波に乗れなくても、今は勝利こそが良薬(2017ワシントン2回戦)

2017 Washington
2nd Round
Kei Nishikori[2, WC] def. Donald Young, 6-3,4-6,7-6(5)

1stセット4ー3のアドバンテージ錦織まではスコアでチェックしていました。
まさかこんなスコアになっていたとは。でも、勝っていて本当に良かったです。

1stセットは4回ブレイクしながらも2回ブレイクされてしまうという出入りの激しいテニス。
それでもそのままのペースで行けば問題なかったと思うのですが、2ndセットの最初でつまづいて、結局最後までもつれてしまったようですね。

ファイナルセットは「勝ちに行くより負けたくない気持ち」が出てしまったとの感想は、日刊スポーツ吉松記者。

でも負けたくないという気持ちがあるということは重要です。まだ、敗戦に対する恐れが残った、完全には自信を回復していない状態なのかもしれませんが、苦しみながらも勝って行くことにより徐々に自信が戻ってくるはず。「ああ、こういう感じだったな」と。

とにかく、ファイナルタイブレークだろうが何だろうが、勝つことが何よりの良薬です。勝てば次の試合で修正の機会を得ることができます。

この感じ、錦織が45位を前に足踏みした2011年前半、トップ10の壁に跳ね返されていた2013年ごろを思い出します。あのころも、一戦一戦が大事で勝負でした。今の錦織も、再び足元を固めることが先決。ショットは良いと思うので、あとはブレイクしたあとのキープだったり、試合を通じての安定性だったり、欲しいポイントでの爆発力だったり、試合を通じて改善して行くべきポイントを1つ1つクリアして行くしかありません。

このあと帰宅して、じっくり録画を見ようと思います。
(全録レコーダー買って昨日セットアップしたので、録画予約が不要になりました!!嬉しい!)

63 件のコメント

  • BP取れない時の傾向ですが、2つ3つBPがある時の最初のBPでアンフォーストエラーが目立つ様に見えます。
    ちょっと雑にミスをして、その後はサーブでフリーポイント取られてキープされるという…
    1本目から取るぜ!っていう気持ちが足りない(これはブレイク出来るぜ、っていう油断)のか、逆に1本目から取るぜ!という気持ちが空回りしてミスをするのか…
    折角複数BP取っているので、これをメンタル整理して気持ちよく取れるようになれば復活してくれそうですが…
    ただ相手だって必死でブレイク回避しようとしているからには、そんなに単純ではないのでしょうね。

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  • FUMAさん、
    ライスコ応援してました。
    タイブレークもシーソー状態ではらはらでしたが
    勝ちましたね。
    錦織選手もタイブレーク制しましたが、
    本当にタイブレーク勝ち切るのってすごく大事だと
    つくづく思います。
    錦織選手も早くタイブレ王子に戻って欲しいですね。(昨日の試合がきっかけになればいいな。)

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  • youkoさん、私もユニクロのロゴ、好きですよ。ホントにスッキリスマートなデザインですよね。只、こちらの錦鯉の方々には、辛口コメントが多し、ですねユニクロさんに対して。何故かしらん?

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  • @youko さん
    @なっち さん
    わたしもユニクロ、好きです。ロゴもいいと思います。
    カタカナは外国の方には受けるのでは?

    ジョコがユニクロでなくなったのが残念です。
    また大物を釣ってくれないでしょうか。ティーム、ズベレフ弟とかがユニクロ来てくれたらかっこよさそう。

    デルポトロ戦、BS朝日はまた15:58~とのことです。
    http://www.bs-asahi.co.jp/ATP-500/index.html

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  • デルポのコーチですが、練習コートに行けたときは興奮していてよく見てなかったのですが、私がツイッターにアップした動画ではダンテがスペイン語で相手陣営に喋っていますね。この時は入れ替えの人もたくさんいて、わかっていませんでしたがそのアングルの画像にすればよかったです。数人の中に入っていたかもしれませんね、すみません。

    天気は、今のところ湿度も温度もなかなか良し、日本の夏の涼しい日、という感じです。

    FUMAさん、いつもツブヤキご覧いただきありがとうございます(恥ずかしい)。あの時は、決めきれなかった圭に体力温存してほしかったことからの多少のイラダチと共に、真近で必死のディフェンスを繰り返してきた日本の宝にタイブレなんてさせるな!と思ってしまったわけです(バカ)。

    コートは速いし跳ねると思いますね。そんな中無理な態勢からもジャックナイフを放つんですから大したものです。私はMPは動画を撮るのですが、この時は何度も撮影するはめに。あと、一言脚のことをつぶやきましたが、ポイント間で特に、2014、2015年ごろにはみられなかった、気遣う様子がうかがえます。ポイント中のフットワークは健在ですが、マイアミでも言いましたが、ポイント直後やアドとデュースサイドの移動で極力エネルギーを使わないようにでもしているかのような雰囲気があります。

    また、特筆したいのが、驚いたことにTVに映っていなかったというこのこと。圭が私たちサイドのエンドラインに来た時に10センチはあろう大きさの真っ黄色な蝶が圭の足元に舞い降りて動かないのです。圭も驚いて「ほよ?」って感じの優しい瞬間に戻り、そっとラケットでおい払うのですが少し舞ってまた圭の元へ!エンド付近の数人はおー、と盛り上がっていました。私と友達は全米のマレーに勝利したときの思い出があるので余計驚き、「幸せの蝶々だね!」と喜びました。圭もびっくりしたと思います。もう一度ラケットで地面の蝶を追い払い、近くをくるくる舞ってからやっとどきました。そして試合再開。これって凄いですよね!本気で「勝てる」と思いましたもの(笑)。

    あと、今回はこんなにアメリカ人に応援されている圭は観たことない!という試合でした。相手はアメリカ人のヤングなのに、老若男女問わずNice hassle Kei! とかミスしたときも
    You are playing very well, Kei!などどんどん飛び交います。ワシントンは私が行ったどこよりも自由発言多いです。そんなサイズと雰囲気なのでしょうね。夜なので飲んでる人も多いし。で、あまりにも圭応援が多いので、隣の20か30代くらいの男性に、アメリカ人と確認した上で聞いてみました。なぜ自国民のヤングではなく圭を? Because Kei is more talented. He is so good. He is a better player, I like his game better.と。これはシンシナティで去年、大声圭応援だった男性と全く同じで、その人は「僕は強い男が好きだから」と言っていたのを思い出しました。自分よりガタイの良いアメリカ人男性に「強い男だから好き」と言わせる圭!誇りに思います。逆に、なんでそんなこと聞くの?アメリカ人だからってアメリカ人応援っていうのはないなーと。嬉しいですね!

    実は4時間後に第一試合が始まるというのに5%ほど行くか迷っています。今からダッシュで仕事を仕上げてみます!

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  • @yuri さま、

    はい、鱧(ハモ)とかいう人は、時々禮を騙ってテニスに関係のない雑学を書き込むしょーもないやつです。巷で10人は居るという噂のNORICHANの影武者よりもタチが悪いです。団長さま、是非出入り禁止にお願い致します。

    というのはウソで、以前書いたかと思いますが、あるとき漢字をよく知っている方が「禮」を「鱧」と間違えて返事されたたことがあり、「夏に切り刻んで食われる魚じゃねーよ」と思ってご返事申し上げなかったのですが、それを団長さまが面白がって「ハモ」とかニックネームをつけてくださったので、夏季限定で時々「鱧」でコメントしています。まぎらわしくてスミマセン。

    選手のユニフォームについては、小生はまあどーでもいいやと思っている口ですが(スミマセン)、テニスの楽しみの一つだろうし話題にするのは全く構わないのではないでしょうか。これも以前書きましたが、選手のユニフォーム+シューズのコーディネーションだけで、テニスについては全く知らないはずなのに、ほとんど正確に選手の実力を当ててしまう特技(?)を持つウチの嫁さんとの会話のネタでもありますし(笑)。そのユニフォームは汚かろうがどーでもよいと思っていて何時間もボールを打ち続けるティームが(最近ずっと紺のシャツ、オレンジのパンツだったはず)、ついにファッションに目覚めて(?)黄色のシャツをワシントンで着たり、同じアディドス(小さいころビンボーな我が家ではこんな謎のメーカーのを着てました、涙)じゃやないやアディダスのズヴェレフ王子さまは水玉模様が入ってたりしますね。因みに黄色はフランスではコキュ(寝取られ男)を意味しベッドシーツには厳禁の色ですが(下ネタで失礼)、一般には弱いヒヨコイメージの色ですね。錦織選手は一度イメチェンして、フォニーニにワルについて学習して欲しいとも思っているのですが、例の骸骨ユニフォームが意外と似合ったりして、審判に向かって(内容がバレないように日本語で)毒舌を吐いて、サーヴに対応できないとみるや歌を歌い始めてギブアップの振りをしたり、とかはやっぱりないか(笑)。錦織選手に歌でも歌ってストレス発散しろと言ったら、松江市立乃木小学校校歌でも歌い始める、わけないか(笑)。

    ↑ すみません、今気が付いて、黄色でゆきんこりさまと被ってしまいましたが、黄色はコキュじゃないや、「幸せの黄色いハンカチ」の色でもあります。

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  • @ゆきんこり さん

    蝶々は、ツイッターでおっしゃっていたのを見て探しましたが、TVでは確認できず・・。でもそんな状態だったんですね!去年の全米といい、アメリカには「幸運の蝶」がいるに違いない。w

    アメリカ人だからアメリカ人を応援するとは限らない、強い選手が好き、って嬉しいですね!

    デルポ戦も楽しみです。

    @禮さん

    そういうことでしたか。
    ちなみに私の親戚にも、禮の漢字の名前を使っていらっしゃる方がいらっしゃいますよ。
    珍しい字ですよね。

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  • @鱧
    お忙しいのに返信ありがとうございます。スーパーで見かけて、鱧(禮)さんのことが頭に浮かんだものですから。そうですね、夏季限定ですね。
    世界に誇れる日本の花火の中でも、長岡の花火は有名ですから、さぞかし盛大でしょうね。
    ヨネックスの原点は新潟でしたか。花火が選手達の厄を払ってくれて、元気で東京に来てくれたらいいですね。私もワウリンカ選手とキリオス選手好きです。

    @yuri
    横からすいません。私が変なこと書いたから混乱させてしまいましたね。
    事の初めは何だったのか、詳しい事は私も分かりませんが、確かウインブルドンの頃だったと思います。誰かが禮さんのことを鱧さんと間違われたのかな、一時、鱧さんと呼ばれていたことを思い出して「今日はハモの日ですよ」とお知らせしました。
    説明になったかどうか。混乱させてすいませんでした。

    私がもたもたしている間に、禮さんが説明して下ってまし
    た。
    禮さんもすいません。

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  • 今晩は。
    FUMAさま、風さま
    コールシュライバー選手、縺れながらも勝ち進んでいますね。もう先週は忘れましょう。きっと戦力的撤退です(笑) おうち周辺の大会でご近所さんもご覧になるし、優勝狙って当然。是非タイトル獲得を!

    ゆきんこりさま
    楽しいレポート有難うございます。睡眠は十分とられたでしょうか。
    デルポトロ選手の新コーチはやはりスペイン語圏の方ですか。ならばブラジリアンではないですね。気になって眠れない(笑)
    ワシントンの観戦雰囲気は私、どうもメンフィスに似ているなと思っています。なんとな~く我がヒーロー扱いのような。出場表明時に公式HPもSNSも一斉に錦織選手バックに差し替えられましたし(笑)
    ちなみに私もTwitter楽しませて頂いております。特に各地フードや本日のお食事、ご近所さんとのバーベキュー等フード系は重点的に(笑)

    禮さま
    影武者ですか(笑) 10人ならジュウレンジャーでも結成しようかな?
    さてCPIです。ホントになっかなか見つかりませんね、今季の比較データが。規制緩和の進行?でコート制作会社が続々新規参入。結果ここ2,3年、ハードは目まぐるしく張り替えられ、データ的に追いつかないのでしょうねえ。
    確か昨年のパリMSだかファイナルのO2アリーナだかは、サンチェス・ビカリオ家の長兄セルヒオ氏のコート制作会社が新規受注し張り替え。ミディアム・スローからいきなりミディアム・ファースト近くに変わってビックリした記憶があります。
    とにかくCPI、引き続き探してみます。

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  • ゆきんこりさん、いつも現地ならではのほっとする話題ありがとうございます。
    なるほどねえ( ̄▽ ̄)
    黄色い蝶のこと、全米での蝶を思わせる吉兆(蝶)の予感(⌒▽⌒)
    夜中ということで観戦者は少なく寂しい感じがしましたが、そこにいらした方たちは
    さすがその時間でも応援する人たちですから、錦織選手の魅せるテニスを愛している
    方たちなんだなあ〜、うれしいなあ〜とほっこりしました。
    貴重な情報ありがとうございました。
    迷わず、行っていただきたいなあ…………。デルポトロ戦ですよ!
    いいもの見せてもらえますよ、きっと!
    仕事がんばってください!!!!!
    と書いてこれから寝る私(⌒-⌒; ) スミマセン……。

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  • @おけい さん

    いえいえ、謝るようなことじゃありませんよ。
    全部のコメントを読めてはいないので、事情がわからなかった私のミスです(笑)。

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  • ゆきんこりさま
    デルポトロ選手コーチの件、お気に留めて頂きありがとうございます。明日の陣営席を楽しみにします。ワシントンは選手との距離が極近で羨ましい…。
    事故なきよう、また体調崩さぬよう観戦を楽しんでくださいね。そして我々にそのおこぼれを!!

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。