悔しいが力負けと認めざるを得ない敗戦。頑張って我慢したが・・・(2017ウィンブルドン3回戦)

2017 Wimbledon
3rd Round
Roberto Bautista Agut[18] def. Kei Nishikori[9], 6-4,7-6(3),3-6,6-3

 すごく悪かったわけではないし、アグートのテニスが凄かったし、我慢してキープして、反撃もしたんですが・・・。最後の最後、ずっと集中を保ち続けてきたのが続かなくなってDF2本連続をきっかけに敗れてしまいました。

 錦織は芝がダメだとは思いませんが、アグートのように芝適性が明らかにある選手が一定数存在する以上、相対的にどうしても芝というサーフェスが不利に働くことはありますね・・・。

 錦織のレースランキング13位というのは、今の立ち位置として妥当かなという印象を持っていました。そしてアグートはエントリー18位、芝適性の差を考えたら、互角と考えて良かったと思います。そして今日の調子は明らかにアグートの方が上でした。

 だれしも調子の良い悪いはあるので、それを受け入れて試合の中でどう流れを作っていくかが大事なのです。錦織も課題は分かっていてそれに対する意識はちゃんとあったと思います。最後まで試合をあきらめてなかったし、我慢に我慢を重ねていました。ブレイクポイントがなかなか取れなかったのは錦織だけでなくアグートも同じで、よく踏ん張っていたと思います。でも、今日のアグートに勝つためにはそれ以上のなにかが必要でした。

 まずは基本はアグートが素晴らしいプレーをしたし、勝利に値すると認めるとして、その上で、だからといって負けてもいいとは思いません。
相手が良ければ自分もそれに呼応して調子を上げていかなければなりません。今年の錦織は、それができないので、平均的な良いプレーはできるがなかなか壁を突き抜けられないという印象があります。
 今日は、それが出来たのが第3セット中盤でした。明らかにミスが減り、振り抜きもフットワークも良くなりました。それはスコア(前記事参照)にも現れていて、その時間帯は○○、○○○やら××、×××が多かったです(これらは、凡ミスでなくウィナーやいいショットを打ってのポイント)。
 しかしそれが持続しないのが今年の錦織。4thセットもブレイク先行し、次は高いレベルのプレーを持続させることによりアグートのレベルを下げて安全圏に逃げなければなりませんでしたが、逆に生き返らせてしまいました。

 きっかけは第4ゲームのダブルフォルトでした。コードボールの不運もありましたが、ダブルフォルトで15−30にしてから見事に流れが変わったことが、スコアからも読み取れます。ストロークのコースがほんのわずか甘く入ったことを見逃さず、ウィナー2本を放ったアグート。錦織は劣勢で耐え続けて体力と集中力を大きく消費してしまっていたこともあって、第7ゲームから影響が出てしまいました。第6ゲームに受けたタイムバイオレーションの影響もあったかもしれません。第8ゲームの2本連続のDFが試合を決定づけましたが、その少し前から事態は悪化していました。

 そもそもの苦戦の原因を探ると、最初のブレイクポイントで簡単なバックハンドのミスをしてしまったことが挙げられると思います。試合を通じてブレイクポイントは11本中1本しかものにできませんでしたが、これはアグートがことごとく1stサーブを入れてきたことも見逃せません。ですので、率が低かったこと自体はあまり攻められません。11本中、凡ミスは3本くらいだったと思います。でも、最初のブレイクポイントでいいプレーが出来ていればアグートの勢いを削ぐことができたと思いますので、そこで凡ミスはもったいなかったです。
 今年の錦織はこういう、チャンスを逃して次にピンチを招く展開が非常に多い。十分、気を付けて試合には入っていたし頑張りや諦めない姿勢が見えたので、となるともうこれは、テニスの実力で負けたと認めざるを得ないのではないかな、と。悔しいですが。

 それでも錦織は上手いし強いし、いいショットも打っています。安定しているが突き抜けるものがないという感じでしょうか。アグートも安定タイプですが、今日のプレーを見る限りフォアハンドのスピード、プレースメント、決定力、ミスの少なさどれを取っても突き抜けているものを感じました。そして錦織の試合のあとに見たチリッチのショットの迫力にも突き抜けたものを感じました。彼らはそれを、試合を通じて出してきます。錦織が突き抜けていたのは第3ゲームの一部だけでした。

 技術的には、やっぱり一線級の選手と比べるとフォアハンド(特にクロス)に穴があると思います。ミスの少なさで勝負するタイプではないので、もっと決定力が必要です。クロスでは角度が必要です。スピンをかけることでショートクロスに打つことはできますが、アグートのような対角線レーザービームのフォアハンドはあまり見られません。グリップが厚いのも要因なのですが、他のグリップ厚い選手でも、なんとか上手く打っている選手がたくさんいます(ナダルとか、下位選手でもシャルディとか)。私は、ナダルのような「縦振り」を取り入れて欲しいと思っています。少し、錦織のフォアは横振り過ぎると思います。

 ストロークでまともに打ち合ったとき、第3セット以外では打ち負けていました。芝なのでキープは頑張れができます。が、ダブルフォルトにサーフェスは関係なく、芝でのダブルフォルトはサービスの絶対的なアドバンテージを放棄してしまう形になるので、全サーフェス中でもっとも痛いと思います。それを7本、しかも一部連続でやってしまっては苦しいのは当然ですね。

 粘りが最後まで持続しない点については、どなたかおっしゃっていたように、怪我がちで練習をこなせてないこともあるかもしれませんね。体力もちょっと最高のころよりは落ちているかもしれません。それらが絡み合ってメンタルに影響が出ている(あるいはそう見える)ような気がします。体にエネルギーがないと、気合いだけではどうしようもありません。

 でも、今日の試合も最低限のクオリティは保っていたと思うんですけどね。アグートが少しでも隙を見せてくれれば、勝つチャンスが結構あったと思いますよ。残念ながら、アグートにはほとんと波がなかったので、錦織が4thセットで崩れずに、ファイナルまでしつこく粘り続けることができたら、ひょっとしたら最後の最後に隙を見せてくれたかもしれませんが、錦織にそこまで粘るエネルギーが残ってなかったですね。

ラケット投げについて

今日は4thセットで、折りはしませんでしたがラケットを投げました。
この事についてWOWOWで神尾米さんが、

「投げてはいけない。投げてはいけないが、投げてしまったら切り替えろ。」

ということをおっしゃっていましたが、同感です。
基本は投げたり折ったりして欲しくないですが、やってしまったら怒りをエネルギーに変えて欲しいです。全仏でマレーがやったように。
同じ時間帯でもらったタイムバイオレーションの警告も、マレーとは反対にその後の集中の乱れ(ダブルフォルト)に繋がったように思えてなりません。

最後にもう一回アグートについて

勝負どころで入るサーブ。ミスの少なさ。確実に深く返るリターン。素早いフットワーク。どのコースにも打てる速いフォアハンド。特に回り込みのストレート。どれを取っても、素晴らしかったです。間違いなく対戦した今までのアグートで一番強かったです。「え〜それも返してくるの〜」というディフェンスも度々見られました。ちょっとジョコビッチ入ってました。それでも次のチリッチとは厳しい戦いになると思われます。

 ほんと、どの選手も強いです。錦織にとっては、まだまだ苦しい戦いが続くと思いますが、応援は続けますよ!!! 初心に帰って、またチャレンジャーの気持ちで行きましょうよ! 錦織も我々も。

239 件のコメント

  • 1回戦のできの良さを考えると、相手のテニスを見切ってしまうとスイッチオンの状態になってキレキレになりますよね。
    IPTLはエキシビだからノンプレッシャーだし。

    今年は相手のレベルが高くなると自分で勝手にプレッシャーをかけてしまって縮こまっている部分があるように感じます。相手が強いから当たり前なんですが。

    まあでも、昨日の試合はアグーが良かっただけの気がしてきました。
    ハードシーズンはどうなるのか。
    見守りたいです。

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  • 錦織圭への思い入れ強く、腸が千切れるほどに、悔しいのですが
    これ程の想い、なかなか、日常生活では経験できませんので、とりあえず、感謝します

    そして、この想いの倍返しの勝利の喜びを、いつかGETさせてくれます

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  • スポーツなのだから勝つことがあれば当然負けることもある。
    ランクが下の選手が相手なら勝って当然ということはないので、昨日の相手の出来と芝での錦織圭との相性、それと昨日の錦織の「運」がちょっと
    なかっただけ、と考えることにします。

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  • 初めて投稿します。私個人としては、錦織選手のクリエイティブで攻撃的なテニスや、重要なところで勝負強さを発揮するところが大好きです。錦織選手がテニスが好きで仕方ない、という雰囲気が感じ取れ、テニスの楽しさを体現してくれているようでした。しかしここ最近、そのようなワクワクするような姿を試合中に見せることが減ってきて錦織選手自身がテニスを楽しめていないように思います。ファンだから勝ってほしいと思いますが、それ以上に溌剌とプレーする姿を見たいと思います。どうすればいいかは本人をよく知らないとわからないと思いますが、テニスが楽しいという原点に立ち戻って考えてほしいと思います。色々とプレッシャーはあるし難しいでしょうけど考え過ぎずにテニスを楽しもうよ、と。自分で自分を追い詰めても逆効果になってしまうよ^_^例えばフェデラーはそれを実践しているように見えて、凄いなといつも思っています

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  • 連投ですが、上のコメントの内容はラッキーわんこさんやyoukoさんが既におっしゃっていましたね。失礼しました。そして、同意いたします。テニスに限りませんが、自分の仕事を本当に好きでやっている人は見ていても気持ちいいものです。私は本質的にそれが一番重要で、実績だとかスポンサーというものはそこについて来るものだと考えてもいいのではないかと思います。トミックの「飽きた」発言が問題になっていましたが、そのような話を若い有望な人から聞くのは本当に残念です。錦織選手はそこまでとは思いませんが、初心に戻ってもいいのではないかと思いました。

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  • 元祖KNさんの投稿にグサッときました。団長さんの趣旨に反することですが、それがテニスに重大な影響を与えるとしたら、無視することはできないと思います。
    私はこれまで錦織君のプライバシーに全然興味なかったし、彼のテニスしか見ていなかったけど、それがプライバシーに絡んできて、例えばMSかGSで優勝できたら・・・という条件が課せられていたとしたら、これはかなりやばいですよね。
    でもそういうことだったら、優勝しなくていいですよ。

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  • これほど気楽にラケットを投げつけるヒトだったでしょうか。
    これほど簡単に展開のうまく行かなさ加減に癇癪を起こすヒトだったでしょうか。
    私の印象では、去年くらいまではさほどそのようには感じませんでした。
    私の印象では、今年2017年に比べれば、よく耐えて、同時に、必死に打開策を模索する姿が去年くらいまでは見られたように感じます。

    試合終了が宣言されるまでは、諦めない姿がしばしば見られ、頼もしいなと思っておりました。

    また一方で、真偽のほどは定かではありませんが、マイケル・チャンの発言として、ある人が圭のあしかせになっている、とも言われているらしいです。

    かような精神的葛藤が克服され新境地に達することをお祈りいたします。

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  • 私達は、錦織圭に、どうなってほしいのだろう

    フェデラー?
    フェレール⁉

    日の丸を胸に置いた、オリンピックorデビスカップでの錦織圭は、違った
    甲子園球児ような目してたヨネ

    お父上は、いみじくも、圭はまだ大人に成りきれてないのではとか、おっしゃって居られた

    大人に成りきれなのなら、東京オリンピックまで、楽しみは取っておくのも良いかも

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  • GSMS優勝とプライベートは全く関係ないと思います。GS、MS決勝進出、ランクTOP5以内を達成したら、次の目標がそうなるのは自明の理。もし違う目標を設定するとしたら何があるのでしょう?ランク1位?それはGSMS優勝しなきゃできないことですよね。
    マスコミ…それも芸能誌、しかもでどころのわからない情報に振り回されるのはやめませんか?

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  • 元祖KN さん、
    側で見ていたわけではないので練習不足かどうか判断できないですが、今大会については怪我明けなので練習たっぷりとは言えないかもしれませんね。でも直前まで怪我だったし、今年はずっと怪我続きでしたから仕方ない面があると思います。
    それに
    「自信は練習からしか生まれてこない」とも言い切れないのではないでしょうか?
    言い切れたらいいんですが、実戦を重ねることでしか得られない自信というものもあるのではないでしょうか?

    その一方で
    あなたのおっしゃった言葉に「そうかもしれない」思いを抱いたのは
    「勝つことよりも強くなることに目標を」という言葉です。
    勝つことに目標を置くと、「勝たねばならない試合」になってしまって、それが不要なプレッシャーのもとになってしまう
    可能性があると思います。
    昨年のIPTLで圧倒的に強かったのは不要なプレッシャーが無かったことが影響してるように思われます。
    只、このときは「1週間以上全くラケットも握らず練習もしてなかったのになぜ(このプレイができたのか)? と
    本人が驚いていました。
    もちろんこれだけで練習は少なくていいなどとは言いません。
    でもこのとき私は「練習はすればする程よいとは限らないのかな?」とも思いました。「量より質」という考え方もありますし、練習だけでなく休養することも重要なのではないかと思いました。(つまり両方のバランスが巧く機能することの大切さ
    を感じたということです。)

    話が逸れましたが、勝ちを求めることで懸かるプレッシャーを避けるためには別のモチベーションや目標を持つことが
    必要かもしれません。「強くなること」というのもそのひとつですね。私はこの他に何人かの方がおっしゃっていたように「テニスを心から楽しむこと」を付け加えたいです。

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  • @元祖KN さま、

    強化を目標とせよ、と言う意味では、全面的に賛同します!
    私は、深いところに高い弾道の球が入ったときに上手く処理ができない弱点を突かれているので、芝なら大丈夫かと思っていましたが、単純に打点が遅れるだけで崩れるのなら、後半戦も、そこを改善しない限り、正直厳しいと思います。
    好きな打点で打たせてもらえれば、そりゃご機嫌で躍動できますが、相手もプロですから、試合ではそうは行かない。足をマメに動かして常に理想的なポイントで打てればいいのでしょうが、それがフィジカル的に難しくなってきているなら、頑なにこれまでの打ち方に拘らないで、何らかの改善が必要ではないかと素人ながら思います。
    周囲の進化に追いついてないのが現状で、
    自信さえ回復すれば、なんてものではないのでは?
    あのフェデラー選手やナダル選手でさえ、休養期間と言いながら、実は弱点を補強して帰ってきたのですから、神に与えられた3週間をしっかり強化に使って欲しいです。
    「後はメンタル」なんかでなく、強くなるために明るく前向きに練習していけばよい!
    いくら時間がかかっても、悔しさをバネにできる選手だと信じて応援します。

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  • 錦織選手、最低でも4Rに進出してくれると期待していたのでガックリですが、WBドロー表アップデートしています。ベスト16が出揃った月曜日4RのOoPは既に出ています(WBは日曜日休み)。RBA vs チリッチはコート12なので、錦織選手がもし勝ち残っていたら馴染みのコートだったはずですが。こうしてみると、この前書いたように、WBは思いの外速くないため(ただし下馬評と違ってあまり跳ねないようです)ビッグサーバー系の多くが早期敗退で、芝巧者がやっぱり残っています。上位第1−16シード群の選手のシードダウンは、5位ワウリンカ、9位錦織、12位ツォンガ、14位プイユ、15位モンフィスの5人でした。錦織選手の早期ラウンド対戦相手で気になった第17−32シード群はほぼ壊滅で、18位RBA、24位クエリーの二人だけ残りましたです。ビッグサーバー系よりは芝巧者が残りました。
     1.マレー山:WB前にはヒップ問題が取り沙汰されていたが、蓋を開けてみたらほぼ完璧な試合運びのマレー。他のシード選手はアガサクリスティ「そして誰もいなくなった」状態で、マレーSF有利か。しかし小説では。。。
     4.ナダル山:一番厳しい山だが、QFは多分ナダルvsチリッチの天王山。ただしRBA、ミューラーのアップセットもあり得る。
     3.フェデラー山:ここも厳しいゾーンだが、フェデラーvsミロッチ/ズヴェレフ弟のQFで、フェデラーSF有利か。個人的には、ミロッチの奮起期待。
     2.ジョコビッチ:比較的楽なゾーンになって、ジョコSFが濃厚か。マナリノ、まだ元気ですな。久しぶりのフェレール3R進出、嬉しかったです。鉄人復調の兆しか。

    フォーラムで書いたように、Big4が#1−4独占は、WBは2014年以来でしたが(AOは2009、2012年、RGは2009-2012年、WBは2010-2012、2014年、2017年。USOは2009-2011年にBig4が#1-4シード)、こうしてみると久しぶりの、Big4全盛期(2009〜2012年)みたいな、Big4によるQFの可能位が大きいかと思います。いやー、その下の世代には厳しーーい。

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  • ミドルサンデーです。
    試合がありません。
    錦織が敗退し、ベスト16が出揃ったので、自分自身の今後の見所整理がてら予想でも
    ・ベスト16
    マレー d ペール まだまだマレーに残ってもらわないと
    アンダーソン d クエリー 伏兵同士。クエリー次第ですかね。
    ミュラー d ナダル 勝負しました。好調S&Bヤーvsストロークの鬼。このラウンドで最注目カードその1です。ナダルはここを乗り越えるともしかして・・・
    チリッチ d アグー 接戦もあるかと思いますが、チリッチのテニスのスケールが勝りそう。私的にはチリッチがトップハーフのファイナリスト候補です。
    ラオニッチ d ミーシャ 錦織世代ラオニッチに頑張ってもらいたい。
    フェデラー d ディミトロフ 注目カード その2です。もう少し後ラウンドで見たかった。この勝者がボトムのファイナリストになってほしい。
    ベルディヒ d ティエム 錦織同様今期、いまいち存在感を見せて無いですがまだまだ頑張って欲しいベルさんです。
    ジョコビッチ d マナリノ 難敵グルビスに完勝。フェデラーとの壁となるか?

    優勝予想(願望)は多くの方がそうであろうフェデラーです。(錦織、ワウリンカ不在の今 次点はチリッチ、ラオニッチ、ディミトロフ ・・・そう、錦織に刺激を与える結果になってもらいたい)

    ベスト8以降は採点がてら、出揃ってから

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  • @元祖KN さん

    おっしゃりたい事は良くわかるのですが、。

    藤井聡太四段の「今は強くなることの方が大事」という発言は連勝記録が続いていたとき、だからこそ出る言葉ではないでしょうか。連勝している時に記録を目指してしまうと、どうしても縮こまってしまう部分が出てきてスケールが小さくなって可能性を自ら小さくしてしまうから、記録を伸ばす勝ちよりも中身を大事にと、こういう発言になったと思います。連敗中なら逆に「今はなにより勝つことが大事」となるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

    目標を変えても「強くなること」と「GSorMSで優勝すること」では、練習とかの基本方針が変わるとは思えません。変わるとしたらスケジューリングとかピークの持って行き方とかだと思うのですが。
    どっちつかずになっている気はしますね。思い切ってどちらかにシフトしてみても良い気がします。

    BP取れなくてストレスが溜まったとの発言はちょっとどうなんだろうと思いますね。相手はキープするのに必死なのですから、ある意味取れなくても当然のことと、相手ががんばったと思って、自分のサービスゲームに切り替えるてほしいです。問題はブレーク出来なかったことよりも、サービスゲームをキープ出来なかったことの方が大きいと思います。

    まあいろいろうまくかみ合っていないと思うので、思い切った何かが必要な気はします。私は「それ」はランキングやMS、GS優勝はとりあえず忘れて目の前の試合を楽しむことと思っています。そういう意味では元祖KNさんと同じですね。

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  • 錦織選手敗退のショックと連日夜更かしの疲れが出て、昨夜は10時前に早々就寝したのに、12時過ぎにぱっちり目が覚め、勢いに乗って、ジョコビッチ、フェデラー、ティーム(ライブ配信)の試合を見てしまいました。ついでに、男子ダブルスのスコアもチェックしつつ。

    ティームvsドナルドソンの試合は、スコアほどは楽な試合ではなかった。ドナルドソンは、ティームの強打をきちんと返し、ウィナーもバンバン決めていて、第1セットはブレークもしたし、第2セットもBPがありました。
    けれども、ティームは、ブレークされたらすぐにブレークバック、その後のBPはことごとくセーブ。そして、SFMはフェデラー様とまったく同じに、ラブゲームで決めました。

    ドナルドソンとの差は、主に「決定力」だったと思います。

    これがトップ選手の試合運び&決め方です!というお手本のようなプレーでした。
    ティームは、前哨戦2つはことごとく序盤敗退だったのに、本番できちんと結果を出しつつあり、偉いなー。

    でもって男子ダブルス、あのマーカス・ウィリスは今年はダブルスでストーリーを作るのでしょうか。第2シードのマウ/エルベール組に勝ってしまいました。

    イギリス勢は「アベック優勝あるかも」と言われていて、これにダブルスまでくっついたらもう、大騒ぎですよねー。

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  • 敗戦後、なかなか気持ちが落ち着かず、、、団長様の記事や皆さんのコメントを読みながら過ごしていました。3回戦の試合は、安定感抜群のアグート選手なので難しいとは思っていましたが負けるとは思っていませんでした。圭くんのプレー、決して悪くなかったと思いますが、、、大事な場面でミスが相次いでしまいましたね。DFが多過ぎた2回戦の試合からなんとか改善してほしいと思っていたのですが、この試合でも出てしまいましたね。ここぞというときの集中力が戻って来れば、まだまだ復活できると信じています!
    今は我慢の時。出口のないトンネルはないし、止まない雨もありません。きっと、きっと、また強い錦織圭が戻ってきますよ。信じて待ちましょう。

    対戦相手のアグート選手のプレーは私が見た中でも一番素晴らしかったです。勝利に値すると思います。また、一人要注意プレーヤーが増えてしまいましたが(苦笑) 4回戦のチリッチ戦どうなるか楽しみです♪チリッチ有利と思いますが、頑張ってほしいです。

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  • すみません
    最近団長さんは錦織のフォアの問題点は振り上げてしまうことだ、とおっしゃっていました。そして今回はナダルのように縦振りを取り入れよ、と…。矛盾してるように思うのですが…
    PS 振り上げフォアハンド→ウィンドミルというらしいです

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  • 芝ではこんなものかなという感想しかありません怪我に苦しむ時期なので
    メディアの安い煽りに乗る必要はないかと思います

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  • みなさん、とりあえず錦織選手への熱い応援、お疲れ様でした。
    まだシーズン半ばですから、我々ファンもこの敗戦を引きずらず、リフレッシュして次に備えましょう。

    去年のツアーファイナルのチリッチ戦あたりから、いい感じだった試合の途中で急に集中が切れてパフォーマンスが落ちる、そういう現象が続いているように感じてます(その前の全米のヴァヴリンカ戦も今考えると怪しいか)。
    今回のWBの3回戦も、第1セットの第10ゲームで、すんなりキープできると思いきや、突然エラーを連発しあっという間にセットを取られたのを見て、うーん、またか、と思いました。

    「テニスと錦織の両方をよく知っている」ことにかけては恐らく日本一の松岡修造さんが、全仏の後に「メンタルが変わらなきゃGS取れない。このままだと20位ぐらいまで落ちる」のような発言をなさっていましたが、今回の結果もその延長線上ですね。
    ここに集うみなさんの中には「メンタル」にアレルギーを持ってる方もいらっしゃいますが、私は松岡さんの発言をリスペクトするし、なんだかんだ言いながら「テニス&錦織」に関しては一番信用しているので、メンタルを変えなきゃこの状態から抜け出せないないんだろうな、と思います。

    「No.1になること。GSで優勝すること」は今も変わらない錦織選手の目標だと思いますが、以前は「ぜひ叶えたい夢(憧れ)」だったのが、いつしか「必達のノルマ(義務)」になっちゃったのかな。
    人間だれでも、憧れとノルマじゃモチベが全然違うし、錦織選手自身も2013年ぐらいに、トップ10を目前にして足踏みし、そのプレッシャーで「テニスが全然楽しくない」と言ってUSオープンの一回戦で敗れ去ったことがありましたよね。
    今はあの頃よりもさらに「トップ選手としての自覚」(という義務感)もズッシリあって、(トミックみたいに)素直に思ってることを言うことさえできない。

    去年は本人の強い意志で(周囲の疑問を押し切って)オリンピックに出たけど、GS優勝にはオリンピックをあきらめるべきだ、という葛藤は本人にもあったと思うし、今年はデビスカップを抑制したり、メンフィスやめて南米に行ったり、ノルマ達成のために、もしかしたら本心と違う選択を強いられている、あるいは自ら強いている、のかも知れません。
    そこにケガも重なり、苛立ちを抑えられなくてラケットをつい叩きつけると、ここぞとばかりに批判を浴びせかけられる。

    しかもね、二十歳そこそこの時には既にもう、目の眩むような富と名声を得ていたんですよ。
    なのになぜ、こんな嫌な思いをしながら、あえてそのノルマを果たさなきゃいけないの?
    普通の人間(私とか)ならもうそこで辞めちゃってますよ。

    でも錦織選手は踏みとどまって、幼いころからの夢が今は重苦しい義務に変貌してしまったのに、それでもこの困難極まりない目標の達成に向かって、迷いながらも前に進もうと喘いでいるじゃないですか。
    その苦しさって、私なんぞには想像もできませんよ。
    なのにメンタルが弱いとかさぁ、「軽々しく言うな!」と、そう怒鳴りたくなる気持ちもよくわかります。実際、松岡さんや杉山さんとか、ほんの少数の人にしか許されないでしょ、そんな言いぐさは。

    でも、まぁだからこそ、その苦しみを少しでも和らげる方法を見つけたい、とファンは願うわけです。
    どうしたらいいんでしょうね。
    私は環境を変えてみるのもひとつありかな、と。
    例えばラケットを変える、スポンサーを変える、チーム編成(特にコーチ)を変える、などなど(個人的には、同じような苦しみを味わったであろう、伊達さんなんかいいと思うんですよね。あとサーブ特任で貴男さんとか)。

    また、27の青年ですから、私生活というか色恋沙汰も影響大だとは思いますが(しかもテニス界にはアガシという強烈な先例もありますが)、そこは本人しか解決できない問題だから、ファンとしてはただただ「平安あれ!」と祈るしかないです。怪しげなゴシップをネタに誹謗したり言い争ったりするのはホントばかばかしい、てのはみなさんと同じ思いです。

    関係ないけど、フェデラーの何が凄いって、恋人→妻に迷わずミルカさんを選んだところじゃないか、と私は思ってます。
    モデルだろうが女優だろうが手あたり次第のはずなのに、そのあたりには一切目もくれず、地味目でしっかりしてそうなテニス選手と付き合い、浮いた噂ひとつなく結婚し、2組の双子を授かり…何の憂いもなく、愛するテニスにただ一心に励むことができる環境を築き上げてる。これ、なかなかできないことだと思うんだけど。

    長文失礼しました。あ、初投稿です。テニスの物理がきっかけで、10年ぐらい前からお邪魔してます。

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  • ふてくされてラケットぶん投げるのは大人になりきれていない証拠

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  • 錦織の今後の展望的な記事が読みたいですね。残りのシーズンで全米、MSの優勝を引き続き目指すのか、ファイナル圏内なのか、とにかく1大会優勝なのか。。。

    個人的にはGS・MS優勝は無論のこと、トップ10の維持を期待するのも今の錦織には酷なように感じます。確かに、今はレースランク13位?で、8位とはまだあまり差がありませんが、そもそもWB前までの錦織はトップ8の上位シードとしての恩恵をドロー上受けていたことを忘れてはいけません。

    あと、おそらくマスコミは全米の頃には根拠もなく錦織を持ち上げて、トップ10圏外から2014年の再来とか過剰な期待をかけるでしょう。もう少し、今の調子を鑑みて冷静に報道してくれると、本人も過大なプレッシャーに苦しむことはないと思うんですが・・・。

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  • 今日は。
    山陰中央新報さんの現地レポです。
    <特派員便り テロに立ち向かう街>
    http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1499481127841/index.html
    <錦織 3回戦敗退 鬼門の芝積極性欠く>
    http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1499570287836/index.html

    WOWOWさんの大会6日目レポートです。
    <ジョコビッチ、フェデラー、大物がずらりベスト16に>
    http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/news/detail_170708_03.html

    記事については次でコメントいたします。

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  • ご紹介の記事について。
    テロ対策。すっかり忘れていましたが、今のところロンドンではテロらしきものは発生しておらず、WBにも影響なくて良かったですね。どうかこのまま全日程を終えますように。
    BIG4。ますます充実。彼らが非常な浮き沈みを経て今があることは周知の事実です。なので私は、今の我慢のときを越えればかならず光明が見えてくると思っています。

    プライベート。私は今まで触れませんでしたが、それは偏に無関係だと思っているから。不調の要因をゴシップ的にプライベートに求めるのはたやすいこと。では、もし錦織選手が絶好調なら、それはプライベートが充実しているからとでも? 誰も言わないですね、そんなこと。不調のときだけ持ち出して安易に要因と決め付けるのは、非常にバランスを欠いてナンセンス。結果、プライベート云々は無関係&無意味だと思っています。

    エキシビジョン。IPTLの錦織選手は本当に素晴らしかった。あんな彼をぜひ見たいと私も思います。ただ、ノンプレッシャーである以上に、あれはたった1セットの2日間、しかも自国開催、観客はほぼ100%日本人。MSで2セット5試合や、GSで3セット7試合、ぶっ続けであのプレイを集中して持続することはまず不可能。人外として、クレーからのナダル選手は今のところ持続していますが(笑) なので、あの爆発力をここぞというときに出せるマインド・セットこそ必要なのではと思っています。

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  • セカンドウィークまでに消えたのは寂しいですね。いっそのことアグート優勝してくれないかな。
    みんなひっくり返る!?

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  • 今回、2Rをようよう勝った時から、これは3Rはきついカモと思ってました。
    勝つには勢いが必要です。
    ある時期から、ゾーンという言葉が使われてましたが、錦織選手が自分の意志でそういう状態に持っていけるのなら、それはゾーンとは呼ばないでしょう。
    究極、相手と自分のコンデイションに左右されるのです。
    実力はあるが、、、と言われても、それはどこのどの部分を取って実力と言うかです。
    ただ、錦織選手が条件が揃えば、とてつもない結果を出すということも事実ですので、それを楽しみに、また応援します。
    辛いなら見なければいい、という自由はファンにはありますが、錦織選手にはそういう自由はありません。ケガもせずに職場放棄するわけにもいきません。
    すべてを背負って闘う姿を、ただ応援するのみです。

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  • @このハゲー! さま、

    私はメンタル論にアレルギーを持っているわけではありませんが、識者が安易に口に出すべきものではないと考えています。
    というのは、メンタル論というのは、ともすれば根性論やプライバシー問題に結び付けられ、有望な選手を追い詰める結果になりかねないからです。
    技術的な批評であれば、一般人は、難しいので感心するだけですが、メンタル論には、安易に、しかも上から目線で誰でも参加してしまう。
    過去にもそのせいで、いくつかの悲劇が生まれてますよね。
    そして、メンタル論というのは、検証不能な分、客観性に欠け、選手の状態を冷静に見ることができず、思考停止状態で感情的になりがち。
    その結果、競技の本当の面白さまで伝わらなくなってしまうのではないかと考えます。
    今回の団長さんのプレビュー記事をもう一度読んでみると、単なるメンタル論を超え、如何に錦織選手を理解しているか、お分かりになると思います。
    そして、陣営の内部のことまでよく知っているのは坂本正英さんではないですか?
    彼の解説では、知っているからこそ言えない部分を匂わせながらも、フィジカルの問題も含めて実に客観的な解説をされていました。
    今後のことについては、団長さんのレビューが全てを語っていると思います。
    フォアの建て直しができ、自信をもって振り切れるようになれば、突っ走れるでしょう。
    私に言わせると、センターの深いところに入った打球の処理です。かつてジョコビッチ選手にやられていたことを、ランキング20位前後の選手でも容易に使ってきているので、簡単に主導権が握れず苦しい状態が続いている。そこを下がってしっかり打っていくのか、ライジングで捉えるのか。。。
    2週間では怪我のメンテナンスだけで終わってしまうので、ここで3週間あき、その成果をワシントンで試しながら確定できるのですから、アグート選手が勝ちきって切れたことはある意味ラッキー!
    スポーツですから、強くなきゃ勝てません。
    そして、私は修正は可能だと信じて待ちます。
    長々すみません。これで気が済みました。

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  • 今晩は。
    錦織選手から離れますが今年のWB、グラス状態が選手たちにかなり不評のようですね。
    <ウィンブルドン王者マレー、グラスコートの状態について他の選手と同調>
    http://www.afpbb.com/articles/-/3134987

    どなたかがコメントされていたミルカ夫人の内助の功。う~ん、表に出ることが多いので外助の功?
    <選手として父として― フェデラーが捧げる“愛妻”への感謝「彼女なしでは…」>
    https://the-ans.jp/news/6199/
    元記事はこちら。英SKY SPORTSより。
    <Roger Federer beats Mischa Zverev to reach Wimbledon fourth round>
    http://www.skysports.com/tennis/news/12040/10941584/roger-federer-beats-mischa-zverev-to-reach-wimbledon-fourth-round

    記事については次でコメントいたします。

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  • ご紹介記事について。
    グラスの不備。
    かつてWBで、こんなに不評を買ったことがあったでしょうか? 実際にマテック-ザンズ選手が重傷を負ったワケですし、大勢の選手から不満続出。ここはまず選手の安全を最優先してほしいですね。錦織選手、羽アリの被害を被っただけで済んで良かったです。

    内助の功。
    そもそもSKY SPORTS元記事は、ボトム・ハーフ3回戦のダイジェスト記事であり、フェデラー選手の特集ではないのですが、まいっか(笑)
    確かに彼女のサポートは素晴らしいですね、肝っ玉母さん的で。私はそれ以上に、彼女のマネージメント能力の高さが凄いなと。辣腕プロデューサーぶりが凄まじい(笑) 
    ロジャーという商品の価値を最大限引き出す能力に長けていると思います。
    確かフェデラー選手、彼女と事務所設立前まではIMGにマネージメントを委託。きっちり管理された資産を、彼女は結婚後にIMGから引き継ぎ、その後もどこかのコーチみたく変に投資するでもなく良好に運営しています。この辺りも「彼女なしでは…」と言わしめる所以なのでしょう。

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  • 大谷翔平、ダルビッシュ有、田中マーくん、なぜなぜなぜ、テニスを選ばなかった❗ 全くもってスレ違い、行き違い、なコメント赦してね〜。
    残りの、ウィンブルドン、錦織世代たち〜頑張れー頑張れー❗

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  • 悔しい負けでしたが、負けると出てくる議論もいつものことですねー!皆様のそれぞれのコメントも興味深いです。でも、今後を決めるのは本人。聖人君子でないただの28歳男子ですから、ファンは彼の人生劇場を見つめて応援し、また彼の喜んだ顔やスーパープレイを見たいと願うだけです。ケガ無くWBが終わったことだけは良かったです!だって、リハビリからじゃなくて普通の練習から開始できますもんね!

    彼がこれからまた復活すると信じてますが、もしかしたらこのままランクダウンしていくのかもしれません。私のメンタルも鍛えていかなくてはいけませんね。次の試合までワクワクどきどきして待ちます!

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  • 今晩は。
    ワシントンの公式HPのプレイヤーズ・リストに、錦織選手のお名前が掲載されていましたね。楽天の公式HPは、やっと英語対応できたようで。

    ご紹介し忘れていた小ネタを。
    ロメオ・ベッカム君、テニスの才能大いにあり。こりゃ今後楽しみ。ロイター通信より。
    <Wimbledon 2017:Grigor Dimitrov impressed with David Beckham’s ‘talented’ son after tennis lesson>
    http://www.independent.co.uk/sport/tennis/wimbledon/wimbledon-2017-grigor-dimitrov-tennis-lesson-romeo-beckham-a7824061.html

    ディミトロフ選手、以前からベッカム家と親密に交際。ロメオ君に再三レッスンし、その才能を高く評価しているとのこと。ロメオ君もディミトロフ選手の試合をよく見に行くそうで。昨年は彼、マレー選手主催のジュニア・レッスンも受けている模様。ブルックリン君はモデルにDJ、2人とも親と違う道を選ぶのは賢明ですね(笑)
    さあロメオ君、ジュニアで頭角を現してくるか、とくと拝見です。

    試合を見るといえばゴルフの松山選手、WB観戦&錦織選手応援叶わず…。

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  • ユーリカさん

    私が答えるのも?ですが、団長の言われる振り上げは、打点が遅れたときにラケットを前に振ることなく文字通り上に振る(スイングの方向はむしろ横振りに近い)ことで、縦振りは、特に低いボールを持ち上げて深く配球する際に、打点は前に保ったまま下から上へ振り上げることを意味していると、私は勝手に解釈しています。
    ナダルやマリーは、これが抜群に上手くて、クロス深くに配球することにより、スピードはさほどなくても相手に攻撃させないことに長けています。

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  • みなさんのコメントを読んでいて、こんなイメージが浮かびました。

    修造さんが切り開いた道を錦織選手が続き、
    修繕からバトンを受けた錦織選手が今、道を切り開いている。
    目的地に近づいてはいるものの、障害が多く、
    どう進もうか迷っているうちに、横道にそれて目的地から遠ざかってしまっている。
    ファンはもちろんコーチたちでさえも目的地までの道は見えないのに、
    やれ右だの、いやもっと左だのと言っている。

    錦織選手が目的地にたどりつけるのかはわかりませんが、
    険しい道を進もうとしてあとに続く選手がいるなら、
    いつか日本の選手の中から、目的地にたどりつく者が出てくるでしょう。

    オリンピックの陸上短距離(リレー)で、日本人選手がメダルを取るなんて、
    100mで10秒を切るかもしれない選手が同時に複数現れるなんて、20年前誰が想像したでしょうか。
    ほかにもアイススケート、卓球、野球、サッカー、バドミントン・・・・・。
    少なくとも、私の想像の遥か上を行く選手が次々現れています。

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  • これまでに何度もコメントさせていただいておりますが・・・
    肘の故障からの約1年のブランクを乗り越えただけでも素晴らしい精神力です!
    その後も度重なる怪我を乗り越えてきましたよね~とっくの昔に気持ちが折れても仕方がない状況に陥りながらも、その度に雄々しく立ち上がってきました(T_T)
    今回も、ハレでの怪我で1週間の休養を余儀なくされた後に急ピッチで仕上げてきたと思います!!
    初戦の相手に恵まれたこともありまして、2Rの苦手としているプレースタイルのスタコフスキー選手を乗り越えることが出来ました( `ー´)ノ
    でもコンディションは相当に厳しい状況だったと思いますm(__)m
    3Rの前に、「アグー選手は強敵ですが、勝利出来れば中2日空きます」みたいにコメントを残していますが、勝利出来たとしても相当な激闘を予想できる状況だったかと思いますm(__)m
    ラケットを折ったり、投げつけたりする行為は決して褒められた行為ではありませんm(__)m
    見苦しいかもしれませんが、折れそうな心を少しでも奮い立たせようとしている姿、気持ちを必死で繋ぎとめようとしている姿には心を打たれるばかりです(T_T)
    色々と妄想、想像するのは自由ですが、改めて錦織選手が戦っている舞台の過酷さ、体格差を乗り越えてきた努力を見つめ直してみませんか?
    過酷な戦いを終えたオフシーズンにも、スポンサーイベント等に精力的に取り組んでいる姿には、「休養をしっかりと取ってほしい」という気持ちもありますが、後輩達のためにスポンサーを開拓してくれている姿に感謝の気持ちで手を合わせるのみですm(__)m
    日本のテニス史に名を残すような実績を残しながらもスポンサーに恵まれずに満足に選手活動も出来ずに消えていった選手を見てきた者としては、日本テニス界に希望をもたらしてくれた錦織選手に対して、諦める、批判する気持ちなど湧いてきませんm(__)m
    これからも厳しい戦いが待っているかと思いますが、応援あるのみです(`・ω・´)ゞピシッ!

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  • 下団さん、
    まったくおっしゃるとおりですね。
    錦織選手の置かれている状況や今まで成し遂げてきたこと
    を思えば、諦めるなんてできません。

    >「コンディションは相当に厳しい状況だった」
    って、私も思いました。
    バウティスタ戦もお腹に大きなテープ、見えましたね。

    ともかく大きな怪我無く芝シーズンを終えられて
    よかったです。
    今年はちょっと間が悪くてコンディションが噛み合ないだけだと思っています。怪我続きだったことも大きく関係してると思います。やっと身体も元通りになりつつありますから
    今まで噛み合なかったコンディションを戻す時間も取れますね。
    私たちファンも応援有るのみです。

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  • @NORICHAN
    重傷を負ったのはマテック サンズ選手だったんですね。芝の管理は大変でしょうが、仰るように何よりも選手の安全を最優先にしてほしいです。怪我をして辛く大変な思いをするのは選手ですから。
    マテック サンズ選手の早い快復を祈っています。

    ※それとダブルスの試合中に怪我をしたと書いていましたが、シングルスの試合中の間違いでした。申し訳ありません。

      引用  返信

  • 体調が徐々に戻ってきたので、久々に投稿します。嬉しい!(^^)
    ナダルの復活に感激しましたが、それ以上に錦織選手に復活して欲しいと心から願っています。
    ナダルがなぜ復活できたのか。それは、原点回帰。自分の最も得意とするプレイとスタイルを取り戻すためにひたすら練習したからでしょう。私は、メンタルは、体力・技術が伴わなければ充実するどころか、どんどん衰えると思っています。錦織選手の先輩T・ハースは、満身創痍でも戦い続けましたが、そのメンタルを支えていたものは、練習ではなかったかと思います。練習でできないことは試合ではできませんが、練習したことは嘘はつきません。錦織選手に今一番必要なことは、目標を定めて練習することでしょう。怪我のせいにしたり、他の理由にしたりしないで、納得できるまで練習する。そして、これだけやっても勝てないなら相手が上なんだと思うまで練習してほしいと思います。(こんなことは、私が言うまでもなく、錦織選手自身が一番知っていることでしょうけど・・・・)

      引用  返信

  • 下団さんのコメントを読んで深く頷くばかりです。
    本当にその通りだと思います。どれだけの重圧、期待もある中でたくさんの事を乗り越えて来たのか、応援するしか出来ないです。

    今はやっと落ち着いて考えられますが、今回の敗戦はすごくショックでした。
    ストローク勝負の相手には負けないと勝手に思って見ていたので、打ち負けた事がショックで、悪い方にばかり考えてしまっていました。
    でも時間を置いて考えてみたらハレで怪我をして芝での充分な練習が出来ず、実戦経験も少ない中でのウィンブルドンだったんだから、調子の良い芝を得意とする選手に負けるのは仕方なかったのかなって思えて来ました。
    第1セットのブレークポイントを1つ取れてたらまた違った結果になっていた可能性も高いと思うので、よく言われる錦織選手の日ではなかったんだと思っています。

    錦織選手、試合終わって退場する時に今にも泣きそうな顔をしてるように見えました。元気になったかな?
    今回の敗戦を深刻に受け止めないで、少し休んだらまたはハードコートの練習をして1番慣れてる得意なハードコートで怪我なく躍動して欲しいです。

    試合中、1度上を見上げてましたね。どうしたら攻略出来るのか、必死に考えていたのかな。
    ガッツポーズも何度もして、自分を奮い立たせようとしたり、ミスした時はほんとに悔しそうな顔を何度もして、コースを外した時は素振りもいつもしてますよね。

    モチベーションは下がってないし、メンタルも弱くない!!
    こんなに悔しがって勝とうと必死なんだからきっときっと戻って来てくれる!!
    それを信じて待ちたいです。

      引用  返信

  • 錦織の現状でいえば、精神的にしんどい中で、トライするのは大変だと思います。

    だからラケットを投げるぐらい気持ちが入ってないと、心が折れてしまって、もうコートに立つこともできないのではないでしょうか?

    本当にすべての怒りも含めてプレーしていると思います。

    体調が悪くなったのはラケットを投げたせいじゃないです

    ここら辺は解説も修造ももっと気を使わないと。日本人特有のお行儀良くしなさいという気質をやっと乗り越えた錦織がいると思います。

    2015のモントリオールでマレーを前にやる気をなくした錦織はもういません。

    あの時よりはるかに精神的にしんどいと思いますが、あの頃の錦織だったらもうすぐにあきらめていたと思います。

    ラケット投げぐらいいいじゃないですか。
    何度も何度も試合中に切り替えなおす錦織は素晴らしいです
    本気を出して、自分に裏切られるのと、適当にやって、プレーがダメなのでは精神の壊れ具合が違います。錦織は何度も自分を信じて裏切られてもそれを続けているのですから、多めに見ましょう

    それからこういうスポーツは気持ちの部分が相手の攻撃力を上げてしまうんです。

    サッカーのキーパーでもテニスでもそうですが、こっちが恐怖心を抱いてると、相手の身体が自由になって強いショットを打てるようになります。

    錦織が不調の時って、相手がすごいいいプレー連発でこっちが穴だらけの感じがしませんか?

    でもそれは身体がそういう仕組みで、人が誰かをいじめて気持ちが良くなるのと同じなんです
    身体がまっすぐになって楽なんです、怖がってる人といると。だからいじめが起きるんです

    マレーやジョコビッチの不調でも同じです。
    相手にいいプレーをさせる精神状態になっているんです

      引用  返信

  • いつもメンタルの話しばかりで恐縮ですが、今回の負けで話題に多く挙がっているので参加させて頂きたいです・・。
    自分は錦織のメンタルが弱いとは決して思いませんが、やはりトレーニングの中でスポットを当てる事は必要だと思います。彼はメンタルが強い!と思わせる時と、?と思わせる時の波があるように見えます。これは改善可能なものではないでしょうか?ブレークチャンスを活かせなかったり、重要な局面でイージーミスをしたり、チャンコーチ、本人も良く発言する「重要な局面で守りに入ってしまった」部分など。これは技術的な事、フィジカルからくる原因とは別にあるような気がします。
    メンタルを改善すべきというと、日本の体育会系社会の「努力」「根性」を連想させられ、最近タブーになっている向きもあると思いますが、メンタル面をタブー視する事が、逆説的に日本がまだまだ努力・根性の世界=体育会系社会なのだと認識させられる気もしています。アメリカでは、メンタルトレーニングは弱者だけのものではなくて、フィジカルや競技のスキルを高める努力と同様に「技術的」な分野として扱われていると思います。
    一般社会においても、日本ではいわゆる精神的に弱い人が通うのがメンタルクリニックだと思いますが、欧米の場合はもっとオープンに積極的に活用されています。その善悪は横においておいて、もっとメンタルトレーニングを負の部分と考えず、積極的に捉えて改善していってもいいのではないでしょうか?IMGがやっていないはずはないと思いますので、やぶへびだとは思いますが・・・。
    でも、メンタル問題をネガティブに、特にプライベートの問題や人間性と絡めて妄想する事は私も嫌いです。

      引用  返信

  • レオさん

    自分は錦織がメンタルで?と思うときは主に錦織がしんどそうな時だと思います。

    メンタルクリニックに行くことはいいと思います。

    メンタルトレーニングについてはかなりやっていると思いますよ。修造も昔からやらせてますし。当然IMGでも今でもかなりやってると思います
    ですがジョコビッチやマレーを見てもわかるようにダメな時はダメなもんです

    それに根性どうのこうの言っても、辛い人には逆効果だし、錦織はよく頑張ってると思いますよ

      引用  返信

  • のりのりさんのコメント、優しさに思わず涙です。
    錦織選手への深い愛を感じました。
    私は全面的に同意します。

    >「ハレで怪我をして芝での充分な練習が出来ず、実戦経験も少ない中でのウィンブルドンだった」
    というコメント、全くその通りだと思います。
    決して悲観する必要はないと思います。
    「練習をしたくてもできない状況にあった」ことを
    忘れてはいけないと思います。

    >「モチベーションは下がってないし、メンタルも弱くない!!
    こんなに悔しがって勝とうと必死なんだからきっときっと戻って来てくれる!!」
    って、そうです! そう思います。

      引用  返信

  • 素人の感覚的な意見ですが、メンタルという言葉は、使う人によって若干ニュアンスが異なっているように思います。

    集中力という言葉も、メンタルの範疇に入るのかもと思います。

    アグート戦での第4セット、リードしてたのに突然自分のミスで崩れたので、一時的に集中力が切れて、その瞬間はメンタルが崩れていたと言えるかもしれません。

    でも、その瞬間一時的に崩れたとしても、人間としてメンタルが強いとか弱いとかは簡単に言い切れるものではないですよね。

    テニスはメンタルのスポーツと言われますが、試合に勝てばメンタルが強くて、負ければ弱いと言うわけではないですよね。
    1試合を通して、メンタルの多少の揺らぎは誰にでもあるような気がします。

    要は、目の前の一ポイントに集中して戦えるか、一時的に崩れても、最後のポイントまで諦めずにプレーすれば、メンタルが弱いことにならないし。

    勝っても負けても一ポイント毎に常に全力‼︎のナダルは最強のメンタルの持ち主ですね〜

    最近、メンタルブロックという言葉を知りました。
    過去の失敗から、どうせ失敗するとか、こうしなければという固定的な感情がうまれて、行動を抑制することを言うそうですが、最近の決め切れない感じ、肝心な所でのミスは、もしかしたらちょっとはあるのかなあ〜
    などと勝手に想像してます。
    改善するためには、成功のイメージを持つことなんでしょうか?

    大事な局面でミスを減らして自信を持ってプレーするには、目の前の一ポイントに集中することと、とにかく基本練習を繰り返しするしかない!かも‥(←自分に言ってます(^◇^;)

      引用  返信

  • モントリオールのマレー戦はやる気をなくしたのではなく、単なるエネルギー切れだと思います。最初から凄い汗でおかしいなと思いました。その中でブレーク先行されながらも頑張っていました。第8ゲームの40-0までの3ポイントは素晴らしかったです。でもその後急にガクッと落ちて戻りませんでした。

    思えば圭くんの場合、落ちる時はフィジカルに問題がある時だと後からわかります。今回もたぶんそうだと思います。

      引用  返信

  • @youko
    youkoさんこんにちは

    たしかに、やる気をなくしたというより、気がなくなってしまったというほうが正しいですね

    僕もスポーツしててああいうことがありました

    マレーのような賢い相手ですべてを封じてくると自分の中で調子が良くて全力も出しているのに、何をやってもうまくいかないと、突然八方ふさがりで自分の中で何もなくなる時があります

    感じ取った印象としては典型的にそれになっていた感じがしました。

    大分前の話ですがマレーの浅い球をベースにたまに深い球を打ってベースラインにくぎづけにさせて、錦織の打点を低くして何をしてもいい打球を打てない状況にしてました。
    ナダルに完勝した後で、本当に勝てると思って臨んだ試合でのまさかの展開だったので泣きたい気持ちが伝わってきて
    なぜかわからないが気力が出ないんですよね。そうなると

    あの時はやはりまだ少しプライドがあったように思います。自分が見世物になっているようなことに強い嫌悪感を抱いているように思いました
    あれから錦織もとても成長して本当の根が強くなったと思います。

    今回は試合を見てないのでフィジカルは分かりませんが、やはり精神的なしんどさがあると体の中心をとれずに怪我をしますし、ミスも多いです

      引用  返信

  • @風さん
    そんな風に言ってくださりありがとうございますm(_ _)m
    今回の敗戦でネガティブになった自分への反省を込めて書いた駄文なのにすみません。

    たまたまこちらのブログの2011年のパリに行った方の観戦記を読んだんですが、スタコフスキーとの試合の事が書かれていて、最後まで錦織さんは必死に諦めていなかったけど、スタコフスキーは最初から余裕があり負けたとありました。
    6年も前のことですが、勝った事のなかった苦手なスタイルのスタコフスキーに今回勝てた事は1歩ずつですが強くなってる証だと思いました。
    錦織さんって全米の準優勝の印象が世間では強いけど、実際は1歩ずつ進んで行く選手ですよね。
    後退じゃない、進んでる。
    楽しみはまだまだ続いて行きます。

      引用  返信

  • 私ものりのりさんと同じで、ストローク勝負では相手には負けないと思って見ていたので、打ち負けた事(以前と立場が逆転)が、試合に負けた以上に大きなショックでした。その前のショックは、クレイのジュネーブで、ズブレフ兄に同様にストロークで打ち負けていた時。メンタルと言われていますが、もしかして、これってやはりフィジカルが原因じゃないでしょうか? 前のは右手首の怪我に苦しんでいた時だし、今回は体調は万全だと言っていたけど、脇腹のテープからすると、体のどこかに痛みがあったのではないでしょうか? そうすれば、あの異常に多いダブルフォルトの説明も付きます。これらの敗因はメンタル(フィジカルよりたちの悪い)ではなく、ましてや下り坂(考えたくもない)ではないと信じたいです。どうかそうであってほしい。

      引用  返信

  • 今日は。
    気になるマテック-サンズ選手の負傷、その後についてです。
    <右膝に大ケガを負ったマテック サンズがフェイスブックでコメント>
    https://www.thetennisdaily.jp/news/contents/overseas/grandslam/wimbledon/20170709_0024913.php

    話題の公式FBのメッセージがこちら。
    https://www.facebook.com/BethanieMattekSands/videos/1775148092501762/

    記事については次でコメント致します。

      引用  返信

  • ご紹介の記事について。
    変な鈍い音がコート上に響き渡り、続いて悲鳴に続く悲鳴、対戦相手シルステア選手や審判団が駆け寄ったときには、コートに横たわるマテック-サンズ選手の膝があらぬ方向へ曲がっており、会場全体が凍りついた…。
    必死で涙をこらえる彼女の表情に胸が締めつけられます。楽しい選手なので、1日も早く元気にコートに復帰してほしいですね。
    ミックス・ダブルスの相方ソック選手はその後、自身の「ソックス」に彼女の名前を書いてプレイしました。ソック選手のソックスはいつでも話題になりますね。

    彼女の負傷詳細記事や、他選手からの励まし記事、その他フェデラー選手に会える!記事等海外選手関連記事を、フォーラム・鼻血ブログラボ「フリージャンル」トピにてご紹介していますのでぜひ。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。