圭は既にオフに入っていますが、その他の日本人選手にはまだ熱い
シーズンが続いています。
本日、昨年3年振りに復活した横浜CHの予選がスタートし、本戦の
ドローもリリースされました。(下記アドレス参照、予選勝者情報含む)
http://www.atpworldtour.com/posting/2013/6626/mds.pdf
驚いたのはそのレベルの高さです。
本日リリースされた本戦ドローによれば、カットオフRKは263位、
最終シードRKは169位です。ちなみに、昨年の本大会のそれは400位、
244位でした。 また、今年のカットオフRKは、同週に世界で開催される
5つのCH大会の内でも2番目の高さになっています。
私が調べられた範囲での過去最高の国内CH大会は、2001京都CHの
カットオフRK:254位、最終シードRK:188位でしたので、まさに過去最高
レベルの国内CH大会になったと言っても過言ではないと思います。
で、その本戦には、WC選手を含め、以下の10人の日本人選手がドロー
インしています。(RKは11/4付)
[#3]添田 豪 115位 (全日本病欠)※
[#7]杉田 祐一 164位 (全日本ベスト8)
[#8]伊藤 竜馬 169位 (全日本優勝)
[DA]守屋 宏紀 177位 (全日本ベスト4)
[DA]ダニエル 太郎 258位 (韓国CH準優勝)※
[Q]関口 周一 274位 (全日本ベスト16)
[Q]内山 靖崇 330位 (全日本ベスト8)
[WC]西岡 良仁 570位 (全日本準優勝)※
[WC]志賀 正人 876位 (慶大No.1)
[WC]内田 海智 939位 (全日本不参戦)
今大会、私が特に注目しているのは、上記で※印を付した、以下の
3人の日本人選手です。
①添田 豪(29才)
もうベテランの域に入った日本の大黒柱。 来年のデ杯WG昇格を決めた
Falla戦はまだ記憶に新しい。来年の全豪では是非本戦にDAしてほしい。
昨年の添田はシーズン末のCH大会には参戦しなかったこともあり、横浜・
豊田CHでの獲得Ptはそのまま年間ポイントに加算される。全豪での最終DA
ラインを530ptとすれば両大会で35ptを稼げば年末RK的にはOKだが、来年
チェンナイでの失効分(45pt)を考慮すれば35ptは最低ノルマであり、できれば
どちらかの大会では優勝を狙いたいところだ。
②ダニエル 太郎(20才)
昨年の本大会ベスト4入り等を機に、かつてのクレー一辺倒からハードにも
対応できつつある。ただ、FUからCHへの主戦場のシフトは必ずしも順調
ではなく、RKも200位台中程で停滞している感があった。
しかし、10月上旬のポルトガルFU優勝から俄然調子を上げてきており、
今週の韓国CHでは初のCH決勝に進出中だ。 RKは既にキャリアハイの
210位台を確定させており、明日の決勝にも勝てば一気に100位台に突入する。
そのダニエルの1Rの相手は[#8]伊藤で、お互い今週決勝まで残った者同士。
昨年の本大会では伊藤がダニエルに不覚を取っているだけに、1Rから見応えの
ある試合が期待できるだろう。
③西岡 良仁(18才)
IMGの圭の後輩。 まだ18才になったばかりで、最近まではジュニアの試合にも
出場していた。
RKこそ500位台だが、初参戦となった今週の全日本で大ブレーク。100位台の
杉田、守屋を立て続けに破り、明日(日曜日)の決勝では伊藤とタイトルを争う。
この決勝の模様は日曜日の15:00より、NHK(Eテレ)にて全国放送される。
露骨に頭角を現し始めた西岡。 今大会では、全日本での活躍に見合うATP
ポイントを稼いでいってほしい。
上記の3人に限らず、今年の横浜CHは例年以上に見所満載だと思います。
国内CH唯一の観戦無料ですし、首都圏にお住まいで時間を取れる方は、是非
蝮谷(日吉)に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
杉田、3-6,2-6で敗れ、Ebdenの2週連続優勝となりました。
今のEbdenの実力は、CHクラスでは頭一つ抜けていたということでしょう。
Awayの2大会で日本のトップ選手4人(添田、伊藤、杉田、守屋)を下したEbden、天晴れです。
これで、日本人男子のATP大会は全て終わりました。
残念ながら、圭以外の選手の多くが年末RKで去年以下となってしまいましたが、来シーズンでの飛躍に向けて、まずは充分な休養を取ってもらいたいです。
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