ウィナー量産を楽しんだ1回戦、プチ錦織劇場付き(2024ジェノアチャレンジャー1回戦)

2024 Genoa Challenger (Challenger 125)
1st Round
Kei Nishikori def. Matthew Dellavedova, 6-4,6-4

両セットとも2ブレイクから被ブレイク、特に2ndセットは4−0から4−4に追いつかれるなどプチ錦織劇場状態でハラハラする場面はあったものの、全体としては圧倒し、本人的には危なげない1回戦だったと思います。

フォアの感覚が良さそうで、リラックスしたテイクバックからの鋭いスイングで、左右コーナーにウィナーを量産しました。
本当に簡単そうに前に入ってクリーンにウィナーを取るので、見ていて非常に楽しい試合でした。劇場も、錦織からのファンサービス(ちょっとしたスパイス)だったのかも?

バックハンドもいい球が行っていたのですが、ダウンザラインの精度だけイマイチでした。あれが入っていたらもっと圧倒的なスコアになっていたことでしょう。ただ、気にするほどの不調ではないと思います。

心配された肩の調子は、よくわかりません。サーブは普通に打っていましたし、最近のいつものクオリティだったと思います。良くもなく、悪くもなくという感じです。ひょっとしたら不安はまだあるのかもしれませんが、今のままでも維持できれば、テニスとしてはなんとかなりそうな気がします。

このチャンレンジャー2大会の目的がはっきりしないのですが、ここまで見てきて結局は試合経験を求めているんでしょうかね。
私は、上位選手が全米に行っている中、チャンレンジャー2大会で150点くらいを稼ぎにきた(ポイント狙い)のだと思っていましたが、先週の楽勝からのQF棄権、でも数日おいてまた試合をしているという状況を不思議に思いました。

とにかく故障しないことが最優先なのはよく分かるのですが、先週はあまりにあっさりと試合を諦めたような気がして。
もちろん本人サイドにしか詳しい状況はわからないので、判断を尊重します。で、状況から推測するに第1に体調、第2に試合経験、第3にポイントという優先順位なのかなと思いました。

残念ながら先週と今週の計3試合は、実力差がありすぎてそんなに試合経験になっていないような気がしています。
まあ、試合の雰囲気を味わって感覚を維持することには役立っていそうですが、厳しい展開をまだ味わっていないので。
ういう意味では、QFでの対戦が予想されるMunar(84位)からが絶好の試合経験になると思います。

今日の2回戦の対戦相手は第7シードのVarillas、157位です。1回戦よりは強敵ですが、ここまでは勝ちが高い確率で見込めると思いますので、しっかり勝ち上がって今週はQFも試合してほしいと思っています。

今日の2回戦は第1試合に入っているので時間が読めます。日本時間の午後9時です。応援しましょう。

7 件のコメント

  • ムナールも初戦はかなり微妙でした。予選勝者のエチャルギにボコボコにされ、エラー連発。最後はドロップ処理した時に転倒したエチャルギが起き上がれずに棄権になりましたが、あのアクシデントがなければ普通に負けてたと思います。TOPシードのセイボスワイルドも負けましたし波乱の多い大会です。

      引用  返信

  • ウオーキングに出かけてた父ちゃんが、大きなクワガタ(V)o¥o(V)を捕まえてきた・・・😥
    弱っていたが、餌がない・・・(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
    試しに、キウイを切って与えてみるが食べてくれず・・・(ΦωΦ)
    仕方ない💰高級蜂蜜🐝をキウイに塗って与えてみる・・・爆食中💪
    元気になって勝利の(V)o¥o(V)サインを~🎌😤🎌

    ☔(V)o¥o(V)☔で試合開始が遅れてます・・・(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

      引用  返信

  • 団長さん、レビューをありがとうございます。冷静な分析に納得です。
    コモの1R2R楽勝からのQF棄権、3日後にはジェノバに出て1R勝利というのは確かにちょっと不思議。勝ったのであまり深く考えてませんでしたが、実際のところ、肩の痛みはどうだったんでしょうか?痛み止めを飲んだりしたのだろうか?

    下団さんが以前コメントに載せてくださったチャレンジャーのポイントを見ると、ジェノバの方がポイント高いものの準々決勝までは微々たる得点差で、準決勝以上に行かないとコモを棄権してジェノバに出た利点(ポイント上の)はほとんどないなと思いました。
    ということは、肩に痛みがある状態でコモで無理して連戦で勝ち上がるよりは、少しでも休息を取ってからジェノバでまた一から戦う方がいいということだったんでしょうか?

    「状況から推測するに第1に体調、第2に試合経験、第3にポイントという優先順位」という団長さんの推測が妥当なのかなと今は思えます。
    長期離脱に繋がる無理はせずに(多少の無理はやむを得ないとして)どこまで多くの試合に出続けられるか、できるだけ省エネ勝利を重ねて自信を回復しつつどれ位ポイントを稼げるかという難題に取り組んでいるのかなと。

    ともかく心配なのは体調だけ。出るたびに素晴らしいプレーを堪能させてくれて、試合は文句なく楽しくて面白いんですから。

    ところで、下団さん、それは何の寓話ですか?

      引用  返信

  • 👆ゲン担ぎです😤
    以前、裏庭に生息している沢蟹🦀達に餌を与えていたら、ハサミをグオーと上げて威嚇してきたのですが、それが勝利の(V)o¥o(V)サインに見えたのです💪
    錦織選手も大勝利で、それ以降も沢蟹達を可愛いがっていたのですが、流石に猛暑の影響で大きな沢蟹🦀が大量死・・・(ΦωΦ)
    今宵、大きなクワガタ(V)o¥o(V)がやって来たのは、もしかして勝利の暗示😤と思った次第で・・・(;^ω^)

      引用  返信

  • 下団さん、幸先の良い寓話なんですね!錦織圭の力になりますように!

      引用  返信

  • 入場するなりコートを足で整備する錦織(笑)
    よほど良くないのでしょうね。
    ケガに気をつけて、今日もかっこいいプレイを
    見せてください😊

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。