Ai’s Best Moments

杉山愛が東レPPOで引退しました。シングルスはペトロワ相手にリタイア。引退試合で皇后陛下がご覧になっている中でのリタイアは、よっぽど体調が悪かったとしか考えられません。残念でした。

しかしダブルスは決勝まで進出。パートナーのハンチュコワは試合終盤、泣いていたように見えました。

試合終了時も対戦相手のスキアボーネとがっちり抱擁。記念にサイン入りラケットをプレゼントされていました。

引退セレモニーでは元パートナーのスレボトニクは

「私がこれまでで一番後悔しているのは、愛の最後のパートナーになれなかったことだ。」

と語り、ハンチュコワは号泣。

その名の通りツアーの誰からも愛された杉山愛。本当にお疲れ様でした。

そんな杉山愛は、ダブルスで全豪以外の3つのグランドスラムを制し、ランキングは最高で8位を記録しました。

杉山愛のグランドスラムダブルス優勝
2000年全米
2003年全仏
2003年ウィンブルドン
(2009年全豪 準優勝)

2003年のスコッツデールでは1日でシングルス、ダブルスの準決勝と決勝、計4試合を戦いすべて勝利。「スギヤマ・スラム」と呼ばれるなど鉄人ぶりを至るところで発揮しました。グランドスラム連続出場62回の記録はギネスに申請するとのこと

そんな杉山愛の「Best Moments」を集めた特集ページが、WTA公式サイトで組まれています。

ぜひご覧ください。

Ai’s Best Moments (WTA)

1枚目:1999全米、初のミックスダブルス優勝(ペア:ブパシ)
2枚目:1999年、Karen Krantzcke Sportsmanship Award受賞
3枚目:2000全豪、初のシングルスベス8。カプリアティに敗れる
4枚目:2000全米、初の女子ダブルス優勝(ペア:アラール=デキュジ)
5枚目:2003スコッツデール、クライスターズを破って「スギヤマ・スラム」達成
6枚目:2003全仏、女子ダブルス優勝(ペア:クライスターズ)
7枚目:2003ウィンブルドン、女子ダブルス優勝(ペア:クライスターズ)
8枚目:2003ソニーエリクソンチャンピオンシップスでNo.2のエナンを破る
9枚目:2004ウィンブルドン、シングルスベスト8。シャラポワに敗れる
10枚目:2006年、ハンチュコワとWTA Fan Favorite Doubles Teamに選出される
11枚目:チャンピオンシップのダブルスに7回出場、うち2回はスレボトニクと
12枚目:アジア女性初の世界No.1選手に(ダブルス)
13枚目:涙を流しながらも常に笑顔の杉山、2009年9月に引退を発表
14枚目:最後となった東レPPOでセレモニーを開催される
15枚目:親友のダニエラ・ハンチュコワとともに最後のトーナメントのダブルスで決勝進出

4 件のコメント

  • 運よく大会初日の「引退セレモニー」を生で観ることができました。
    セレモニーに参列した豪華なメンバーにもびっくりしましたが、日本の女子選手の方が、寄せ書きと思しき色紙を書きながらスタンドから見ていたり、杉山選手、本当にみんなに愛されてるんだなぁと思いました。
    特にハンチュコワ選手はスピーチの途中、何度も言葉に詰まってしまって、もう会場全体がもらい泣き状態でしたね。
    あとその後行われた杉山・ハンチュコワ組のダブルスの試合をスレボトニク選手が最初から最後までずっと観ていたのも印象的でした。「私があそこにいたかったなぁ。」なんて思っていたのでしょうか。
    なんだかとても温かい気持ちになれた観戦でした。
    杉山選手、本当にお疲れ様でした。

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  • 明日行きますよ!

    当たった!すごいカードですね!
    楽しみじゃあああああああああああああああああああああ

    でも今日も楽しめたのではないでしょうか(30年ぶりとはすごいです)。
    今、GAORAでやってますがさすがにレベル高く、面白いです。
    東レも面白かったですが、WTAファンには申し訳ないですがやっぱり男子の試合は別次元です。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。