さんの仰った「メンタルの技術」は、なるほどと頷けるものでした。一言で「メンタル」と片付けるのではなく、アップダウンの抑制、流れの変え方などメンタルのコントロールに関わることですから。日本人の好きな「根性論」では到底及びも付かない次元での戦いを繰り広げるトップ選手にとって、「メンタルの技術」は最も重要な勝つための要素なのでしょうね。ビッグ4は、互いに削り合うような戦いの中で、身につけてきたメンタルの技術だと思います。フェデラーが言った「王者のメンタル」はその戦いの中でこそ身につけることができるのかもしれません。我々のような凡人には、到底及びも付かない世界のような気がしてなりません。
    禮様
    詳細な観戦記をありがとうございます。先日の試合が蘇ってきて、1stセットをもう一度堪能したくなりました。あのセットこそが、「これが錦織 圭だ!」でした。

      引用  返信

  • @kazu@JPNさま
    地下鉄の件、危なかったデスね!都市伝説かもですが、ロマ対象のスリ学校があるとか。技術に磨きがかかってるかも。もうかなり昔ですが、仕事で度々渡仏していた頃はあからさまに差別を受けたと感じる事もありましたが、某番組の様に日本愛溢れるYouが増えてやっぱり嬉しいてすね。

    @ばぁばさま
    電飾ばぁばさま!あんなにオシャレに力づけていただいた事忘れられません。今年も宜しくお願いします!

      引用  返信

  • @キリ丼 さま、

    はい、1stセットで観た織選手の軽くジャンプしながらのフォアハンドのウイナーのフォロースルーが、このブログにアクセスしたら出てくる「おすすめ記事」の内田暁さん著『錦織圭 リターンゲーム』の表紙の写真にあるフォームと全く同じで、それを実際に目の当たりにして軽い感動を覚えてしまいました。これこそ見たかった錦織圭だ!と。

    しかしながら完璧にゲームプラン通りにいった1stセット&2ndセット序盤以降、それが崩れた時のゲームの立て直しができませんでした。マレーからは、(強風の)コンディションの問題があったかもしれないが、錦織選手の3rdセットタイブレーク、4thセットのブレークゲーム、おまけに2ndセットまでKeiはプレーが悪かったと言われてます(マレー自身のプレーも万全ではなかった)。なんだか4Rまでの試合パターンと全く逆で、自分より自力で勝ると思われる選手に最初全力で当たって成功したが、それが長続きしなかったみたいに片付けられるのかなと思いました。タイブレークはその直前のブレークバックでもう一杯一杯だったのでしょう。「メンタル」については、なぜ負けたのか技術や戦術の原因が分からない時についメンタルのせいにしてしまうというコメントがあり、そういう意味では団長さんの解説が解りやすく皆納得するのは、技術や戦術の観点から考察されているからだといつも思っています。錦織選手は肝心のポイントやセットを取った時には右腕を振ってガッツポーズしています(前面に押し出しているわけではないですが)。あと海外のコメントをみていると、形勢不利になったときに下を向いたりするネガティブに見える試合姿勢ではGS優勝できないといった厳しいコメントもあります。小生も負けている時こそ頭を上げて自分を鼓舞して欲しいのですが。そのために「圭頑張れ!」と大声を張り上げていました。RGのシャルディー戦やベルダスコ戦2ndセット以降、マレー1stセットのような試合をまた観たいですよね。

    現在パリは激しい雷雨ですが、試合時には曇りの天気予報です。事実上の決勝戦かとも思うSFナダルvsティーム(と言ったらマレー、ワウリンカに失礼かな。ワウリンカ優勝もあるかと思いますが)楽しみです。

      引用  返信

  • お早うございます。
    杉山愛さんのシリーズ・コラムです。スポーツ報知さんより。
    <【杉山愛の目】錦織は4大大会優勝へメンタル面耐える幅増やせ>
    http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20170609-OHT1T50051.html?from=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

    来週開催2大会のプレイヤーズ・リストです。非常に興味深いです。公式HPより。
    まずはシュツットガルト250(=メルセデス・カップ)です。フェデラー選手始動です、注目しないでどうする!(笑)
    https://www.mercedescup.de/en/spieler/

    続いてスヘルトーヘンボス250(=リコー・オープン)です。こちらは以前ご紹介済み、杉田選手が本戦DAですね。
    http://ricoh-open.nl/en/players/gentlemen/

      引用  返信

  • 連続投稿失礼致します。
    Kazu@JPNさま
    現地レポ有難うございます。日本LOVEに囲まれていらっしゃるとのこと。有難いことですね。パリ市内観光楽しんでくださいませ。

    公式プレイヤーズ・リスト。
    シュツットはATP初めての試みです。選手が動く?! ロジャさまもよく見りゃ動いてます。この紹介の仕方トレンドになるかも。とにかく珍しいのでご紹介いたしました。
    スヘルトーは、以前ご紹介した際にニッコリ写っていたゴファン選手、ガスケ選手が消えています。ゴファン選手は足首の負傷、ガスケ選手は右腿の怪我ですね。1日も早く回復しWBに間に合いますように。

    男子あれこれ。
    錦織選手。思えばRGでも負傷せずグラスには影響なしです。ホッとしました。
    ジョコビッチ選手。本日バブリンカ選手が勝利すれば見事?ランク4位に陥落です。一体何年ぶりのことでしょう。なのでご紹介の2大会のどちらかに禁じ手、WCの第1シードで出場が有り得るかも知れません。土日のジョコビッチ陣営の動きに注目です。

    女子つれづれ。
    誕生日に何かが起こる。昨日の女子SF、オスタペンコ選手vs.バシンスキー選手戦。20歳の誕生日に勝利したオスタペンコ選手ばかりクローズ・アップされていますが、実はバシンスキー選手も6/8が誕生日! 同じ誕生日の選手同士が誕生日当日に決勝進出を懸けて戦う。こんな事ってあるんですねえ。

      引用  返信

  • 団長様、忙しい中での記事アップありがとうございます。
    皆様の意見、感想それぞれなるほどなあと思いながら読んでいました。
    私は素人なので意見するようなことは出来ませんが、今回の全仏オープンは大会前からの怪我のこともあり、圭くんが怪我を悪化させることなく圭くんらしいプレーをして大会を終えてほしいというのが私の願いでした。マレーに負けたことは残念でしたが、ハラハラドキドキの3、4回戦で勝利を収め、また身体に痛みはあったでしょうが棄権することなく終われたのは本当に良かったと思ってます。
    改めて、圭くんに感謝ですし、お疲れさまでしたと言いたいです。楽しい10日間でした♪

    団長様を始め現地観戦の皆様の観戦記も楽しく拝見させてもらいました。残りの期間もどうぞ楽しんでお過ごしください!

    圭くん、次はハレですね🌟NORICHAN様からの「ベルダスコ選手とダブルス出場」を読んでにんまりしてしまいました😀二人どんな会話するんでしょうか?!あー、ダブルスの試合もテレビでやってほしい。是非見たい!芝シーズンは、すぐそこですね。また、全力応援し、全力で楽しませてもらいます♪

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  • マリー側からコメントします。

    マリーの悪い癖ですが、強いクラスの相手になると、
    相手を見過ぎて、自分のプレーを見失うケースが多々見られます。
    (対ジョコビッチへの連敗等はその典型だったと思います。)

    実は錦織との対戦でもそのケースが見られます。

    特に錦織が絶好調の際に打ち合いを避ける為に、先に攻めようとして
    自滅するパターンですね。

    1st set何かもそうだったとように思います。
    錦織と打ち合うの?というような感想を持っていました。

    それが2nd setのtime violationで自分のプレーを見直すきっかけになったと思います。
    「落ち着け。今日の自分のshot、錦織の状態を勘案すると、
    落ち着いて、相手のミスを待った方がいい。」

    キープした時の雄叫びは重要なキープであった事もそうでしょうが、
    審判にムカついていた事、自分にムカついていた事が3割ずつ合わさっての
    雄叫びだったと思います。
    残りの1割はキープした喜び。
    観衆の事を気にする余裕はあの時点ではなかったと思います。

    後はその作戦を継続…という感じです。
    錦織も変化を感じ取った故の焦りだったのではないでしょうか。
    マリーがこの状態になったら、相手の守備を上回る必要がある訳ですが、、
    現時点での自分の状態を鑑みて、なかなかそうはいかないと感じたのだと思います。
    (本当に良い時の錦織は守備を超えられますが…
    そこまでの状態である事は物凄く少ない)

    マリーは故障もあるし、試合も不足しているで(早期敗退が多かったので)
    調子がなかなか戻りませんが、
    デルポトロ・カチャノフ・錦織と違うタイプの強者に
    粘り強く戦い(粘り強く戦う事はマリーにとって一番重要な事です。)
    勝利出来た事で、今シーズンの道筋が見えてきたのではないかと感じました。
    これで決勝まで行けて、勝って、(可能性は低いと思っていますが)
    次の大会をいい内容で終えられれば、完全復活でしょう。

      引用  返信

  • 今日は。
    内田暁さんの未紹介コラムが2つありました。既出でしたら申し訳ありません。
    朝日ドットに6/8コラム掲載です。
    <錦織圭、84年ぶりの「全仏4強」を逃した“分岐点”>
    https://dot.asahi.com/dot/2017060800060.html
    「アンディに火がついたな」 火をつけたのは他ならぬ…(苦笑)

    Yahoo!ニュースに6/7コラム掲載です。
    <全仏オープン3回戦 錦織圭の辛勝を、対戦相手のチョン・ヒョンの視点から見てみる>
    https://news.yahoo.co.jp/byline/akatsukiuchida/20170607-00071847/
    IMG契約の経緯、錦織選手が彼をよく知らない理由、西岡選手との可愛い友情等、チョン・ヒョン選手のナゾ、いえ未知の部分が次々明らかに。

      引用  返信

  • 連続投稿失礼致します。
    吉松忠弘さんが本日コラム掲載です。日刊スポーツさんより。
    <錦織 マリーに敗戦も落ち込むほどの振幅なくなる>
    https://www.nikkansports.com/sports/news/1837337.html

    松岡修造さんも本日コラム掲載です。コラムと言うより独り言、もしくは心の声(苦笑) 
    スポニチANNEXさんより。
    <【松岡修造の目】錦織 テニスの中身では勝っていたが…一番の敵は自分だった>
    http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/06/09/kiji/20170609s00028000081000c.html

    ベルダスコ選手とのダブルスが気になるハレ500ですが、一応BS朝日さんの放送予定には入っています。ダブルスは放送されるのかなあ? ロンドン500も数試合あるようです。
    http://www.bs-asahi.co.jp/ATP-500/nittei.html

      引用  返信

  • 団長、及び
    @禮さん

    @Kazu@JPN さん

    手に汗握るような現地観戦記、ありがとうございます。
    錦織の試合レビューのみならず、現地ならではの出会いや食事?w
    こちらも現地に行ったような気にさせていただけて、とても幸せな気分です。

    次こそは自分も、現地観戦行きたいです。
    本当は今年ウィンブルドン観戦に行く予定を立てていたのですが、諸事情により断念。来年こそは!と思っていますが、全米も全豪も全仏も行きたいな~。

    楽天だけはこの10年、ほぼ毎年行ってるのですが、皆様ご存知の通り年々チケットが取れなくなり、生観戦の機会を失いたくないのですが、今年もどうなるか不明です。

    それにしても出会いって不思議で素敵ですよね。
    ITPLで一緒になったベルダスコと仲良くなり、全仏で戦ったばかりだというのに、ハレでダブルスとは。
    ITPLの時に、ダスコさんがやたら熱心に錦織にアドバイスを送っていたのを見て、今までそんなタイプの人だとは思っても見なかったので、「何ていいやつなんだ!フェルナンド!」とほっこりしていましたが、その出会いがつながってたんですね。

    IPTLはチケットがありえん位高いし、短いシーズンが潰れるし、どうなの?と思うところもありましたが、こういう出会いがあることを考えると、錦織みたいなどちらかというと自らガンガン外に向かって行かないタイプには必要なのかもしれないな~と思いました。

    どちらにしても、しっかり休養取って芝のシーズンに向かって行って欲しいです。

    団長はご自身の肝臓をフォアグラとして調理されない程度にw、ワインと肉とバゲットを堪能してください。(野菜も食べてね)。

    いつまでいるんでしたっけ?残りの試合のレビューもお待ちしてますよ~。

      引用  返信

  • 読み応えのある記事、ありがとうございます。大変興味深く拝読させて頂きました。

    自分もそうですが、wowow の放送で、つまり松岡修造さんの解説でマレー戦を観た人は多いと思います。皆修造氏のキャラクターは知ってますので、まぁ話半分くらいで聞いたという人が多かっただろうと思いますが、それでもあれだけメンタルメンタル言われると確かにメンタル面でできること(今後取り組むべきこと)がまだあるのではと感じた人は多かったのかも知れません。

    マレー戦に限らず、ここ最近錦織選手は、以前と比較して「イライラし易い人」になってしまっているのではないかという感覚を、皆さん受けているのではないでしょうか。試合の内容や結果がそういう状況を導いてしまっているという側面はあるでしょうし、それ故にフラストレーションの溜まる試合がまた起こる … といった良くない循環が起きているように見えます。

    人間ですから感情はありますし、うまく行かないときでも快適にしていろというのは無理というものです。ただこれはスポーツ選手ならば皆が向き合っている課題であり、それなりに研究されている分野でもあるのですよね。最近だと荒木香織さんとか有名でしょうか。強い気持ちを持つことのみならず、心の準備の仕方や対処の仕方といった部分を「鍛える」という話はなかなか興味深く感じます。スポーツ心理学の専門家をメンタルコーチとして迎えるという選択肢も、あっても良いのかも知れませんね。

    昨年とは随分と違ったクレイコートシーズンでしたが、それでもドキドキハラハラさせてもらいました。フィジカルの状態は良くなってきているというコメントも本人から出ていますし、今年の芝のシーズンがどうなるか、見てみたいと思います。

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  • いやートップ10選手としてはよくやっていると思うのですが、あの1セット目を見せられちゃうと、御無体な期待をされてしまうよなー。技術はピカイチってことじゃー、あとはメンタルって言うしかないわけで。。。頑張れば頑張るほど、もっと頑張れって言われるー。幸せな子だね。

      引用  返信

  • @BR さん

    マリー側からの視点、すごく興味深かったです。
    どうしても錦織側の視点でものを見がちなので、そうだよな~と思いながら読んでしまいました。
    マレーはBIG4の中では一番人間らしい(笑)ので、その言動とか頭の中とかすごく気になります。

    錦織ももう一つ突き抜けてほしいですね。
    ↑のNORICHANさんがご紹介してくれた、修造のコメントの最後のセリフが気になりますね。やっぱり何かしら私生活で問題を抱えているのかしら?

    それが何にせよ、決して長くはない選手生命を考えると、この1,2年がピークであることは間違いないと思うので(選手としてはもっとできるだろうけど、ピークはという意味で)、何とかテニスだけに集中して、MS,GSのタイトルをつかんで欲しいです。

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  • 全豪のフェデラー戦を思い出させるものがありました。1st set をいつもより優位に進めかつ奪い取り、次の 2nd set において、フェデラー(マリー)はじきに調子を上げてくる筈だ、このまま推移する筈がない、と自らに実際以上にプレッシャーをかけるパタンです。こんな印象です。

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  • 今日は。
    気になるアレ~!ならぬハレ500ですが、今一度シングルスのプレイヤーズ・リストを。公式HPより。
    https://www.gerryweber-open.de/turnier/spieler/einzel/
    今日発見! 予選に何と杉田選手が正式エントリー!
    https://www.gerryweber-open.de/turnier/spieler/qualifikation/

    そしてロンドン500。おっそろし~メンツです。公式HPより。
    https://www.lta.org.uk/major-events/aegon-championships/aegon-championships-entry-list/

      引用  返信

  • 連続投稿失礼致します。
    改めて500大会を本日おさらいしてみたら、まあ次々発見すること(笑)

    まずはハレ500です。
    錦織選手。またもやU21(ズベレフ弟選手、カチャノフ選手、ルブレフ選手)の挑戦受ける? それともズベレフ兄選手にリベンジする? もしくはダブルス相方のベルダスコ選手からリベンジ受けて返り討ちする?
    杉田選手。ビックリです。前週のスヘルトーヘンボス250に本戦DA。続いてこちらに予選出場。実は翌週のアンタリヤ250にも本戦DAなので、WBまで怒涛の3週連続! いくらグラスが得意とはいえ…。まあ戦績いかんでどれかをSKIPだと思いますが。
    カレニョ-ブスタ選手。恐らく今後キャンセルかと。RGナダル選手戦で痛めた腹筋の治療が長引き、WBが微妙と呟いています。

    ロンドン500です。
    このメンツって…。もうフェデラー選手&ジョコビッチ選手&錦織選手が欠場のグラスのMS状態(苦笑) ただこちらもゴファン選手が恐らく欠場ですね。

    団長さま、ティーム・ショックに続くニシコリ・ショック、度重なる悪天候、リキの入りまくった読み応え十二分のレビュー記事をアップ、と、てっきり疲労困憊されてるだろうと思いきや、余裕しゃくしゃくのパリ満喫エブリディ。ま、たまにはね(苦笑)

      引用  返信

  • @yuriさん

    屈指のニシコリストであるyuriさんから
    返信を頂けるとは…ありがとうございます。

    錦織の焦りはプレーの幅の狭さにあると感じています。

    それは錦織の中でレベルが高い、素晴らしいshot、勝利の仕方が
    存在しているが故に、それ以外のやり方を認められないからだとも。
    そうすると、そのプレー以外での勝ちへの道筋が見えない事になります。
    それがプレーの幅の狭さに繋がります。

    (以前のビックサーバーへのコメントや守備的なプレーの選手へのコメントから
     このような考え方を持っていた事は間違いないと思っています。)

    しかし最近は錦織も自覚していると思います。
    「いや、どんな事をしてでも勝たなければならない」と。

    最近のラケット破壊等の言動は
    今までになかった欲求が出てきている証左だと思っています。
    (以前なら、自分の理想通りにならないなら、負けてもいいや~
     は言い過ぎかもしれませんが、それに近い意識はあったと思います。)

    でもそのように思っていたのに、いきなり切替なんて出来ない。
    方法だってわからない。その狭間にいるのではと思いますね。

    錦織Aは技術・テクニック的な向上はもう見込めないと思っています。
    (既に良い時はツアー1と思っています。)
    それでも様々な理由で勝てない事は当然ある。その時には錦織Bが必要です。
    錦織B(Cも)を生み出す事は出来る筈です。
    Aだけでやっていけるのはナダルとフェデラーだけです。

    A・B・Cが揃った時、
    何時でも心に余裕をもった真錦織が誕生するのではないかなぁと思います。
    そうなれば、タイトルなんて楽に取れる気がしています。

    マリーにも同じ事がありました。故障した後です。
    このように思えたのは、ここ最近の事ですから、錦織も出来ると思います。

    後は…蛇足かもしれませんが…
    日本人は良くいいますよね。
    「錦織のテニスの中身・内容・技術は勝っている」
    テニスの勉強でならいいかもしれませんが、
    試合では何の意味もない。勝たないといけない。
    結果より過程が大事になってしまう。(裁判なんかもそうです。)

    錦織は海外生活が長いから、この考えに染まっているとは思わないけど、
    周りがそう思わせているかもしれない。

    我々がこの考え方を持っている事は錦織にとって
    助けになるのかな?と本気で思っています。

      引用  返信

  • 団長さまのレビュー記事、私のようなドシロウトにも解りやすく、ストンと落ちてくる、ほんとに有難いです。
    錦織君の全仏、終わりましたね。始まる前の事を思えば、まさかの5試合観られるなんて。何て言うかフランス料理のフルコースのような(あともうちょい)ドラマチックな試合ばかりで堪能させてもらって、私は感謝感激❗(雨、アラレ)ですね。
    現地の錦鯉特派員の皆さま、熱く楽しいレポ、ありがとうございました。RGを近くに感じました。
    マレー戦の時に、シオ顔でイケメンの男性が映し出された時、ひょっとして団長さま?と思いました。こんな特別な楽しみもあった、今年の全仏でした。
    もう、次、早く錦織君の試合が観たい❗

      引用  返信

  • 今日は。
    WOWOWさんの大会12日目レポートです。
    <ノーシードで20歳のオスタペンコが勝ち、決勝はハレプと>
    http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/news/detail_170608_03.html
    初めて知りました。オスタペンコ選手、カサキナ選手、大坂選手の3人で、1997年生まれの三羽ガラス?ですって。

    錦織選手、ハレまでは一旦休養ですね。サイクル・スタイルより。
    <錦織圭、手負いの全仏ベスト8…全英こそ万全で「回復に努めて準備したい」>
    https://cyclestyle.net/article/2017/06/09/49013.html
    実は芝好き、だったのですね。

      引用  返信

  • 団長様
    何時も安心と信頼の記事をありがとうございます。
    錦織選手に足りないものはメンタルだと言われていますが、メンタルも場面場面で色々なメンタルがありますし、漠然としていたものが私なりに理解できました。克服する為の近道は無いですよね。でも彼ならきっと乗り越えてくれると信じて応援します。
    それと呟きの中に登場する「しばくぞ」と「まんだむ」(笑)
    フランスグルメの写真も私の唾液のつぼを刺激しまくりです。おいしそー。
    団長さんの好物も分かりました。帰国される頃にはフランス製?産?の見事なフォアグラが育っていそう・・・。(笑)

    禮様
    禮さんの人柄(丁寧+ユーモア)が滲み出た観戦&観光レポ楽しませてもらっています。錦鯉Tシャツはお役目終了ですか? とても良かったですよ。外国で錦鯉も漢字も人気があるみたいだし、外国人の興味を惹くに違いないと思ってました。
    錦織選手のウイナー、生で見ると惚れ惚れしますよね。以前、錦織選手のウイナーの美しさと迫力に感動して帰った記憶があります。

    Kazu@JPN様
    応援ご苦労様でした。
    そんなに日本人以外の応援が多いとは、現地応援の方の情報が無ければ分かりません。同じ日本人として本当に嬉しく思います。

    錦織選手が苦しい時、現地応援の方々の「圭がんばれー!」という心の底からの声援は、テレビ観戦の私にまで伝わってきて感動で涙がでました。負けはしましたが、きっと錦織選手に届いたと思います。
    現地応援の皆さまありがとうございました。

      引用  返信

  • 今の圭に必要なのは勝者のメンタルではないですかね。
    もう、技術的には世界トップクラスですから後は貪欲に一試合一試合の勝ちに固執することだと思います。
    トレーニングでどうこうなるものじゃなく、250pでもいいから優勝という大きな勝利がもたらす効果はあるはずです。
    不調であろうが、走って球をシバきまくり勝利をむしりとる姿勢をまた圭には期待します。
    今の圭は負けに慣れてそうで、不安です。

    ナダルやハレプ、ワウの今大会の鬼気迫るプレーを観ていると、余計にそんなことを考えてしまいます。分かりにくくてすいません

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。