熾烈なロンドン争い
ロンドンで行われるATP Tour Finalsへの出場権争いが佳境に入ってきました。
現在のボーダーラインの状況です。
(出場できるのはランキング上位8人です。)
8位 ティーム 3,535pt (535pt差)
9位 イズナー 3,020pt (20pt差)
10位 錦織 3,000pt
ティームとはかなりの差があり、逆転するにはウィーン優勝+パリベスト4、あるいはウィーン準優勝+パリ準優勝くらいの成績が必要になるでしょう。
イズナーは先週のストックホルムでSF敗退。錦織を逆転はしましたがその差は僅か20ptです。錦織の9位はかなり見えてきました。
デルポトロが残念ながら故障してしまいました。まだ確定はしていませんがFinalsへの出場は危ぶまれています。
そのため、9位でも出場できる可能性は高まりました。
9番手でもAlternateとして欠場者が出た場合に出場できる権利があります。
デルポトロはBIG4に肉薄したところから大きな怪我をして、長い年月をかけて復活し、今年再び花開いていたところだったのに・・・と思うと長年見てきた者としては本当にショッキングであります。
このような上位選手の故障を願うものでは決してありませんが、一方で僅かな望みをかけて3000ポイントを積み重ねてきたからこそ錦織にも出場のチャンスが生まれているということでもあります。厳しい勝負の世界ですが、もしデルポトロが欠場し錦織が出場できることになったら、きっと錦織はデルポトロの分まで大会を盛り上げてくれると信じております。
イズナーとの一騎打ちに話を戻します。
実はイズナーが今週獲得するポイントはすべて加点になりますが、錦織はすでに18大会目のポイントが90ポイントなので、それ以上を獲得しない限り加点になりません。
QF進出(90ポイント)ではダメで、SF進出(190ポイント)で初めて加点になります。
結構なディスアドバンテージですが、ここは発想の転換をして、この大会でイズナーもティームも上回り、優勝して一気に勢力図を塗り替えてしまおう!
と思うと良いと思います。
仮に錦織が優勝すると、加点は410ポイント(500−90)。
ティームはQFまで進出しても錦織に敗れると、加点はなしです。(錦織同様、すでに18大会目が90ポイントであるため)
イズナーが仮に決勝まで来ても、錦織が勝つと錦織がイズナーを逆転します。
この場合のポイント
ティーム 3,535pt (変わらず)
錦織 3,410pt (3,000+500−90)
イズナー 3,300pt (3,000+300)
錦織の年度末は、怪我に泣かされる年もありましたが比較的成績は良好です。
インドアが得意なのだと思います。
錦織のサーフェス別勝率
クレー 84-34 .712
芝 36-23 .610
ハード 246-115 .681
インドア 70-28 .714
錦織のドローはなかなか厳しい。
QFでティームと当たります。すなわち、ティームに勝たないと加点できない。
しかし、考えようによっては直接叩いて差を縮める絶好の機会でもあります。
決勝で勝っても200ポイントしか縮まりませんが、QFで勝てば最大で410ポイント縮まります。
また、ティームにとっても錦織に勝たないと加点にならないということもあり、嫌なドローでしょう。
ハードコートでもやれることを先日のナダル戦で見せたティーム、第1シードの実力通りの強敵だと思いますが、錦織も良いプレーが続いています。五分以上に戦えると期待しています。
イズナーは反対側のハーフにいます。
先週、初優勝を遂げたエドムントがいますが、全体的には錦織よりSFまでの道は易しそうに見えます。
しかし上海でフェデラーを破ったチョリッチ、そしてアンダーソンがおり、決勝進出は簡単ではないでしょう。
いやー、シーズン終盤のこの時期でこれだけ熱い展開になるとは。復帰当初は考えられませんでした。
本当によく復活してくれたものです。
QFまでの道、ティアフォー、ハチャノフと若いパワーが怖いところ。試合の入りを間違えず、落ち着いたプレーを期待します。
大会情報
大会概要
大会名:Erste Bank Open エルステ・バンク・オープン
開催場所:ウィーン(オーストリア)
日本との時差:−7時間(日本が7時間早い、サマータイム中)
※10/28にサマータイム終了
グレード:ATP 500
サーフェス:ハード(室内)
ドローサイズ:本戦S-32(8本シード)
予選S-16(8本シード、予選勝者4人)
本戦D-16(4本シード)
獲得ポイント:優勝500、準優勝300、ベスト4 180、ベスト8 90、2回戦敗退 45、1回戦敗退 0
日本人参戦状況
シングルス本戦:錦織(第5シード)
シングルス予選:なし
ダブルス本戦:なし
大会スケジュール
予選:現地10/20(土)〜10/21(日)
本戦:現地10/22(月)〜10/28(日) ※錦織の初戦(1R)は10/23(火)見込み
シード順位
1 Thiem (7位)
2 Anderson (8位)
3 Dimitrov (9位)
4 Isner (10位)
5 Nishikori (11位)
6 Coric (13位)
7 Fognini (14位)
8 Edmund (15位)
想定される錦織の対戦相手
※ ドロー ATP World Tour Masters 1000 Shanghai | Draws | ATP World Tour | Tennis
1回戦 ティアフォー
2回戦 ハチャノフ/ノバク
準々決勝 ティーム(#1)
準決勝 ディミトロフ(#3)/フォニーニ(#7)
決勝 アンダーソン(#2)/イズナー(#4)/チョリッチ(#6)/エドムント(#8)
今大会 過去の成績
初出場
観戦手段
TV
- GAORA
- BS朝日
ネット配信
団長さま
お忙しい中プレビューの記事だてありがとうございます。
ティアフオー選手、ガンガン打ち込んで攻めてくる印象があります。昨年の全米だったか、フェデラー選手を敗戦寸前まで追い込んでいた記憶もあり、油断のならない相手だと思います。
ハチャノフ選手も、途中棄権も含めハレで2年連続破れていますし、先週メドベージェフ選手を破っており、これまた危険な感じがプンプンします(^^;)
平坦な道のりではありませんが、何とかティーム選手の待つQFにたどり着き、直接対決を制してほしい。ファイナルズ出場に向け、パリに希望をつないでほしいです!
ぐう引用 返信
2回戦でノバクアレルギーを発症しないことを祈ります…
m引用 返信
ティアフォー選手の応援フード……ティア…涙💧?が4つ?などと分からん思考に
ハマりそうなところに団長さんの大会プレビュー記事!ありがとうございます😊
私はもう、錦織選手がこの最終盤に元気な姿で熾烈な戦いの渦中にいる(╹◡╹)♡
ということが最高に嬉しいです😂
錦織選手があと2試合に求められる厳しい戦いは、イズナー選手も同様です。
何かの記事で(曖昧ですみません💧)ティーム陣営も錦織選手を警戒しているとのこと。
みんな必死です。
もう元来のランキングは関係なし!!体調をなんとか維持して勝ち切る意思を強く
持ってるもん勝ち💪という気持ちでいます( ̄▽ ̄)
この点でイチオシは…もちろん錦織選手🧡何しろ怪我なく疲れもほどほど(勝手に判断)
テニスの調子は大会ごとに上向き⬆️
勝っても負けても(!)錦織選手には拍手👏と感謝しかありません。
思いっきりこの挑戦を楽しんで╰(*´︶`*)╯♡
あけび引用 返信
お上品に、ティー・アフォガードなど如何でしょうか?
weno999引用 返信
weno999さん,
アフォガードを知らず(恥!)即検索d( ̄  ̄)
素晴らしい!アイスなどに飲み物をかけるデザートとのこと!
紅茶をかけたらティーアフォガードなんだ。
アフォガードってイタリア語で溺れる(アイス)という意味らしいので、錦織沼に
溺れて欲しいかも(笑)weno999さんのアイデア💡ステキです。
あけび引用 返信
大坂なおみはWTAファイナルズの初戦を落としましたか。
上位8人の争いだから甘くはない。でもラウンドロビンだからまだまだ可能性はある。
netdash引用 返信
あけびさん,
名前欄にメアドが入っていましたよ・・・危ない。
メアドは必須入力ではないので、次回から入れる必要はないですよ。
netdash引用 返信
お手軽でいいですね!
ティーとアフォガード(コーヒーがけ)の組合せはどうなるか未知数ですがw
netdash引用 返信
netdashさん,
えっっっっっっ?
名前欄にアドレスを入力してしまいましたか(>人<;)
毎回の入力に慣れ、だんだん注意力がなくなっていたか………。
消してくださったのでしょうか…ありがとうございましたm(_ _)m
アドレス書かなくても大丈夫とは!!!知りませんでした( ̄O ̄;)
これから楽になるわあヽ(´▽`)/
重ね重ねのお知らせ、ありがとうございました😊
ではお試しで…名前のみで送信 エイッ!
あけび引用 返信
団長さま
アフォガートはアイスクリームの上に「飲料」をかけるデザートです(コーヒー限定ではありません笑)のでコーヒーの代わりに濃いめの紅茶でも良いと思います。
ROM引用 返信
試合前から、涙ぐんでおります。よくぞここまで頑張ってきたもんです。落ち着いて戦えば、道は険しくとも優勝は、必ず圭さんの手中にです。ガッツポーズ沢山見せて!!
あられ引用 返信