2025 Delrey Beach (ATP250)
1st Round
Mackenzie McDonald[WC] def. Kei Nishikori, 7-6(4),6-4,5-7
調子が悪かったなという印象です。体が重そうな感じで、肩が痛いのかサーブの速度も出ていませんでした。
それでも試合中に修正を試み、ファイナルセットでブレイク先行するまでの見せ場を作ったのは流石でした。
お互いに流れが来そうで来ない中、錦織は積極的に攻め続けましたがウィナーも量産しながらもエラーがそれ以上重なり、わずか1ゲーム差ではありましたが最後にスマッシュとフォアのミスが出ると、甘く入ったサーブをリターンで狙いすまされ、1チャンスをものにされてしまいました。
セカンドセットで修正し、ファイナル我慢しながら先にブレイクするという展開は本来なら錦織のものでしたが、フォアの安定感が最後まで戻りきらなかったなという感じです。
デ杯、ダラス、そしてこのデルレイビーチと調子が下がっていますが、これまでが順調すぎたという考え方もあります。移動を伴う連戦となり、デ杯では精神的な疲れもあったことでしょう。疲れがなくとも調子の維持というのは年齢関係なく、難しいものです。35歳という年齢も考えると、昨年8月からスキップすることなく大会に出続けていることは、素晴らしいことです。香港の快進撃はほんの1か月前です。1か月間で急激に衰えるということもありませんので、これは体調やテニスの調子によるもので、リフレッシュの機会さえあれば調子が戻ることも期待できる見ています。インディアンウェルズまで3週間程度開きますので、まずは疲れを取って気持ちもリセットしてもらいたいです。
肩の状態も心配です。痛そうにしていましたし速度も香港の時と比べると速度表示で10kmhほど遅かったように見えました。アドサイドのセンターサーブに対し何度もリターンエースを奪っていたように、リターンは良かっただけに、1stサーブでのポイント率(67%)をもう少し上げていきたいところです。1stサーブが効かない状態で3球目を無理に攻めるとミスが増えてしまいます。3球目は真ん中深く、強めに返して5球目で勝負というパターンも取り入れたらどうでしょうか。3球目さえクリアすればラリーに強い錦織に有利になると思います。
確かに調子は悪く、フォームが崩れたり、フレームショットになったり、大事な場面でスマッシュミスもありました・・・。しかし調子が悪い中でも最後まで諦めずにもがく錦織圭の姿は、美しくすら見えました。もはや勝敗を超えた何か尊いものです。
ぜひファイナルセット3−3から見返してみてください。調子が悪いなりにどうにかして勝とうと工夫する錦織の姿が見られます。私は5回ほど見返しました。
まず深く打とうと心掛け丁寧にプレーします。それが成功した第7ゲームはブレイクし、ミスになってしまった第8ゲームはブレイクされてしまいました。
そして第11ゲームではそれまで追いつけていなかった厳しい球に、この終盤になって食らいつき返す姿。マクドナルドも、終盤にかけて調子を上げてきておりポイントには結びつきませんでしたが、ちょっとでも甘く来ていたら錦織が取ったと思います。
勝ち負けも大事ですが、試合に出ること自体がそれより大事だと思います。昨年夏からずっとキャンセルすることなく大会に出続けていて、モントリオール、ジャパンオープン、香港と結果も出してきています。何大会か調子が悪くたって、大した事ではありません。
とにかく怪我なく、少しでも長く錦織にプレーしてもらいたい。苦しい試合を一緒に苦しみながら見ることは贅沢な時間だなと最近つくづく思います。
西岡選手が錦織選手と同じように、疲労、肩痛を抱えながらも、それなりに勝ちを拾えたか・・・
戦い続けていた者と復帰途上の者の差が出ているかと思います。戦い続けている者は、状態が悪くても悪いなりに体が自然と動いてくれます。対応出来ます。心身が覚えているのです。錦織選手は、それを取り戻している途中かと思います
昨年から、攻めダルマ系の選手が苦戦しているように思います。コートやボールの影響、テニス界の流れかな

錦織選手も攻めダルマモードに磨きをかけているように思いますが、一気に世界のトップレベルに戻って来たので、それに対応可能な猛者に迎撃されているように思います
そういった相手に対して、錦織選手の多彩な引き出しで対応可能かと思いますが、まだまだそこまで引き出しを繰り出せる状態に達していないと思います。
もう暫くは我慢が必要です。今シーズンを終えて





トップ30入りしていれば大成功
トップ50入りなら成功
トップ70入りならOK牧場
ぐらいの気持ちで・・・(;^ω^)
下団引用 返信
リッコラさん,
ご指南ありがとうございます!
2025フルマッチというのがあるのですね。
私が見た時にはまだ反映されてなかったみたいなので、仰る通りカーソル合わせに苦労しました(^o^;)
今度試してみます!
ありがとうございました。
aoiです引用 返信
下団さん
>
なるほど!と思いました。
とくに
>昨年から、攻めダルマ系の選手が苦戦しているように思います。コートやボールの影響、テニス界の流れかな
について、
最近のパワーテニス全盛と関係あるでしょうか?
”錦織選手の多彩な引き出し”が引き出せないのは「年齢的に疲労回復に時間がかかる事」と無関係ではないような気がします。
身体的に疲労が溜まった状態だと身体のキレやフットワークへの影響が避けられないのかもしれません。(”多彩な引き出し”を実行しようとしても身体がついてこない。)
錦織選手はその「疲労回復に時間がかかる」前提で参戦していってほしいなと思います。怪我を回避するためにも。。
>トップ70入りならOK牧場

>
に賛同します。
風引用 返信
攻めダルマ系の選手が大暴れする→試合が短くなってツマラナイ・・・改革する(;^ω^)
↓
粘り強い系の選手が活躍する→試合が長引いてツマラナイ・・・改革する(;^ω^)
これの繰り返しです・・・

ハードシーズン、クレーシーズン、芝シーズン、屋内コートシーズンで、それぞれのシーズンに活躍する選手が群雄割拠する時代が面白かったです・・・(;^ω^)
一人の選手がGSタイトルを20以上も獲得するような選手が3選手も出てくるような時代になってしまい、癖のある選手、一発屋、等々の選手達の一瞬の煌めきを奪ってしまった、ツマラナイ時代になったとも言えます
下団引用 返信
錦織選手、デルレイビーチの「Walk of fame」に殿堂いり!!18歳で予選から出場して優勝!!
今更ですが18歳でツアー優勝は凄い。
ki引用 返信
下団さん
>癖のある選手、一発屋、等々の選手達の一瞬の煌めきを奪ってしまった、ツマラナイ時代になった>
ちょっと残念ですね。
個性的な選手が活躍しやすいテニス界であってほしいです。
私はあのドレッドヘアーがトレードマークのブラウン選手のプレーが見てて楽しくて大好きでした。
(下団さんの仰ってるのはもっと前の話かもしれませんが・・。)
風引用 返信
1年前は世界648位だったJ. フォンセカ18歳、ブエノスアイレス250でツアー初優勝、次週68位へ(*_*)
エチェベリー、コリア、ナボーネ、ジェレ、セルンドロといった実力者を激闘のすえなぎ倒しての優勝は価値があります。
今年1月、フォンセカがルブレフを破る大金星をあげた時、西岡選手がXでつぶやいていた予言が的中しましたね。
(フォンセカやばすぎる この完成度はやばすぎる。絶対ツアー優勝今年する)
全豪オープンで生観戦しましたがこのジョアン・フォンセカ君、サーブもフォアハンドもいいが、バックハンドのウィナーも多量生産。しかも、巧妙なドロップショットも繰り出してくる。
末恐ろしいですね・・・・1990年以降のATPツアー最年少優勝者のリスト
16y 10m 18d – Lleyton Hewitt
17y 9m 21d – Andrei Medvedev
18y 1m 19d – Kei Nishikori
18y 2m 12d – Rafael Nadal
18y 2m 20d – Carlos Alcaraz
18y 5m 7d – Michael Chang
18y 5m 26d – Joao Fonseca
2008年の錦織圭、デルレイビーチ優勝がいかに偉業だったかわかります
だいあん引用 返信
だいあんさん、詳しくありがとうございます。
これを見るとより一層、凄い!!痺れる!!!
ki引用 返信
団長さん、レビュー記事をあげてくださってありがとうございました。標題に痺れました。
好きだったシュワルツマンの引退について吐露したインタビューは悔しさもありつつ、誇らしいテニス人生を語っていました。
負けた試合をこのような感覚で、考察できる団長さんは流石です!共感しまくりです。
とくに最後の5行がホントのホントにそう思います。
錦織だけ見ていると一喜一憂しそうになりますが、ツアーで過酷に戦っている多くの選手を見れば、錦織の奮闘に感謝しかない。ゴファンやワウリンカなど、ともに戦ってきた選手もなかなかかつてのテニスを取り戻せず、それでもファイトして、トライしています
勝敗にかかわらず、錦織の試合を自分が戦っているがごとく、もがき苦しみながら見るのは、贅沢な時間と私もつくづく思います。
素晴らしいレビューをありがとうございました!(´▽`)
あけび引用 返信
3/10週のPhoenix175CH(インデイアンウェルズMSの2週目に開催予定)
本戦DA:西岡選手、錦織選手
錦織選手、初戦でシード選手と対戦しない96ドローMSでの初戦突破は必須と言えます。

全豪シリーズで2大会、2月の北米ハードシーズンで2大会、3月のMSシリーズで2、3大会、全仏を頂点としたクレーシーズンで4大会前後、芝シーズンで2大会、全米を頂点としたハードシーズンで4大会前後、アジアシリーズで3大会、期末の欧州室内ハードシーズンで2大会として、計21、22大会ぐらいへの参戦が出来れば嬉しいこと
その中で、2月のハードシーズンの2大会で初戦敗退となったように、獲得ポイントが0で終わる大会もあるでしょう。また、32ドローの500格大会やGSでは、初戦から上位シード選手との対戦もあり得ますので、7大会ある96ドローMSでの初戦突破で30点を確保していくことは大事になります
下団引用 返信
団長さんのアドバイスに従って、ファイナル3−3から見返してみました。
第2セットで連続ブレークされて以降、マクドナルドは5連続ラブゲームキープ。が、ファイナル第7ゲーム、錦織は粘り強くしぶとくリターンもラリーも工夫して技ありブレーク!攻め球ミスもあり本調子ではないながら、気合いがこもった味わい深いプレーの連続でした。
第11ゲームではよく走って奮闘し、頭脳的なウィナーや鮮やかなリターンエースもあり、取れなかったゲームだけど見応え満載!
特に15-30のプレー、ワイドサーブに食らいついてラリーに持ち込み、ディフェンスで踏ん張り、スルスルッと前に出てボレーを決めた時はシビレました。疲れと痛みもある中、守りと攻めがガチっと噛み合って、巧さがハイレベルで凝縮されていました。
「調子が悪い中でも最後まで諦めずにもがく」美しく尊い姿、と団長さんが評されたプレーの一つがこれかな?と思い、また、これが錦織圭の目指す速攻かも?とも思ったりしました。
ちょっと前に、秋山英宏さんの記事(“Number”1111号1/16)を読んだのですが、その中のインタビューで、「みんなパワーがあり、一発がある。100位ぐらいでも、ショットの重みや速さがある選手が多い。そこが変わってきたのかなと感じます。」「あれ(先制攻撃で優位に立つこと)は必須でしょうね。自分のテニスをこれから大きく変えることはないと思うので、攻めの早さとスピードと、あれが自分のできる最大の武器。あとは体がどれだけ持つかですね」と言っていたのが印象的でした。
パワーとスピードの増した若手がひしめく戦国時代に、怯むことなく立ち向かおうとする意気込みを感じます。
団長さんのおっしゃる通り、「昨年8月からスキップすることなく大会に出続けていることは、素晴らしい」ですよね。五輪以降みるみるうちにランクを上げてきたのもすごい。
肩の状態とか心配はありますが、うまく休養を取りながら怪我なく試合に出てほしい。心配なのは体だけです。
“勝敗は兵家の常“って言いますもんね、どんな結果であっても錦織圭の試合を見られることが、本当に「最大の贅沢」です。
ウクレリアン引用 返信
団長さんの言葉を噛み締めています。
私は
「とにかく怪我なく、少しでも長く錦織にプレーしてもらいたい。」に、激しく同意します。
こればかり願っています。
錦織選手が試合に出続けていることがひたすら嬉しい。
マクドナルド戦はサーブでポイントが取れなかった分だけ錦織選手が不利だったと感じました。
サーブの威力不足も肩の痛み?のせいかと・・。
確かに不調気味でしたが、身体的にどこも問題なかったら間違いなく勝てていたと思います。
なので、しっかり休養し、リカバリーに努めてほしいです。
ずっと以前から、錦織選手が不調の時はたいがい「何かしらの身体的問題があるか、疲労が回復していない状態だったりする。」という印象を持っています。
そして今もなお、やはりそうなのだと思うばかりです。
身体が元気な時の錦織選手のプレーはいつもキレッキレです。
これは間違いないです。
だから常に身体が元気で試合に臨めることをいつも祈っています。
風引用 返信
ツアーレベル、CHレベルでLL復活が目立っています
途中棄権やw/oも多く出ているように思います


年々、過酷さが増していて、まだシーズン序盤でこの状況は・・・
色々と改革したお陰で賞金は高騰しましたが、日程が詰まり過ぎて、充分なトレーニング、技術面の修正、休養等の時間がシーズン中に充分に取れなくなっています。
このことも一部の選手によるビッグタイトル独占という状況を生み出しているかと思います
下団引用 返信
錦織情報がやっと出ました

インディアンウエルズの会場でゴファンと久々の練習
\(^▽^)/西岡が肩の痛みがまだ取れずアウトしたと聞いて
あの1回戦突破の試合か…と残念でしたが、錦織は大丈夫か?と心配でした(>_<)
インディアンウエルズの練習コートでキャンセルしたという情報にドキドキしてしまいましたが、やっと( ¯﹀¯ )
練習動画が発信されるとほっとする。
すごーく長いこと錦織の試合を見てないような気がしてしまいました。ドローが気になるところですが、まずは出場できるなら、それが一番の朗報です
あけび引用 返信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b77790dd9f11c40981d06a7d4277aeaa914d683
錦織圭がインディアンウェルズ大会に向けたトレーニング動画を公開!「ゴファンと良い練習ができた」
下団引用 返信
下団さん!ありがとうございます
ゴファンと練習というのが嬉しいじゃないですか!
きっとお喋りもしてますよねー。
ゴファンにとってもいい刺激となって復調してほしい。
あけび引用 返信
下団さん、ありがとうございます。
いよいよですね、この1か月くらい錦織ロスになり録画ばかりを見てすごしてました。
とにかく元気で錦織選手のテニスをして欲しい!楽しみだ!
ki引用 返信
あけび さん、ゴファン選手も小柄な体で頑張ってますよねぇ~


1年半近く低迷してましたが、昨シーズンの終盤頃から戻ってきましたし、錦織選手とともに、もう一花咲かせてほしいですね
ki さん、順調に回復しているようですし、こういった情報は嬉しいですねぇ~
下団引用 返信
https://www.protennislive.com/posting/2025/404/mds.pdf
Indian Wells MSシングルス本戦ドローです。錦織選手の初戦は、ムナール選手となっています。
下団引用 返信
1回戦はリベンジの意味でも勝ってほしいけど、その後のドローがまた厳しいのなんの。
アンベール→ルーネ→チチパス→ズべレフ→…
「あははは、もういいです…」となりました。
FUMA引用 返信
F UM Aさん
もう笑うしかない
さすが、錦織選手のドローですね。
ホント
あっちゃん引用 返信
確かに笑うっきゃないです

でもこの頃のドローを見ると、まあ、どこを見てもなかなか厳しそうで
最近話題のティエンやらフィルスやらマハチやら超特急サーブの名前の言えない
なんたらやら。。。TOP10の選手たちにとっても戦々恐々、やってられねえ!的な
状況も見受けられ、錦織のドロー運のなさは目立たなくなっているとさえ思うこの頃笑
今日錦織が練習したらしいモンフィスやゴファンの名前を聞くとなんというかホッとする笑
あけび引用 返信
ドローを見たシード選手達・・・
きっと来る♬圭が来る
鼻血を連れて~(^^♪
来~る~
下団引用 返信
錦織選手、3/31週のヒューストン250に本戦DAとなっています。
マイアミMSの後に、クレーシーズンへの調整期間を設けるかと思いましたが、身体の不安が解消された故の積極的なエントリーと思います
下団引用 返信
下団, さん
(笑)
最高です
錦織VSムナール戦、明日第1試合am4:00という情報を見ました
私にとっては確実に見られる良い時間( ´﹀` )

久々の試合…楽しみだあ!!!!!!!!!!
昼間眠くなる心配はあるけれど
チャレンジャー大会の時の敗戦よりずっと安定してると思うけど、いかに
あけび引用 返信
最後まで何とかしようとする姿が痛々しく感じてしまったマクドナルド選手戦でした。
敗戦が続いて心が折れてないかなあなんて心配していましたが・・・、要らぬ心配でした。(^_^;)
とっくに前を向いて練習に励んでいたんですね、安心しました。
こんなに頑張っているんだから、いい事が起こって欲しいです。起これ~~~(オマジナイ)
おけい引用 返信