ここで一句「錦織の 気持ちが分かる 痛みかな」

草むしり→練習コンボで痛めた右腕ですが、1週間ほど経ってだいぶ良くなってきたので、昼休みにちょっと打って見ました。

ストロークでは問題なく、気持よくハードヒットできました。

25分くらい打った後、サービスからのポイント練習。まだ完全に治ったわけではないので、軽く5割程度の力で。

そしたら5,6球くらい打ったところで、少しずつ痛くなってきました。

最初は「違和感」程度だったのですが、だんだん気になるようになってきて、痛くなかったストロークでも痛みを感じるようになり、結局練習をやめました。

やっぱり素人判断はいけませんね。「スジ」の正体は結局、実態のないものだと結論できそうですが、私の痛みはたぶん、筋肉です。場所的にも少し関節から離れていますし、軽い肉離れなのではないかと思っています(これも素人判断ですが)。

そもそも筋肉痛自体、メカニズムははっきりしていない(Wikipedia)ようですが、このリンク先の説明を見ると筋繊維及び筋膜の損傷ということになるのでしょうかね。

「大したことないはず」で、「治ったはず」なのに、やってみると駄目だった、というのは大変フラストレーションがたまりますね。
全然レベルの違う話で恐縮ですが、錦織の怪我のことが頭をよぎりました。こんな感じの(何十倍、何百倍の)苦しみだったのかな、と。

私はテニスが仕事ではないし、試合も出ていないのでテニスができないストレスなんて錦織と比べたら微々たるものです。

ですが錦織は本当に今、つらいでしょうね。一日も早く回復してくれることを祈ってやみません。

さて今回、勝手な自己判断は凶とでてしまいました。

今日も安静にしていれば、この痛みはなかったはずなのに、結局先週の、怪我をした直後とあまり変わらないような感じです。

思えば痛めたときも、しばらくプレーを続けたんですよね(練習相手もいたし)。最終的に、ロブが上がってきてスマッシュを打つときに恐怖を感じたのでやめたわけですが、そこでやめるくらいなら最初から大事を取ってやめればいいんですよね。

昨年のストックホルムオープンのときに、リタイアの是非についてこのブログが荒れたことがありましたが、このような経験をするとやはり、「満足にできないようならリタイアしたほうがいい」という意見は変わりませんね。

私の場合は「ここで練習をやめたら練習相手に悪い」という気持ちが働きましたが、錦織の場合はそれとは比較にならないプレッシャーだったことだと思います。日本からの注目、大観衆が見守るツアー準決勝という舞台、相手は地元選手、リタイアが多いことへの批判、スポンサー、大会関係者、自分のスタッフ・・・。

まさに「桁違い」のプレッシャーが働いたわけで、リタイアできなかった当時の錦織の気持ちは十分理解できます。

それでも「リタイアする勇気」というものも必要なように思います。今回の私のように、一番怪我の状態が分かっているはずの自分でさえ、やってみなければ分からないこともあるのですから・・・。

実際に今年、錦織の怪我がこれほど長引いてるのを目の当たりにして、振り返ってみるとあのストックホルムオープン準決勝を最後まで戦ったことは、立派だったとは思いますが、やっぱり危険なことだったと思えてしかたがないのです。

2 件のコメント

  • 団長、お大事に!

    ただ、「プレイできる痛み」なのか、「安静にしといた方が良い痛み」なのかは、実際にプレイしてみないと分らないと思いますので、「それも治す過程」と考えられた方が良いかと。。

    しかし団長も、少し痛んではるようですね。お気持ちも。まあでも、腕の方は元々が草むしりによる痛み、2週間程度あれば治るんではないでしょうか?

    って、素人判断ですので、これを機会に信頼できるお医者に。。さすがに今回は行かはりますよね?

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  • 調子がいい時って、つい張り切りすぎちゃうから
    痛みとか違和感って感じないことがあるんですよね、
    自分の場合は。
    練習終わってサポーターはずすと、疲労感が一気にきて
    「あーぁ今日はやりすぎたなー」ってアイシングしながら
    後悔するんです。

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。